WO1992021581A1

WO1992021581A1 - Self-standing bag and method and device for making said bag

Info

Publication number: WO1992021581A1
Application number: PCT/JP1992/000700
Authority: WO
Inventors: Tadao Takagaki; Shizuo Hirose; Ikuo Tonouchi
Original assignee: Sumitomo Bakelite Co., Limited
Priority date: 1991-05-29
Filing date: 1992-05-28
Publication date: 1992-12-10
Also published as: AU1885392A; ES2112903T3; KR960016322B1; CA2088249C; DE69223743T2; EP0541821A4; CA2088249A1; US5352043A; AU653606B2; DE69223743D1; EP0541821A1; EP0541821B1

Description

明細書

自立性袋、自立性袋の製造方法及び製造装置

[技術分野]

本発明は、剛性が有り、自立した時の安定性及び保形性に優れ、取り扱い易い自立性袋、並びにその自立性袋の製造方法及び製造装置に関するものである

[背景技術]

従来、内容物を入れた時に倒れないで自立することができるフィルム製の自立性袋が知られている。これらの自立性袋としては、ドィパックと称される胴部フィルムと底部を構成するフィルムを 2重折りにして重ね、重ね合わせた底部を曲線状（円形状）にシールしてなるものや、 2枚の対向する胴部フィルムの底部を形成する部分に折り曲げた底部フィルムを角度を持たせて一体化するようにシールして底面が角状になるようにしたもの（例えば特開昭 5 7 - 4 6 7 5 0号公報等）とか、 1枚のフィルムから底部となる部分を W状に折り込み角度を持たせて側面をシールして底面が角状になるようにして自立性を持たせたもの（例えば特開昭 5 6— 1 2 3 2 5 5号公報）、あるいは袋の側壁面となる部分をガゼット折りとして自立性を持たせたもの（例えば特開昭 5 4— 8 0 7 2号公報、特開昭 6 0 - 1 7 2 6 5 6号公報等）などが知られている _c

これらのうち、内容物として液状物を充填して自立性を持たせようとするとドィパック形式、又は底部を角状としたものが通常用いられており、側壁部をガゼット折りしたものは主として紙箱と組み合わせて用いられるか、あるいは粉状体の充填用に主として用いられてきた。 _

しかしながら、従来の自立性袋は、内容物を入れた状態では上部に行くほど剛性が不足しているため、あまり安定性及び保形性に優れているとは言えず、さらに内容物を排出する時に胴部フィルムが内容物の重量で折れ曲がり、排出量の調整が難しいなど取り扱いが難しいという欠点があった。

これらの欠点を解決するには胴部を構成するフィルムを厚くして剛性を持たせる方法があるが、単にフィルムを厚くすれば袋体として取り扱い難く、袋体としてよりも容器となって、柔軟性が劣るなどの袋の特性が失われてしまうことに加えて製造コストが高くなるという問題点があつた。フィルムを厚くする以外には、袋体のシール部を効果的に利用する方法もある力、この方法は袋体の構造に制限されてしまうし、問題点の解決には至っていないのが現状であるこれ以外では自立性袋の形状そのものを変えて、袋の胴部に絞りを形成し、自立安定性を付与させる構造のものも提案されているが（特開昭

6 2— 1 6 3 4 5号公報）、この提案においても内容物排出時の問題は依然として残ったままである _c

本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、自立性袋を構成している胴構成部と底構成部を多層プラスチックフィルムにし、該多層ブラスチックフィルムを内層に熱接着性プラスチック層を有するものにし、胴構成部の多層ブラスチックフィルムの内層又は外層に、断面形状が凹部と凸部が隣接した形状であって、かつ平面形状が縦条、斜め条、横条、曲線条又はこれらを組み合わせた形状の線状リブを設けることにより、剛性に優れ、自立安定性、保形性に優れた自立性袋を得ることができることを見 (.、出したつ

ところで、厚みの薄（、ブラスチックフィルムに線状リブを効率良く設けることは、難しく、現在まで開発されていなかった：

従って、線状リブ付きプラスチックフィルムを製造し、さらにその線状リブ付きプラスチックフィルムから自立性袋を製造する効率的な自立性袋の製造方法も開発されていなかった：

本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、先绡に線状の突起を有する押し型を多層プラスチックフィルムに押し当て、その押し当てた多層プラスチックフィルム部の厚みを薄くし線状の溝を形成させると、その溝の上端部にブラスチックの盛り上がり部を形成することができ、そしてその盛り上がり部を固定することにより線状リブを設ける二とができることを見い出し、さらにその線状リブ付き多層プラスチックフィルムから自立性袋を効率的に製造することを見い出した _c

すなわち、本発明は、剛性を有し、内容物、特に液状物乃至流動性を有する物質を入れた時に安定して自立することができ、袋の形を保つことができ、しかも取り扱い易い自立性袋を提供することを目的とするものである。

また、本発明は、この自立性袋を効率的に製造することができる線状リブ付き自立性袋の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とするものである。

[発明の開示]

本発明は、多層プラスチックフィルムから成る胴構成部と底構成部から構成されている自立性袋であつて、該多層プラスチックフィルムが内層に熱接着性ブラスチック層を有し、該胴構成部の多層プラスチックフィルムの内層又は外層に断面形状が凹部と凸部が隣接した形状であって、かつ平面形状が縦条、横条、斜め条、曲線条又はこれらを組み合わせた形状の線状リブを設けていることを特徴とする自立性袋を提供するものである。

また、本発明は、先端に線状の突起を有する押し型を表面層に熱接着性プラスチック層を有する多層プラスチックフィルムに押し当てることにより、該線状の突起を押し当てた多層ブラスチックフィルム部の厚みを薄くし線状の溝を形成させると共にその溝の上端部に盛り上がり部を形成させ、その盛り上がり部を固定させることにより、線状リブを多層プラスチックフィルムに設ける工程（1 ) 、該線状リブ付き多層プラスチックフィルム同士又は該線状リブ付き多層プラスチックフィルムと他の多層プラスチックフィルムを熱接着性ブラスチック層が内面になるようにして重ねる工程（2 ) 、該重ねられた多層プラスチックフィルムに袋の形状を形成するヒートシールを施こす工程（3 ) 、該ヒートシールされた多層プラスチックフィルムから袋を切断する工程（4 ) の各工程から成ることを特徴とする線状リブ付き自立性袋の製造方法を提供するものである。

さらに、本発明は、先端に線状の突起を有する押し型を有する押し型手段、該押し型手段に表面層に熱接着性ブラスチック層を有する多層プラスチックフィルムを送り込む送り込み手段、及び該線状の突起を押し当てることにより形成された盛り上がり部を固定する手段からなる線状リブ付き多層プラスチックフィルムの製造手段（1 ) 、該線状リブ付き多層プラスチックフィルム同士又は該線状リブ付き多層プラスチックフィルムと他の多層プラスチックフィルムを熱接着性プラスチック層が内面になるようにして重ねる手段（2 ) 、該重ねられた線状リブ付き多層プラスチックフィルムに袋の形状を形成するヒートシールを施こす手段 ( 3 ) 、該ヒートシールされた多層プラスチックフィルムから袋を切断する手段 ( ) の各手段から成ることを特徴とする線状リブ付き自立性袋の製造装置を提供するものである c

本発明の自立性袋の胴構成部に施された線状りブは、線状溝に? つて線状突部を有する構造であるので、線状溝に沿って折れ曲がり易く、線状突部により優れた剛性を有する _c このため、この線状リブは、剛性と保形性を同時に満たす優れた効果を発揮する- 従って、本発明によれば、自立性袋の胴部フィルムに剛性を付与するための線状リブを有するので、内容物の取り出し時又はその取り扱い時において、従来の自立性袋に見られるような腰折れ現象は全く見られず、非常に優れた自立性、保形性を有する自立性袋を得ることができ、また線状リブを自立性袋の外層に設けた場台は滑り性の効果も得ることができるこのため、本発明の自立性袋は、極めて取り扱い易いものである本発明の自立性袋は、液状内容物に限らず粉体内容物、さらには液状と固体状の混在した内容物のものにも同様の優れた効果を得ることができる C

また、本発明の線状リブ付き自立性袋の製造方法及びその製造装置によれば、線状リブの形成も非常に簡単であり、製袋ライン中にも容易に組み込むことができ、上記自立性袋を効率的に製造することができる：

[図面の簡単な説明]

第 1図は、本発明の工程（ 1 ) に使用する線状フ付き多層ブラスチ .'クフィルムの製造装置を示す概略図である：

第 2図は、本発明の工程（1 ) により製造された線状リブ付き多層プラスチックフィルムを示す平面図である：

第 3図は、本発明の工程（1 ) により製造された他の線状リブ付き多層ブラスチックフィルムを示す平面図である。

第 4図は、本発明の工程（1 ) により製造された他の線状リブ付き多層ブラスチックフィルムを示す平面図である _e

第 5図は、本発明の工程（1 ) の一実施例である線状の突起を有する押し型を多層プラスチックフィルムに押し当てたときの状態を示す断面図である：

第 6図は、本発明の工程（1 ) の一実施例である線状の突起を有する押し型を多層プラスチックフィルムに押し当てたときの状態を示す拡大断面図である第 7図は、第 1図における押し型の他の例を示す断面図ある：

第 8図は、第 7図により成形された線状リブを有する多層ブラスチックフィルムの断面図である。

第 9図は、本発明の線状リブ付き自立性袋の製造装置の概略図である「第 1 0図は、本発明の一実施例である自立袋製造用フィルムであり、 2枚の長尺のプラスチックフィルムから成る胴構成部を重ね、その胴構成部の幅方向の両端部に長尺のブラスチックフィルム製の底構成部を形成した状態の断面図でああ。

第 1 1図は、本発明の一実施例の自立袋を製造するための底構成部を w字状に折り曲げて重ね合わせ、 2枚の長尺の胴構成部を重ね合わせた状態を示した断面図である。

第 1 2図は、第 6図のヒートシール部において、重ね合わせた 2枚の胴構成部をその幅方向に自立性袋を 2個形成するためにヒートシ一ルした状態を示した平面図である。

第 1 3図は、本発明の一実施例である自立性袋の平面図である。

第 1 4図は、本発明の一実施例である自立性袋の平面図である _c

第 1 5図は、本発明の一実施例である自立性袋の平面図である c

第 1 6図は、本発明の一実施例である自立性袋の平面図である c

第 1 7図は、本発明の一実施例である自立性袋の平面図である c

第 1 8図は、第 1 5図に示された本発明の一実施例である自立性袋に液状充填物を入れたときの斜視図である。

第 1 9図は、第 1 8図の自立性袋の側面図である _e

第 2 0図は、従来の自立性袋であるドィパックに液状充填物を入れたときの斜視図である。

なお、図中の符号は、次のものを示す。 1 ：多層プラスチックフィルム原反口 —ル、 2 ：多層プラスチックフィルム、 3 ：ダンサーロール、 4 ：押し型、 5 ：押し型駆動装置、 6 ：冷却型、 7 ：冷却型駆動装置、 8 ：押さえ具、 9 ：押さえ

1 0 ：クランプ、 1 ] ：クランプ駆動装置、 1 2 ：クランブ、 1 3 ：クランプ、 1 4 ：クランプ駆動装置、 1 5 ：クランブ、 1 6 ：クランプ軸、 1 7 ：クランプピッチ送り装置、 1 8 ：受け台、 1 9 ：ダンサーロール、 2 () ：卷き取りロール、 2 1 ：線状リブ、 2 2 ：線状の突起、 2 3 ：線状の突起、 2 4 ：線伏盛り上がり部、 2 5 ：線状溝、 2 6 ：方向変更ロール、 2 7 ：カッター、 2

8 ：方向変更ロール、 2 9 底構成部、 3 0 ：ロール、 3 1 ：ゴムロール、 3 2 ：ヒートシールバー、 3 3 ヒートシール/；'一駆動装置、 3 4 ：ヒートシール受け台、 3 5 ：冷却型、 3 6 打ち抜き刃、 3 7 ：袋、 3 8 : ロール、 3 9 ：口一ル、 4 0 ：ロール、 4 1 ：胴構成部、 4 2 ：底構成部、 4 3 ：ヒートシール線、 4 4 ：ヒートシール線、 4 5 ：折り曲げ部、 4 6 ：サイドシール線、 4 7 ：くびれ部、 4 8 ：キャップ、 4 9 ：栓、 5 0 :液面、 5 1 ：加圧盤、 5 2 ：断熱村、 δ 3 ：内容物誘導用線状リブ

[発明を実施するための最良の態様]

以下、本発明を詳細に説明する c

本発明の自立性袋は、多層ブラスチックフィルムから成る胴構成と底構成：から構成されている自立性袋であり、その多層ブラスチックフィルムは、内層か熱接着性プラスチック層を有するものである。

多層ブラスチックフィルムとしては、内層に熱接着性プラスチック層を有するものであれば特に限定されるものではなく、種のものを使用することができる- 内層の熱接着性ブラスチック層の材質としては、種々のブラスチックを使 ¾ォることができる力例えばポリエチレン、ポリプロピレンなとのポリオレフイン、ポリ塩化ビニルなどの塩素含有ボリオレフイン、ボリスチレンなどの芳香族ビニルポリマー、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレ一卜などのポリェステル、ナイロンなどのポリアミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテル、エチレン一g,酸ビニル共重合体、エチレン一ァクリル酸共重合体などのエチレンと共重合可能な単量体との共重合体、アイオノマーなど力挙げられるカミ、これらの物質は一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい：なお、袋の胴構成部と底構成部が異なる場合は、それぞれの内層プラスチック層が同種のプラスチックであってもよいし、異なるプラスチックであっても良いか、同種のものが接着し易いので好ましい。

また、内層プラスチック層は、一層であっても良いし、二層以上の多層構造でめっても良い。

多層プラスチックフィルムとしては、内層の熱接着性プラスチック層に上記ブラスチック及びその他の種々のプラスチックから成るフィルムを積層した積層フィルムが使用できる力、融点に差のあるプラスチックフィルムを積層した多層プラスチックフィルムが好ましい。融点に差のあるプラスチックフィルムの多層プ- ラスチックフィルムは、融点の低いプラスチックフィルムの融点近くの温度で線状の突起を融点の低いブラスチックフィルムに押し当てた場合、融点の高いブラスチックフィルムは溶融しないので、融点の低いプラスチックフィルム層のみに線状溝を形成することができる。この融点に差のある多層プラスチックフィルムを使用する場合は、線状の突起を押し当て過ぎたときてもブラスチックフィルムを切断することが起こり難いので好ましい。

三層以上の多層プラスチックフイルムの場合、中間層よりも内層及び外層に融点の低いプラスチックフィルムを積層しているものを使用すると、両側から同時に線状の突起を押し当て、同時に線状溝及び盛り上がり部を形成することができ。

融点の差は、特に限定されるものではないが、 1 o c以上の差があるものが好ましく、特に 2 0 °C以上の差があるものが好ましく、さらに 3 0て以上の差があるものが好ましい。

融点の低いプラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレン、ポリブロビレンなどのポリオレフィンフィルムなどが挙げられ、融点の高いプラスチックフイルムとしては、例えば延伸ナイロン 6— 6、延伸ポリエチレンテレフタレ一トなどのエンジニアリングプラスチックフィルムなどが挙げられる _r

また、多層プラスチックフィルムにバリア一性を付与するために、中間層にァルミニゥム箔、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体をゲン化したもの（E V O H ) 、塩化ビニリデンなどを使用したブラスチックフィルムも使用することができる。また、多層プラスチックフィルムとしては、内層の熱接着性プラスチック層にアルミ二ゥムゃ紙などのプラスチック以外の材質のフィルムを積層した柔軟な積層フィルムを使用することもできる _c

さらに、多層ブラスチックフィルムに印刷を施したものも使用することができる- 多層プラスチックフィルムの厚みは、特に限定されるものではないが、通常 1 0 z m〜l 0 0 0 // mのものが用いられ、好ましくは 3 0〃 m〜 5 0 0〃 mであり、特に好ましくは3 0〃111〜3 0 0 111でぁる。また、内層の熱接着性プラスチック層の厚みは、特に限定されるものではなく、好ましくは 2 0〜3 0 0 m であり、特に好ましくは 5 0〜2 5 0〃mである

本発明の自立性袋は、胴構成部の多層プラスチツクフィルムの内層又は外層に、断面形状が凹部と凸部が隣接した形状であって、かつ平面形状が縦条、橫条、 Φ'ί め条、曲線条又はこれらを組み台わせた形状の線状 ')ブを設けることが必要である

本発明の自立性袋に設けられる線状リブは、断面状が凹 ¾の棕代溝と断面形状が凸部の線状突部が隣接した形状であれば良いが、特に、 2太の線状突^の間に 1本の線状溝を有する構造が好ましい。

断面形状が凹部である線状溝の幅は、通常 1 0 0〜5 0 0 0 / mであり、好ましくは 5 0 0〜3 0 0 0 mである _c また、線状溝の深さは、特に多層フラスチ ' クフィルムの内層又は外層の厚み範囲内が好ましいが、自立性袋としての必要能を損なわぬ範囲で内層である熱接着性ブラスチック層又は外層の厚みを越えて線状溝を形成することも可能である

形成される線状リブの線状突部の高さや幅は、要求される剛性に応じて適宜選定して定めれば良いが、突部の高さは通常 2 0〜5 0 0 / mであり、好ましくは 5 0〜3 0 0 /z mである。なお、ここで突部の高さとは、線状りブを有するブラスチックフィルム表面の線状リブが施されていない部分の表面から突部の頂点までの高さをいう c

また、線状リブの平面形状は、縦条、横条、斜め条、曲線条又はこれらを組み合わせた形状である。また、線状リブの本数は要求される性能に応じて適宜選択すれば良く、自立性袋の胴構成部片面当たり 1本でも良いし、 2本以上でも良いが、好ましくは 2〜1 0本である。なお、線状リブが 2本以上ある場合は、それぞれ離れていても良いし、連結していても良い。

' なお、線状リブの効果を効率良く引き出すためには、線状リブの平面形状は通常縦方向（自立性袋を自立させた時の垂直方向）が好ましいが、更に効果を高めるために斜め方向と縦方向の線状リブを組み合わせても良く、更にはそのリブ効果を横方向に必要とする場台には、横方向の線状リブを施しても何ら差し支えない。このように、線状リブの方向は、その目的によって適宜選択される。

この線状リブは、自立性袋の内層又は外層のいずれか一方に施されておれば良く、両方に施されていても良い。また、線状リブは、自立性袋の胴構成部の片面のみに施しても良いが、両面に施すことが好ましい

本発明の自立性袋は、多層プラスチックフイルムから成る胴構成部と底構成部から構成されている自立性袋であれば、胴構成部と底構成部の形状は、何等制限されず、例えばドィパック形状、ガゼット形状などのものでも良く、また袋の底部と上部の幅が同じもの、袋の底部の幅に比べて上部が狭くなつているものなど種々の形状を適応できる。

なお、本発明の自立性袋は、上記底構成部が折り曲げられて胴構成部と底構成部とによりほぼ W字状に重ね合わされていることが好ましい。この構造を有すると内容物を入れた場合に底構成部が広がり自立安定性を得ることができるまた、本発明の自立性袋は、上記底構成部の折り曲げ部の袋の幅に対し袋の上部の幅が狭くなるように袋側部を形成するサイドシール線を有することが好ましい。ここで、袋の幅とは、自立性袋を平面状に畳んだ時の自立性袋の側部を形成する 2本のサイドシール線の内側端間の長さであって、底端部に対し平行方向の長さを意味する。

上部の幅が狭くなつている自立性袋においては、自立性袋の上部の幅は、底構成部の折れ曲げ部の袋の幅に対し狭くなつておれば特に限定されるものではないが、通常 9 0 %以下であり、 4 0〜9 0 %の範囲にすることが好ましく、特に 5 5〜8ひ％が好ましく、最適値は 6 0〜7 5 %である _c

また、サイドシール線は、袋幅が連続的に狭くなる傾斜部分を有することが好ましい。この袋の幅が連続的に狭くなる傾斜部分は、袋の側部を構成するサイドシール線の全体でも良く、全体でなくてもサイドシール線の一部にあっても良いが、通常自立性袋の高さの 3 0 %以上の上の部分にあることが好ましく、特に 4 0 %以上の上部にあることが好ましい：

なお、袋の底部からその傾斜部分が開始する高さまでの部分は、袋の幅がほほ同じであること力好ましい力袋の幅が拡大する傾斜部分を有しても良いまた、ここで連続的とは、狭義の連続的の意味だけでなく、断続的の意味も有するが、狭義の連続的が好ましい。また、傾斜部分は、直線状、ほぼ直線状、折れ線状、曲線状などでも良く、これらの組合せでも良い

サイドシール線の幅は、サイドシール線の全長にわたって必ずしも均一である必要はなく、例えば袋の上部の部分が大きくても良い- サイドシール棟の幅は、剛性をもたせるために通常最小幅が 2 mn！〜 1 0 mmの範 S!で選はれるか、 3〜 7 力《好ましい

この袋の幅力;連続的に狭くなる傾斜部分を設ける二とにより自立性袋の^性を一層高めることができる

なお、各サイドシール線の外側縁の幅は、袋の底部と上部とで同じであっても良い - サイドシール線は、種々の接着方法により形成することができる力、ヒートシールにより形成することが好ましい：

本発明の自立性袋は、上記サイドシール線が自立時の袋の高さの中間部にくひれ部を有すること力好ましい

この場合、くびれ部とは、自立性袋に内容物を充填した際にそのくびれ部が袋の内側に食い込んで凹部を形成することができるものであり、くびれ部における袋の幅がくびれ部の上下に接続しているサイドシール線部の少なくとも一方のサィドシール線部における袋の幅よりも短くなつており、かつくびれ部のサイドシール線の内側端がくびれ部の上下に接続しているサイドシール線部の内側端を結んだ直線よりも袋の内側にずれているものを言う。このずれの大きさは、その直線に垂直方向のその直線とサイドシール線部の内側端の間の長さを言う力;、特に限定されるものではなく、通常はくびれ部が位置する袋の幅の 2〜1 5 %の範囲であり、好ましくは 4〜1 2 %の範囲であり、特に好ましくは 6〜1 0 %の範囲である。このくびれ部は、少なくともサイドシール線 1本あたり 1個設ければ良いが、 2個以上設けても良いまた、 2本のサイドシール線の両方に対称的に設けることが好ましい。

くびれ部を設ける位置は、自立性袋の高さの中間部である。ここで中間部とは、自立袋の高さの 3 0 %〜 8 0 %の範囲であり、好ましくは 4 0 %〜7 0 %の範囲であり、特に好ましくは 4 0 %〜6 0 %の範囲である o また、くびれ部は、上記傾斜部分が開始する位置に設けることが好ましい力それ以外の位置に設けても良い。

くびれ部の形状は、特に限定されるものではなく、例えば直線を折り曲げた形状、円弧などの曲線形状などの種々の形状にすることが出来る力く字形状が好ましい _c

このくびれ部は、袋に内容物を充填した際にそのくびれ部が袋の内側に食い込んで凹部を形成することができるつこのくびれ部を設けることにより自立性袋の剛性をより一層高めることができ、自立性袋の保形性を高めることができ、さらにくびれ部を手で持つことにより自立性袋を持ち易くすることができる _c

本発明の自立性袋は、上記該くびれ部とほぼ同程度の高さ、かつサイドシール線から内側に袋幅の 1 0 %以上離れた位置の胴構成部に内側向きに实代の略円弧状曲線部を有する線状リブが設けられてることが特に好まし !■、：

この線状リブは、その線状溝の部分で折れ曲がり易いため、袋に内容物を充填した際に、くびれ部により形成される凹部の端^^が折り曲げられた線状溝により形成される。このため、上記くびれ部により形成される凹部の形状を所定の形状に確実に保つことができ、優れた自立安定性を得ることができるさらに線状リブとサイドシール線の間又は各線状リブの間には面による張りが得られ、押し潰しに対する抵抗強度を大きくすることができる。

線状リブの形状は、袋の内側に向けて突状になっている略円弧状曲線部を有するものである。この略円弧状の曲線部の曲率は、特に限定されるものではないが、通常 R 5〜R 1 0 0 (半径 5 mm〜半径 1 0 0 mm) の範囲であり、好ましくは R 5 〜R 8 0であり、特に好ましくは R 1 0〜R 5 0の範囲である c また、この略円弧状の曲線部の曲率は、この円弧状曲線部全体にわたって均一である必要はない：略円弧状曲線部の長さは、上記効果を得ることができるように袋の大きさにより適宜選定すれば良いが、通常袋の高さの 1〜2 0 %の範囲であり、好ましくは δ ~ 1 5 %の範囲である c~

各線状リブの略円弧状曲線部が設けられる位置は、上記くびれ部とほぼ同程度の高さであって、かつサイドシール線から内側に袋幅の 1 0 %以上離れた位置の胴構成部である。ここで、くびれ部とほぼ同程度の高さとは、通常くびれ部の高さの ± 2 0 %の範囲であり、好ましくは + 1 0 %〜― 2 0 %の範囲であり、特に好ましくは 0〜一 2 0 %の範囲である c

各線状リブの略円弧状曲線部が設けられる位置は、サイドシール線から袋幅の 1 0 %以上離れた位置であれば良（、が、好ましくは 1 5〜 4 0 %の範困である二の線状リブは、胴構成部の片面に一本でも良く、 2本以上でも良いが、 2ォ：が好ましい:. また、この線状リブは、少なくとも胴構成部の片面に設られていることカ必要であるが、表裏両面の胴構成部にそれぞれ対称的に設けられて（、ることが好ましい：

また、この線状リブの下端は、サイドシール線に¾つて袋底部付近まで延設されているものが好ま U サイドシール線に ¾つて延設されている線お： ^!；フの下部分が設けられる位置は、サイドシール線から内側に 1 5〜4 離れた位置が好ましく、特に 2 0〜3 0 %離れた位置が好ましい線状リブの下端に延設されている部分の形状は、直線又は曲線が好ましく、特に直線が好ましい c

また、この線状リブの上端は、袋上部のサイドシール線付近まで延設されているもの力好ましい _c この線状リブの上端への延設末端の位置は、サイドシール線から内側に袋の 1 5 %以内が好ましく、また袋の上端部から 2 0 %以内が好ましい。この線状リブの上端に延設されている部分の形状は、直線又は曲線が好ましいつ

さらに、本発明の線状リブは、先端に線状の突起を有する押し型をプラスチックフィルムに押し当てることにより、該線状の突起を押し当てたプラスチックフイルム部の厚みを薄くし線状の溝を形成させると共にその溝の上端部に盛り上がり部を形成させ、その盛り上がり部を固定させることにより線状リブを設けたものが好ましい。線状溝によって折り曲げ易くなり、線状突部によって袋の強度が増し、自立安定性が極めて優れた自立性袋を得ることができる

本発明の自立性袋は、自立した時の底部が略 6角形になるように底構成部の折り.曲げ部の両端から底端部に向けて内側端が斜線状のヒー卜シール部を有することが好ましい。

上記内側端が斜線状のヒートシール部は、上記折り曲げ部から底端部に向けて行われるが、このヒートシール部の斜線状の内側端により、自立した時の底部が略 6角形になる。すなわち、このヒートシール部の斜線状の内側端は、略 6角形の形状の 4辺を構成するように行われる。ヒートシール部の内側端を形成する斜線部の形状は、必ずしも直線である必要はなく、曲線でもよいが、直線が好まし . い。また、その斜線部の角度は、種々の角度を適宜選定して決めれば良いが、 3 0〜6 0度の範囲が好ましい。

斜線状のヒートシール部は、底構成部を折り曲げないでヒー卜シールを行っても良いし、底構成部を折り曲げてヒートシールを行っても良い

また、本発明の自立性袋は、自立した時の底部が略 6角形になるように底構成部の折り曲げ部の両端から底端部に向けて内側端が斜線状のヒ一トシール部を有し、該斜線状のヒートシール部の下端間に内側端が曲率 R 8 0以上の円弧曲線状のヒートシ一ル部を有することが好ましい。

この円弧曲線状のヒートシール部により、袋底部の周縁に底補強部が形成されるが、内側端が曲率 R 8 0以上の円弧曲線状であるためにその底補強部に凹部が生じにくくなり、底補強部が内側に折れ曲がりにくくなる。従って、優れた自立安定性を得ることができる。

このヒートシール部の内側端の曲率は、 R 8 0以上であれば良く、底部の袋の幅に応じて適宜選定すれば良いが、 R 8 0〜R 5 0 0が好ましく、特に R 1 0 0 〜R 3 0 0の範囲が好ましい。

なお、本発明の自立性袋の高さ及び幅は、特に限定されるものではなく、要求特性に応じ種々の大きさを選定することができるが、比較的大きな自立性袋でも自立安定性及び保形性に優れている。また、斜線状のヒートシール部の下端間に内側端が曲率 R 8 0以上の円弧曲線状のヒートシール部を有する本発明の自立性袋においては、特に袋幅が 8 0〜2 0 O mmの範囲のものが効果的である

また、本発明の自立性袋は、内容物の排出口の内面に線状リブを設けたものが好ましい。この線状リブは、前記線状リブの構造と同様な構造を有するものであるこの線状リブを設けることにより、排出口に誘導通路が確保されるため、内容物の排出口に内容物を誘導することが極めて容易に行うことができる：

この内容物誘導用線状リブは、内容物の排出方向に ¾つて設けられれば良く、その形状は直線状でも良く、曲線状でも良い

この内容物誘導用線状リブの本数は、特に限定されるものではなく、 1本でも良く、 2本以上でも良い。

この内容物誘導用線状リブは、自立性袋の内面の片面に施しても良いか、 IW の両面に施すことが好ましく、特に対称的に両面に施すことが好ま U - また、自立性袋の口部は、必ずしも自立袋の上端に設ける必要はなく、自立性袋の側壁部に設けても良い力 <、自立性袋の上端に設けることが好ましい

また、自立性袋の口部には、ヒートシールを施したり、キャップ付き栓を取り付けて密封することもできる。

なお、自立性袋の開口部が袋の上部にある場合、袋の上部を祈り曲げて、折曲げたまま袋の上部を袋に取り付けられたフィルム片又はクリ、'ブなとに挟むことなどの方法により固定し、内容物が漏れないようにすることも好ましい：さらに、本発明の自立性袋においては、頂部に開口用のノッチを形成して開口し易くすることも可能であり、また開口部にファス十一形状のものを取り付けてリクローズタイプのものとしても何等差し支えな

次に、本発明の線状リブ付き自立性袋の製造方法について説明する：

本発明の線状リブ付き自立性袋の製造方法においては、先端に線状の突起を有する押し型を表面層に熱接着性プラスチック層を有する多層ブラスチックフィルムに押し当てることにより、該線状の突起を押し当てた多層プラスチックフィル厶部の厚みを薄くし線状の溝を形成させると共にその溝の上端部に盛り上がり部を形成させ、その盛り上がり部を固定させることにより線状リブを多層ブラスチックフィルムに設ける工程（1 ) を行う。

この工程〔1 ) においては、先端に線状の突起を有する押し型を多層ブラスチックフィルムに押し当てることが必要である c

工程（1 ) の原料である多層プラスチックフィルムは、 1本の原反ロールから供給される長尺の多層プラスチックフィルムを長手方向に 2枚に切断されて供給されるものでも良い。この長手方向の切断は、製造する袋の形状に応じて行えば良いが、通常切断されていない多層プラスチックフィルムの長手方向の中心線で行うこと力無駄がないので好ましい。

このように工程（1 ) に原料の多層プラスチックフィルムが供給される場合、切断されて 2枚になった多層プラスチックフィルムの工程（3 ) までのそれぞれの距離を同じにすることにより、印刷ズレがない袋を製造し易いので好ましいなお、この場合、工程（1 ) の線状リブ付けは、 2枚の多層ブラスチックフィルムのいずれか一方に行っても良いし、又は両方に行っても良い

工程（1 ) において使用する押し型は、先端に線状の突起を有するものである _c 線状の突起は、それを多層プラスチックフィルムに押し当てることにより、その突起を押し当てたプラスチックフィルム部の厚みを薄くし線状の溝を形成することができ、そしてその溝の上端部に盛り上がり部を形成させることができる

- 線状の突起の高さは、少なくとも線状の溝を形成することができ、かつ溝の上端部の盛り上がり部の形成を妨害しないことが必要であり、通常 0 . 3画以上、好ましくは 0 . 5〜3 mraである。

線状の突起の幅は、線状の溝を形状することができる程度ものであり、通常 5〜5 mmであり、好ましくは 0 . 5〜3 であり、特に好ましくは;！〜 2薩でぁ。

線状の突起の幅方向の断面形状は、形成した線状の溝から容易に線状の突起を引き抜くことができるように、通常突起の先端部から突起の基部に向けて幅が同じになっている力、、又は基部に向けて幅が広くなつている。線状の突起の先端の幅方向の断面形状は、円形、円弧などの曲線形状、直線形状、これらの組合せ形状など種々の形状にすることができる

また、線状の突起は、 1本の直線状の形状でも良く、 1本の曲線状の形状でも良く、またこれらの 2本以上の組合せでも良い

また、線状の突起の配置は、種々の配置にすることができる： · 例えば、 2本以上の線状の突起を平行に接近させて配置するもの、それらの接近させて配置した線状の突起同士を間隔を空けて配置するもの、 2本以上の線状の突起を間隔を広げて平行に配置するもの、それぞれの線状の突起を交わらせて略菱形形状に配置するもの、これらの形状を組合せた配置などの種々の配置が挙げられる

上記のような線状の突起を多層ブラスチックフィルムに押し当てる方法は、冷間圧縮、押し当て時の超音波発振、加熱押圧など種々の方法で行うことができるが、加熱押圧が好ましい _c

多層プラスチックフィルム力線状の突起を押し当てた時に加熟される場台は、多層ブラスチックフィルムに押し当てた時にブラスチ ".' クフィルムの融点以上の温度に加熱されることが好ましい：特に、多層ブラスチ ' ケフィルムが融点の高いプラスチックフィルム層と融点の低いプラスチックフィルム層から成る多層ブラスチックフィルムである場合は、線状の突起を融点の低いブラス午ックフィム層に押し当てた時に融点の低（、プラスチックフィル厶の融点以上で、かつ融; S の高いブラスチックフィルムの融点以下の温度に加熱されることが好ましいまた、押し型を押し当てている時間は、盛り上がり部を形成するに必要な時間であれば良く、適宜選定して決めれば良いが、製造効率の観点からはできるだけ短い方が好ましいこの時間は、通常◦. 3〜3秒間であり、好ましくは 0. 5〜 2秒間である

上記線状の突起を押し当てることにより、線状の溝を形成し、その溝の上端部の少なくとも片側、通常は両側に盛り上がり部が形成されることになる：なお、線状の突起は、多層プラスチックフィルムが切断される程押し込んではならず、必ず溝の底部では多層プラスチックフィルムが接続していることが必要であり、その底部の厚みは適宜選定すれば良いが、熱接着性ブラスチック層を切断しないように溝を形成することが好ましい- 本発明の工程（1 ) においては、上記のように形成された盛り上がり部を固定する。

盛り上がり部の固定は、種々の方法により行うことができ、放冷、？令却型の押し付け又は冷媒による冷却などの強制冷却、線状リブ形状の突部を嵌合するための凹部を有する型の押し当て、あるいはこれらの組合せなどの方法が挙げられる力く、強制冷却がリブ付き多層プラスチックフィルムの製造効率が良いので好ましい。強制冷却の時間は、多層プラスチックフィルムの種類及び押し型の押し当て条件に応じて適宜選定すれば良い。

この盛り上がり部が固定されることにより、多層ブラスチックフィルムに線状リブを形成することができる。

本発明においては、線状リブの配置は、プラスチックフィルムに押し当てる線状の突起の配置により、決定されるが、線状リブが特定の間隔を空けて平行に配置されているものが好ましい _c. この場合、各線状リブ間の距離は、特に限定されるものではなく要求される剛性及び形成される線状リブ形状に応じて適宜選定して定めれば良い。

工程（1 ) において、平面状の型に多層ブラスチックフィルムを置き、その多層プラスチックフィルムの上から線状の突起を押し当てると、線状リブを有しなぃフィルム面は平らにしたままその他の面に線状リブを付けることができるので好ましい。

なお、線状突起を表面と裏面の両面に有する押し型の両面に、多層ブラスチックフィルムを押し当てると、 2枚の多層プラスチックフイルムに同時に線状リブを設けることができるので好ましい。

上記のようにして線状リブを多層プラスチックフィルムに設けることができる力本発明においては、線状リブを多層プラスチックフィルムの片面だけに設けても良いし、多層プラスチックフィルムの両面に設けても良い。

なお、工程（1 ) の前又は後に、多層プラスチックフィルムに印刷する工程を設けても良い。

本発明の線状リブ付き自立性袋の製造方法においては、工程（1 ) で得られた線状リブ付き多層プラスチックフィルム同士又は工程（1 ) で得られた多層ブラスチックフィルムと他のプラスチックフィルムを重ねる工程（2 ) を行う工程（2 ) において熱接着性プラスチック層が内面になるようにして重ねられる多層ブラスチックフィルムは、别々の多層ブラスチックフィルムであっても良いし、折り畳んで 2枚に重ねることができる 1枚の多層プラスチックフィルムでもよい c 重ねられた多層ブラスチックフィルムは、少なくともいずれか一方には工程（1 ) により形成された線状リブが設けられていることが必要であり、両方のプラスチックフィルムに線状リブが設けられていることが好ましい：なお、線状リブは、各多層プラスチックフィルムの片面に設けられていても良く、両面に設けられていても良い。また、リブは、重ねられたプラスチックフィルムの外側に設けられていても良く、重ねられたプラスチックフィルムの内側に設けられていても良く、重ねられたプラスチックフィルムの外側及び内側の両側に設けられていても良い c

また、工程（2 ) においては、工程（2 ) の前又は後に、重ねられるマは重ねられた線状リブ付き多層ブラスチックフィルムのそれぞれの端部に袋の S部を搆成する底構成多層ブラスチックフィルムを取り付ける工程を設けることもできる- 多層プラスチックフィルムの重ねる方法は、製造する袋の形状にじて適宜選定すれば良く、例えば単に 2枚の多層ブラスチックフィルムを重ねる方法、端吉 C を W字状に折り込んで重ねる方法などの種々の方法が適用される - なお、工程（2 ) において多層プラスチックフィルムを重ねる方法としては、工程（1 ) において製造された線状リブを所定の位置に配した多層ブラスチックフィルムから成る自立性袋の胴部を構成する胴構成部をそれぞれ有する自立袋製造用フィルムの該底構成部を長手方向に山折りに折り曲げた時にほぼ W字状にすることができるように、かつ熱接着性プラスチック層を内面にして底構成部に胴構成部をそれぞれ重ね合わせることが好ましい。

本発明の線状リブ付き自立性袋の製造方法においては、工程（2 ) で重ねられた多層プラスチックフィルムに袋の形状を形成するヒートシールを施こす工程（ 3 ) を行う。

この工程（3 ) において形成する袋の形状は、胴構成部と底構成部を有する自立性袋であれば、種々の袋の形状にすることができる。

この工程（3 ) におけるヒートシールは、上記袋の形状にするために行うものであり、袋の形状に応じてヒートシールの形状を適宜選定すれば良い

本発明のリブ付き自立性袋の製造方法においては、工程（3 ) で得られた多層ブラスチックフィルムから袋を切断する工程（4 ) を行う _c

この工程（4 ) において行われる袋の切断は、切断刃、溶断刃などの種々の手段により行うことができる。切断する形状は、多層プラスチックフィルムに形成された袋の形状に応じて行えば良く、直線状の切断、曲線状の切断、打ち抜きなどの種々の切断形状に切断される。

なお、工程（3 ) と工程（4 ) は、同時に行っても良い。両方の工程を同時に行う場合、ヒートシール刃によりヒートシールと溶断を同時に行うことや、ヒートシ一ル刃に沿って切断刃若しくは溶断刃を設けておき、ヒ一トシール刃と切断刃若しくは溶断刃を同時に又はヒートシール刃にやや遅れて切断刃若しくは溶断刃を多層プラスチックフィルムに押し付けてヒートシール及び切断を行うことが好ましい

本発明のリブ付き自立性袋の製造方法においては、工程（1 ) 、（2 ) 、 ( 3 ) 及び（4 ) を連続的に行い、線状リブ付き自立性袋を連続的に製造することが、効率的にリブ付き自立性袋を製造できるので好ましい。

リブ付き自立性袋を連続的に製造する場合は、多層ブラスチックフィルムとして長尺の多層プラスチックフィルムを用い、その長尺の多層プラスチックフィルムをリブ形成装置に連続的又は間欠的に送り込み、連続的にリブ付き多層ブラスチックフィルムを製造することが好ましい。多層プラスチックフィルムの送り込みは、種々の方法によることができ、例えば巻き取りロールを連続的に又は間欠的に巻き取ることにより行うことができる。

次に本発明の好適な自立性袋の製造方法の例を説明する。

本発明の好適な自立性袋の製造方法としては、先端に線状の突起を有する押し型を表面層に熱接着性プラスチック層を有する多層プラスキックフィルムに押し当てることにより、該線状の突起を押し当てた多層ブラスチックフィルム部分の厚みを薄くし線状の溝を形成させると共にその溝の上端部に盛り上がり部を形成させ、その盛り上がり部を固定させることにより、内側向きに突状の略円弧状の曲線部を有する線状溝及び線状突部から成る線状リブを多層ブラスチックフィルムに設ける工程（1 ) 、多層プラスチックフィルムから成る自立袋の底部を構成する底構成部の幅方向の両端部に、工程（1 ) において製造された線状リブを所定の位置に配した多層ブラスチックフィルムから成る自立性袋の胴部を構成する胴構成部をそれぞれ有する自立袋製造用フィルムの該底搆成部を長手方向に山折りに折り曲げた時にほぼ W字状にすることができるように、かつ熱接着性ブラスチック層を内面にして底構成部に胴構成部をそれぞれ重ね台わせる工程（2 ) 、該底構成部をほぼ W字状に重ね合わせた状態の該自立性袋製造用フィルムに、該折り曲げ部の自立性袋の幅に対し自立性袋の上部の幅が 9 0 %以下になるように、かつ自立したときの袋の高さの中間部にくびれ部を有する袋側部を形成するサ ί ドシール線を施す工程（3 ) 、該サイドシール線付きの袋を打ち抜く工程（ 4 ；からなる自立性袋の製造方法を挙げることができる

本発明の自立性袋の胴構成部に設けられる線状リブは、工程「1 ) で形成さる

この工程（1 ) において線状リブを設ける方法は、前述した本発明の自立性袋の製造方法の工程（1 ) と同様である ₌

二の工程（1 )により、内側向きに突状の略円弧状の曲線部を有する線状 'ブを設けることができる，

次に、多層ブラスチックフィルムから成る自立性袋の底部を構成する底構成き：の幅方向の両端部に、工程（1 ) において製造された線状溝及び線状突部から成る線状リブを所定の位置に配した多層ブラスチックフィルムから成る自立性袋の胴部を構成する胴構成部をそれぞれ有する自立性袋製造用フィルムの該底構成部を長手方向に山折りに折り曲げた時にほぼ w字状にすることができるように、力、つ熱接着性プラスチック層を内面にして底構成部に胴構成部をそれぞれ重ね合わせる工程（2 ) を行う。

自立性袋製造用フィルムは、胴構成部と底構成部からなるフィルムであり、その自立性袋製造用フィルムは胴構成部のフィルムと底構成部のフィルムの别々の多層プラスチックフィルムから構成されているものでも良いし、それらを接着したものであっても良いし、 1枚の多層プラスチックフィルムを折り畳んで 2枚に重ねたものであっても良いし、また筒状多層ブラスチックフィルムを押し畳んて 2枚に重ねたものであつても良、。

なお、線状溝及び線状突部から成る線状リブは、自立性袋の内側にあっても、外側にあっても、あるいは両側にあっても良い

自立性袋製造用フィルムが 2枚のフィルムから成る場合の自立性袋製造用フィル厶の調製方法は、種々の方法により行うことができる。

例えば、長尺の胴構成部と長尺の底構成部が別々の多層プラスチックフィルムから成る場合は、長尺の底構成部の幅方法の両端部に 2枚の長尺の胴構成部の幅方向の端部をそれぞれ接着する方法、又は 2枚の長尺の多層ブラスチックフィルムの幅方向の端部同士を接着し、接着した付近を底構成部にする方法などがあるつまた、自立性袋製造用フィルムが 1枚の多層プラスチックフィルムを折り畳んで 2枚に重ねたものである場合は、折り畳んだ部分の付近を底構成部にしても良いし、連続していない端部同士を接着してその端部付近を底構成部にする方法、又はそれぞれの長尺の多層プラスチックフィルムから成る胴構成部の幅方向の端部に別に用意した長尺の多層プラスチックフィルムから成る底構成部を接着する方法などがある。.

また、自立性袋製造用フィルムが筒状多層ブラスチックフィルムを押し畳んで 2枚に重ねたものである場台は、押し畳んだ部分の付近を底構成部にすることかできる。この底構成部の接着は、種々の接着方法により行うことができる力；、ヒートシールによる接着が好ましい。なお、この底構成部の胴構成部へのヒートシールは、自立性袋の製造方法の次ぎの工程のヒートシールと同時に行っても良い, なお、自立性袋の製造方法において、ヒートシールとは、狭義のヒートシールだけでなく、超音波による溶着、接着剤の加熱による接着なども含むが、狭義のヒートシールが好ましい。

上記のように種々の方法により、自立性袋製造用フィルムを調製することができるが、底構成部と胴構成部が別々の多層プラスチックフィルムから調製されたものが好ましい。

その自立性袋製造用フィルムは、長尺の底構成部の幅方向の両端部に長の胴構成部の幅方向の端部を適当な幅で接着することにより調製すると、その接着部分が自立性袋を自立させた時に床面に接触する底部の全周囲の補強部にもなる二とができ、その補強部により底部の剛性を高めることができる。また、底構成部と胴構成部が别々の多層ブラスチックフィルムから調製すれば、それぞれのブラスチックフイルムの厚みや種類を変えたものが得られるので、要求特性に ftじて種々に対応することができる。この接着部分の幅は、通常 2 mn！〜 1 0咖が好ましい：

なお、自立性袋製造用フィルムとして他のフィルムを使用した場台にも自立袋の底部の全周囲に上記接着部分を設けることが好ましい：

自立性袋製造用フィルムは、長尺の底構成部を 1つ有するものであつて良し、長尺の胴構成部の幅方向の両端部に長尺の底構成部が 2つあっても良いが、 2つある方が幅方向に 2個の自立性袋を打ち抜くことがてき、効率的に自性袋を製造することができるので好まし〔、：

好適な自立性袋の製造方法においては、自立性袋製造用フィルムの上記底構成部を長手方向に山折りに折り曲げた時にほぼ W字状にすることができるように、底構成部に胴構成部を熱接着性プラスチック層を内面にするようにそれぞれ重ね合わせる：

この重ね合わせは、重ね合わせた状態が必ずほぼ W字状になつている必要はなく、底構成部を長手方向に山折りに折り曲げた時に初めてほぼ W字状になれば良い。すなわち、底構成部を折り曲げないで胴構成部を折り曲げて重ね台わせても良く、底構成部を折り曲げた状態で胴構成部を重ね合わせても良 t

上記のように長尺の底構成部に長尺の胴構成部をそれぞれ重ね台わせると、長尺の底構成部を長手方向に折り曲げたときの折り曲げ部を境にして别々の 2枚の長尺の胴構成部が該底構成部に重ね合わされる _c

なお、この場合、底構成部と胴構成部が別々のフィルムで構成されている時は、底構成部と胴構成部は接合されていなくても良く、接合していても良い底構成部と胴構成部がで接合されていない場合は、その後の工程においてヒートシールなどにより接合すれば良い。

本発明の好適な自; 2：性袋の製造方法においては、工程（2 ) で重ねられた多層プラスチックフィルムに袋の形状を形成するヒートシールを施こす工程（3 ) を行ラ

この工程（3 ) におけるヒートシールは、線状リブを所定の位置に配置するようにして上記袋の形状にするために行うものであり、袋の形状に応じてヒ一トシールの形状を適宜選定すれば良い。従って、線状リブは予め計算した位置の多層プラスチックフィルムに形成することが好ましい。

すなわち、多層プラスチックフィルムからなる底構成部を W字状に重ね合わせた状態で、上記ヒートシール線を施すことにより自立性袋の側部形状を形成することができる。

底構成部は、胴構成部をそれぞれ重ね合わせた状態で、種々のヒートシールを行、種々の底形状にすることができる力、自立した時の底部が略 6角形になるようにするために該底構成部を長手方向に折り曲げた時の折り曲げ部から底端部に向けて内側端が斜線状のヒートシール部又は該斜線状のヒートシール部の下端間に内側端が曲率 R 8 0以上の円弧曲線状のヒートシール部もこの工程（3 ) で施こされる。

斜めのヒートシール部は、底構成部を折り曲げないで行っても良いし、底構成部を折り曲げて行っても良い

本発明の好適な自立性袋の製造方法においては、工程（3 ) で得られた多層プラスチックフィルムから袋を切断する工程（4 ) を行う

この工程（4 ) は、前述した本発明の自立性袋の製造方法の工程（4 ) と同様である。

本発明の好適な自立性袋の製造方法においては、前述した製造方法と同様にェ程（1 ) 、（2 ) 、（3 ) 及び（4 ) を連続的に行い、自立性袋を連続的に製造することが、効率的に自立性袋を製造できるので好ましい。

本発明の自立性袋は、上記ヒートシール線付きの自立性袋を打ち抜いて自立性袋を製造する。また、打ち抜きは、胴構成部を構成する長尺のプラスチックフィルムの幅方向に自立性袋を 2個取りするように行うことが好ましい。即ち、重ねられた長尺の 2枚のブラスチックフィルムの幅方向の両端部が自立性袋の底構成部になっている自立性袋製造用フィルムを使用すると、 2個の自立性袋が対向している形成に打ち抜きを行うことができる：

なお、自立性袋の高さ及び幅は、特に限定されるものではなく、要求特性に) t. じ種々の大きさを選定することができる力比較的大きな自立袋でも自立安定性及び保形性に優れている

融点に差のあるブラスチックフィルムの積層フィルムを使用して自立性袋を製造する場合は、袋の形成に必要なヒートシールは、一度に行うことができるので、効率的に自立性袋を製造することができる。

次に、本発明の方法を実施する線状リブ付き自立性袋を製造する装置を説明する c

本発明の線状リブ付き自立性袋の製造装置は、先端に線状の突起を有する押し型を有する押し型手段、該押し型手段に表面層に熱接着性ブラスチック層を有する多層ブラスチックフィルムを送り込む送り込み手段、及び該線状の突起を押し当てることにより形成された盛り上がり部を固定する手段からなる線状リブ付き多層プラスチックフィルムの製造手段（1 ) 、該線状リブ付き多層プラスチックフィルム同士又は該線状リブ付き多層ブラスチックフィルムと他の多層ブラスチックフィルムを熱接着性プラスチック層が内面になるようにして重ねる手段 (、 2 ' ' 、該重ねられた多層プラスチックフイルムに袋の形状を形成するヒートシ一ルを旋二す手段（3 ) 、該ヒートシールされた多層ブラスチックフィルムから袋を切 K する手段（4 ) の各手段から成ることを特徴とする線状リブ付き自立性袋の製造装置である。

本発明の線状リブ付き多層プラスチックフィルムを製造する手段（1 ) は、先端に線状の突起を有する押し型を有する押し型手段、該押し型手段に表面層に熱接着性ブラスチック層を有する多層ブラスチックフィルムを送り込む送り込み手段、及び該線状の突起を押し当てることにより形成された盛り上がり部を固定する手段からなる。

これらの手段は、上記の本発明の線状リブ付き自立性袋の製造方法の工程（1 ) において説明したものと同様の機能を有するものであるので、上記説明以外のものを説明する。

先端に線状の突起を有する押し型を有する押し型手段は、種々の駆動方法により駆動させることができる。これらの駆動方法としては、例えば押し型を上下に動かせてプラスチックフィルムに押し当てたり、プラスチックフィルムから引き離したりする方法、線状の突起をロールの表面に設けそのロールを回転させてブラスチックフィルムに押し当てる方法などがある _c

なお、押し型が板状のものであり、その表面と裏面の両面に線状の突起を設けて、押し型の両面にそれぞれ同時に多層プラスチックフィルムを押し当て、その多層プラスチックフィルムの上から表面が平らな加圧盤を押し当てると、 2枚の多層プラスチックフィルムに同時に線状リブを設けることができるので好ましい: この方法で線状リブを設けた 2枚の多層ブラスチックフィルムを重ね合わせて袋を形成すると、自立性袋の対向する胴構成部に同時に線状リブを設けることがてきるので、多層プラスチックフィルムから線状リブ付け、自立性袋の形成が連続的に効率良く行うことができる _c

また、盛り上がり部を固定する手段は、種々の駆動方法により駆動させることができる。これらの駆動方法としては、例えば冷却型を上下に動かせて多層ブラスチックフィルムに押し当てたり、多層プラスチックフィルムから引き離したりする方法、冷却ロールを回転させて多層プラスチックフィルムに押し当てる方法などがある。

上記線状の突起を押し当てる押し型手段は、上記盛り上がり部を固定する手段を取り付けたものであっても良いし、盛り上がり部を固定する手段を別に設けても良い。線状の突起を押し当てる押し型手段と盛り上がり部を固定する手段を別に設けてる場台は、その間の多層プラスチックフィルムの移動は、種々の方法により行うことができ、例えばクランプで多層プラスチックフィルムを挟みそれを間欠的に移動させる方法などが挙げられる c

また、本発明の手段（1 ) は、製造された線状リブ付き多層プラスチックフィルムの巻取り手段を設けることができる。この巻取り手段は、連続的に又は間欠的に多層プラスチックフィルムを巻き取ることができる。

本発明の線状リブ付き自立性袋の製造装置は、線状リブ付き多層ブラスチックフィルム同士又は該線状リブ付き多層プラスチックフィルムと他の多層ブラスチツクフィルムを熱接着性プラスチック層が内面になるようにして重ねる手段（2 ) 、を有する。、

この多層プラスチックフィルムを重ねる手段は、ロールにより多層ブラスチ " クフィルムを誘導して重ねる方法、ガイドにより多層プラスチックフィルムを誘導して重ねる方法などの種々の方法による手段が適用できる

また、本発明の線状リブ付き自立性袋の製造装置は、重ねられた多層ブラスチックフィルムに袋の形状を形成するヒートシールを施こす手段（3 ) を有する- このヒートシールは、上記したように、ヒートシールバーによる融着、超音波発振による融着、接着剤の加熱による融着などの各種融着手段を駆動装置により駆動させることにより行うことができる

駆動方法は、例えば加熱手段を上下動させて多層ブラスチックフィルムに押し当てたり、多層プラスチックフィルムから引き離したりするもの、ロールの周面に加熟手段を取り付けてそのロールを回転させることによりヒートシーを旋すものなど種々の方法により行われる：

さらに、本発明の線状リブ付き自立性袋の製造装置は、ヒートシールされた多層プラスチックフィルムから袋を切断する手段（4 ) を有する：

この切断は、切断刃又は溶断刃を駆動装置により駆動させて行うことができる：切断刃は、例えば上下動する駆動装置に取り付けてもよいし、ロールの周面に取り付けて回転させてもよい

[実施例]

以下、本発明を実施例の図面に基づいてさらに詳細に説明する

なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではな (、

第 1図は、本発明の自立性袋に設ける線状溝及び線状リフの成形装置の概略図である

第 1図においては、長尺の多層プラスチックフィルム 2 (構成： 1 4 0〃mのポリエチレンフィルムと 1 5〃mの延伸ナイロン 6— 6フィルムを積層した二層フィルム、厚み： 1 6 0〃m、幅： 5 5 O mm) は、多層プラスチックフィルム原反ロール 1からダンサーロール 3を介して押し型 4に送り込むまれており、その押し型部では多層プラスチックフィルム 2は、延伸ナイロン 6— 6フィルム面を下にして、平面状の金属から成る受け台 1 8 (平面状型）の上に載せられている。第 4図のように幅 6 0 0 m、長さ 3 0 mni、 R 1 5の円弧状曲線部を有する線状の突起を 3 0删間隔で配置されている押し型 4は、押し型 4を上下動することができる押し型駆動装置 5により下降させ、多層ブラスチックフィルム 2のポリエチレンフィルム層に押し当てられる。その押し型 4の先端部に設けられている略円弧状の曲線部を有する線状の突起は、 1 2 0 °Cに加熱されており、そのプラスチックフィルムに溝の深さが 1 3 0 m、溝の底部の厚みが 3 0 /i mになるまで線状の突起を押し当て、 1秒間保った。

ついで、押さえ具 8を上下動させることができる押さえ具駆動装置 9により押さえ具 8を下降させ、多層プラスチックフィルム 2を間欠的に押さえつける。その後、押し型 4を押し型駆動装置 5により押し型 4を引き上げて、ブラスチックフィルムから離した。なお、押し型 4を引き上げるときは、多層プラスチックフイルム 2がその押し型 4と一緒に上に引き上げられないように、押さえ具 8と冷却型 6によって多層プラスチックフィルム 2が押さえられている: これにより、溝幅 6 0 0 m、溝の深さ 1 3 0 の線状の溝及びその溝の上端部の両端に高さ 8 0 mの線状の盛り上がり部を形成することができた _c

次に、押さえ具 8及び冷却型 6を引き上げ、多層プラスチックフィルム 2をクランプ駆動装置 1 1及び 1 4でクランプ 1 0及び 1 3を駆動させてクランプ 1 0、 1 2及び 1 3、 1 5によりそれぞれ挟み、これらのクランプをクランプピッチ送り装置により、クランプ軸 1 6に沿って 1ピッチ分水平方向に移動させて、次の冷却装置に送る。多層プラスチックフィルム 2を 1ピッチ分移動させた後、各クランプは、再び元の位置に戻る。

冷却装置では、冷却型 6を上下動させることができる冷却型駆動装置 7により冷却型 6を下降させ、多層プラスチックフィルム 2に接近させる。この冷却型 6 は、多層プラスチックフィルム 2面に 2 5 °Cの空気を 1 . 5秒間吹き付ける。そ - の後冷却型 6を引き上げ巻取りロール 2 0にリブ付き多層プラスチックフィルム 2を巻き取る。なお、冷却型 6により空気を吹き付け始めた後、押し型 4を下降させ多層ブラスチックフィルム 2に押し当てる。そして上記手順により順次操作が繰り返され連続的に線状溝及び線状リブ付きブラスチックフィル厶を製造することができる。

なお、送り込まれるブラスチックフィルム 2は、タンザーロールにより張力を調整することができる:

これにより、ポリエチレンフィルム層のみに溝を設けてリブをプラスチ 'ソクフイルムに設けることができた _c

第 2図において、多層プラスチックフィルム 2の片面には、平行な線状リブが形成されている

第 3図にお、ては、多層プラスチックフィルム 2に形成された線状リブの别の態様が示されている。線状リブは、菱形形状になっている：

第 4図において、多層プラスチックフィルム 2の片面には、略円弧状曲線部を有する線状リブ 2】が形成されている：

第 5図は、押し型 4の先端にある線状の突起 2 2、 2 3を多層ブラス .'クマイルム 2に押し当てて、線状溝 2 5及び盛り上がり部 2 4を形成している代態を示した拡大断面図である: 線状突起 2 2及び 2 3が設けられていなし表面には、断熱材 5 2が被覆されており、線状突起 2 2及び 2 3から熱が多層ブラスチックフィルムに伝わり、線状リブを施さない部分には熱を伝えに；くしているこれにより線状リブを効率的に設けることができる

第 6図は、第 5図の線状の突起 2 2及び 2 3の間隔を短くしたときの溝 2 5 び盛り上がり部 2 4を形成している状態を示した拡大断面図であるこのときの線状突起 2 2及び 2 3の幅は、 5 0 0〃mであり、その間隔は 2 ιπηιである. そのため、盛り上がり部 2 4が 3箇所になっている

第 7図は、第 1図における本発明の自立性袋に設ける線状リブの成形装置の押し型 4の別の態様を示したものである。

この押し型 4は、板状であり、その表面と裏面に線状突起 2 2、 2 3を有している。この押し型 4は、固定されており、その両面には多層プラスチックフィルムがそれぞれ押し当てられる。さらに、その多層プラスチックフィルムの上から上下可能に取り付けられている加圧盤 5 1が押し当てられるこれにより、 2枚の多層プラスチックフィルムに同時に線状リブを取り付けることができる第 8図は、第 7図の押し型 4によって、線状リブを取り付けた多層プラスチックフィルムの断面図である。

第 9図は、本発明の自立性袋の製造装置を示す概略図である。図中、原反ロールから引き出されたブラスチックフィルムは、第; I図において使用された多層ブラスチックフィルムであり、第 1図で示された線状溝及び線状リブ付け装置（A 部分）により線状リブを付けられる。

次ぎに、線状リブ付き多層プラスチックフィルムは、方向変更ガイド 2 6により 9 0度回転させられて、次いでその長手方向の中心線を力ッター 2 7で切断され、 2枚の線状リブ付き多層プラスチックフィルムに分けられる。分けられた 2 枚の線状リブ付き多層プラスチックフィルムは、ロール 2 8によりさらに 9 0度回転させられて、次いで線状リブ付き面を内側にしてロール 3 0により重ね合わされると共にその両端部に底構成部の多層ブラスチックフィルム（第 1図の多層プラスチックフィルムと同じフィルム） 2 9を半分に折り曲げて挿入させる c これにより、両端部は、 4枚の多層プラスチックフィルムが重ねられていることになる。なお、底構成部の多層ブラスチックフイルムは、図示していないが第 9図の垂直方向の側面にある原反口一ルから供給されている。

次いで、重ねられた多層プラスチックフィルムは、ヒートシール受け台 3 4に載せられ、ヒートシ一ルバ一 3 2により袋の側部及び底部がヒートシールされて袋が形成される。

次ぎに、ヒートシールされた多層プラスチックフィルムは、冷却型 3 5により冷却されて、その後打ち抜き刃 3 6により袋状に切断されて袋 3 7が製造された。なお、袋 3 7が打ち抜かれた残りの多層プラスチックフィルムは、図示していない巻取りロールにより巻き取られた。

なお、第 9図においては、カッター 2 7を線状リブ付け装置（Λ ) の前に設けて、 2枚の多層プラスチックフィルムにして、その多層ブラスチックフィルムを第 7図の押し型に当てて線状リブを設けても良、_c

第 1 0図においては、同じ幅の 2枚の長尺の線状リブ付き多層プラスチックフイルム（構成：厚みが 1 0 0 のポリプロピレンフィルムと厚みが 1 5〃mの延伸ナイロン 6— 6フィルムの多層フィルム、厚み： 1 2 0〃m) から成る胴構成部 4 1を重ね合わせ、その幅方向の両端部を開いて、その両端部に長尸、の多層ブラスチックフィルム（構成：胴構成部のフィルムと同じ多層フィルム、厚み： 1 2 0 fi ) からなる底構成部 4 2をそれぞれヒートシ一ルバ一によりボリフロビレン層をヒートシール面にして 1 8 0ででヒートシールして幅 5 mmのヒートシール線 4 3により接合している。そのヒートシール線 4 3は、自立性袋が自立したときの底部の周辺に配置されるので、自立性袋の底部の剛性を高めることがでさる c

第 1 1図においては、第 1 0図のヒートシール前の底構成部 4 2付きの胴構成部 4 1から成る自立性袋製造用フィルムにおいて底構成部 4 2を折り曲げ部 4 δ により折り曲げて重ね、 2枚の胴構成部 1を端から端まで全部重ね合わせ、平面状にし""しいる c

第 1 2図においては、平面状の胴構成部 4 1に上下動式の〗 8 0 Cのこ一トシ一ルパ'一を押し付けて、自立性袋の側部を構成するサイドシール線 4 6を施している：この重ねられた胴構成部は、融点の低いポリプロピレンつイルムが内側になっているので、 1 8 0でのヒ一トシールバーにより容易に融着する二とかできる- このサイドシール線 4 6は、幅が 5删であり、自立性袋の垂直方向の中間部にくびれ部を有し、そのくびれ部から自立性袋の上部に向けて連繞的に袋の幅が短くなつている _c 一方、 W字状に折り畳んだ底構成部は、ポリプロピレンフィルム同士が接触している面はヒー卜シールされサイドシール線. ί 6が施される力、最内層は、融点の高い延伸ナイロン 6— 6フィルム同士が接触しており、 ] 8 0 てのヒートシ一ルバ一ではヒートシ一ルすることがてきないのて、底構成部のサィドシール線 4 6の位置には、ヒートシールする前に小さな穴を多数空けておき、その後ヒー卜シールバーによりヒートシールしてその穴から溶融させたポリブロピレンをその延伸ナイロン 6— 6フィルム同士の界面にしみ込ませて接合させる：なお、延伸ナイロン 6— 6フィルム同士が接触している面のヒ一トシ一ル線は、連続的にヒートシールされていなくても良い e

第 1 2図において、サイドシール線 4 6を施す時に、ヒートシール線 4 3ゃヒ —トシール線 4 4も同時に施している力これらのヒートシール線は、别々に施しても良い e ヒートシール線 4 3及びヒートシール線 4 4を别々に施す場合は、多層プラスチックフィルムの上からヒートシ一ルバ一を押さえ付けることにより、行うことができる。

これらのヒートシール線を同時に施す場合、融点の低し、ポリプロピレンフィルム同士が接触している面は、ヒートシールされる力融点の高い延伸ナイロン 6 —6フィルム同士が接触している面はヒートシールされないので、効率的にヒートシ一ル 4 3、 4 4及びサイドシール線 4 6を施すことができる。

折り曲げ部 4 5と底端部との間の長さは、自立性袋の要求特性に応じて適宜選定すれば良いが、自立性袋の幅の 1 0〜4 0 %が好ましい。

自立性袋の上端には、口部が設けられており、その口部の幅は底部の折り曲げ部の幅の約 5 0 %である。このサイドシール線 4 6を施したプラスチックフィルム 4 ]は、そのサイドシール線 4 6の外側を打ち抜き刃により打ち抜くことにより自立性袋を製造することができる:：このサイドシール線 4 6の施工と打ち抜きは、同時におこなっても良い _c

自立性袋が打ち抜かれた残りの長尺の多層ブラスチックフィルムは、図示していない口一ルに巻き取られた

第 1 3図は、第 9図の自立性袋の製造装置により打ち抜かれた本発明の自立性袋にキャップ付き栓を取り付けた自立性袋である。その自立性袋の側部のサイドシール線 4 6には、その中間部に B点と C点に挟まれたくびれ部が設けられている c また、斜めのヒートシール線 4 4の部分は、そのヒートシール線 4 4と底部のヒートシール線 4 3に囲まれた部分が長円及び円を残してヒートシールされており、底部の剛性が一層高められている。

なお、この自立性袋の大きさは、高さが 2 6 0 mmであり、自立性袋の幅が折り曲げ部 5で 1 4 0 mmであり、自立性袋の上端にある口部の幅が 8 0画であり、折り曲げ部 5と底端部との間の長さが 4 0 mmである _c

第 1 4図は、第 9図の自立性袋の製造装置により打ち抜かれた本発明の自立性袋にキャップ付き栓を取り付けた自立性袋である。その自立性袋の側部のサイドシール線 4 6には、その中間部に B点と C点に挟まれたくびれ部が設けられている。この自立性袋は、くびれ部 A点から袋の高さの 1 0 %の長さだけ低い高さであつて、かつサイドシール線 4 6から内側に袋幅の 3 0 %位置に、内側向きに突状になっている略円弧状の曲線部を有する線状リブ 2 1を左右対称に一対有しているこの線状リブ 2 1は、内側向きに突状の R 1 δの円弧状曲線部を有しており、その円弧状曲線部の長さは 3 O mniであるさらに線状リブ 2 ]は、その上端が R ] 0 0の円弧状曲線になっており、その末端は袋の上端から 1 5 %下の位置で、力、つサイドシール線から内側に袋の幅の 5 %の位置であるその一対の線用線状リブは、それぞれ表及び裏の両方の胴部に設けられているこの線状リブ 2〗は折り曲げられ易いので、自立性袋に内容物を充填したときに、線状溝が折り曲げられてくびれ部に起因する凹部の端部を形成し、くびれ部に起因する凹部を所定の形状に確実に形成することができ、極めて優れた自立安定性を得ることができる：また、凹部を所定の位置に所定の形状で形成する二とができるのて、極めて優れた保形性を得ることができる。

また、内側端が斜線状のヒートシール線 4 4の部分は、そのヒートレール 4 4と底部のヒートシール線 4 3に囲まれた部分が長円及び円を残してヒート ' 一ルされており、底部の剛性が一層高められている _c

なお、この自立性袋の大きさは、高さが 2 6 cmであり、自立性袋の幅が折り曲げ部 4 5で 1 4 cmであり、自立性袋の上端にある口部の幅が 8 CIDであり、折り曲げ部 δと底端部との間の長さが 4 cmである

内容物を充填したところ、極めて自立安定性に優れており、袋の下部の両横から指で押さえ付けても袋は倒れなかった。そして、指を袋から離すと、もとの开；状に戻り、復元力が極めて優れた、保形性の優れた自立性袋であった

第 1 5図、第 1 6図、第 1 7図は、本発明の自立性袋の別の態様を示す平面図である。

第 1 5図は、線状リブ 2 1の上端及び下端が延設されているもので、上端は袋の高さの約 8 5 %の高さまで伸びている。. 一方、下端はサイドシール線 4 6に沿つて、サイドシール線 4 6から内側に袋幅の約 2 5 %の位置に延設されている：この線状リブ 2 1により面を形成することができ、自立安定性が極めて優れた自立性袋になる。また、自立性袋の底部の下端は、袋の底部の両側に内側端が斜線状のヒートシ

—ル部 4 4が設けられている。そして、その各斜線状のヒートシ一ル部 4 4の下端間には、内側端が R 1 5 0の円弧曲線になっているヒートシール部 4 3が設けられている。この円弧曲線を有するヒートシール部 4 3は、袋の底部の周縁を形成する補強部になるが、内側端が円弧曲線になっているために、その補強部が内側にへこまないで、自立性が極めて優れたものになる _c

なお、第 1 5図においては、自立性袋の上部に胴構成部の内面に内容物誘導用の線状リブ 5 3が設けられている。この線状リブ 5 3は、線状リブ 2 1と同様の形状をしているものである。この線状リブが胴構成部の内面にあると、リブにより内容物の通路ができ、その通路を通って内容物を容易に排出することができる。第 1 6図は、サイドシール線 4 6力中間部に設けられたくびれ部の上部が直線になっている。また、線状リブ 2 1は、その下端が図 1 5と同様に設けられているが、その上端は延設されていない。

第 1 7図は、サイドシール線 4 6の外側端が袋の底部と同じ幅になっており、プラスチックフィルムから自立性袋を打ち抜く際に、スクラッブ片を取り除かないで自立性袋を打ち抜くことができるの利点がある。このようにサイドシール線の外側端が余分に設けられていても、自立安定性は十分保てる。

第 1 8図は、第 1 5図の自立性袋に液体の内容物を充填したときの斜視図である。また、第 1 9図は、第 1 8図の自立性袋に内容物を充填したときの側面図てある

なお、第 2 0図は従来の自立性袋であるドィパックを示しており、底部はその内側端が R 6 5の円弧状のヒートシール部が施されている。底部補強部には凹部ができており、自立性が悪い。

本発明によると、自立安定性及び保形成に優れ、しかも取り扱い易い自立性袋を提供することができる。

本発明によると、多層プラスチックフィルムに容易にかつ効率的に線状リブを付けることができ、多層プラスチックフィルムの剛性を高めることができ、しかもその線状リブ付き多層ブラスチックフィルムから容易にかつ効率的に剛性の高い線状リブ付き自立性袋を製造することができる。 [産業上の利用可能性]

本発明は、自立したときの安定性及び保形性に優れ、取り扱い易い自立性袋に関するものである

Claims

請求の範囲

1 . 多層プラスチックフィルムから成る胴構成部と底構成部から構成されている自立性袋であつて、該多層ブラスチックフィルムが内層に熱接着性ブラスチック層を有し、胴構成部の多層プラスチックフィルムの内層又は外層に、断面形状が凹凸状であって、かつ平面形状が縦条、斜め条、横条、曲線条又はこれらを組み合わせた形状の線状リブを有することを特徴とする自立性袋。

2. 袋側部を形成するサイドシール線を有する請求項 1記載の自立性袋。

3. サイドシール線が自立した時の袋の高さの中間部にくびれ部を有する請求項 2記載の自立性袋。

4 . 底構成部が折り曲げられて胴構成部と底構成部とによりほぼ W字状に重ね合わされている請求項 1乃至 3記載の自立性袋。

5. サイドシール線が該底構成部の折り曲げ部の袋の幅に対し袋の上部の幅が狭くなるように形成されている請求項 2乃至 4記載の自立性袋：

6. くびれ部とほぼ同程度の高さ、かつサイドシール線から内側に袋幅の 1 0 % 以上離れた位置の胴構成部に内側向きに突状の略円弧状曲線部を有する線状リブ力設けられている請求項 3乃至 5記載の自立性袋。

7 . 線状リブの下端が、サイドシール線に沿って袋底部付近まで延設されている請求項 6記載の自立性袋。

8 . 線状リブの上端が、袋上部のサイドシール線付近に延設されている請求項 6 又は 7記載の自立性袋。

9. 線状リブが、先端に線状の突起を有する押し型をプラスチックフィルムに押し当てることにより、該線状の突起を押し当てたプラスチックフィルム部の厚みを薄くし線状の溝を形成させると共にその溝の上端部に盛り上がり部を形成させ、その盛り上がり部を固定させることにより設けられたものである請求項 1乃至 8 記載の自立性袋。

1 0. 底構成部が折り曲げられて胴構成部と底構成部とによりほぼ w字状に重ね合わされており、自立した時の底部が略 6角形になるように底構成部の折り曲げ部の両端から底端部に向けて内側端が斜線状のヒートシール部を有し、該斜線状のヒートシール部の下端間に内側端が曲率 R 8 0以上の円弧曲線状のヒートシ一ル部を有する請求項 1記載の自立性袋

1 1 . 内容物の排出口の内面に内容物誘導用線状リブを設けている請求項 1乃至 8記載の自立性袋つ

1 2. 先端に線状の突起を有する押し型を表面層に熱接着性プスチック層を有する多層ブラスチツクフィルムに押し当てることにより、該線状の突起を押し当てたブラスチックフィルム部の厚みを薄くし線状の溝を形成させると共にその溝の上端部に盛り上がり部を形成させ、その盛り上がり部を固定させることにより、線状リブを多層プラスチックフィルムに設ける工程（1 ) 、該線状リブ付き多層プラスチックフィルム同士又は該リブ付き多層ブラスチックフィルムと他の多層プラスチックフィルムを熱接着性プラスチック層が内面になるようにして重ねる工程（2 ) 、該重ねられた多層プラスチックフィルムに袋の形状を形成するヒートシールを施こす工程（3〗、該ヒートシールされた多層ブラスチックフィルムから袋を切断する工程（4 ) の各工程から成ることを特徵とする線状リブ付き自立性袋の製造方法：

1 3. 多層ブラスチックフィルムが融点に差のあるラスチックフィルムを積履した多層プラスチックフィルムであり、かつ押し型の線状の突起が、融点の低いプラスチックフイルム層に押し当てられ、その時に融点の低いブラスキ ''クフィルムの融点以上で、融点の高 ί、ブラスチックフィルムの融点以下の温度に加^されている請求項 1 2記載の線状リブ付き自立性袋の製造方法-

1 4. 盛り上がり部の固定が、冶却により行われる請求項 1 2記載の線^ プ付き自立性袋の製造方法-

1 5. 工程（2 ) の前又は後に、 2枚の線状リブ付き多層プラスチックフィルムのそれぞれの端部に袋の底部を構成する底構成ブラスチックフィルムを取り付ける工程を設ける請求項 1 2記載のリブ付き自立性袋の製造方法

1 6. 工程（1 ) の原料である多層プラスチックフィルムが、 1本の原反ロールから供給された長尺の多層ブラスチックフィルムを長手方向に 2枚に切断されて供給されるものである請求項 1 2記載の線状リブ付き自立性袋の製造方法:

1 7. 先端に線状の突起を有する押し型を有する押し型手段、該押し型手段に表面層に熱接着性ブラスチック層を有する多層ブラスチックフィルムを送り込む送り込み手段、及び該線状の突起を押し当てることにより形成された盛り上がり部を固定する手段からなる線状リブ付き多層ブラスチノ 'スフイルムの製造手段（ 1 .' 、該線状リブ付き多層ブラスチックフィルム同士又は該線状リブ付き多層ブラスチックフィルムと他の多層プラスチックフィルムを熱接着性プラスチック層が内面になるようにして重ねる手段（2 ) 、該重ねられた多層プラスチックフィルムに袋の形状を形成するヒートシールを施こす手段（3 ) 、該ヒートシールされた多層プラスチックフィルムから袋を切断する手段（4 ) の各手段から成ることを特徴とする線状リブ付き自立性袋の製造装置。

1 8. 盛り上がり部の固定手段が、冷却により行われる手段である請求項 1 7記載の線状リブ付き自立性袋の製造装置。

1 9. 手段（2 ) の前又は後に、 2枚のリブ付き多層プラスチックフィルムのそれぞれの端部に袋の底部を構成する底構成ブラスチックフィルムを取り付ける手段を設ける請求項 1 7記載の線状リブ付き自立性袋の製造装置。

2 0. 手段（ 1 ) 力原料である多層ブラスチックフィルム力；'、 1本の原反口一ルから供給された長尺の多層プラスチックフィルムを長手方向に 2枚に切断されて供給されるものである請求項 1 7記載の線状リブ付き自立性袋の製造装置。