WO1997032407A1

WO1997032407A1 - Dispositif d'appel radio capable d'etablir un mode de sortie souple

Info

Publication number: WO1997032407A1
Application number: PCT/JP1997/000601
Authority: WO
Inventors: Toshihiro Hishida; Hidetaka Ohto; Hitoshi Uno; Kazunori Watanabe; Masakazu Kawano; Hiromi Wada; Yasunori Tanaka; Yoshifumi Yonemoto
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 1996-02-29
Filing date: 1997-02-28
Publication date: 1997-09-04
Also published as: US20040021554A1; EP0876009A4; EP0876009B1; DE69733060T2; CN1217106A; DE69733060D1; CN1171401C; EP0876009A1; US6633224B1

Description

明細書

出力態様の設定を柔軟に設定可能な無線呼出装置技術分野

本発明は、メッセージ情報を受信し、表示、音鳴動等の出力動作により使用者に情報を出力する無線呼出装置及びその制御方法に関する。背景技術

図 1は、従来の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成を示す図である。図 1に示すように、電話機 2 6 0 1の操作により入力されたメッセージは、公衆回線網 2 6 0 2および無線局 2 6 0 3を介し、アンテナ 2 6 0 5を経由して電波で無線呼出装置 2 6 0 4に送信される。

無線呼出装置 2 6 0 4は、アンテナ 2 6 0 5を経由して無線で送信されたメッセージを受信する受信部 2 6 0 6と、必要に応じて受信したメッセージを変換する変換部 2 6 0 7と、受信したメッセージを表示する表示部 2 6 0 8と、受信したメッセージを記憶するメッセージ記憶部 2 6 0 9と、設定部 2 6 1 0と、定型伝言文記憶部 2 6 1 1 とを備える。

メッセ一ジは、通常、「 1 」から「 0」までの 1 0個の数字キーに「 *」、「#」を加えた 1 2個のキーを用いて入力される。カタカナ、アルファベットなどは、数字 2桁で表すことで入力することができる。

例えば、「スス " キ」の場合は、「 2 3 2 3 9 9 1 2」と入力する。この例では、「 2 3」は「ス」を表し、「 9 9」は濁点を表し、「 1 2」は「キ」を表している。「 2 3 2 3 9 9 1 2」という内容の無線呼出メッセージを無線呼出装置が受信すると、あらかじめ設定されているベル音ゃメ口ディ音を出力するとともに「スス" キ」と表示画面に出力する。

またあらかじめ「* 0 5 1 0」というコードに「T E Lクタ" サイ」という定型伝言文が登録されている場合に「 2 3 2 3 9 9 * 0 5 1 0」という内容の無線呼出メッセ一ジを無線呼出装置が受信すると、あらかじめ設定しているベル音やメロディ音を出力するとともに「スス" キ T E Lクタ" サイ」と表示画面に出力する。

また、特開平 3— 2 4 8 2 7にて開示されている無線選択呼出受信機では、呼出報知音のパターンと音 fflとの指定情報を呼出メッセージに含めることで呼出側において受信時の鳴音を指定することができる。

さらに、図 2に示すような、特開平 3— 1 8 1 3 7に開示される無線呼出装置 3 2では、時計部 3 2 dと、タイマ時間設定部 3 2 e と、このタイマ時間設定部 3 2 eの設定タイマ時間と時計部 3 2 dの時計時間とを比較し一致した時の一致信号を送出する比較部 3 2 f とを備えて栂成される。制御部 3 2 cは、この一致信号により呼び出し表示部 3 2 bを駆動制御し、呼出信号に混合されたタイマ時間設定信号でタイマ時間（時刻）設定されるようになっている。

しかしながら、従来の無線呼出装置によれば、予定時刻という決められた要因でしか表示部の駆動制御を開始できず、さらに、制御する内容がベルを鳴らすことに限られていた。しかも一旦設定した内容を取り消し変更するということが困難であった。

また、呼出側からはメッセージ受信時の呼出報知音のパターン及び音量の指定が可能なだけで、メッセージ受信時のメッセージ表示の動作およびメッセージ表示と迎動した呼出報知音等の鳴音の制御を指定することができないため、送信者が送信メッセージを作成する自由度を束縛していたという問題があった。

同じ意味内容ではあるが送信対象に応じて微妙に興なる文而のメッセージを祓数のそれぞれの送信対象に送信しょうとした場合に、各々の送信対象に応じて異なる文面のメッセージを作成し送信するといつた動作を行なわなくてはならず、送信者は多大な時間と労力を費やさなければならないという問題があつた。

従来の無線呼出装置では、一つのメッセージを一体のものとして取り扱つている。このため、従来の無線呼出装置では、送信者が送ったメッセージと受信者が見るメッセージとは、その内容が一致している。この結果、先に送ったメッセ一ジの一部を変更する場合であっても、先のメッセージと同一の部分と変更部分とを含んだメッセージを全文入力して一から作成する必要があり、一度送ったメッセージの一部の変更を行うことができなかった。したがって、従来の無線呼出装置では、メッセージを入力するのが煩わしく、メッセージの再送や返送に手間がかかるという問題点があった。

また、従来の無線呼出装置では、先のメッセージと同一の内容の部分も再送信されるため、重複したメッセージ分、通信の無駄が生じるという問題点もあった。また、自作文設定機能を利用しても、メッセージの再送 ·返送の困難性や、重複したメッセージ分の通信の無駄を十分に緩和することができなかった。発明の開示

本発明の目的は、表示、鳴動、振動、発光などを組み合わせた出力制御を多彩にかつ高い自由度で指定することができる無線呼出装置及びその制御方法を提供することにある。

さらに本発明の他の目的は、上記出力制御を送信者側からも設定及び変更可能な無線呼出装置及びその制御方法を提供することにある。

また本発明の他の目的は、同じ意味内容で異なる文面のメッセージを作成する労力を軽減でき、送信者のメッセージ作成に対する自由度を埤すことを可能とする無線呼出装置及びその制御方法を提供することにある。

さらに本発明の他の目的は、またメッセージの再送 ·返送を容易にでき、通信の無駄を省くことができる無線呼出装置及びその制御方法を提供することにある。上記目的を達成する無線呼出装置は、表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1 つを用いた出力動作を行う出力手段と、表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1 つを含む出力態様を制御するための制御情報を記憶する記憶手段と、制御情報に関するパラメータを含む無線メッセージを受信する受信手段と、受信されたパラメータと制御情報とに従って出力制御データを生成する生成手段と、生成された出力制御データに従って出力手段を制御する制御手段とを備える構成になつている

ここで前記記憶手段は、無線メッセージ中のデ一夕を加工して出力態様を決定するプログラム、無線メッセージに係るイベント条件とイベント発生を条件とした出力制御データとの組であるィベン卜情報、無線メッセージ中の複数のカラム内容を要素とする表示メッセージの枠を示すテンプレートの何れかを記憶する構成としてもよい。この構成によれば、無線メッセージ中のパラメータに応じて異なる出力制御データが生成されるので、送信者は所望する出力態様に応じたパラメータを設定することにより、表示やベル音の鳴動などを組み合わせた出力制御を自由に指定することができる。

また、前記受信手段は、前記パラメータとして前記プログラムの識別子を含む無線メッセージを受信し、前記生成手段は、当該識別子が示すプログラムに従つて出力態様を指示する出力制御データを生成する構成であってもよい。

さらに前記記憶手段は、ィベントを発生させるためのィベント条件とイベント発生時になすべき動作データとの組を記億し、前記受信手段は、前記パラメータとしてィベント条件に係る要素を含む無線メッセージを受信し、前記生成手段は、受信されたパラメータに起因するイベントが発生したとき、記憶手段に記憶された動作データから出力制御データを生成するように構成してもよい。

また前記記憶手段は、前記イベント条件として、特定データを含む無線メッセージの受信、時刻の到来、無線メッセージ受信後の時間の経過の何れかを記憶するように構成してもよい。

さらに前記記憶手段は、複数カラムからなるテンプレートを記憶し、前記受信手段は、前記パラメータとして少なくとも 1つのカラム内容を含む無線メッセージを受信し、前記生成手段は、前記カラム内容とテンプレートとから出力制御データを生成するよう構成してもよい。

上記構成によれば、送信者は、前記パラメータとしてプログラム識別子、ィべント発生の要因又はテンプレー卜識別子の内容を指定することにより、所望の出力制御を指定することができる。しかも、パラメータ自体が簡単な識別子であり、無線メッセージ中のデータもプログラムに加工されるデータやカラム内容だけでよく表示用メッセージ全文である必要がないので、伝送量を少なくすることができる。

また前記無線メッセージは、新たなプログラム、新たなイベント情報、新たなテンプレー卜の何れかを含み、前記無線呼出装置は、さらに、受信された無線メッセージに含まれる新たなプログラム、新たなイベント情報、新たなテンプレートの何れかを記憶手段に設定する設定手段を備える構成としてもよい。

この構成によれば、送信者側からも新たなプログラム、新たなィベント情報、新たなテンプレートを自由に設定することができる。

また、前記生成手段は、受信手段により受信された無線メッセージを解析して. プログラム識別子を検出する解析手段と、検出されたプログラム識別子が示すプログラムを記憶手段から読み出す読出手段と、読み出されたプログラムを実行することにより出力制御データを作成する作成手段とを備える構成としてもよい。また、前記生成手段は、受信手段により受信された無線メッセージを解析して、ィベント条件に係る要素を検出する解析手段と、検出された要素に対してィベント条件が成就するか否かを監視する監視手段と、ィベン卜条件が成就した場合に前記動作データに従って出力制御データを作成する作成手段とを備える構成としてもよい。

) 前記生成手段は、受信手段により受信された無線メッセージを解析して、テンプレート識別子を検出する解析手段と、検出されたテンプレー卜識別子が示すテンプレートを記憶手段から読み出す読出手段と、読み出されたテンプレートと前記カラム内容とから出力制御データを作成する作成手段とを備える構成としてもよい。

また、上記目的を達成する無線呼出装置の制御方法は、表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力部と、制御情報を記憶する記憶部とを備える無線呼出装置の制御方法であって、

表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、出力態様を決定するプログラムを記憶部に格納する格納ステップと、制御情報に関するパラメータとしてプログラムの識別子を含む無線メッセ一ジを受信する受信ステップと、受信されたパラメータと制御情報とに従って出力制御データを生成する生成ステツプと、生成された出力制御データに従って出力手段を制御する出力ステップとを有する。

ここで前記生成ステップは、受信された無線メッセージを解析して、プログラム識別子を検出する解析サブステツプと、検出されたプログラム識別子が示すプログラムを記憶部から読み出す読出サブステップと、読み出されたプログラムを実行することにより出力制御データを作成する作成サブステツプとを有する構成としてもよい。また、前記生成ステツプは、受信された無線メッセージを解析して、イベント条件に係る要素を検出する解析サブステップと、検出された要素に対してィベント条件が成就するか否かを監視する監視サブステツプと、ィベント条件が成就した場合に前記動作データに従って出力制御データを作成する作成サブステップとを有する構成としてもよい。

また、前記生成ステップは、受信された無線メッセージを解析して、テンプレ一ト識別子を検出する解析サブステップと、検出されたテンプレート識別子が示すテンプレートを記憶部から読み出す読出サブステツプと、読み出されたテンプレートと前記カラム内容とから出力制御データを作成する作成サブステツプとを有する構成としてもよい。

上記構成によれば、無線メッセージ中のパラメータに応じて異なる出力制御データが生成されるので、送信者は所望する出力態様に応じたパラメータを設定することにより、表示やベル音の鳴動などを組み合わせた出力制御を自由に指定することができる。図面の简な説明

図 1は、従来の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成を示すプロック図である。

図 2は、従来の他の無線呼出装置のブロック図である。

図 3は、本発明の第 1の実施形態における無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。

図 4は、図 3の無線呼出装置の具体的な外観構成の一例を示す図である。

図 5は、図 3の無線呼出装置の具体的な内部構成の一例を示すプロック図である。

図 6は、待合せ用のテンプレートの構成を示す図である。

図 7 A、 7 Bは、待合せに用いられるテンプレー卜のカラム定義データの構成の一例を示す図である。

図 8 A、 8 Bは、図 3の送信メッセージ入力プログラムの一例を示す図である。図 9は、プログラム実行部が送信メッセージ入力プログラムを実行した場合のフローチャートである。

図 1 0 A ~ 1 0 I は、表示部の表示例を示す図である。

図 1 1は、各カラムに新規なカラムメッセージが入力された例を示す図である。図 1 2は、図 1 1のメッセージに対して、時間の変更を行った差分メッセージを示す図である。

図 1 3 A、 1 3 Bは、図 3のカラムプログラムの一例を示す図である。

図 1 4は、プログラム実行部が図 1 3のカラムプログラムを実行した場合のフローチャー卜である。

図 1 5 A、 1 5 Bは、図 3の受信メッセ一ジ表示プログラムの一例を示す図である。

図 1 6は、プログラム実行部が図 1 5の受信メッセージ表示プログラムを実行した場合のフロ一チヤートである。

図 1 7は、図 1 1のメッセージを受信した場合、表示部に表示されるメッセージの表示例を示す図である。

図 1 8は、図 1 2のメッセージを受信した場合、表示部に表示される差分メッセージの表示例を示す図である。

図 1 9は、返信メッセージを差分で入力する場合のガイダンス表示の一例を示す図である。

図 2 0は、送受信される差分の返信メッセージを示す図である。

図 2 1は、返信メッセージを受信した場合の表示メッセージを示す図である。図 2 2は、第 1の実施形態における他の表示メッセージ生成動作を示すフローチヤ一トである。

図 2 3は、本発明の第 2の実施形態の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成を示すプロック図である。

図 2 4は、本発明の第 3の実施形態における無線呼出装置を用いたシステムの全体櫛成の一例を示すプロ、リク図である。

図 2 5は、同実施形態において受信する無線呼出メッセージに含まれるメッセージ情報の構成を示す図である。

図 2 6 A〜2 6 Cは、同実施形態におけるプログラム情報記憶部に格納されている情報を示す概念図である。

図 2 7は、同実施形態におけるメッセージ情報の具体例を示す図である。

図 2 8 A、 2 8 Bは、同実施形態におけるメッセージ情報を受信した時の無線呼出装- の概観を示す図である。

図 2 9は、本発明の第 4の実施形態の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。

図 3 0は、同実施形態において受信する無線呼出メッセージに含まれるメ y セージ情報の構成を示す図である。

図 3 1 A、 3 I Bは、同実施形態におけるプログラム情報記憶部に格納されている情報を示す概念図である。

図 3 2 A、 3 2 Bは、同実施形態におけるプログラムのフローチャー卜を示す図である。

図 3 3 A、 3 3 Bは、同実施形態における鳴音制御部と振動制御部とが保持する情報を示す概念図である。

図 3 4 A〜 3 4 Cは、同実施形態におけるメッセージ情報の具体例を示す図であ O

図 3 5 A〜 3 5 Cは、同実施形態におけるメッセージ情報を受信した時の無線呼出装置の概観を示す図である。

図 3 6は、本発明の第 5の実施形態の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。

図 3 7 A〜 3 7 Cは、同実施形態において受信する無線呼出メッセージに含まれるメッセージ情報の構成を示す図である。

図 3 8は、同実施形態におけるァドレス情報記憶部に記憶されているデータの概念図である。

図 3 9は、同実施形態におけるメッセージ情報の具体例を示す図である。

図 4 0は、同実施形態におけるメッセージ情報を受信した時の無線呼出装置の概観を示す図である。

図 4 1は、本発明の第 6の実施形態の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。図 4 2は、同実施形態におけるプログラム情報記憶部に格納されている情報を示す概念図である。

図 4 3は、同実施形態における第 2受信部で受信するプログラム情報の構成を示す図である。

図 4 4は、同実施形態における上記プログラム情報の具体例を示す図である。図 4 5は、本発明の第 7の実施形態の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。

図 4 6 A〜 4 6 Cは、同実施形態における分割したメッセージ情報の構成を示す図である。

図 4 7は、同実施形態における分割した上記メッセ一ジ情報の具体例を示す図である。

図 4 8は、同実施形態における分割した上記メッセージ情報を結合した後のメッセージ情報を示す図である。

図 4 9は、本発明の第 8の実施形態における無線呼出装置のブロック図である。図 5 0は、同実施形態におけるィベント情報記憶部に記憶されるィベント情報の栂造図である。

図 5 1は、同実施形態におけるィベン卜識別情報の構造図である。

図 5 2 A〜 5 2 Cは、同実施形態におけるィベント条件情報の構造図である。図 5 3は、同実施形態におけるィベント実行内容情報の構造図である。

図 5 4は、同実施形態における出力設定情報記憶部の情報の構成図である。図 5 5は、同実施形態における鳴音制御情報のメ口ディパターン例である。図 5 6 A、 5 6 Bは、同実施形態におけるメッセージ中のキー情報および内部処现情報の意味付け例である。

図 5 7は、同実施形態におけるコマンド情報の説明図である。

図 5 8は、同実施形態の第 1動作例におけるイベント情報記憶部に登録されるィベント情報の具体例である。

図 5 9 A、 5 9 Bは、同動作例における受信メッセージの具体例である。

図 6 0は、同動作例における無線呼出装置におけるフローチヤ一トである。図 6 1は、同動作例における出力設定情報記憶部に記憶される出力設定情報の具体例である。

図 6 2は、同動作例における出力される表示等の具体例である。

図 6 3 A〜 6 3 Cは、第 2動作例における受信メッセージの具体例である。図 6 4 A、 6 4 Bは、同動作例におけるイベント情報記憶部に登録されるィべント情報の具体例である。

図 6 5は、同動作例における出力さる表示等の具体例である。

図 6 6は、第 3動作例におけるィベント情報記憶部に登録されるィベン卜情報の具体例である。

図 6 7 A、 6 7 Bは、同動作例における受信メッセージの具体例である。

図 6 8は、同動作例における出力される表示等の具体例である。

図 6 9は、同動作例における受信メッセージの具体例である。

図 7 0は、同動作例におけるィベント情報記憶部に登録されるィベン卜の情報の具体例である。

図 7 1は、第 4動作例おける出力設定情報記憶部に記憶される出力設定情報の具体例である。

図 7 2 A、 7 2 Bは、同動作例における出力される表示等の具体例である。図 7 3は、第 5動作例におけるプログラム情報登録用メッセージの具体例であ図 7 4は、同動作例におけるィベント記憶部のプログラム情報の具体例である。図 7 5は、同動作例におけるプログラムが扱う受信メッセージの構造図である。図 7 6は、同動作例におけるプログラムの記述例である。

図 7 7は、同動作例におけるプログラムのフローチヤ一トである。

図 7 8 A、 7 8 Bは、同動作例におけるプログラムが扱う受信メッセージの具体例である。

図 7 9 A、 7 9 Bは、同動作例における出力される表示等の具体例である。図 8 0は、第 6の動作例におけるィベント記憶部に記憶されるプログラム情報の具体例である。

図 8 1は、同動作例におけるプログラムが扱う受信メッセージの構造図である。図 8 2は、同動作例におけるプログラムの記述例である。図 8 3は、同動作例におけるプログラムのフローチヤ一トである。

図 8 4 A〜8 4 Cは、同動作例における登録されたプログラムが扱う受信メッセージの具体例である。

図 8 5は、同動作例における出力される表示等の具体例である。発明を実施するための最良の形態

以下、上記記憶手段に記億される制御情報がテンプレー卜に関する場合を第 Γ , 第 2の実施の形態に、制御情報がプログラムに関する場合を第 3から第 7の実施の形態に、制御情報がィベント情報に関する場合を第 8の実施の形態として説明する。

<第 1 の実施の形態 >

図 3は、本発明の第 1の実施の形態における無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。テンプレート作成装置 1で作成されたテンプレート 2は、データモデム 3、公衆回線網 4および無線局 5 a , 5 bを介して、無線呼出装置 6 a , 6 bにそれぞれ配布される。なお、カラム定義情報はカラム定義データ（後述）と、このカラム定義データの表示動作時に動作する力ラムプログラム（後述）とを含み、このカラム定義情報を本実施形態においてテンプレートと呼ぶ。

テンプレート作成装置 1 は、パーソナルコンピュータや、ワークステーション等で構成されており、目的に応じたテンプレート（例えば、待合せ用のテンプレート、呼出し用のテンプレート、株価用のテンプレートなど）を作成する。

無線呼出装置 6 a , 6 bは、配布されたテンプレート 2を記憶し、同じ内容のテンプレート 2を共通に利用してメッセージを送受信する。テンプレート 2 は、メッセージを桄成する祓数の主要な要素（例えば、人、時問、場所等）、すなわちカラムを定義したカラム定義データ 2 a と、カラム定義データ 2 aに [Mlする力ラムプログラム 2 bとを含み、カラム定義データ 2 a と、各カラム毎のカラムプログラム 2 bを一つの単位として取り扱うものである。また、カラムプログラム 2 bは、メッセージを受信した場合、各カラムの内容にその内容から定まる付随的な要素を付加する処理や、受信したメッセージに関連する先のメッセ一ジを検索する処理等を行うためのプログラムである。

したがって、テンプレート 2が各無線呼出装置 6 a , 6 bに配布され、無線呼出装置 6 a , 6 bが同じテンプレート 2を共通的に利用できるので、従来のように使用者が所定の番号に自作文を共通的に入力設定し、番号と自作文とを対応させた一覧表を覚える必要がなくなる。また、簡単にテンプレート 2を入手できる。なお、テンプレート 2を無線を用いて送信 ·配布する場合には、テンプレート作成装置 1からの一回の送信で、公衆回線網 4の同報送信サービスにより、複数の無線呼出装置 6 a , 6 bにテンプレート 2の転送が可能になる。このため、各無線呼出装置 6 a , 6 bにテンプレート 2を個別に送信する場合に比べて、手間が省け、通信コス卜を低下させることができる。

また、無線呼出装置 6 a , 6 bは、種々のテンプレートに共通に利用される送信メッセージ入力プログラム 8と、受信メッセージ表示プログラム 9とを予め記憶している。送信メッセージ入力プログラム 8は、テンプレート 2のカラム定義データ 2 aに従って、操作者に各カラムの内容を順次入力させるためのガイダンス表示や、入力された各カラムの内容を受け付けるプログラムである。受信メッセージ表示プログラム 9は、カラムプログラム 2 bの実行結果を連結して表示するためのプログラムである。

ここで、メッセージは、従来のように一体不可分と考える必要はなく、複数の要素の結合と取り扱うことが可能である。また、メッセージは、そのメッセージを構成する複数の主要な要素（例えば、人、時間、場所等）と、主要な要素に付随する付随的要素（例えば、助詞）とを結合したものである。主要な要素はメッセージの使用場面等によりそれぞれ変化しやすいが、付随的要素は主要な要素によって一義的に定まる。また、その目的に応じて、そのメッセージを構成する複数の主要な要素が異なる。このため、その目的に応じて、カラム定義データ 2 a の各カラムを決め、このカラム定義データ 2 aに依存性の高いカラムプログラム 2 bを作成する必要がある。したがって、カラム定義データ 2 aとカラムプログラム 2 bとを一体的に取り扱う必要がある。

一方、送信メッセージ入力プログラム 8、受信メッセージ表示プログラム 9は、カラム定義データ 2 aの内容さえわかれば各カラムの入力 ·表示が可能であるため、カラム定義データ 2 aへの依存性の低い、汎用的なプログラムとすることができる。このため、テンプレー卜 2でカラム定義デ一夕 2 a と、カラムプログラム 2 b とが一体的に取り扱われ、テンプレート 2 と、送信メッセージ入力プログラム 8、受信メッセージ表示プログラム 9とに分けられている。

図 4は、図 3の無線呼出装置 6 a , 6 bの具体的な外観構成の一例を示す図であり、図 5は図 3の無線呼出装置 6 a , 6 bの具体的な内部構成の一例を示すブロック図である。図 4 , 図 5を用いて、無線呼出装置 6 a , 6 bの構成を説明す図 4 , 図 5 において、無線呼出装置 6 a , 6 bは、それぞれ、アンテナ 6 0 と、受信部 6 1 と、受信データ解析部 6 2と、プログラム記憶部 6 3 と、カラムメッセージ記億部 6 4 と、プログラム実行部 6 5 と、表示部 6 6 と、入力部 6 7 と、送信部 6 8 とを備える。

受信データ解析部 6 2は、アンテナ 6 0を介し受信部 6 1 で得た受信データを解析し、受信データをテンプレート 2のカラム定義データ 2 a · カラムプログラム 2 b と、その他のメッセージとに分けて抽出する。プログラム記憶部 6 3 は、受信データ解析部 6 2で抽出されたテンプレート 2 のカラム定義デ一夕 2 a と、カラムプログラム 2 b とを記憶する。また、プログラム記憶部 6 3 は、上述した送信メッセージ入力プログラム 8 と、受信メッセージ表示プログラム 9 とを予め記億している。

カラムメッセージ記憶部 6 4 は、受信データ解析部 6 2で抽出されたテンプレ一ト 2以外のメッセージを記憶する。また、カラムメッセージ記憶部 6 4には、入力部 6 7で入力されたメッセージや、後述する送信情報、確認情報も記憶させることができる。プログラム実行部 6 5は、メッセージを送信する場合にはプログラム記憶部 6 3に記憶された送信メッセージ入力プログラム 8を実行し、メッセージを受信した場合にはカラムプログラム 2 b と、受信メッセージ表示プログラム 9 とを順次突行する。

入力部 6 7は、図 4に示すように、「 1」〜「 0」の数字キーと、「 * J キー、「 #」キー、入力モード切換キー、 N E X Tキー、 S E L E C Tキーとを備え、これらのキー操作により送信するメッセージの入力等が行える。なお、無線呼出装置 6 a , 6 bの携帯性のため、無線呼出装置 6 a , 6 bの操作部の面積を広く取ることができない。このため、入力モード切換キーを操作することにより入力モードを切り換え、数字キーを数字入力の他、アルファべッ卜と、カナ文字との入力にも対応させるようにしている。

例えば、入力モード切換キーでカナ入力モードに設定した場合、「 1 」の数字キーの押下回数が 1回であれば「ァ」、 2回であれば「ィ」、 3回であれば「ゥ」、 4回であれば「ヱ」、 5回であれば「ォ」を、それぞれ入力することができる。他の数字キーでは、「 1」の場合と同様に、押下回数によってそれぞれ「力」〜「ン」を入力することができる。また、カナ入力モードにおいて「#」を押下することにより、小文字と大文字との入力を切り換えることができる。

また、入力モード切換キーでアルファべット入力モードに設定した場合、「 1」の数字キーの押下回数が 1回であれば「A」、 2回であれば「B」、 3回であれば「C」を、それぞれ入力することができる。他の数字キーでは、「 1」の場合と同様に、押下回数によってそれぞれ「D」〜「Z」を入力することができる。また、アルファべット入力モードにおいて「#」を押下することにより、小文字と大文字との入力を切り換えることができる。

表示部 6 6は、各カラム毎のガイダンスや、入力されたメッセージや、受信メッセージ等を ¾示する。送^部 6 8は、入力されたメッセージ等をトーン信号で送信する。

次いで、待合せの場合を一例としてテンプレート 2を説明する。図 6は、待合せ用のテンプレート 2の構成を示す図である。テンプレート 2は、その目的、すなわち待合せで定まるカラム定義データ 2 a (図 7参照）と、カラムプログラム 2 bとを含む。カラムプログラム 2 bは、カラム定義データ 2 aで定義された力ラム毎の複数のカラムプログラム 2 b 1 〜 2 b 8 (図 1 3参照）とを含む。

図 7は、待合せに用いられるテンプレート 2のカラム定義データ 2 aの榄成の一例を示す図である。特に、図 7 Aは、 Cプログラムにおけるその定義を示し、図 7 Bはそのフォーマット構成を示す図である。ここで、一般に、いつ、誰が、どこで、なぜ、何を、どのように（いわゆる 5 W 1 H ) 等を考慮してメッセージが発せられる。このため、待合せのメッセージでは、人、時問、場所、イベント、返信の要否がメッセージの主要な要素となる。

このため、図 7において、待合せに用いられるテンプレート 2のカラム定義データ 2 aは、人力ラム 2 a 4 と、時間カラム 2 a 5 と、場所カラム 2 a 6 と- イベントカラム 2 a 7 と、返信カラム 2 a 8 とを含む。

人力ラム 2 a 4の内容は、メッセージの発信人等の主体、人を表す。時間カラム 2 a 5の内容は、待合せ時間等の時間を表す。場所カラム 2 a 6の内容は、待合せ時間等の場所を表す。イベントカラム 2 a 7の内容は、新年会、忘年会、打上げ会等のィベントを表す。返信カラム 2 a 8の内容は、メッセージに対する返信の耍否を表す。

ここで、待合せでは、最初のメッセージを送信する侧は、これらの人、時間、場所、イベント、返信の要否の全てを明らかにする必要があるが、先のメッセージとの関係が明らかであれば、メッセージの一部を変更したメッセージを再送する場合や、メッセージを返信する場合には、これらの中の一部だけを変更し、変更部分以外を先のメッセージから再利用できれば、メッセージの再送 · 返送が容易になる。したがって、先のメッセージとの関係を明らかにするため、カラム定義データ 2 aは、識別子カラム 2 a l と、テンプレート名カラム 2 a 2 と、合言葉カラム 2 a 3 とを含む。

識別子カラム 2 a 1 の內容は、メッセージが新規か、差分かを表す。テンプレート名カラム 2 a 2の内容は、メッセージの送受信に用いられたテンプレート 2 の種別を表す。合言葉カラム 2 a 3の内容は、テンプレート 2を用いてメッセージを送受信するグループ名等を表し、同一のテンプレー卜名で作成されたメッセージが複数存在する場合に、これらのメッセージを個別的に区別するための識別子を表す。

次いで、送信メッセージ入力処理について説明する。図 8 A、図 8 Bは、図 1 の送信メッセージ入力プログラム 8の一例を示す図である。図 8 Aは大略的な構成を示し、図 8 Bは具体的なプログラムを示している。また、図 9は、プログラム実行部 6 5が送信メッセージ入力プログラム 8を実行した場合のフローチヤ一トである。また、図 1 0は、表示部 6 6の表示例を示す図である。

送信メッセージ入力プログラム 8は、大略的に、新規メッセージ送信プログラム 8 αと、差分メッセージ送信プログラム 8 ^とを有している。この、送信メッセージ入力プログラム 8は、ユーザにより入力トリガが発生したときにプログラム実行部 6 5 により起動され、戻り値として入力後の文字列を返す。

送信メッセージ入力プログラム 8を起動したプログラム実行部 6 5 は、まず. 表示部 6 6 に使用するテンプレートの選択のためのガイダンスを表示し（図 1 0 Α参照）、ユーザが操作した入力部 6 7の番号入力により、使用するテンプレートを選択し（ステップ S 1 1 ) 、その選択されたテンプレート名を返す。次いで、プログラム実行部 6 5は、表示部 6 6に新規メッセージ送信か否かの選択のためのガイダンスを表示し（図 1 0 B参照）、ユーザが操作した入力部 6 7の番号入力により、新規メッセージ送信か否かを判断し（ステップ S 1 2 ) 、その選択された識別子を返す。

ユーザが新規メッセージ送信を選択した場合には、プログラム実行部 6 5 は、新規メッセージ送信プログラム 8 aを起動し、ステップ S 1 3 , S 1 4を実行し、終了する。具体的には、プログラム実行部 6 5は、新規メッセージ送信プログラム 8 αに基づいて、テンプレート 2のカラム定義データ 2 aのカラム数を獲得し、各カラムの意味内容を獲得して意味内容を表示し（図 1 0 C〜〖参照）、ユーザの入力を待つ。すなわち、各カラムのガイダンスを表示し、各カラムの内容をユーザが入力するのを待つ。新規メッセージ送信プログラム 8 ひは、ユーザが力ラムの内容を入力すると、その内容、すなわち入カコードを入力文字列として連結する。これを繰り返すことにより、図 1 1 に示すように、相手方に送信する新規な一連のメッセージ「 # 8ェン M E *スズキ * 1 8 0 0 *テング *ゥチアゲ * 1 *」が生成される。このため、ユーザは、何を入力すべきかを容易に理解しながら送信する新規なメッセ一ジを入力 ·作成することができる。

図 1 1 は、待ち合わせのテンプレートのカラムに新規なカラ厶メッセ一ジが入力された例を示している。識別子カラム 2 a 1 の内容「# 8」は、新規メッセ一ジであることを表している。テンプレート名カラム 2 a 2の内容「ェン」は、宴会での待ち合わせを表している。合言蕖カラム 2 a 3の内容「M E *」は、例えば会社名を表している。人力ラム 2 a 4の内容「スス" キ *」は、が鈴木から発信されたことを表している。時間カラム 2 a 5の内容「 1 8 0 0 *」は、宴会が 1 8時から開始されることを表している。場所カラム 2 a 6の「テンク " *」は. 宴会が天狗で行われることを表している。イベントカラム 2 a 7の内容「ゥチアケ" *」は、打上げを名目とした宴会であることを表している。返信カラム 2 a 8の内容「 1 *」は、返信を要求していることを表している。

なお、これらの数字、カタカナ、アルファべット等は数字キーで入力され、表示部 6 6に表示されたテンプレー卜の選択時のボイン夕移動は N E X Tキーで行われ、選択したテンプレート等は S E L E C Tキーで決定される。

また、各人カラム 2 a 4 〜返信カラム 2 a 8 と、合言葉カラム 2 a 3 とには, そのカラムのデータ長が可変であるため、終端記号である「 *」がそれぞれ付加されている。一方、識別子カラム 2 a 1 と、テンプレート名カラム 2 a 2 とは、そのデータ長が固定であるため、終端記号は付いていない。

また、カラムメッセージを送信した場合、このカラムメッセージに送信したことを表す送信情報 6 4 aが付加されて、このメッセージと送信情報 6 4 a とが力ラムメッセージ記憶部 6 4に記憶される。この無線呼出装置 6 a , 6 bでは、相手側に送信するメッセージを予め作成し、カラムメッセージ記億部 6 4に記億しておき、後からこのメッセージを送信することができる。このため、送信情報 6 4 αは、相手側に送信済みか否かを識別するためのフラグとして用いられる。この送信情報のフラグが例えば「 1 」の場合には、カラムメッセージが相手側に送信されたことを表している。送信情報のフラグが「 0」の場合には、カラムメッセージが相手側にいまだ送信されていないことを表している。このため、フラグが「 1 」の場合には、すでに相手侧にこのカラムメッセージが存在し、送信済みの先のカラムメッセージの変更されない部分を再利用することが可能になり、変更部分だけを差分メッセージで送受信することができる。

なお、カラムメッセージの記憶形態は、カラムメッセ一ジ毎に抽出できる形で記憶されていればよく、各カラムを分割して別々に記憶しても、テンプレートの各カラムを連繞して記億してもよい。

図 9のステップ S 1 2でユーザが差分メッセージを送信することを選択した場合には、プログラム実行部 6 5 は、差分メッセージ送信プログラム 8 を起動し、ステップ S 1 5 , S 1 6 , S 1 7を実行し、終了する。具体的には、差分メッセージ送信プログラム 8 βを起動したプログラム実行部 6 5は、相手侧と送受したメッセージの中から一つユーザが選択するのを待つ（ステップ S 1 5 ) 。選択されると（例えば、上述した図 1 1のメッセージを選択したものとする）、差分メッセージ送信プログラム 8 /3は、変更したい内容のカラムの番号が入力されるのを待つ。番号が選択されると、差分メッセージ送信プログラム 8 は、その番号のカラムの意味内容を獲得して意味内容を表示し、ユーザの入力を待つ。すなわち、内容が変更されるカラムのガイダンスを表示し、そのカラムの内容をユーザが入力するのを待つ（ステップ S 1 6 ) 。差分メッセージ送信プログラム 8 は、ユーザがカラムの内容を入力すると、その内容、すなわち入カコードを入力文字列として連結する（ステップ S 1 7 ) 。これにより、図 1 2に示すように、この変更の基礎となった先行メッセージを選ぶパラメータとしてのカラム 2 a 1 〜 2 a 3と、変更箇所を示すカラム 2 a l aと、変更されたカラム 2 a 5 との内容で、相手方に送信する差分の一連のメッセージが生成される。このため、ユーザは、何を入力すべきかを容易に理解しながら送信する差分メッセージを入力 ·作成することができる。

図 1 2は、図 1 1のメッセージに対して、時間の変更を行った差分メッセージを示す図である。識別子カラム 2 a 1の内容「# 9」は、メッセージが差分メッセージであることを示している。テンプレート名カラム 2 a 2の内容「ェン」は、宴会の待ち合わせ用のテンプレー卜にしたがうメッセージであることを表している。合言葉カラム 2 a 3の内容「M E *」は、会社名を表している。カラム 2 a 1 αの内容「* 5」は、キーの選択により変更されるカラムが第 5番目の力ラムである時間カラム 2 a 5であることを表している。時間カラム 2 a 5の内容「 1 9 0 0」は、変更時間が 1 9時であることを表わしている。カラム 2 a l 3 の内容「# #」は、差分メッセージが終了することを表す終端記号 9 3である。なお、カラム 2 a l ひ， 2 a 1 ^は、カラム 2 a 1に差分を表す「# 9 J が格納されたとき生成されるカラムである。

なお、テンプレート 2を指定しなければ、従来通りメッセージをフリーワード等で入力することができ、従来と同じ使い方ができる。

以上のように、本実施形態によれば、カラムメッセージ記憶部 6 4に記憶された先行メッセージに対して、ユーザ操作に従って変更箇所および変更内容を指定し、変更メッセージを作成するようにしている。このため、先行メッセージに対する変更箇所の変更内容、すなわち差分だけを入力すればよいので、入力が容易になり、メッセージの再送が簡単になる。また、先行メッセージに対する差分だけを再送すればよいので、重複したメッセージの通信の無駄がなくなる。

また、メッセージの主要部のカラムを定義したカラム定義データを記憶し、先行メッセ一ジをカラム毎の内容として記憶するようにしている。このため、変更箇所の指定が容易になる。

また、変更箇所および変更内容の指定時に、カラム単位にユーザ操作のガイダンスを表示するようにしている。このため、先行メッセージに対する差分を容易に入力することができる。

また、カラムメッセ一ジ記憶部 6 4に記憶される先行メッセージに対して、相手側に存在するか否かを表す送信情報 6 4 aを付加するようにしている。このため、メッセ一ジを予め作成しておくことが可能になる。また、差分の対象となる先行メッセージが確実に相手侧に存在することを確認できる。

次いで、メッセージの受信について説明する。図 1 3は、図 3のカラムプログラム 2 bの一例を示す図である。特に、図 1 3 Aは大略的な構成を示し、図 1 3 Bは Cプログラムの一部を示す図である。なお、図 1 3 B中の符号①は受信メッセージの識別子カラム 2 a 1に対応したカラムプログラム 2 b 1 の部分を示し、符号⑤は受信メッセージの時間カラム 2 a 5 に対応したカラムプログラム 2 b 5の部分を示している。また、図 1 4は、プログラム実行部 6 5が図 1 3のカラムプログラム 2 bを実行した場合のフローチヤ一トである。

カラムプログラム 2 bは、カラム定義データ 2 aの各識別子カラム 2 a 1 〜返信カラム 2 a 8にそれぞれ対応した複数のカラムプログラム 2 b 1〜 2 b 8を含む。各カラムプログラム 2 b 1〜 2 b 8は、それぞれ新規用と差分用とを有する。このカラムプログラム 2 bは、メッセージを受信したときにプログラム実行部 6 5により起動される。

プログラム実行部 6 5 は、まず、カラムプログラム 2 bのカラムプログラム 2 b 1 を実行し、受信したメッセージの識別子カラム 2 a 1 の内容を検査して、識別子が「 # 8」か「 # 9」かで、新規メッセージか差分メッセージか判断する (ステップ S 2 1 ；図 1 1，図 1 2参照）。新規メッセージである場合には、プログラム実行部 6 5 は、ステップ S 2 2 に進み、カラムプログラム 2 b 4〜 2 b 8を順次実行し、例えばカラムプログラム 2 b 5の実行時には、受信した時間カラムの内容「 1 9 0 0 J に「ジカラデス」を付加した表示メッセージを生成し、付加して終了する。これにより、受信したメッセージ「 # 8ェン M E *スズキ * 1 8 0 0 *テング *ゥチアゲ * 1 *」から表示用のメッセージ「テングデノゥチアゲハ 1 8 0 0 ジカラデススズキヨリヨウヘンシン」が生成される。なお、表示用メッセージ中の「デノ」、「八」、「ジカラデス」、「ヨリ」の助詞は、カラムプログラム 2 bにより付加される付加メッセージである。

差分メッセージである場合には、ステップ S 2 3に進み、プログラム実行部 6 5は、受信した差分メッセージのテンプレート名カラム 2 a 2と、合言葉カラム 2 a 3との内容をパラメータにして、先のメッセージを検索する。次いで、プログラム実行部 6 5は、カラムプログラム 2 b 4〜 2 b 8を順次実行し、例えばカラムプログラム 2 b 5の実行時には、先のメッセージと差分メッセージの時間カラム 2 a 5の内容を比較し、差分メッセージの時間カラム 2 a 5の内容が先のメッセージの時問カラムの内容より早いか否か判断する（ステップ S 2 4 ) 。

ステップ S 2 4の比較の結果、差分メッセージが先のメッセージより早い時間である場合には、プログラム実行部 6 5は、差分メッセージの時間カラムの内容に「ジニハヤクナリマス」を付加した表示メッセージの内容を生成し、付加して終了する（ステツプ S 2 5 ) 。一方、ステップ S 2 4の比較の結果、差分メッセージが先のメッセージより遅い時間である場合には、プログラム実行部 6 5は、差分メッセージの時問カラムの内容に「ジニォソクナリマス」を付加した表示メッセージの内容を生成し、付加して終了する（ステツプ S 2 6 ) 。

これにより、受信したメッセージ「# 8ェン ME *スズキ * 1 8 0 0 *テング *ゥチアゲ * 1 *」の受信後、差分メッセージ「# 9ェン ME * 5 * 1 9 0 0 * # #」を受信した場合には、この差分メッセージから表示用のメッセージ「テングデノゥチアゲハ 1 9 0 0 ジニォソクナリマススズキヨリサブン」が生成される。なお、表示用メッセージ中の「デノ」、「ハ」、「ジニォソクナリマス」、「ヨリ」の助詞は、カラムプログラム 2 bにより付加される付加メッセージである。

なお、相手から新規メッセージや差分を受信した場合、このメッセ一ジをカラムメッセージ記憶部 6 4に格納する場合、送信情報 6 4 αに「 1 」のフラグを立てる。これは、相手側にこのカラムメッセージが存在し、このカラムメッセ一ジの変更されない部分を再利用するためである。

また、上述した時間カラム 2 a 5に対応するカラムプログラム 2 b 5 は、他のテンプレートでも頻繁に使用される可能性が高い。このように他のテンプレートでも頻繁に使用される可能性が高いカラムプログラムは、一つ一つのテンプレー卜が独立して持つよりも、カラムプログラム 2 bにテンプレー卜名などの情報を付加することで、各カラムプログラム 2 bが共有できるようにして受信メッセ一ジ表示プログラム 9に入れておいてもよい。

次いで、メッセージの表示について説明する。図 1 5 は、図 3の受信メッセ一ジ表示プログラム 9の一例を示す図である。特に、図 1 5 Aは大略的な構成を示し、図 1 5 Bは Cプログラムの一部を示す図である。また、図 1 6は、プロダラム実行部 6 5が図 1 5の受信メッセージ表示プログラム 9を実行した動作を示すのフローチヤ一トである。

受信メッセージ表示プログラム 9 は、新規用と差分用とを有する。この受信メッセージ表示プログラム 9は、メッセージを受信したときにプログラム実行部 6 5 により起動される。プログラム実行部 6 5 は、メッセージを受信した場合、まず、受信メッセージ表示プログラム 9を起動し、受信したメッセージの識別子カラム 2 a 1 の内容を参照し、受信メッセージが新規メッセージか否か、判断する（ステップ S 0 1 ) 。

ステップ S 0 1 において新規メッセージと判断した場合、プログラム実行部 6 5は、受信したカラムメッセージを用いて表示するための表示メッセージを生成 · 表示して終了する（ステップ S 0 2 ) 。すなわち、新規な受信メッセージのカラム数を獲^し、カラムプログラム 2 bの実行により ί られた表示メッセージを表示する順番に並べてその順番に連結し、表示する。この結果、図 1 1のメッセージを受信した場合、表示部 6 6 には、図 1 7に示すように、受信したメッセージ「 # 8ェン M E *スズキ * 1 8 0 0 *テング * ゥチアゲ * 1 *」をそのまま表示するのでなく、理解しやすい表示用のメッセージ「テングデノゥチアゲノヽ 1 8 0 0 ジカラデススズキヨリヨウヘンシン」が表示される。また、メッセージの送信者が返信を要求していることを理解しやすいように「ヨウヘンシン」と表示している。

ステップ S 0 1 において差分メッセージと判断した場合、プログラム実行部 6 5は、まず、差分メッセージの合い言葉を用いて、先のメッセージを検索を行う（ステップ S 0 3 ) 。次いで、プログラム実行部 6 5は、先のメッセージと差分メッセージとの比較、置換、演算から、カラム毎に先のメッセージとの違いを判断し（ステップ S 0 4 ) 、違いを意味する情報を付加した表示メッセージを生成して終了する（ステツプ S 0 5 ) 。すなわち、差分メッセージの場合、合い言葉を獲得し、合い言葉を用いて先のメッセージを検索する。次いで、先のメッセージのカラム数を獲得し、カラムプログラム 2 bの実行により得られた表示メッセージを表示する順番に並べてその順番に連結し、表示する。

この結果、図 1 2のメッセージを受信した場合、表示部 6 6 には、図 1 8に示すように、先のメッセージより差分メッセージの待ち合わせの時間が遅くなつたこと容易に理解させるため「ォソクナリマス」が表示される。また、この受信メッセージが差分であり、しかも時間の変更があつたことを容易に理解させるため、表示部 6 6に「サブン」を表示するとともに、変更時間「 1 9 0 0」を反転表示している。

なお、受信メッセージのテンプレートが存在しない場合は、受信したメッセ一ジをそのまま表示部 6 6 に表示し、また、使用者にテンプレー卜が存在しないことを表示する。

以上のように、本実施形態によれば、カラムメッセージ記憶部 6 4に記憶された先行メッセージに対する変更箇所および変更內容を表す変更メッセージを受信した場-合、受信された変更攛所および変更内容と、先行メッセージとから表示用メッセージを作成するようにしている。このため、変更メッセージに先行メッセージの非変更部分を加えたメッセージ全文が表示されるので、メッセージの理解が容易になる。

また、メッセージの主要部のカラムを定義したカラム定義データ 2 aを記憶し. 先行メッセージをカラム毎の内容として記憶するようにしている。このため、各カラムの定義にしたがって表示用メッセージを生成できるので、メッセージの理解がさらに容易になる。また、全てのカラムの内容とこれに付随したメッセージの文章化されたメッセージが表示部 6 6に表示されるため、メッセージを容易に理解できる。

また、プログラム実行部 6 5がカラムプログラム 2 bを実行し、表示用メッセージを作成するにあたり、差分の対象となったカラムについて、先行メッセージと差分メッセージの変遷を考慮するようにしている。このため、変遷の状況に合致したメッセージが作成され、理解がさらに容易になる。

次いで、図 1 1 に示すメッセージを受信し、図 1 7の表示されたメッセージに対して返信メッセージを送信する場合を説明する。ここで、返信メッセージを送信する操作者の無線呼出装置には、返信メッセージが利用できる先行メッセージが存在する。このため、返信メッセージを一から入力して作成するよりも、先行メッセージの一部を変更した差分メッセージを作成する方が容易である。したがって、返信メッセージを差分で入力する場合を説明する。

図 1 9は返信メッセージを差分で入力する場合のガイダンス表示の一例を示す図であり、図 2 0は送受信される差分の返信メッセージを示す図であり、図 2 1 は返信メッセージを受信した場合の表示メッセージを示す図である。

図 1 1 に示すメッセージを受信した場合、プログラム実行部 6 5は、送信メッセージ入力プログラム 8 を起動し、図 1 1 に示すメッセージの各カラム 2 a 1 〜 2 a 8の内容を把握する。プログラム実行部 6 5は、返信カラム 2 a 8 が返信を要求する「 1 *」であるので、表示部 6 6にガイダンス ¾示「サブンへンシン」等を表示する。返信メッセージを入力する操作者は、入力部 6 7を操作して「サブンヘンシン」を選択する。これにより、プログラム実行部 6 5は、各カラム 2 a l 〜 2 a 3 , 2 a 8 a l の内容として、「 # 9 」、「ェン」、「Μ Ε *」、 Γ 8 *」を戻り値として得、表示部 6 6 に宴会への出欠等のメッセージを入力するためのガイダンスを表示する。操作者が「ォクレル」の選択番号「 3」を選択した場合、プログラム実行部 6 5は、「 3 *」を戻り値として得る。また、図 1 1のメッセージの送信者「スズキ」と異なるので、プログラム実行部 6 5は、図 1 0 ( e ) に示すガイダンスを表示する。返信メッセージを入力する操作者は、入力部 6 7を操作して自己の名前「タナカ」を入力する。プログラム実行部 6 5は、各カラム 2 a 8 2 , 2 a 4 α , 2 a 4 , 2 a l aの戻り値として、「 3 *」、「 4 *」、「夕ナカ *」、「 # #」を得る。この結果、図 2 0に示す返信メッセージが作成される。

図 2 0の識別子カラム 2 a lの「# 9」は、このメッセ一ジが差分メッセージであることを示している。テンプレート名カラム 2 a 2の「ェン」は、宴会での待合せを表している。合言葉カラム 2 & 3の「1^£ *」は、会社名を表している。カラム 2 a 8 a 1 の「 8 * 」は、第 8番目の返信カラム 2 a 8の返信要求「 1 *」に対する応答を表している。カラム 2 a 8 a 2の「 3 *」は、図 1 9に示す「ォクレル」の選択番号「 3」を表わしている。カラム 2 a 4 aの「4 *」は、変更筒所が第 4悉目カラム、人力ラム 2 a 4であることを表している。人力ラム 2 a 4の「夕ナカ *」は、差分の対象となった人力ラム 2 a 4の内容を表わしている。カラム 5 cの「# #」は、差分メッセージの終端記号を表している。なお、カラム 2 a 8 α 1は、返信要求に対する場合に自動的に設けられる。また、カラム 2 a 8 α 2は、変更箇所を指定した場合に自動的に設けられる。また、カラム 2 a 1 αは、差分メッセージの場合に自動的に設けられる。

一方、送信相手の他の無線呼出装置において、図 2 0の返信メッセージを受信した場合、プログラム実行部 6 5は、カラムプログラム bを実行し、図 2 0に示すメッセージの各カラム 2 a 1〜2 a 4 , 2 a 8 α 1 , 2 a 8 α 2 , 2 a 1 α の内容を把握する。そしてカラムプログラム実行部 6 5は、カラム 2 a 1が差分「# 9」であり、かつ返信カラム 2 a 8が返信を要求する「 1 *」であるので、 2 a 2 , 2 a 3から図 1 1に示す先行メッセージをサーチする。そして、プログラム実行部 6 5は、先行メッセージと返信メッセージとから返信メッセージに含まれない時間、ィベントのカラムの内容等を補充した表示用メッセージを生成する。次いで、プログラム突行部 6 5は、受信メッセージ表示プログラム 9を起動し、図 2 1に示すように、表示部 6 6に表示用メッセージ「 1 8 0 0ジカラノウチアゲニォクレマスタナカヨリ」を表示する。

以上のように、本実施形態によれば、返信要求に応じて、カラムメッセージ記憶部 6 4に記憶された先行メッセージに対して、ユーザ操作に従って変更箇所および変更内容を指定し、変更メッセージを作成するようにしている。このため、先行メッセージに対する変更箇所の変更内容、すなわち差分だけを入力すればよいので、入力が容易になり、メッセージの返送が簡単になる。また、先行メッセージに対する差分だけを再送すればよいので、重複したメッセージの通信の無駄がなくなる。

また、メッセージの生要部のカラムを定義したカラム定義データを記憶し、先行メッセージをカラム毎の内容として記憶するようにしている。このため、変更箇所の指定が容易になる。

また、変更箇所および変更内容の指定時に、カラム単位にユーザ操作のガイダンスを表示するようにしている。このため、先行メッセ一ジに対する差分を容易に入力することができる。

また、カラムメッセージ記憶部 6 4に記憶される先行メッセージに対して、相手側に存在するか否かを表す送信情報 6 4 αを付加するようにしている。このため、メッセージを予め作成しておくことが可能になる。また、差分の対象となる先行メッセージが確実に相手側に存在することを確認できる。

また、返信メッセージを差分で受信した場合、受信された変更箇所および変更内容と、先行メッセージとから表示用メッセージを作成するようにしている。このため、変更メッセージに先行メッセージの非変更部分を加えたメッセージ全文が表示されるので、メッセージの理解が容易になる。

また、メッセージの主要部のカラムを定義したカラム定载データ 2 aを記憶し、先行メッセージをカラム毎の内容として記億するようにしている。このため、各カラムの定義にしたがって表示用メッセージを生成できるので、メッセージの理解がさらに容易になる。また、全てのカラムの内容とこれに付随したメッセ一ジの文章化されたメッセージが表示部 6 6に表示されるため、メッセージを容易に理解できる。

図 2 2は、本実施形態における他の表示メッセージ生成動作を示すフローチャートである。ところで、メッセージを複数回受信した場合、受信者がこのメッセージをそれぞれすぐに確認できない場合がある。より具体的には、例えば待合せ時間が 3 時から 5時に変更され、更に 5 時から 4 時に変更された場合に. 変更内容を使用者が全て確認していればこれらの変更を理解できる。しかしながら、 3時のメッセ一ジを確認したが、 3時から 5時に変更されたメッセージを確認していない場合において、 4時への変更を表示するとき、この使用者に対して、 5 時から 4時に変更されたことを表す付随的なメッセージ「ジニハヤクナリマス」を表示すると、使用者のしり得る範囲では 3時から 4時への変更であるので、使用者は混乱してしまう。

このため、受信したメッセージが使用者に確認された場合、カラムメッセージ記憶部 6 4に格納されたメッセージに確認されたことを表す確認情報 6 4 ^が設定される。この確認情報 6 4 のフラグが例えば「 1 」の場合には、カラムメッセージが確認されたことを表している。確認情報の 6 4 ^フラグが「 0」の場合には、カラムメッセージが使用者にいまだ確認されていないことを表している。プログラム実行部 6 5は、差分メッセージを受信した場合、受信メッセージ表示プログラム 9を起動し、メッセージを表示するにあたって確認情報の 6 4 ；5フラグをサーチし、先行メッセージが確認されているか否か判断する（ステップ S 3 1 ) 。先のメッセージが確認されている場合には、ステップ S 3 2 に進み、プログラム実行部 6 5は、差分メッセージによって変更される先のメッセージのカラムの内容を新規メッセージとして扱い、表示するメッセージを作成し終了する。すなわち、例えば 3時のメッセージと、 3時から 5時に変更されたメッセ一ジの両方を確認している場合や、 3時のメッセージを確認せず、 3時から 5時に変更されたメッセージを確認している場合において、 4時への変更を表示するときには、「ジニハヤクナリマス」と表示して終了する。

ステップ S 3 1 において、先のメッセージが確認されていない場合には、ステツプ S 3 3に進み、プログラム実行部 6 5は、差分メッセージと先のメッセ一ジをカラム毎のプログラムの処理をもって、表示するメッセージを作成し終了する。すなわち、例えば 3時のメッセージと、 3時から 5時に変更されたメッセ一ジの両方を確認していない場合において、 4 時への変更を表示するときには、「ジニォソクナリマス」と表示して終了する。

以上のように、本実施形態によれば、カラムメッセージ記憶部 6 4に記憶される先行メッセージに対して、当該先行メッセージがメッセージ受信者に確認されたか否かを表す確認情報 64 を付加し、プログラム実行部 6 5がカラムプログラム 2 b、受信メッセージ表示プログラム 9を実行し、表示用メッセージを作成するにあたり、先行メッセージがメッセージ受信者に確認されているか否かを考慮するようにしている。このため、確認の有無に合致したメッセージが作成され、理解がさらに容易になる。

なお、本実施形態においてプログラム例を C言語で表現したが、アセンブラ、 C + +、 T e l、 P o s t s c r i p t , J A V A等のどんなプログラミング言語で記述されたプログラムでもよい。

また、上記突施形態では、無線呼出装置を単独の装置として説明しているが、 P H S (Personal ¾ndy phone System* 電話機、携帯電話機、 P DA (Personal Digital distant) などの無線機器に実装するようにしてもよい。

パスカル、アセンブラ等他のどのような言語で記述されたプログラムでもかまわない。

<第 2の実施の形態 >

図 2 3は、本発明の第 2の実施形態における無線呼出装置を用いたシステムの全体構成を示すプロック図である。図 2 3のシステムにおいては、テンプレート作成装置 1は、テンプレート 2と、ユーザ固有の I Dとを格納した力一ドをユーザに究行し、郵送等で配布する。無線呼出 ¾S 6 a , 6 bは、この力一ドをァダプタ 6 9 aに装着すれば、テンプレート読込部 6 9 b (図 5参照）がこのテンプレート 2をプログラム記憶部 6 3に格納する。なお、このカード自体をプログラム記憶部 6 3 として利用するようにしてもよい。また、テンプレート 2だけを無線で配布し、 I Dだけをカードで郵送等により配布して、このカードをアダプタ 6 9 aに装箝するようにしてもよい。

このシステムに用いられる無線呼出装置 6 a , 6 bのプログラム実行部 6 5は、 I Dが存在すれば、テンプレート 2のカラム定義データ 2 aを利用でき、また力ラムプログラム 2 bを実行できる。株価用のテンプレー卜 2では、サービス情報提供装置 1 0から周期的に送られてくる各銘柄の株価を差分メッセージとして扱い、先行メッセージの株価との比較から「タカクナリマシ夕」、「ヒククナリマシタ」などと表示できるようにカラムプログラム 2 bが形成されている。また. 指定銘柄の株価にしきい値を定めておき、しきい値を越えた時のみ表示したり、受信者に知らせたりするようにカラムプログラム 2 bを形成してもよい。また, 株価の上下に応じて売買するように送信メッセージ入力プログラム 8を形成してもよい。

以上のように、本実施形態によれば、アダプタ 6 9 aにカードを装着し、カードからテンプレート 2の内容を見るようにしている。このため、カラム定義デー夕が配布され、同じカラム定義データを共通的に利用できるので、従来のように使用者が所定の番号に自作文を共通的に入力設定し、番号と自作文とを対応させた一覧表を覚える必要がなくなる。また、簡単にカラム定義データを入手できる。以下、上記記憶手段に記憶される制御情報がプログラムに関する場合を第 3から第 7の実施の形態として説明する。

く第 3の実施の形態〉

図 2 4は、本発明の第 3の実施形態における無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。

図 2 4において、パーソナルコンピュータ 1 0 1で入力されたメッセージは、モデム 1 0 3、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 1 0 6に配布される。また、電話機 1 0 2で入力されたメッセージは、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 1 0 6に配布される。

公衆回線網 1 0 4は、数字 · カナサービス、英数字サービス、自由文サービス、トランスペアレントデータサービスを提供する。数字 · 力ナサ一ビスとは、 0から 9までの数字や一（ハイフン）などのカナを送信できるサービスである。英数字サービスとは、 0から 9までの数字に加えアルファべットを送信できるサ一ビスである。自由文サービスとは、 2桁の数字の組み合わせで文字を表現し自由な文を送信できるサービスである。トランスペアレントデータサービスとは、送信者が送信する無線呼出メッセージをバイナリ形式そのままで送信するサ一ビスである。

無線呼出装置 1 0 6は、アンテナ 1 0 6 a と、第 1受信部 1 0 6 bと、受信データ解析部 1 0 6 cと、プログラム抽出部 1 0 6 dと、プログラム情報記憶部 1 0 6 e と、プログラム実行部 1 0 6 f と、メッセージ出力制御部 1 0 6 gと . 液晶ディスプレイ 1 0 6 hと、スピーカ 1 0 6 i とを備える。

第 1受信部 1 0 6 bは、アンテナ 1 0 6 aを介して受信した無線呼出メッセ一ジが自宛メッセ一ジであるか否かを判定し、自宛メッセージである場合は無線呼出メッセージを受信データ解析部 1 0 6 cへ渡す。

受信データ解析部 1 0 6 cは、第 1受信部 1 0 6 bで得た無線呼出メッセージを解析し、メッセージヘッダ情報（後述）とメッセージ内容情報（後述）とを抽出し、さらにメッセージヘッダ情報からプログラム情報（後述）を抽出し、さらにメッセージ内容情報から各メッセージ内容の組を抽出する。

ここで図 2 5を用いてメッセージ情報の構成を説明する。

図 2 5において、メッセージ情報 2 0 1は、メッセージへッダ情報 2 0 1 aとメッセージ内容情報 2 0 1 bとから構成され、メッセージヘッダ情報 2 0 1 aは、プログラム情報 2 0 1 cから構成される。プログラム情報 2 0 1 cは、無線呼出装置内に保持するプログラムを一意に識別する情報である。メッセージ内容情報 2 0 1 b は、メッセージ内容 1 情報 2 0 1 b 1 とメッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2 とセパレ一タ 2 0 1 f とから構成される。メッセージ内容 1 情報 2 0 1 b 1 は表示文字 1情報 2 0 1 dから構成される。メッセージ内容 2情報

2 0 1 b 2は表示文字 2情報 2 0 1 eから構成される。

プログラム情報記憶部 1 0 6 eは、図 2 6に示されるような概念的な形式で識別子とプログラムとの紐を記 tSしている。

図 2 6において、組 3 0 1は、識別子が 0 0 0 1であるプログラムがプログラム 3 0 1 aであることを示している。プログラム 3 0 1 aは、副プログラム

3 0 1 a 1 と副プログラム 3 0 1 a 2と副プログラム 3 0 1 a 3 とから構成される。副プログラム 3 0 1 a 1は、無線呼出装置 1 0 6において既に受信者が指定している鳴音の指示を行なうプログラムを表している。副プログラム 3 0 1 a 2 は、メッセージ情報 2 0 1内のメッセージ内容 1情報 2 0 1 b 1 とメッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2とに含まれる表示文字情報をもとに「メッセージ内容 1情報 2 0 1 b 1 + " 二" +メッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2 + " テ" マツテルネ" 」という表示文字を生成するプログラムを表している。例えば、メッセージ内容 1 情報 2 0 1 b 1の情報が" 1 2シ" " でありメッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2の情報が" ゥメタ" " である場合は" 1 2シ" ニゥメタ" テ" マツテルネ" という表示文字を生成する。副プログラム 3 0 1 a 3は、副プログラム 3 0 1 a 2で生成された表示文字で表示指示を行なう。ここでプログラム 3 0 1 aの処理内容をフローチャート 3 0 1 bを用いて以下に示す。なお動作は（ 1 ) から（ 3 ) の順に進むものとする。

( 1 ) 受信者指定の鳴音指示を行なう（ステップ S 1 1 1 ) 。

( 2 ) 「メッセージ内容 1情報 2 0 1 b 1 + " 二" +メッセージ内容 2情報

2 0 1 b 2 + " テ" マツテルネ" 」という表示文字を生成する（ステップ S 1 1 2 ) ₀

( 3 ) ステップ S 1 1 2で生成した表示文字で表示指示を行なう（ステップ S 1 1 3 ) 。

なお、プログラム 3 0 1 aの具体例としてプログラミング言語 T c 1 で記述したプログラム例を以下に示す。なお、 #はコメント行であることを示す。

#受信者指定の鳴音指示を行う。

#なお、変数 userdef soundには受信者の鳴音指定情報が格納されている。 execs ound $userdef sound

#表示文字を生成する。

#なお、生成した表示文字は、変数 di spt xtに格納される。

#また、変数 mgli nfo、 nsg2i nf oにはそれぞれメッセージ内容 1情報、 #メッセージ内容 2情報の表示文字が格納されている。

set di spt xt [j oi ni l i st $ gli nf o"二 " $nsg2i nfo" T "マ 7テル不" ] " " ]

#表示指示を行う。

execdi sp $di spt xt (以上プログラム例）

図 2 6において組 3 0 2は、識別子が 0 0 0 2であるプログラムがプログラム

3 0 2 aであることを示している。プログラム 3 0 2 aは、副プログラム 3 0 2 a 1 と副プログラム 3 0 2 a 2と副プログラム 3 0 2 a 3 とから構成される。副プログラム 3 0 2 a 1は、メッセージ情報 2 0 1内のメッセ一ジ内容 1情報 2 0 1 b 1 とメッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2とに含まれる表示文字情報をもとに「 " ォマチシテオリマス \ n シ'、カン： " +メッセージ内容 1情報 2 0 1 b 1 + " \ nハ" ショ： " + メッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2」という表示文字を生成するプログラムを表している。例えば、メッセージ内容 1情報 2 0 1 b 1の情報が" 1 2シ" " でありメッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2の情報が" ゥメタ" " である場合は" ォマチシテオリマス\1 シ" カン： 1 2シ" \nハ'、ショ：ゥメタ" " という表示文字を生成する。なお" \n " は改行を意味している。副プログラム 3 0 2 a 2は、副プログラム 3 0 2 a 1で生成された表示文字で表示指示を行なう。副プログラム 3 0 2 a 3は、無線呼出装置 1 0 6において既に受信者が指定している鳴音の指示を行なうプログラムを表している。ここでプログラム 3 0 2 aの処理内容をフローチャート 3 0 2 bを用いて以下に示す。なお動作は（ 1 ) から（3 ) の順に進むものとする。

( 1 ) 「" ォマチシテオリマス \ nシ " カン： " +メッセージ内容 1情報

2 0 1 b 1 +" \ nハ、、ショ： " +メッセージ内容 2情報 2 0 1 b 2」という表示文字を生成する（ステップ S 1 2 1 ) 。

( 2 ) ステップ S 1 2 1で生成した表示文字で表示指示を行なう（ステップ S 1 2 2 ) 。

( 3 ) 受信者指定の鳴音指示を行なう（ステップ S 1 2 3 ) 。

なお、プログラム 3 0 2 aの具体例としてプログラミング言語 T c 1 で記述したプログラム例を以下に示す。

#表示文字を生成する。

#なお、生成した表示文字は、変数 disptxtに格納される。

#また、変数 nsglinio、 nsg2infoにはそれぞれメッセージ内容 1情報、

#メッセージ内容 2情報の表示文字が格納されている。

set disptxt[join[list"才マチシテ； Hマス"

#表示指示を行う。 execdi sp $di spt xt

#受信者指定の鳴音指示を行う。

#なお、変数 us er def s oundには受信者の鳴音指定情報が格納されている。 execsound $user dcf sound (以上プログフム例)

プログラム抽出部 1 0 6 dは、受信データ解析部 1 0 6 cで解析した結果抽出されたプログラム情報をもとにプログラム情報記憶部 1 0 6 eに記憶されているプログラムを抽出する。

プログラム実行部 1 0 6 f は、受信データ解析部 1 0 6 cで解析したメッセージ内容情報 2 0 1 bに含まれる情報を用いて、プログラム抽出部 1 0 6 dで抽出したプログラムを実行する。

メッセージ出力制御部 1 0 6 gは、プログラム実行部 1 0 6 f で実行されたプ口グラムにおいて、液晶ディスプレイ 1 0 6 h、スピーカ 1 0 6 i のデバイスに対して出力指示を受けた場合に各デバイスへの出力制御を行なう。

次に、以上のように構成された本発明の第 1の実施形態における無線呼出装置の具体的な動作を以下に説明する。具体的には、電話機 1 0 2から送信するメッセージ情報として図 2 7の（ a ) および（ b ) に示されるメッセージ情報を送信し、無線局 1 0 5から前述のメッセージ情報を含む無線呼出メッセージを送信し、無線呼出装置が前述の無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。ここで図 2 7の（ a ) および（b ) に関して簡単に説明する。

図 2 7 ( a ) において、 4 0 1 a 1は、プログラム情報として 4桁の識別子を示しており、値として「 0 0 0 1」を保持している。 4 0 1 a 2は、セパレー夕を示しており、値として「* 8」を保持している。 4 0 1 a 3は、表示文字 1情報を示しており、 «としてフリーヮ一ド形式で「 1 0 2 0 3 2 0 4」を保持している。なお、フリーワード形式ではそれぞれ「 1 0」は「 1」を、「 2 0」は「 2 」を、「 3 2 J は「シ」を「 0 4 」は「 " 」を示しており、「 1 0 2 0 3 2 0 4」は「 1 2シ" 」を表現する。 4 0 1 a 4は、表示文字 2情報を示しており、値としてフリーワード形式で「 1 3 7 4 4 1 0 4 J を保持している。なお、フリーワード形式ではそれぞれ「 1 3」は「ゥ」を、「 7 4」は「メ」を、「 4 1 」は「夕」を「 0 4 」は「 " 」を示しており、「 1 3 7 4 4 1 0 4」は「ゥメタ、、」を表現する。

図 2 7の（ b ) において、 4 0 1 b 1は、プログラム情報として 4桁の識別子を示しており、値として「 0 0 0 2」を保持している。 4 0 1 a 2および 4 0 1 a 3および 4 0 1 a 4に関しては前述のとおりである。

まず図 2 7 ( a ) のメッセージ情報 4 0 1 aを含む無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 1 2 ) の順に進むものとする。なお、プログラム情報記憶部 1 0 6 eにはあらかじめ図 2 6に示す情報が格納されているものとする。図 2 6に関する説明は前述のとおりである。

( 1 ) 無線呼出装置 1 0 6が受信待ち状態を維持する。

( 2 ) アンテナ 1 0 6 aを介し第 1受信部 1 0 6 bが無線呼出メッセージを受信する。

( 3 ) 第 1受信部 1 0 6 bは（ 2 ) で受信した無線呼出メッセージが自宛メッセージであるか否かを判定し、自宛メッセージでないなら（ 1 ) へ、自宛メッセージなら（ 4 ) へ進む。

(4 ) 受信データ解析部 1 0 6 cは、（ 3 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 4 0 1 aを抽出し、さらにメッセージ情報 4 0 1 aから、メッセージへッダ情報とメッセージ内容情報とを抽出し、さらにメッセージへッダ情報からプログラム情報を抽出し、さらにメッセージ内容情報からメッセージ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報とを抽出する。結果として、プログラム情報が「 0 0 0 1 」、メッセージ内容 1情報が「 1 0 2 0 3 2 0 4 ( 1 2 シ" ）」、メッセージ内容 2情報が「 1 3 7 4 4 1 0 4 (ゥメタ" ）」という値を抽出する。

( 5 ) プログラム抽出部 1 0 6 d は（ 4 ) で抽出したプログラム情報「 0 0 0 1」をもとにプログラム情報記億部 1 0 6 eに格納されているプログラムを検索抽出する。結果として、副プログラム 3 0 1 a 1 と副プログラム 3 0 1 a 2と副プログラム 3 0 1 a 3とを抽出する。

( 6 ) プログラム実行部 1 0 6 f は（ 4 ) で抽出したメッセージ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報を保持し、（ 5 ) で抽出したプログラムを実行開始すな o ( 7 ) 副プログラム 3 0 1 a 1を実行し、受信者指定の鳴音指示をメッセージ出力制御部 1 0 6 gに対し行なう。

( 8 ) メッセージ出力制御部 1 0 6 gは受信者指定の鳴音をスピーカ 1 0 6 i を通して発する。

( 9 ) 副プログラム 3 0 1 a 2を実行し、保持しているメッセージ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報の値である、「 1 0 2 0 3 2 0 4 ( 1 2シ" ）」および「 1 3 7 4 4 1 04 (ゥメタ" ）」をもとに" 1 2シ" ニゥメタ" テ" マツテルネ" という表示文字を生成する。

( 1 0 ) 副プログラム 3 0 1 a 3を実行し、（ 9 ) で生成した表示文字でメッセージ出力制御部 1 0 6 gに対し表示指示を行なう。

( 1 1 ) メッセージ出力制御部 1 0 6 gは（ 1 0 ) から得た表示文字を液晶ディスプレイ 1 0 6 hに対して表示する。

( 1 2 ) ( 1 ) へ進む。

次に図 2 7の（b ) のメッセージ情報 4 0 1 bを含む無線呼出メッセ一ジを受信した時の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 1 2 ) の順に進むものとする。なお、プログラム情報記億部 1 0 6 eにはあらかじめ図 2 6に示す情報が格納されているものとする。図 2 6に関する説明は前述のとおりである。

( 1 ) 無線呼出装置 1 0 6が受信待ち状態を維持する。

( 2 ) ァンテナ 1 0 6 aを介し第 1受信部 1 0 6 bが無線呼出メッセージを受信する。

( 3 ) 第 1受信部 1 0 6 bは（ 2 ) で受信した無線呼出メッセージが自宛メッセージであるか否かを判定し、自宛メッセージでないなら（ 1 ) へ、自宛メッセージなら（4 ) へ進む。

( 4 ) 受信データ解析部 1 0 6 cは、（ 3 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 4 0 1 bを抽出し、さらにメッセージ情報 4 0 1 bから、メッセージヘッダ情報とメッセージ内容情報とを抽出し、さらにメッセージへッダ情報からプログラム情報を抽出し、さらにメッセージ内容情報からメッセージ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報とを抽出する。結果として、プログラム情報が「 0 0 0 2」、メッセージ内容 1 情報が「 1 0 2 0 3 2 0 4 ( 1 2 シ、' ）」、メッセージ内容 2情報が「 1 3 7 4 4 1 0 4 (ウメ夕 " ）」という値を袖出する。

( 5 ) プログラム抽出部 1 0 6 d は（ 4 ) で抽出したプログラム情報「 0 0 0 2」をもとにプログラム情報記憶部 1 0 6 eに格納されているプログラムを検索抽出する。結果として、副プログラム 3 0 2 a 1 と副プログラム 3 0 2 a 2 と副プログラム 3 0 2 a 3 とを抽出する。

( 6 ) プログラム実行部 1 0 6 f は（ 4 ) で抽出したメッセージ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報を保持し、（ 5 ) で抽出したプログラムを実行開始する。

( 7 ) 副プログラム 3 0 2 a 1 を実行し、保持しているメッセージ內容 1 情報およびメッセージ内容 2情報の値である、「 1 0 2 0 3 2 0 4 ( 1 2 シ" ）」および「 1 3 7 4 4 1 0 4 (ウメタ" ）」をもとに" ォマチシテオリマス\ 11 シ" カン： 1 2 シ" \ ] ハ" ショ：ゥメタ" " という表示文字を生成する。

( 8 ) 副プログラム 3 0 2 a 2を実行し、（ Ί ) で生成した表示文字でメッセージ出力制御部 1 0 6 gに対し表示指示を行なう。

( 9 ) メッセージ出力制御部 1 0 6 gは（ 8 ) から得た表示文字を液晶ディスプレイ 1 0 6 hに対して表示する。

( 1 0 ) 副プログラム 3 0 2 a 3を実行し、受信者措定の鳴音指示をメッセ一ジ出力制御部 1 0 6 gに対し行なう。

( 1 1 ) メッセージ出力制御部 1 0 6 gは受信者指定の鳴音をスピーカ

1 0 6 1 を通して発する。

( 1 2 ) ( 1 ) へ進む。

なお、上述のメッセージ If報 4 0 1 aおよびメッセージ情報 4 0 1 bを受倍した際の無線呼出装置の概観を図 2 8に示す。

以上のように、本実施形態によれば、送信したい内容として「 1 2時に梅田で待ち合わせ」という送信内容に関して、「 1 2 シ" 二ウメ夕" テ" マツテルネ」等のメッセージをすベて送信者が作成するのではなくメッセージの内容部分 ( 「 1 2 シ" 」と「ゥメタ" J の部分）を送信し、それ以外の部分はこれを補うプログラム情報を送信する、つまりメッセージの内容に作用するプログラム情報を送信することができる。このため、送信者のメッセージ作成に対する労力を軽減できる。

また、送信対象に応じて「〇〇二△△テ" マツテルネ」や「ハ" ショ：〇〇」などの微妙に異なるメッセージを送信したい場合に、「〇〇二△△テ" マツテルネ」等の表示を行なうプログラム情報を変更するだけで送信できる。このため、送信者は、送信メッセージの微妙な差異をメッセージとして作成する労力が軽減できる。

なお、本実施形態において、メッセージヘッダ情報に含まれるプログラム情報を固定長の 4桁の数値で表現した識別子としているが、可変長の数値としてもよい。また、識別子として文字列や記号等を用いてもよい。また、プログラム情報を複数の識別子のリストとして構成してもよい。また、プログラム情報としてプ口グラムを保持させ、受信データ解析部で解析した結 ¾をプログラム実行部で直接実行させてもよい。

また、メッセ一ジ情報に含まれるセパレータとして「 * δ」を用いているが、セパレ一夕として使用できるものであればなんでもよい。また、セパレ一夕が省略可能であるならば省略してもよい。

また、メッセージ内容情報に含まれる表示文字 1情報および表示文字 2情報においてフリーヮード形式のデータを使用しているが、文字情報として表現できるデータならどんな形式のデータでもよい。

また、メッセージヘッダ情報の位置をメッセ一ジ情報の先頭としているが最後尾でもよい。

また、プログラム情報記億部に格納されているプログラムに関して具体例としてプログラミング言語 T c 1 で記述しているが、アセンブラ、（、 C + +、 Ρ 0 s t S c r i p t、 J A V A等のどんなプログラミング言語で記述されたプログラムでもよい。また、出力メッセージの雛型であるテンプレートでもよい。また、メッセージヘッダ情報をプログラム情報のみから構成しているが、メッセージへッダ情報に送信者情報および送信侧機器種別情報などを保持させてもよい。

また、上記突施形態では、無線呼出装置を単独の装- として説明しているが、 P H S ( Per sonal ¾ndy phone Syst em) 電話機、携帯電話機、 P D A ( Personal Di gi t al di st ant ) などの無線機器に実装するようにしてもよい。

さらに、無線呼出メッセージに送信者情報を含む場合には、特定の送信者からの無線呼出メッセージのみ表示出力を許可（又は禁止）するようにしてもよい, この場合、予めプログラム情報記憶部 1 0 6 eに、使用者が受信を許可したい特定の送信者の送信者情報を記憶させておき、プログラム実行部 1 0 6 f において. 受信された無線呼出メッセージに含まれる送信者情報が、プログラム情報記億部 1 0 6 e内に記憶されているか否かを判断し、判断結果に応じて表示出力をメッセージ出力制御部 1 0 6 gに許可（又は禁止）する構成となる。

く第 4の実施の形態 >

図 2 9は、本発明の第 4の実施形態におけるの無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。

図 2 9において、パーソナルコンピュータ 1 0 1で入力されたメッセージは、モデム 1 0 3、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 6 0 1に配布される。また、電話機 1 0 2で入力されたメッセージは、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 6 0 1に配布される。なお、パーソナルコンピュ一タ 1 0 1、話機 1 0 2、モデム 1 0 3、公衆回線網 1 0 4、無線局 1 0 5に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

無線呼出装置 6 0 1は、アンテナ 1 0 6 aと、第 1受信部 1 0 6 bと、受信データ解析部 6 0 1 aと、プログラム抽出部 1 0 6 dと、プログラム情報記憶部 6 0 1 bと、プログラム実行部 6 0 1 c と、表示制御部 6 0 1 dと、鳴音制御部 6 0 1 e と、振動制御部 6 0 1 f と、液晶ディスプレイ 1 0 6 h と、スピーカ 1 0 6 i と、ノイブレータ 6 0 1 gとを備える。なお、アンテナ 1 0 6 a、笫 1 受信部 1 0 6 b、プログラム抽出部 1 0 6 d、液品ディスプレイ 1 0 6 h、スピ一力 1 0 6 i に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

受信データ解析部 6 0 1は、第 1受信部 1 0 6 bで得た無線呼出メッセージを解析し、メッセージヘッダ情報（後述）とメッセージ内容情報（後述）とを抽出し、さらにメッセージヘッダ情報からプログラム情報（後述）を抽出し、さらにメッセージ内容情報から各引数の組を抽出する。

ここで図 3 0を用いてメッセージ情報の構成を説明する。

図 3 0において、メッセ一ジ 7 0 1は、メッセージヘッダ情報 7 0 1 aとメッセージ内容情報 7 0 1 bとから構成され、メッセージへッダ情報 7 0 1 aは、プログラム情報 7 0 1 cから構成される。プログラム情報 7 0 1 cは、無線呼出装置内に保持するプログラムを一意に識別する情報である。メッセージ内容情報 7 0 1 bは、引数 7 0 1 dの組から構成される。引数 7 0 1 dの問にはセパレ一タ 7 0 1 eが挿入される。引数 7 0 1 dは、引数属性情報 7 0 1 f と引数値 7 0 1 gとの組から構成される。引数属性情報 7 0 1 f の具体例を行 7 0 2 aから行 7 0 2 hに示す。行 7 0 2 aは、引数属性情報 7 0 1 f が「 0 0」の時は引数値がプログラム条件情報であることを表している。行 7 0 2 bから行 7 0 2 h までも同様である。引数値 7 0 1 gの具体例として行 7 0 3 aと行 7 0 3 bとに示す。行 7 0 3 aは、引数値 7 0 1 gが「 0」の時は「ランダム引数」であることを示している。行 7 0 3 bは、引数値 7 0 1 gが「 1」の時は「定型引数」であることを示している。ここで、ランダム引数とは、引数属性情報と引数値との組みがメッセージ中にランダムに設定されていることを意味し、無線呼出装置においてメッセージ中の全部の前記組みに基づいて出力動作がなされることを意味する。また定型引数とは、予め決められた順序通りの前記組みがメッセージ中に含まれていることを意味し、無線呼出装置においてメッセージ中の全部の前記組みの中、順序通りの組みのみに基づいて出力動作がなされることを意味する。

プログラム情報記億部 6 0 1 bは、図 3 1 に示されるような概念的な形式で識別子とプログラムとの組を記憶している。

図 3 1は、識別子が「 0 0 0 3」であるプログラム 8 0 1の例を示している _c 図 3 1において、プログラム 8 0 1は Cに似せた形式で記述している。なお、プログラム 8 0 1の具体例として C言語で記述したプログラムをプログラム 8 0 2 に示す。図 3 2を用いてプログラム 8 0 1の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 2 1 ) の順に進むものとする。

( 1 ) 最初の引数つまり引数属性値と引数値とを変数 Aに格納する（ステップ S 3 0 1 ) 。 ( 2) もし変数 Aの中の引数属性情報がプログラム条件情報ならば（ 3 ) へ進む。そうでないなら（2 1 ) へ進む（ステップ S 3 0 2 ) 。

( 3 ) もし変数 Aの中の引数値が「ランダム引数」ならば（ 4 ) へ進む。そうでないなら（ 1 3 ) へ進む（ステップ S 3 0 3 ) 。

(4 ) 次の引数を変数 Aに格納する（ステップ S 3 04 ) 。

( 5) もし変数 Aの中の引数属性情報が「 1」ではじまるのならば（ 6 ) へ進む。そうでないなら（ 7 ) へ進む（ステップ S 3 05 ) 。

( 6 ) 変数 Aの情報で表示指示を実行する。（ 1 1 ) へ進む（ステップ S 3 06 ) 。

(7) もし変数 Aの中の引数属性情報が「 2」ではじまるのならば（8 ) へ進む。そうでないなら（ 9 ) へ進む（ステップ S 3 07 ) 。

( 8 ) 変数 Aの情報で鳴音指示を実行する。（ 1 1 ) へ進む（ステップ S 3 08 )

( 9 ) もし変数 Aの中の引数厲性情報が「 3」ではじまるのならば（ 1 0 ) へ進む。そうでないなら（ 1 1 ) へ進む（ステップ S 3 0 9 ) 。

( 1 0 ) 変数 Aの情報で振動指示を実行する。（ 1 1 ) へ進む（ステップ S 3 1 0 ) 。

( 1 1 ) 次の引数を変数 Aに格納する（ステップ S 3 1 1 ) 。

( 1 2 ) 変数 Aが無効（null) であれば（ 2 1 ) へ進む。有効であれば（ 5 ) へ進む

(ステップ S 3 1 2 ) 。

( 1 3 ) 次の引数を変数 Aに格納する（ステップ S 3 1 3 ) 。

( 1 4 ) もし変数 Aの中の引数値が「定型引数」ならば（ 1 5 ) へ進む。そうでないなら（2 1 ) へ進む（ステップ S 3 1 4 ) 。

( 1 5 ) 次の引数を変数 Aに格納する（ステップ S 3 1 5) 。

( 1 6 ) もし変数 Aの中の引数属性情報が「 1」ではじまるのならば（ 1 7 ) へ進む。そうでないなら（ 1 8 ) へ進む（ステップ S 3 1 6 ) 。

( 1 7 ) 変数 Aの情報で表示指示を実行する（ステップ S 3 1 7) 。

( 1 8) 次の引数を変数 Aに格納する（ステップ S 3 1 8 ) 。 ( 1 9 ) もし変数 Aの中の引数属性情報が「 2」ではじまるのならば（ 2 0 ) へ進む。そうでないなら（ 2 1 ) へ進む（ステップ S 3 1 9 ) 。

( 2 0 ) 変数 Aの情報で鳴音指示を実行する（ステツプ S 3 2 0 ) 。

( 2 1 ) プログラム終了。

プログラム実行部 6 0 1 cは、受信データ解析部 6 0 1 aで解析したメッセ一ジ内容情報 7 0 1 bに含まれる情報を用いて、プログラム抽出部 1 0 6 dで抽出したプログラムを実行する。

表示制御部 6 0 1 dは、プログラム実行部 6 0 1 cから表示情報を受けて文字. アニメーション、動画等の液晶ディスプレイ 1 0 6 hへの表示制御を行なう。ァニメ一ション及び動画の表示については、例えば、液晶ディスプレイ 1 0 6 hの表示をドット単位で点滅させることや、ドット単位の横スクロール及び縦スクロールを組み合わせることにより簡易に再生することができる。

鳴音制御部 6 0 1 eは、プログラム実行部 6 0 1 cから鳴音情報を受けてベル音、メ口ディ音、音声等のスピー力 1 0 6 i への鳴音制御を行なう。本実施形態においては、鳴音制御部 6 0 1 eは、図 3 3 Aに示すような概念的な形式で鳴音識別子と鳴音パターンとの組をあらかじめ保持しており、前述の鳴音情報に含まれる鳴音識別子をもとに鳴音制御を行なう。

振動制御部 6 0 1 f は、プログラム実行部 6 0 1 cから振動情報を受けてバイブレーション等のバイブレータ 6 0 1 gへの振動制御を行なう。本実施形態においては、振動制御部 6 0 1 ίは、図 3 3 Βに示すような概念的な形式で振動識別子と振動パターンとの組をあらかじめ保持しており、前述の振動情報に含まれる振動識別子をもとに振動制御を行なう。

次に、以上のように構成された本実施形態における無線呼出装置の具体的な動作を以下に説明する。

まず、具体的には、電話機 1 0 2から送信するメッセージ情報として図 3 4に示されるメッセージ情報を送信し、無線局 1 0 5から前述のメッセージ情報を含む無線呼出メッセージを送信し、無線呼出装置が前述の無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。

ここで図 3 4に関して簡単に説明する。図 3 4 においては、メッセージ情報 1 1 0 0 a およびメッセージ情報 1 1 0 0 bおよびメッセージ情報 1 1 0 0 cに関する内容を示している。

図 34において、フィールド 1 1 0 1は、プログラム情報として 4桁の識別子を示しており、値として「 0 0 0 3」を保持している。フィールド 1 1 0 2は- セパレータを示しており、値として「 * 8」を保持している。フィールド 1 1 0 3は、引数厲性情報を示しており、値としてプログラム条件情報を表す「 0 0」を保持している。フィールド 1 1 0 4は、引数値を示しており、値としてランダム引数を表す「0」を保持している。フィールド 1 1 0 5は、引数属性情報を示しており、値として表示文字情報を表す「 1 0」を保持している c フィールド 1 1 0 6は、引数値を示しており、値としてフリーワード形式で「 1 0 2 0 3 2 04 1 3 74 4 1 0 4」を保持している。なお、フリーワード形式ではそれぞれ「 1 0」は「 1」を、「 2 0」は「 2」を、「 3 2」は「シ」を、「 0 4 J は「、' 」を、「 1 3」は「ゥ」を、「 7 4」は「メ」を、「 4 1 J は「タ」を示しており、「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 7 4 4 1 0 4」は「 1 2シ" ウメ夕" 」を表現する。フィールド 1 1 0 7は、引数属性情報を示しており、値として鳴音情報を表す「 2 0」を保持している。フィールド 1 1 0 8は、引数値を示しており、値として鳴音識別子「 0 1」を保持している。フィールド 1 1 0 9は、引数属性情報を示しており、値として振動情報を表す「 3 0」を保持している _c フィールド 1 1 1 0は、引数値を示しており、値として振動識別子「 0 2」を保持している。

まず、以下に図 34のメッセージ情報 1 1 0 0 aを含む無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 1 8 ) の順に進むものとする。なお、プログラム情報記憶部 6 0 1 bにはあらかじめ図 3 1 に示す情報が格納されているものとする。また、鳴音制御部 6 0 1 eおよび振動制御部 6 0 1 f は、それぞれ図 3 3 A、図 3 3 Bに示されるデータをあらかじめ保持しているものとする。図 3 1、図 3 3に関する説明は前述のとおりである。

( 1 ) 無線呼出装置が受信待ち状態を維持する。

( 2 ) アンテナ 1 0 6 aを介し第 1受信部 1 0 6 bが無線呼出メッセージを受信する。 ( 3 ) 第 1受信部 1 0 6 bは（ 2 ) で受信した無線呼出メッセージが自宛メッセージであるか否かを判定し、自宛メッセージでないなら（ 1 ) へ、自宛メッセージなら（ 4 ) へ進む。

( 4 ) 受信データ解析部 6 0 1 aは、（ 3 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 1 1 0 0 aを抽出し、さらにメッセージ情報 1 1 0 0 aから、メッセージへッダ情報とメッセージ内容情報とを抽出し、さらにメッセージヘッダ情報からプログラム情報を抽出し、さらにメッセージ内容情報から引数の組を抽出する。結果として、プログラム情報が「 0 0 0 3」、引数として順に「引数属性情報が 0 0 で引数値が 0」と「引数属性情報が 1 0で引数値が 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 7 4 4 1 0 4」と「引数属性情報が 2 0で引数値が 0 1」と「引数属性情報が 3 0で引数値が 0 2」とを抽出する。

( 5 ) プログラム抽出部 1 0 6 d は（ 4 ) で抽出したプログラム情報「 0 0 0 3」をもとにプログラム情報記憶部 6 0 1 bに格納されているプログラムを検索抽出する。結果として、プログラム 8 0 1を抽出する。

( 6 ) プログラム実行部 6 0 1 c は（ 4 ) で抽出した引数の組を保持し、

( 5 ) で抽出したプログラムを実行開始する。

( 7 ) 最初の引数を変数 Aに設定する。

( 8 ) 変数 Aの中の引数属性情報がプログラム条件情報を表す「 0 0」であり、引数値がランダム引数を表す「 0」であるので、次の引数を変数 Aに設定する。

( 9 ) 変数 Aの中の引数厲性情報が表示文字情報を表す「 1 0」であり、引数属性情報が 1で始まるので、引数の情報で表示制御部 6 0 1 dへ表示指示を出す。

( 1 0 ) 表示制御部 6 0 1 dは、引数の引数属性情報が表示文字情報であるので、引数値である「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 74 4 1 0 4」を文字として表示する。結果として液晶ディスプレイ 1 0 6 hに「 1 2シ" ゥメタ" 」と表示する。

( 1 1 ) 次の引数を変数 Aに設定する。

( 1 2 ) 変数 Aが打効なので、変数 Aの中の 31数屈性情報をチェックする。変数 Aの中の引数属性情報が鳴音情報を表す「 2 0」であり、引数属性情報が 2で始まるので、引数の情報で鳴音制御部 6 0 1 eへ鳴音指示を出す。

( 1 3 ) 鳴音制御部 6 0 1 eは、引数の引数属性情報がベル音情報であるので、引数値である「 0 1」に対応する鳴音パターンを検索し、スピーカ 1 0 6 ί に出力する。結果としてスピーカ 1 0 6 iから「ピーピー」と出力する。

( 1 4 ) 次の引数を変数 Aに設定する。

( 1 5 ) 変数 Aが有効なので、変数 Aの中の引数厲性情報をチェックする。変数 Aの中の引数属性情報が振動情報を表す「3 0」であり、引数属性情報が 3で始まるので、引数の情報で振動制御部 60 1 f へ振動指示を出す。

( 1 6 ) 振動制御部 6 0 1 f は、引数の引数厲性情報が振動情報であるので. 引数値である「0 2」に対応する振動パターンを検索し、バイブレータ 6 0 1 g に出力する。結果としてバイブレータ 6 0 1 g力「ブルッブルップルツ」と震える。

( 1 7) 次の引数を変数 Aに設定する。

( 1 8) 変数 Aが無効なのでプログラムを終了する。

なお、上述のメッセージ情報 1 1 0 0 aを受信した際の無線呼出装置の概観を図 3 5 Aに示す。

次に、図 34のメッセージ情報 1 1 0 0 bを含む無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 1 8 ) の顺に進むものとする。なお、プログラム情報記憶部 6 0 1 bにはあらかじめ図 3 1に示す情報が格納されているものとする。また、鳴音制御部 6 0 1 eおよび振動制御部 6 0 1 f は、それぞれ図 3 3 A、図 3 3 Bに示されるデータをあらかじめ保持しているものとする。図 3 1、図 3 3に関する説明は前述のとおりである。

( 1 ) 無線呼出装置が受信待ち状態を維持する。

( 3 ) 第 1受信部 1 06 bは（ 2 ) で受信した無線呼出メッセージが自宛メッセージであるか否かを判定し、自宛メッセージでないなら（ 1 ) へ、自宛メッセージなら（ 4 ) へ進む。

(4 ) 受信データ解析部 6 0 1 aは、（ 3 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 i 1 0 0 bを抽出し、さらにメッセージ情報 1 1 0 0 bから、メッセージヘッダ情報とメッセージ内容情報とを抽出し、さらにメッセージヘッダ情報からプログラム情報を抽出し、さらにメッセージ内容情報から引数の組を抽出する。結果として、プログラム情報が「 0 0 0 3」、引数として順に「引数属性情報が 0 0で引数値が 0」と「引数厲性情報が 3 0で引数値が 0 2」と「引数厲性情報が 2 0で引数値が 0 1」と「引数属性情報が 1 0で引数値が 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 74 4 1 0 4」とを抽出する。

( 6 ) プログラム実行部 6 0 1 c は（ 4 ) で抽出した引数の組を保持し、 ( 5 ) で抽出したプログラムを実行開始する。

( 7 ) 最初の引数を変数 Aに設定する。

( 9 ) 変数 Aの中の引数属性情報が振動情報を表す「 3 0」であり、引数属性情報が 3で始まるので、引数の情報で振動制御部 6 0 1 f へ振動指示を出す。

( 1 0 ) 振動制御部 6 0 1 f は、引数の引数属性情報が振動情報であるので、引数値である「 0 2」に対応する振動パターンを検索し、バイブレータ 6 0 1 g に出力する。結果としてバイブレータ 6 0 1 gが「ブルツブルツブルツ」と震える。

( 1 1 ) 次の引数を変数 Aに設定する。

( 1 2 ) 変数 Aが有効なので、変数 Aの中の引数属性情報をチックする。変数 Aの中の引数属性情報が ¾音情報を表す「 2 0」であり、引数^性情報が 2で始まるので、引数の情報で鳴音制御部 6 0 1 eへ鳴音指示を出す。

( 1 3 ) 鳴音制御部 6 0 1 eは、引数の引数厲性情報がベル音情報であるので、引数値である「 0 1」に対応する鳴音パターンを検索し、スピーカ 1 0 6 i に出力する。 ; としてスピーカ 1 0 6 iから「ピーピー」と出力する。

( 1 4 ) 次の引数を変数 Aに設定する。

( 1 5 ) 変数 Aが有効なので、変数 Aの中の引数属性情報をチェックする。変数 Aの中の引数属性情報が表示文字情報を表す「 1 0」であり、引数属性情報が 1で始まるので、引数の情報で表示制御部 6 0 1 dへ表示指示を出す。

( 1 6 ) 表示制御部 6 0 1 dは、引数の引数属性情報が表示文字情報であるので、引数値である「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 7 4 4 1 0 4」を文字として表示する, 結果として液晶ディスプレイ 1 0 6 hに「 1 2シ" ウメ夕" 」と表示する。

( 1 7 ) 次の引数を変数 Aに設定する。

( 1 8) 変数 Aが無効なのでプログラムを終了する。

なお、上述のメッセージ情報 1 1 0 0 bを受信した際の無線呼出装置の概観を図 3 5 Bに示す。

次に、図 34のメッセージ情報 1 1 0 0 cを含む無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 1 4 ) の順に進むものとする。なお、プログラム情報記憶部 6 0 1 bにはあらかじめ図 3 1に示す情報が格納されているものとする。また、鳴音制御部 6 0 1 eおよび振動制御部 6 0 1 f は、それぞれ図 3 3 A、図 3 3 Bに示されるデータをあらかじめ保持しているものとする。図 3 1、図 3 3に関する説明は前述のとおりである。

( 1 ) 無線呼出装置が受信待ち状態を維持する。

( 4 ) 受信データ解析部 6 0 1 aは、（ 3 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 1 1 0 0 cを抽出し、さらにメッセージ情報 1 1 0 0 じから、メッセージヘッダ情報とメッセージ内容情報とを抽出し、さらにメッセージへッダ情報からプログラム情報を抽出し、さらにメッセージ内容情報から引数の組を抽出する。結果として、プログラム情報が「 0 0 0 3」、引数として順に「引数 ΙίΓί性報が 0 0 で引数値が 1 」と「引数 / 性報が 1 0で引数値が 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 7 4 4 1 0 4」と「引数属性情報が 2 0で引数値が 0 1」と「引数屈性 11報が 3 0で引数値が 0 2 J とを抽出する。

( 5 ) プログラム抽出部 1 0 6 dは（ 4 ) で抽出したプログラム情報「 0 0 0 3 J をもとにプログラム情報記憶部 6 0 1 bに格納されているプログラムを検索抽出する。結果として、プログラム 8 0 1を抽出する。

( 7 ) 最初の引数を変数 Aに設定する。

( 8 ) 変数 Aの中の引数属性情報がプログラム条件情報を表す「 0 0 J であり、引数値が定型引数を表す「 1」であるので、次の引数を変数 Aに設定する。

( 9 ) 変数 Aの中の引数属性情報が表示文字情報を表す「 1 0」であり、引数属性情報が 1で始まるので、引数の情報で表示制御部 6 0 1 dへ表示指示を出す。

( 1 0 ) 表示制御部 6 0 1 dは、引数の引数属性情報が表示文字情報であるので、引数値である「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 74 4 1 04」を文字として表示する。結果として液晶ディスプレイ 1 0 6 hに「 1 2シ" ゥメタ" 」と表示する。

( 1 1 ) 次の引数を変数 Aに設定する。

( 1 2 ) 変数 Aの中の引数厲性情報が鳴音情報を表す「 2 0」であり、引数属性情報が 2で始まるので、引数の情報で鳴音制御部 6 0 1 eへ鳴音指示を出す。

( 1 3 ) 鳴音制御部 6 0 1 eは、引数の引数屈性情報がベル音情報であるので、引数値である「 0 1」に対応する鳴音パターンを検索し、スピーカ 1 0 6 ί に出力する。結果としてスピーカ 1 0 6 iから「ピーピ一」と出力する。

( 1 4 ) プログラムを終了する。

なお、上述のメッセージ情報 1 1 0 0 cを受信した際の無線呼出装置の概観を図 3 5 Cに示す。

以上のように、本実施形態によれば、送信者が受信側の受信後の動作をプログラム情報として指定でき、また、プログラムの動作を規定する情報をメッセージ内容情報内に保持されることができる。よって、送信者は、音ゃ振動の指定をすることができ、また、プログラムの動作を規定する情報を変更するだけで受信後の動作を容易に変更することができるので、送信者のメッセージ作成に対する自由度を増すことができる。

なお、本実施形態において、メッセージヘッダ情報に含まれるプログラム情報を固定長の 4桁の数値で表現した識別子としているが、可変長の数値としてもよい。また、識別子として文字列や記号等を用いてもよい。また、プログラム情報を複数の識別子のリストとして構成してもよい。また、プログラム情報としてプ口グラムを保持させ、受信データ解析部で解析した結果をプログラム実行部で直接¾行させてもよい。

また、メッセージ情報に含まれるセパレ一夕として「 * 8」を用いているが、セパレー夕として使^できるものであればなんでもよい。また、セパレ一タが省略可能であるならば省略してもよい。

また、メッセージ内容情報に含まれる引数属性情報を固定長の 2桁の数値で表現した値としているが、可変長の値としてもよい。また、値として文字列や記号等を用いてもよい。また、引数属性情報として表示アニメーション情報や表示動画情報ゃメ口ディ音情報や音声情報とした場合の引数値に関しては、それぞれ対応するデータならどんな形式のデータでもよい。

また、メッセージヘッダ情報の位置をメッセージ情報の先頭としているが最後尾でもよい。

また、プログラム情報記憶部に格納されているプログラムの具体例としてプログラミング言語 C で記述しているが、アセンブラ、 T c 1 、 C + +、 P o s t S c r i p t , J AVA等のどんなプログラミング言語で記述されたプログラムでもよい。また、出力メッセージの雛型であるテンプレートでもよい。また、上記実施形態では、無線呼出装置を単独の装置として説明しているが、 P H S (Personal ¾ndy phone System) 電話機、携帯電話機、 P DA (Personal Digital distant) などの無線機器に実装するようにしてもよい。

また、鳴音制御部および振動制御部において内部的に識別子とパターンとの組を保持し、プログラム実行部から受け取った引数の情報に含まれる識別子からパターンを検索し出力しているが、プログラム実行部から受け取った引数の情報としてパターンを受け取り直接出力してもよい。

また、メッセージヘッダ情報をプログラム情報のみから構成しているが、メッセージへッダ情報に送信者情報および送信侧機器種別情報などを保持させてもよい。

く第 5の実施の形態 > 図 3 6は、本発明の第 5の実施形態の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。

図 3 6において、パーソナルコンピュータ 1 0 1で入力されたメッセ一ジは. モデム 1 0 3、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 1 3 0 1に配布される。また、電話機 1 0 2で入力されたメッセージは、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 1 3 0 1に配布される。なお、パーソナルコンピュー夕 1 0 1、電話機 1 0 2、モデム 1 0 3、公衆回線網 1 0 4、無線局 1 0 5に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

無線呼出装置 1 3 0 1は、アンテナ 1 0 6 aと、第 1受信部 1 0 6 bと、受信データ解析部 1 3 0 2と、プログラム実行部 1 3 0 3と、ァドレス情報記憶部 1 3 04 と、メッセージ出力制御部 1 0 6 gと、液品ディスプレイ 1 0 6 hと、スピーカ 1 0 6 i とを備える。なお、アンテナ 1 0 6 a、第 1受信部 1 0 6 b、メッセージ出力制御部 1 0 6 g、液晶ディスプレイ 1 0 6 h、スピーカ 1 0 6 ί に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

受信データ解析部 1 3 02は、第 1受信部 1 0 6 bで得た無線呼出メッセージを解析し、メッセージヘッダ情報（後述）とメッセージ内容情報（後述）とを抽出し、さらにメッセージへッダ情報からプログラム情報（後述）を抽出し、さらにメッセージ内容情報から各引数の組を抽出する。

ここで図 37を用いてメッセージ情報の構成を説明する。

図 37において、メッセージ 1 4 0 1は、メッセージヘッダ情報 1 4 0 1 aとメッセージ内容情報 1 4 0 1 b とから構成され、メッセージヘッダ情報 1 4 0 1 aは、プログラム情報 1 4 0 1 cから構成される。メッセージ内容情報 1 4 0 1 bは、引数 1 ( 1 4 0 1 d ) と引数 2 ( 1 4 0 1 e ) とセパレ一夕 1 4 0 1 ίの組から構成される。引数 1 ( 1 4 0 1 d ) は、ァドレス情報を保持する。引数 2 ( 1 4 0 1 e ) は、表示文字情報を保持する。プログラム情報 1 4 0 1 cは、プログラムを保持する。例えばプログラム 1 4 0 2を保持する。ここでプログラム 1 4 0 2が示すプログラムの動作についてフローチヤ一ト 1 40 3を用いて説明する。動作は以下の（ 1 ) から（4) の順に進むものとする c ( 1 ) 引数 1で与えられたァドレス情報が示す識別子をもとに無線呼出装置が保持するアドレスデータを検索し、対応する氏名を取得する。

( 2 ) ( 1 ) で取得した氏名を用いて、「（ 1 ) で取得した氏名 + " テ" ス。 " +引数 2の表示文字」という ¾示文字を生成する。

( 3 ) ( 2 ) で生成した表示文字で表示指示を行なう。

( 4 ) プログラム終了。

なお、プログラム 1 4 0 2の具体例としてプログラミング言語 T c 1 で記述したプログラム例を以下に示す。なお #はコメント行であることを示す。

#ァドレスデータを検索取得し、変数 nam:に格納する。

#なお、変数 ar gli nf oには引数 1の値を格納されている。

set nane [ get addr narrc$ar gli nf ol

#表示文字を生成する。

#なお、生成した表示文字は、変数 di spt xtに格納される。

#また、変数 _{ar g}2i nfoには引数 2の値が格納されている。

#メッセージ内容 2情報の表示文字が格納されている。

set di spt xt j oi n[ l i st $namc' 'ァス。 " $arg2i nf o] " " ]

#表示指示を行う。

execdi sp $di spt xt (以上プログラム例）

プログラム突行部 1 3 0 3は、受信データ解析部 1 3 0 2で解析したプログラム情報 1 4 0 1 cとメッセージ内容情報 1 4 0 1に含まれる情報とを用いて、プログラム情報 1 4 0 1 cに含まれるプログラムを実行する。

ァドレス情報記憶部 1 3 0 4は、図 3 8に示すような概念的な形式で、識別子と氏名と電話悉号との組を保持する。

次に、以上のように構成された笫 5突施形態における無線呼出装 ©の具休的な動作を以下に説明する。具体的には、パーソナルコンピュータ 1 0 1から送信するメッセージ情報として図 3 9に示されるメッセージ情報を送信し、無線局 1 0 5から前述のメッセージ情報を含む無線呼出メッセージを送信し、無線呼出装置が前述の無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。

ここで図 3 9に関して簡単に説明する。図 3 9において、フィールド 1 6 0 1は、プログラム情報を示しており、プログラム 1 4 0 2を保持している。フィールド 1 6 0 2は、セパレー夕を示しており、値として「 * 8」を保持している。フィールド 1 6 0 3は、ァドレス情報を示しており、値として識別子である「 0 0 1 」を保持している。フィールド 1 6 0 4 は、表示文字情報を示しており、値としてフリーワード形式で「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 74 4 1 0 4」を保持している。なお、フリーヮード形式ではそれぞれ「 1 0」は「 1」を、「 2 0」は「 2」を、「 3 2」は「シ」を、「 0 4」は「" 」を、「 1 3」は「ゥ」を、「 7 4」は「メ」を、「 4 1」は「夕」を示しており、「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 7 4 4 1 0 4」は「 1 2 シ" ウメタ" 」を表現する。

以下に図 3 9のメッセージ情報 1 6 0 0を含む無線呼出メッセージを受信した時の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 8 ) の順に進むものとする。なお、ァドレス情報記憶部 1 3 0 4にはあらかじめ図 3 8に示す情報が格納されているものとする。

( 1 ) 無線呼出装置が受信待ち状態を維持する。

( 2 ) アンテナ 1 0 6 aを介し第 1受信部 1 0 6 bが無線呼出メッセ一ジを受信する。

( 4 ) 受信データ解析部 1 3 0 2は、（ 3 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 1 6 0 0を抽出し、さらにメッセージ情報 1 6 0 0から、メッセージヘッダ情報とメッセージ内容情報とを抽出し、さらにメッセージへッダ情報からプログラム情報を抽出し、さらにメッセージ内容情報から引数の組を抽出する。結果は、プログラム情報としてプログラム 1 4 0 2 と引数 1 として「 0 0 1」と引数 2として「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 7 4 4 1 0 4」とを抽出する。

( 5 ) プログラム実行部 1 3 0 3は（ 4 ) で抽出した引数 1および引数 2を保持し、（4 ) で抽出したプログラム 1 4 0 2を実行開始する。

( 6 ) 引数 1で与えられた値である「 0 0 1」をもとにァドレス情報記憶部 1 3 0 4を検索する。結果として対応する氏名である「ィトウタロウ」を取得する。

( 7 ) ( 6 ) で取得した「イトウタロウ」と、引数 2で与えられた値である「 1 0 2 0 3 2 0 4 1 3 7 4 4 1 0 4 ( 1 2シ" ゥメタ" ）」を用いて「ィトウタロウテ" ス。 1 2シ" ウメタ" 」という表示文字を生成し、メッセージ出力制御部 1 0 6 gへ表示指示を出す。

( 8 ) メッセージ出力制御部 1 0 6 gは、液晶ディスプレイ 1 0 6 hに「イトウタ口ウテ' ス。 1 2シ" ゥメタ" 」と表示する。

なお、上述のメッセージ情報 i 6 0 0を受信した際の無線呼出装置の概観を図 4 0に示す。

以上のように、本実施形態によれば、受信側が既に保持するァドレスデータを検索し、検索した結果の情報を用いて表示動作を指示できるプログラム情報を送信者が指定することができる。つまり受信側が既に保持するデータに作用するプログラム情報をメッセージ情報に保持させ送信者が送信することができる。よつて、送信者は送信するメッセージと受信側が既に保持するデータとをからめたメッセージの作成ができ、また、送信者はいちいち受信者側で表示させる表示メッセージをすベて作成する手間が省け、送信者のメッセージ作成に対する労力を軽減できる。

なお、本実施形態において、メッセージヘッダ情報に含まれるプログラム情報として具体例としてプログラミング言語 T c 1 で記述したプログラムで示しているが、アセンブラ、（：、 C + +、 P o s t S c r i p t , J A V A等のどんなプログラミング言語で記述されたプログラムでもよい。また、出力メッセージの雛型であるテンプレートでもよい。

また、メッセージ情報に含まれるセパレ一タとして「 * 8」を用いているが、セパレー夕として使用できるものであればなんでもよい。また、セパレー夕が省略可能であるならば省略してもよい。

また、メッセージ内容情報に含まれる引数としてァドレス情報を固定長の 3桁の数値の識別子で表現した値としているが、可変長の値としてもよい。また、値として文字列や記号等を用いてもよい。また、表示文字情報としてフリーヮード形式のデータを使用しているが、文字情報として表現できるデータならどんな形式のデータでもよい。

また、ァドレス情報記憶部に含まれるァドレスデータは、既に無線呼出装置が備えているァドレスデータを用いてもよい。

また、上記実施形態では、無線呼出装置を単独の装置として説明しているが、 P H S ( Personal ¾ndy phone Syst em) 電話機、携帯電話機、 P D A ( Per sonal Di gi t al di st ant ) などの無線機器に実装するようにしてもよい。

く第 6の実施の形態〉

図 4 1 は、本発明の第 6の実施形態の無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。

図 4 1 において、パーソナルコンピュータ 1 0 1 で入力されたメッセージは、モデム 1 0 3、公衆回線網 1 0 4 および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 1 8 0 1 に配布される。また、電話機 1 0 2で入力されたメッセージは、公衆回線網 1 0 4 および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 1 8 0 1 に配布される。なお、パーソナルコンピュータ 1 0 1 、電話機 1 0 2 、モデム 1 0 3 、公衆回線網 1 0 4 、無線局 1 0 5に閱する説明は前述のとおりであるので省略する。

無線呼出装置 1 8 0 1 は、アンテナ 1 0 6 a と、第 1受信部 1 0 6 b と、受信データ解析部 1 0 6 c と、プログラム抽出部 1 0 6 d と、プログラム情報記惊部 1 8 0 2 と、第 2受信部 1 8 0 3 と、プログラム格納処理部 1 8 0 4 と、プログラム実行部 1 0 6 f と、メッセージ出力制御部 1 0 6 g と、液晶ディスプレイ 1 0 6 h と、スピーカ 1 0 6 i とを備える。無線呼出装置 1 8 0 1 と他のパーソナルコンピュータ 1 8 0 5 とは有線接続される。なお、アンテナ 1 0 6 a、第 1 受信部 1 0 6 b、プログラム抽出部 1 0 6 d、プログラム実行部 1 0 6 ί 、メッセージ出力制御部 1 0 6 g、液晶ディスプレイ 1 0 6 h、スピーカ 1 0 6 i に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

プログラム情報記憶部 1 8 0 2は、図 4 2に示されるような概念的な形式で識別子とプログラムとの組を記憶している。

図 4 2において、組 3 0 1は、識別子が 0 0 0 1であるプログラムがプログラム 3 0 1 aであることを示している。プログラム 3 0 1 aは、副プログラム 3 0 1 a 1 と副プログラム 3 0 1 a 2と副プログラム 3 0 1 a 3とから構成される。なお、プログラム 3 0 1 a、副プログラム 3 0 1 a 1 、副プログラム 3 0 1 a 2、副プログラム 3 0 1 a 3に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

第 2受信部 1 8 0 3は、他のパーソナルコンピュータ 1 8 0 5から、図 4 3に示されるような形式のプログラム情報を受信する。

図 4 3において、受信するプログラム情報 2 0 0 0は、識別子 2 0 0 1 とセパレー夕 2 0 0 2とプログラム 2 0 0 3とから構成されている。

プログラム格納処理部 1 8 0 4は、第 2受信部 1 8 0 3で受信したプログラム情報を解析し、プログラム情報記憶部 1 8 0 2へ格納する。

次に、以上のように構成された本発明の第 6の実施形態における無線呼出装置の具体的な動作を以下に説明する。具体的には、無線呼出メッセージを受信する前の動作として図 4 4に示されるプログラム情報 2 1 0 0を受信する動作について説明する。

ここで図 4 4に関して簡単に説明する。 2 1 0 1は識別子を示しており、値として「 0 0 0 2」を保持している。 2 1 0 2はセパレ一タを示しており、値として「 * 8」を保持している。 2 1 0 3は副プログラム 3 0 2 a 1を行なう副プログラムを示し、 2 1 0 4は副プログラム 3 0 2 a 2を行なう副プログラムを示し、 2 1 0 5 は副プログラム 3 0 2 a 3 を行なう副プログラムを示している。 2 1 0 3と 2 1 0 4と 2 1 0 5とでプログラムを表している。なお、副プログラム 3 0 2 a 1、副プログラム 3 0 2 a 2、副プログラム 3 0 2 a 3に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

以下に図 4 4に示されるプログラム情報を受信する動作は説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 5 ) の順に進むものとする。なお、プログラム情報記憶部 1 8 0 2にはあらかじめ図 4 2に示す情報が格納されているものとする。図 4 2 に関する説明は前述のとおりである。

( 1 ) 無線呼出装置 1 0 6が受信待ち状態を維持する。

( 2 ) 他のパーソナルコンピュータ 1 8 0 5から、プログラム情報 2 1 0 0を有線を経由して、第 2受信部 1 8 0 3で受信する。

( 3 ) プログラム格納処理部 1 8 0 4は、第 2受信部 1 8 0 3で受信したプログラム情報 2 1 0 0を解析し、識別子として「 0 0 0 2」、プログラムとして「副プログラム 3 0 2 a 1を行なう副プログラムと副プログラム 3 0 2 a 2を行なう副プログラムと副プログラム 3 0 2 a 3を行なう副プログラム」を抽出する。

( 4 ) プログラム格納処理部 1 8 0 4は、（ 3 ) で抽出した結果をプログラム情報記憶部 1 8 0 2へ格納する。

( 5 ) ( 1 ) へ進む。

なお、プログラム情報 2 1 0 0 を格納した紡果のプログラム情報記憶部 1 8 0 2の内容を図 2 6に示す。図 2 6に関する説明は前述のとおりであるので省略する。

以上のように、本実施形態によれば、受信者側でプログラム情報を受信しダウンロードすることができるので、送信者に対し、送信者側のメッセージ作成に対する自由度を増すことができ、メッセ一ジ作成の幅を広げることができる。ダウンロードについては、たとえば、新たなプログラム識別子を用いればプログラムを追加することができ、既に存在するプログラム識別子を用いれば変更することができ、既に存在するプログラム識別子を用いて無効なプログラムを格納すれば、削除することができる。

なお、本実施形態において、プログラムの識別子を固定長の 4桁の数値で表現しているが、可変長の数値としてもよい。また、識別子として文字列や記号等を川いてもよい。

また、メッセージ情報に含まれるセパレータとして「 * 8」を用いているが、セパレー夕として使用できるものであればなんでもよい。また、セパレータが省略可能であるならば省略してもよい。また、プログラム情報内の識別子の位置をプログラム情報の先頭としているが最後尾でもよい。

また、プログラムに関して概念的な記述を行なっているが、具体的に、ァセンブラ、 C、 C + +、 T c l、 P o s t S c r i t s J A V A等のどんなプログラミング言語で記述されたプログラムでもよい。また、出力メッセージの雛型であるテンプレートでもよい。

また、他のパーソナルコンピュータと第 2受信部とを有線接続していたが、無線接続していてもよい。

<第 7の実施の形態 >

図 4 5は、本発明の第 7実施形態における無線呼出装置を用いたシステムの全体構成の一例を示すプロック図である。

図 4 5 において、パーソナルコンピュータ 1 0 1 で入力されたメッセージは、モデム 1 0 3、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5 を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 2 2 0 1 に配布される。また、電話機 1 0 2で入力されたメッセージは、公衆回線網 1 0 4および無線局 1 0 5を介して、無線呼出メッセージとして無線呼出装置 2 2 0 1 に配布される。なお、パーソナルコンピュータ 1 0 1 、電話機 1 0 2 、モデム 1 0 3 、公衆回線網 1 0 4 、無線局 1 0 5 に 1¾する説明は前述のとおりであるので翁略する。

無線呼出装- 2 2 0 1 は、アンテナ 1 0 6 a と、第 1 受信部 1 0 6 b と、データー時蓄積部 2 2 0 2 と、分割無線呼出データ格納処理部 2 2 0 3 と、分割無線呼出データ結合部 2 2 0 4 と、受信データ解析部 2 2 0 5 と、プログラム抽出部 1 0 6 d と、プログラム情報記憶部 1 0 6 e と、プログラム実行部 1 0 6 f と、メッセージ出力制御部 1 0 6 g と、液晶ディスプレイ 1 0 6 h と、スピーカ 1 0 6 i とを備える。なお、アンテナ 1 0 6 a、 ίίί 1受信部 1 0 6 b、プログラム抽出部 1 0 6 d、プログラム情報記憶部 1 0 6 e、プログラム実行部 1 0 6 f 、メッセ一ジ出力制御部 1 0 6 g、液晶ディスプレイ 1 0 6 h、スピーカ 1 0 6 i に閬する説明は前述のとおりであるので省略する。

データ一時蓄積部 2 2 0 2は、受信した無線呼出メッセージ内のメッセージ情報を一時的に蓄積する。分割無線呼出データ格納処理部 2 2 0 3は、メッセージ情報をデーター時蓄積部 2 2 0 2へ格納する処理を行なう。

分割無線呼出データ結合部 2 2 0 4 は、データー時蓄積部 2 2 0 2 に格納されているメッセージ情報を取得し、分割されたメッセージ情報を一つのメッセージ情報に結合する処理を行なう。

受信データ解析部 2 2 0 5は、受信した無線呼出メッセージからメッセージ情報を抽出し、前述のメッセージ情報内の分割情報をもとに、もし分割されたメッセージ情報でありかつ分割された最後のメッセージ情報でない時は分割無線呼出データ格納処理部 2 2 0 3ヘメッセージ情報の格納指示を行ない、もし分割されたメッセージ情報でありかつ分割された最後のメッセージ情報である時はメッセージ情報を分割無線呼出データ結合部へ渡し、メッセージ情報の結合指示を行なう。

具体的に図 4 6に、図 2 5に示すメッセージ情報を分割したメッセージ情報としたときの例を示す。図 2 5 におけるメッセージ情報 2 0 1 を図 4 6ではメッセージ情報 2 3 0 1 とメッセージ情報 2 3 0 2 とメッセージ情報 2 3 0 3 とに分割している。また、メッセージ情報 2 3 0 1 、メッセージ情報 2 3 0 2、メッセージ情報 2 3 0 3の先頭にはメッセージヘッダ情報として分割情報を付加している。

次に、以上のように構成された本発明の第 7の実施形態における無線呼出装置の具体的な動作を以下に説明する。具体的には、図 4 7に示されるメッセージ情報 2 4 0 1、メッセージ情報 2 4 0 2、メッセージ情報 2 4 0 3のそれぞれを含む無線呼出メッセージを順次受信した時の受信データ解析部 2 2 0 5の動作について説明する。

ここで図 4 7に関して簡単に説明する。メッセージ情報 2 4 0 1 は分割情報として「 1」を、プログラム情報として「 0 0 0 1 」を保持している。メッセージ情報 2 4 0 2は分割情報として「 1 」を、セパレータとして「 * 8」を、表示文字 1情報としてフリーヮ一ド形式で「 1 0 2 0 3 2 0 4 ( 1 2 シ'、）」を保持している。メッセージ情報 2 4 0 3は分割情報として「 2」を、セパレー夕として「 * 8」を、表示文字 2情報としてフリーヮード形式で「 1 3 7 4 4 1 0 4 (ゥメタ'、）」を保持している。前述の分割情報に関しては、「 0」の場合は分割されていないメッセージ情報であることを表し、「 1」の場合は分割されたメッセージ情報であり最後ではないメッセージ情報であることを表し、「 2 J の場合は分割されたメッセージ情報であり最後のメッセージ情報であることを表す。

以下に図 4 7に示されるメッセージ情報 2 4 0 1、メッセ一ジ情報 2 4 0 2. メッセージ情報 24 0 3を受信した時の受信データ解析部 2 2 0 5の動作について説明する。動作は以下の（ 1 ) から（ 2 3 ) の順に進むものとする。なお、プログラム情報記億部 1 0 6 eにはあらかじめ図 2 6に示す情報が格納されているものとする。図 2 6に関する説明は前述のとおりである。

( 1 ) 無線呼出装置 2 2 0 1が受信待ち状態を維持する。

( 4 ) 受信データ解析部 2 2 0 5は、（ 3 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 2 4 0 1を抽出し、メッセージ情報 2 4 0 1内に含まれる分割情報を抽出する。結 ¾として分割情報が「 1 」なので、メッセージ情報 24 0 1を分割無線呼出データ格納処理部 2 2 0 3へ渡す。

( 5 ) 分割無線呼出データ格納処理部 2 2 0 3は、（ 4 ) で渡されたメッセ一ジ情報 2 4 0 1をデーター時蓄積部 2 2 0 2へ格納する。

( 6 ) 無線呼出装置 2 2 0 1が受信待ち状態を維持する。

( 7 ) アンテナ 1 0 6 aを介し第 1受信部 1 0 6 bが無線呼出メッセージを受 feする。

( 8 ) 第 1受信部 1 0 6 bは（ 7 ) で受信した無線呼出メッセージが自宛メッセージであるか否かを判定し、自宛メッセ一ジでないなら（ 6 ) へ、自宛メッセージなら（ 9リへ進む。

( 9 ) 受信データ解析部 2 2 0 5は、（ 8 ) で受信した無線呼出メッセージを解析しメッセージ情報 24 0 2を抽出し、メッセージ情報 2 4 0 2内に含まれる分割情報を抽出する。結果として分割情報が「 1 」なので、メッセージ情報 2 4 0 2を分割無線呼出データ格納処理部 2 2 0 3へ渡す。

( 1 0 ) 分割無線呼出デ一夕格納処理部 2 2 0 3は、（ 9 ) で渡されたメッセージ情報 2 4 0 2をデーター時蓄積部 2 2 0 2へ格納する。

( 1 1 ) 無線呼出装置 2 2 0 1が受信待ち状態を維持する。

( 1 2 ) アンテナ 1 0 6 aを介し第 1受信部 1 0 6 bが無線呼出メッセージを受信する。

( 1 3 ) 第 1受信部 1 0 6 bは（ 1 2 ) で受信した無線呼出メッセージが自宛メッセージであるか否かを判定し、自宛メッセージでないなら（ 1 1 ) へ、自宛メッセージなら（ 1 4 ) へ進む。

( 1 4 ) 受信データ解析部 2 2 0 5は、（ 1 3 ) で受信した無線呼出メッセ一ジを解析しメッセージ情報 2 4 0 3を抽出し、メッセージ情報 2 4 0 3内に含まれる分割情報を抽出する。結果として分割情報が「 2」なので、メッセージ情報 2 4 0 3を分割無線呼出データ結合部 2 2 0 4へ渡し、分割無線呼出データ結合部に対し結合指示を行なう。

( 1 5 ) 分割無線呼出データ結合部 2 2 0 4は、データー時蓄積部 2 2 0 2に格納されているメッセージ情報であるメッセージ情報 2 4 0 1 とメッセージ情報 24 0 2と抽出し、（ 1 5 ) で渡されたメッセージ情報 2 4 0 3 とを含めて結合処理を行なう。結果として図 4 8に示すメッセージ情報 2 5 0 0を生成し、受信データ解析部 2 2 0 5へ波す。

( 1 6 ) 受信データ解析部 2 2 0 5は、（ 1 5 ) で渡されたメッセージ情報 2 5 0 0をもとにメッセージヘッダ情報とメッセージ内容情報とを抽出し、さらにメッセージへッダ情報からプログラム情報を抽出し、さらにメッセージ内容情報からメッセージ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報とを抽出する。結果として、プログラム情報が「 0 0 0 1 」、メッセージ内容 1 情報が「 1 0 2 0 3 2 0 4 ( 1 2 シ " ) 」、メッセージ内容 2 情報が「 1 3 7 4 4 1 04 (ウメ夕 " ）」という値を抽出する。

( 1 7 ) プログラム抽出部 1 0 6 dは（ 1 6 ) で抽出したプログラム情報「 0 0 0 1」をもとにプログラム情報記億部 1 0 6 eに格納されているプログラムを検索抽出する。結果として、副プログラム 3 0 1 aを抽出する。

( 1 8 ) プログラム実行部 1 0 6 f は（ 1 6 ) で抽出したメッセ一ジ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報を保持し、（ 1 7 ) で抽出したプログラムを実行開始する。

( 1 9 ) 副プログラム 3 0 1 aを実行し、受信者指定の鳴音指示をメッセージ出力制御部 1 0 6 gに対し行なう。

( 2 0 ) メッセージ出力制御部 1 0 6 gは受信者指定の鳴音をスピーカ 1 0 6 i を通して発する。

( 2 1 ) 副プログラム 3 0 1 aを実行し、保持しているメッセージ内容 1情報およびメッセージ内容 2情報の値である、「 1 0 2 0 3 2 0 4 ( 1 2シ' ）」および「 1 3 7 4 4 1 0 4 (ゥメタ" ）」をもとに" 1 2シ" 二ウメ夕" テ" マツティルネ'' という表示文字を生成し、表示指示をメッセージ出力制御部 1 0 6 g に対し行なう。

( 2 2 ) メッセージ出力制御部 1 0 6 gは（ 2 1 ) で生成された表示文字を液晶ディスプレイ 1 0 6 hに対して表示する。

( 2 3 ) ( 1 ) へ進む。

以上のように、本実施形態によれば、送信者が送信するメッセージの内容を分割して送信でき、大量のサイズのメッセージを容易に作成し送信することができる。よって、送信者に対し様々な大量のメッセージを作成する機会を設けることができ、送信者側のメッセージ作成に対する自由度を増すことができ、またメッセージ作成の幅を広げることができる。

なお、本実施形態において、プログラムの識別子を固定長の 4桁の数値で表現しているが、可変長の数値としてもよい。また、識別子として文字列や記号等を用いてもよい。

また、メッセージ情報に含まれるセパレータとして「 * 8」を用いているが、セパレ一タとして使用できるものであればなんでもよい。また、セパレー夕が省略可能であるならば省略してもよい。

また、分割情報がメッセージ情報の先頭に位置していたが最後尾でもよい。また、分割情報を固定長の 1桁の数値で表現しているが、可変長の数値としてもよい。また文字列や記号等を用いてもよい。

また、分割情報として、分割された最後のメッセージか否かの情報を持たせているが、分割された何番目のメッセージであるという情報を持たせてもよい。また、プログラムに関して概念的な記述を行なっているが、具体的に、ァセンブラ、、 C + +、 T c l、 P o s t S c r i p t、 J A V A等のどんなプログラミング言語で記述されたプログラムでもよい。また、出力メッセージの雛型であるテンプレー卜でもよい。

また、メッセージヘッダ情報を分割情報のみから構成しているが、メッセ一ジへッダ情報に送信者情報および送信側機器種別情報などを保持させてもよい。

なお、上記実施形態では、無線呼出装置を単独の装置として説明しているが、、

PH S (Personal Hxndy phone System) 電話機、挑 w¾話機、 P DA (Personal Digital distant) などの移動機器に実装するように構成してもよい。例えば P H S電話機に実装した場合には、 P H Sのトランシ一バモ一ドを利用して 1対 1で無線呼出メッセージを送受信することも可能になる。

以下、上記記憶手段に記憶される制御情報がィベント情報に 1¾する場合を第 8 の実施の形態として説明する。

く第 8の実施の形態〉

図 4 9は本発明の第 8の実施形態における無線呼出装置のプロック図である。受信部 90 1 aは、アンテナ（図外）を介してメッセージを受信する。

ィベント情報記憶部 90 1 bは、制御を実行するきつかけを示すィベント条件情報とそのィベント条件情報に示されるィベン卜が発生した時に行う制御内容を示すィベント実行内容情報とからなるィベント命令情報を記憶する。

ィベント情報設定部 90 1 cは、ィベント情報記憶部 9 0 1 bにイベント命令情報の登録や削除を実行する。

ィベント監視部 90 1 dは、受信メッセージやタイマを監視し、イベント情報記億部 9 0 1 bに登録されるィベント条件情報が示すィベン卜の発生を監視する。なお、ィベント監視部 9 0 1 eは、常に監視し続ける必要はなく、メッセージを受信したときにィベント序受けの成立を判定したり、タイマが設定されたときに監視すればよい。

ィベント実行部 9 0 1 eは、ィベントが発生すると、対応するィベント実行内容情報に示される制御内容を実行する。

受信メッセージ解折部 9 0 1 f は、受信部 9 0 1 aが受信したメッセージが. 出カメッセージではない内部処理を実行するメッセージであればィベント情報設定部 9 0 1 cに処理を移行し、そうでなければィベント監視部 9 0 1 dに処理を移行する。

出力設定情報記億部 9 0 1 gは、メッセージ受信時の出力制御の出力設定情報を記憶し、イベント実行部 9 0 1 eからの指示により、出力設定情報の更新を行う。さらに、出力設定情報記億部 9 0 1 gは、バッファ（図外）を内部に有し、当該バッファにィベント発生待ちの無線呼出メッセージを一時的に蓄積する。

出力制御部 9 0 1 hは、鳴音制御、振動制御、 L E D制御及び表示制御からなる出力制御を行い、メッセージの受信時及びィベント実行部 9 0 1 eからの指示により、出力設定情報記憶部 9 0 1 gに記憶される出力設定情報を参照し出力制御を行う。

出力部 9 0 1 i は、出力制御部 9 0 1 hにより制御されるスピーカ、パイブレータ、 L E D及びディスプレイからなる。図 5 0は、図 4 9に示すィベント情報記憶部 9 0 1 bに記憶されるィベント情報の構造図である。イベント情報は、制御を実行するきつかけを示すイベント条件情報 9 0 2 b 1 と、そのイベント条件情報 9 0 2 b 1に示されるイベントが発生した時に行なう制御内容を示すィベント実行内容情報 9 0 2 b 2 とからなるィベン卜命合情報 9 0 2 bと、そのィベント命令情報 9 0 2 bを一意に識別するィベン卜識別情報 9 0 2 aとの組で構成される。

図 5 1は、図 5 0に示すィベント識別情報 9 0 2 aの榄造図である。

ィベント識別情報 9 0 2 aは、ィベント命令情報 9 0 2 bの登録者を示す送信者情報 9 0 3 aと送信側の端末でローカルにつけたィベン卜番号情報 9 0 3 bとで構成される。

なお、ィベント命令情報 9 0 2 bの登録を自端末より行なった場合、送信者情報 9 0 3 aは自分自身となり、自身の送信者情報 9 0 3 aが割り当てられる。ここで、送信者情報 9 0 3 aは送信者を唯一に識別する I Dである。

図 5 2は、図 5 0に示すィベン卜条件情報 9 0 2 b 1 の構造図を示す。

ィベン卜発生のきっかけであるィベン卜条件情報 9 0 2 b 1は、単独条件情報 9 0 4 aと複合条件情報 9 0 4 b 1と複数メッセージ条件情報 9 0 4 b 2 とがある。

単独条件情報 9 0 4 aは、ィベント条件種別 9 0 4 c とイベント条件内容 9 0 4 dとからなる。単独条件情報 9 0 4 aによるイベント発生の条件は、メッセージ受信と時刻到来と遅延時問経過とに大別される。

ィベント条件種別 9 0 4 c力「 1」であれば、受信メッセージィベント条件情報 9 0 4 a 1であり、受信メッセージ中のキー情報によりイベントが発生すること示す。そのイベント条件内容 9 0 4 dは、キー種別 9 0 4 e とキー内容 9 0 4 f とからなる。さらにキ一栩別 9 0 4 e力「 1 」であれば、キー内容 9 0 4 f は送信者情報 9 0 4 f 1 を示し、「 2」であればパスワード情報 9 0 4 f 2 を示し、「 3 」であればプログラム識別情報 9 0 4 ί 3を示し、「 4 」であればキーワード情報 9 0 4 f 4 を示す。プログラム識別情報 9 0 4 f 3は、ィベン卜情報記憶部 9 0 1 bに登録されるプログラムを唯一に識別するプログラム I Dである。キーワード情報 9 0 4 f 4は、指定する任意のコード列である。例えば、キ一ヮ一ド情報 9 0 4 f 4力く「ォォサ力」であれば、メッセージ中に「ォォサカ j を示すコードが含まれていればィベン卜条件が成立する。

ィベント条件種別 9 0 4 c が「 2 」であれば、時刻ィベント条件情報 9 0 4 a 2であり、時刻の到来によりィベン卜が発生することを示す。そのィべント条件内容 9 0 4 dは、時刻情報 9 0 4 gと日付情報 9 0 4 hとからなる。例えば、時刻情報 9 0 4 gが「 1 2 3 0」で日付情報 9 0 4 hが「 0 7 1 0」であれば、 7月 1 0日 1 2時 3 0分を意味する。

イベント条件種別 9 0 4 cが「 3」であれば、遅延時間イベント条件情報 9 0 4 a 3であり、メッセージ受信から指定時間後にィベン卜が発生することを示す。そのィベント条件内容 9 0 4 dは、メッセージの受信からィベン卜が発生するまでの時間を示す遅延時間情報 9 0 4 i である。例えば、遅延時間情報 9 0 4 i 力、' 「 0 1 3 0」であれば、 1時間 3 0分後を意味する。

複合条件情報 9 0 4 b 1は、単独条件情報 9 0 4 aを項とする論理式であり , 論理積「*」や論理和「 +」や否定「！」や区切りコード「（」や「）」を用いて表される。例えば、あるイベント条件（「イベント条件 1」）ともう 1つのィベント条件（「イベント条件 2」）の 2つのィベント情報の論理和を複合条件情報とする場合には「（イベント条件 1 ) + (イベント条件 2 ) 」と表される。

複数メッセージ条件情報 9 0 4 b 2は、単独条件情報 9 0 4 a もしくは複合条件情報 9 0 4 b 1を項とする演算子「&」を用いて表される。各項は一つの受信メッセージ中での条件を示す。演算子「&」で表される複数メッセージ条件情報 9 0 4 b 2はメッセージ受信により順次各項が示す条件が成立し、すべての項の条件が成立した時に初めて条件が成立することを示す。

上記の論理記号に加え、左項および右項を時刻ィベント条件情報 9 0 4 a 2とする 2项演算子「一」があり、期間情報を示す。例えば、左項が 2時を意味し、右項が 4時を意味する時刻ィベント条件情報 9 0 4 a 2であれば、 2時から 4時までの間という期間情報を示す。

図 5 3は、図 5 0に示すィベン卜実行内容情報 9 0 2 b 2の構造図である。ィベント実行内容情報 9 0 2 b 2は、実行内容種別 9 0 5 a と実行内容 9 0 5 bとからなる。

実行内容種別 9 0 5 a力「 1」であれば、出力制御情報 9 0 2 b 2 1であり、通知や表示の制御を実行することを示す。

その実行内容 9 0 5 bは、鳴音制御情報 9 0 5 b 1 1 、振動制御情報 9 0 5 b 1 2、 L E D制御情報 9 0 5 b 1 3、表示制御情報 9 0 5 b 1 4及び表示制御実行時に表示される表示メッセージ情報 9 0 5 b 1 5 とからなる。例えばメロディを鳴らさずに振動させるなど、どのようにイベントの発生を通知し、メッセージを表示するかの出力制御実行方法が示される。

実行内容種別 9 0 5 aが「2」であれば、出力設定更新情報 9 0 2 b 2 2であり、出力設定情報記憶部 9 0 1 gに記憶される出力設定情報の更新を実行することを示す。その実行内容 9 0 5 bは、鳴音制御情報 9 0 5 b 2 1、振動制御情報 9 0 5 b 2 2、 L E D制御情報 9 0 5 b 2 3及び表示制御情報 9 0 5 b 2 4 とからなる。実行内容種別 9 0 5 a が「 3 」であれば、プログラム実行情報 9 0 2 b 2 3であり、プログラムを実行することを示す。その実行内容 9 0 5 b は、プログラム情報 9 0 5 b 3である。

図 5 4は、出力設定情報記憶部 9 0 1 gに記憶される出力設定情報の種類と、その各出力設定情報におけるコードの意味を示す。また、図 5 3の出力制御情報 9 0 2 b 2 1における鳴音制御情報 9 0 5 b 1 1などの各出力制御情報のコードの意味、および出力設定更新情報 9 0 2 b 2 2 における鳴音制御情報 9 0 5 b 2 1などの各出力設定情報のコードの意味は、この出力設定情報記憶部 9 0 1 gにおける各出力設定情報のコードの意味と同様である。

鳴音制御情報 9 0 6 aは「 0」〜「 9」のいずれかである。「 0」であれば、出力 O F F、すなわちメロディは鳴らさないことを意味し、「 1」〜「 9」であれば、それぞれメロディパターン 1〜メロディパターン 9の鳴音制御を行なうことを意味する。振動制御情報 9 0 6 bは、「 0」もしくは「 1」であり、「 0」であれば振動制御を行なわない、「 1」であれば制御を実行することを意味する。 L E D制御情報 9 0 6 cは「 0」もしくは「 i」であり、「 0」であれば L E D の制御を行わない、すなわち点灯させないことを意味し、「 1」であれば点滅制御を行なうことを意味する。表示制御情報 9 0 6 dは「 0」もしくは「 1」であり、「 0」であればディスプレイの表示制御を行わない、すなわちディスプレイ表示させないことを意味し、「 1」であればディスプレイ表示を行なうことを意味する。

図 5 5は、図 5 4に示す鳴音制御情報 9 0 6 aの具体例を示す。鳴音制御情報 9 0 6 aの「 1」〜「 9」に対応するそれぞれメ口ディパターンを示す。

図 5 6は、受信メッセージを構成するキー情報と內部処理情報とを示す説明図である。

受信メッセージ中のセパレ一夕「 [」 9 0 8 a 1 およびセパレータ「] 」 9 0 8 a 2で挟まれた部分は、キー情報 9 0 8 bを表す。そのキー情報 9 0 8 b はキー種別 9 0 8 b 1 とキー内容 9 0 8 b 2 とからなる。キ一種別 9 0 8 b 1が「 1」であれば、キー内容 9 0 8 b 2は送信者情報 9 0 4 f 1であり、「 2」であればパスヮード情報 9 0 4 f 2であり、「 3」であればプログラム識別情報 9 0 4 f 3である。それぞれのキー内容 9 0 8 b 2は図 5 2で説明したとおりである。

また受信メッセージ中のセパレータ「 [ [」 9 0 8 c 1 および「 ] ] 」 9 0 8 c 2で挟まれた部分は、内部処理情報 9 0 8 dを表す。その内部処理情報 9 0 8 dは、処理種別 9 0 8 d 1 と処理内容 9 0 8 d 2とからなる。

処理種別 9 0 8 d 1力「 1」であれば処理内容 9 0 8 d 2はコマンド情報であり、「 2」であればイベント番号情報 9 0 3 bであり、「 3」であればイベント条件情報 9 0 2 b 1であり、「4」あればィベント実行内容情報 9 0 2 b 2である。ィベント番号情報 9 0 3 b, ィベント条件情報 9 0 2 b lおよびイベント実行内容情報 9 0 2 b 2についてはそれぞれ図 5 1、図 5 2および図 5 3で説明したとおりである。コマンド情報については、次の図 5 7で説明する。

図 5 7は、受信メッセージにおける内部処理情報における処理種別が「 1」つまりコマンド情報である場合の説明図である。

コマンド情報が「0 1」であれば、ィベント命令情報 9 0 2 bをイベント情報記憶部 9 0 1 bへ登録要求する設定要求コマンドであることを示す。コマンド情報が「 0 2」であれば、イベント情報記憶部 9 0 1 bからィベント命令情報 9 0 2 bを削除要求する削除要求コマンドであることを示し、「 0 3」であればィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されるィベント命合情報 9 0 2 bの部分変更を要求する更新要求コマンドであることを示す。次に、以上のように構成された本発明の第 8実施形態における無線呼出装置の具体的な動作を、（1)送信者をィベント条件とした動作例、（2)時刻をィベン卜条件とした動作例、（3)パスワードをイベント条件とした動作例、（4)遅延時間をィベント条件とした動作例、（5)ィベント情報の登録及びプログラム情報を用いた勳作例、（6)プログラム情報用いた動作例に分けて説明する。

ぐ第 1動作例 > 図 5 8は、イベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されるイベント命令情報 9 0 2 bの例である。ここで、ィベント条件情報 90 2 b l 「 1 1 0 1」は、図 5 2で示したように、ィベン卜条件種別「 1」、キー種別「 1」、キー内容「 0 1」とからなる。イベント条件種別「 1」は、イベントがメッセージ受信により発生することを示す。キー種別「 1」はキ一内容が送信者情報であることを示す。キー内容「0 1」は送信者 I Dが「 0 1」の送信者を示す。よって、ィべント条件情報「 1 1 0 1」は送信者 I D力「 0 1」である送信者からのメッセージを受信した時にイベント条件が成立することを示す。以後、送信者 I Dが「 0 1」である送信者を送信者「0 1」と記す。

ィベント実行內容情報 9 0 2 b 2は、図 5 3で示したように実行内容種別「 1」と実行内容「 2 0 1 1」とからなる。実行内容種別「 1」は、実行内容「 2 0 1 1」が出力制御に関する情報であることを示す。実行内容「 2 0 1 1」における鳴音制御情報「 2」は、メ口ディパターン「 2」の鳴音制御で通知を行なうことを示す。振動制御情報「 0」は振動制御による通知を行なわないことを示す。 L E D制御情報「 0」は L E D点滅による通知を行なわないことを示す。表示制御情報「 1」はメッセージの表示制御を行なうことを示す。表示メッセ一ジ情報は受信メッセージとともに表示すべきメッセージを示す。ここでは、表示メッセージ情報は登録されていない。

図 5 9は、受信メッセージの例である。図 5 6で示したように、セパレータ「 [」 908 a lとセパレータ「] 」 9 0 8 a 2に挟まれたメッセージはキ一情報 90 8 bを示す。キー情報「 1 0 2」はキー種別「 1」とキー内容「 0 2」とからなる。図 5 9 Aにおいてキー種別「 1」はキー内容が送信者情報であることを示す。キ一内容「0 2」は送信者「 0 2」を示す。よって、この受信メッセ一ジは送信者「 0 2」からの「レンラククダサイ」とのメッセージを示す。同様に、図 5 9 Bの受信メッセージは送信者「 0 1」からの「レンラククダサイ」とのメッセージである。

図 60は、無線呼出装置 1の処理に関するフローチャートである。以下に、各ステップ S 9 0での処理を示す。

ステップ S 90 1 :ィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されたィベント条件情報 9 0 2 b 1の時刻または遅延時間の到来によりィベントが発生すればステツプ S 9 0 2へ、そうでなければステップ S 9 0 3へ。

ステップ S 9 0 2 : ステップ S 9 0 1で発生したィベン卜に対応するィベント実行内容情報 9 0 2 b 2を実行し、ステップ S 9 0 1へ。

ステップ S 9 0 3 ：メッセージを受信すればステツプ S 9 0 4へ、そうでなければステツプ S 9 0 1へ。

ステップ S 9 0 4 :受信メッセージが内部処理に関するメッセージを含めばステツプ S 9 0 5へ、そうでなければステップ S 9 1 3へ。

ステップ S 9 0 5 ：内部処理の内容はィベント情報記憶部 9 0 1 bへのィベント命令情報 9 0 2 bの設定であれば、ステップ S 9 0 6へ、そうでなければステツプ S 9 0 7へ。

ステップ S 9 0 6 ：ィベント命合情報 9 0 2 bをィベント情報記憶部 9 0 1 b へ登録し、ステップ S 9 1 1へ。

ステップ S 9 0 7 ：内部処理の内容はィベント情報記憶部 9 0 1 bからィベント命合情報 9 0 2 bの削除であれば、ステップ S 9 0 8へ、そうでなければステツプ S 9 0 9へ。

ステップ S 9 0 8 ：ィベント命令情報 9 0 2 bをィベント情報記憶部 9 0 1 b から削除し、ステップ S 9 1 1へ。

ステップ S 9 0 9 ：内部処理の内容はィベン卜情報記憶部 9 0 1 bに登録されるィベント命合情報 9 0 2 bの部分変更であれば、ステップ S 9 1 0へ、そうでなければステツプ S 9 1 1へ。

ステップ S 9 1 0 : ィベント情報記憶部 9 0 1 bに記憶されているイベント命合情報 9 0 2 bの部分更新を行ない、ステップ S 9 1 1へ。

ステップ S 9 1 1 ：内部処理に関するメッセージ以外に出カメッセージ部分があればステツプ S 9 1 2へ、そうでなければステップ S 9 0 1へ。

ステップ S 9 1 2 : 出カメッセージ部分の表示および通知を行なう。

ステップ S 9 1 3 ：受信メッセージがィベント条件情報 9 0 2 b 1 と一致すればステツプ S 9 1 4へ、そうでなければステツプ S 9 1 5へ。

ステップ S 9 1 4 : ステップ S 9 1 4で発生したイベントに対応するイベント実行内容情報 9 0 2 b 2を実行し、ステップ S 9 0 1へ。

ステップ S 9 1 5 : 出力設定情報記憶部 9 0 1 gに記憶する出力設定情報を参照し、受信メッセージの表示を行ない、ステップ S 9 0 1へ。

図 5 8に示すイベント命令情報が登録されている時に、図 5 9に示す各メッセージを受信した時の動作の違いを図 6 0のフローチャートを用いて説明する。まず図 5 9 Aに示す送信者「 0 2」からのメッセージを受信した時の動作を説明する。

ィベント情報記憶部 9 0 1 bに時刻や遅延時間に関するィベント条件情報は登録されておらず、時刻や遅延時間の到来によるイベントの発生はない（ステップ S 9 0 1 ) ので、ステップ S 9 0 3へ進む。今、受信部 9 0 l aによりメッセ一ジを受信したので、ステップ S 9 0 4へ進む。ステップ S 9 0 4において、受信メッセージ解析部 9 0 1 f は、受信メッセージにはセパレ一タ「 [ [」 9 0 8 c 1が含まれていないので、内部処理に関するメッセージではないと判断し、ステップ S 9 1 3へ進む。ステップ S 9 1 3において、ィベント監視部 9 0 1 dは、ィベン卜情報記憶部 9 0 1 bを検索する。ィベント条件情報に登録されている送信者「0 1」からのメッセージ受信というイベント条件に当てはまらないので、出力制御部 9 0 1 hに処理を移行する（ステップ S 9 1 5へ）。ステツプ S 9 1 5において、出力制御部 9 0 1 hは出力設定情報記億部 9 0 1 gに記憶する出力設定情報を参照し出力制御を行う。ここで、出力設定情報記憶部 9 0 1 gには、図 6 1に示すように各出力設定情報が「 0」、すなわちいずれの出力制御も行わない設定がされている。よって、メッセージの受信を通知しない。次に、送信者「 0 1」の送信者からメッセージを受信した時の動作を説明する c 前述の送信者「 0 2」からのメッセージ受信時と同様にステツプ S 9 1 3までは進む。ステップ S 9 1 3において、ィベント監視部 9 0 1 dは、ィベント情報記憶部 9 0 1 bを検索する。受信メッセージは、ィベント条件情報で示される送信「 0 1」からのメッセージという条件に一致する。ィベン卜監視部 9 0 1 dは、イベントの発生をィベント実行部 9 0 1 eに通知し、処理を移行する（ステップ S 9 1 4へ）。ィベント実行部 9 0 1 eは、ィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されているィベント実行内容情報をもとに制御を行う。発生したィベン卜に対応するイベント実行内容情報は、メロディパターン「 2」の鳴音制御と受信メッセージの表示制御行うという内容である。よって、ィベント実行部 9 0 1 eは. その登録されるィベント実行内容情報が示す制御を行うよう出力制御部 9 0 1 h に指示する。図 6 2は出力例である。出力制御部 9 0 1 hは、出力部 9 0 1 i の一つであるディスプレイ 9 1 7 aに送信者「 0 1」からのメッセージであることと、メッセージ内容「レンラククダサイ」を表示する。さらに、出力部 9 0 1 i の一つであるスピーカ 9 1 7 bを用いて、メロディノヽ。ターン「 2」の" ピンポン" のメ口ディを鳴らすことによりメッセージの受信を通知する。

以上のように本実施の形態によれば、受信したメッセージの送信者の違いにより、受信時の動作を変えることができる。

なお、送信者情報 9 0 3 aは送信者名や俗称や発信番号など発信者を特定できる情報であれば良い。また、送信者情報 9 0 3 aは、送信端末の I Dなど、送信端末情報であっても良い。

なお、本実施の形態では、具体例で送信者情報を例にとり説明したが、ィベン卜情報記憶部 9 0 1 bのィベン卜条件情報 9 0 2 b 1をキーヮード情報とすることにより、受信メッセージにその登録したキーヮードが含まれている時には、通常と違うメロディを鳴らすなど、キ一ヮ一ドが含まれないメッセージ受信時と違う動作を行なわせることができる。

なお、ィベント条件情報 9 0 2 b 1を複合条件情報 9 0 4 b l とすることにより、例えば、メッセージの送信者と、そのメッセージに含まれるのキーワード「シキユウ」というキーワードとが含まれた時に他のメッセージ受信時と違う動作を行ない通知するなど、複数の条件を組み合わせて動作を変えることができる。なお、ィベン卜条件情報 9 0 2 b 1を複数メッセージ条件情報 9 0 4 b 2とすることにより、指定する複数のメッセージを受信して、はじめて受信通知するなど、受信のたびにメッセージを通知されるという煩わしさを軽減できる。

また、上 ii )作例では、文 ¾示を行っているが、例えば、ディスプレイ 9 1 7 aにアニメ、静止画、動画等を表示させるとともにスピーカ 9 1 7 bによるメロディを連動させるようにしてもよい。この場合には、例えばディスプレイでのドット単位の描画や、スクロールなどを組み合わせて簡易に行うこともできる。

<第 2動作例 >

次に、図 6 0および図 6 3〜図 6 5を用いて、送信者が希望する時刻に希望する動作を行なう指定をしたメッセージを送った時に、受信側での具体的な動作を説明する。

図 6 3において、図 6 3 Aはィベント情報記憶部 9 0 1 bにィベント情報を設定するメッセージである。このメッセージは、送信者情報 9 1 5 aとコマンド情報 9 1 5 bとィベント番号情報 9 1 5 c とィベント条件情報 9 1 5 dとイベント実行内容情報 9 1 5 eとからなる。

送信者情報 9 1 5 aは、送信者「 0 1」からのメッセージであることを示す _c コマンド情報 9 1 5 bは、設定要求コマンドであることを示す。ィベント番号情報 9 1 5 c は「 0 2 」であり、送信者情報 9 1 5 aの「 0 1 」とあわせて「 0 1 0 2」がイベント識別情報 9 0 2 a となる。このイベント識別情報 9 0 2 aは、受信端末において登録されるィベント命令情報 9 0 2 bを唯一に特定する情報である。ィベント条件情報 9 1 5 dは、図 5 2での説明のとおり 4月 2 曰 1 2時 0 0分にイベントが発生することを示す。イベント実行内容情報 9 1 5 eは、図 5 3での説明のとおりメ口ディパターン「 5」の鳴音制御を行い、 L E D の点滅制御を行い、表示メッセージ情報「 H A P P Y B I R T H D A Y ! 」の衷示制御を行うことを示す。

図 6 4において、図 6 4 Aは図 6 3 Aに示すメッセージを受信した時にィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されるィベント情報を示す。

図 6 3 Aに示すメッセージを受信した時の動作を図 6 0のフローチャートを用いて説明する。

ステップ S 9 0 1において、イベント情報記憶部 9 0 1 bには時刻および遅延時間の到来によりィベン卜が発生するィベント条件情報 9 0 2 b 1は登録されておらず、 I liijイベントは発生していないので、ステップ S 9 0 3に進む。

ステップ S 9 0 3において、受信部 9 0 1 aにおいてメッセージを受信したのでステップ S 9 0 4に進む。受信メッセージ解析部 9 0 1 ί は、セパレ一タ「 [ [」 9 0 8 c 1 とセパレータ「 ] ] 」 9 0 8 c 2で挟まれたメッセージが含まれるので、内部処理に関するメッセージを含むと判断する（ステップ S 9 0 5 へ）。イベント情報設定部 9 0 1 c は、メッセージに含まれるコマンド情報

9 1 5 b の「 0 1 」より設定要求メッセージであると判断する（ステップ

S 9 0 6へ）。

ステップ S 9 0 6において、ィベント情報設定部 9 0 1 cは、ィベント情報記憶部 9 0 1 bにィベン卜条件情報 9 1 5 dとィベント実行内容情報 9 1 5 eとからなるィベント命令情報 9 0 2 bおよびそのィベント命令情報 9 0 2 bを唯一に識別するィベント識別情報 9 0 2 aの「 0 1 0 2」を登録する。ィベン卜情報設定部 9 0 1 cは、ィベント情報記憶部 9 0 1 bへの登録を完了すると、イベント監視部 9 0 1 dに登録が行なわれたことを通知する。ィベント監視部 9 0 1 dは、新たに登録された時刻ィベント条件情報 9 0 4 a 2であるィベント条件情報「 2 1 2 0 0 J が示すイベント発生条件の監視をはじめる（ステップ S 9 1 1 へ）。

ステップ S 9 1 1において、内部処理に関するメッセージが含まれている場合には、セパレータ「 [」 9 0 8 a 1 とセパレ一夕「] 」 9 0 8 a 2で囲まれたキー情報 9 0 8 b以外のメッセージがなければ出カメッセージは含まれていないと判断する。ここで、受信メッセージには出力メッセ一ジは含まれていないので、ステップ S 9 0 1へ戻る。

図 6 4 Aに、ステップ S 9 0 6でィベン卜情報記憶部 9 0 1 bへ登録したィべン卜情報を示す。受信メッセージに含まれたィベン卜識別情報と、イベント条件情報とィベント実行内容情報が登録されている。

次に、登録されたィベント実行内容情報が実行される動作を示す。ィベント監視部 9 0 1 dは、時刻ィベント条件情報 9 0 4 a 2が登録されるとタイマ監視を行い、登録された時刻、すなわち「 4月 2 日 1 2時 0 0分」にイベントの発生をイベント実行部 9 0 1 eに通知する。（ステップ S 9 0 1からステップ S 9 0 2 へ）。

ステップ S 9 0 2において、ィベント実行部 9 0 1 eは、登録されるイベント実行内容情報をもとに、出力制御部 9 0 1 hに対して出力制御を行うように指示する。図 6 5 の出力例に示すように、出力制御部 9 0 1 hはディスプレイ 9 1 7 aに送信者「 0 1 」からのメッセ一ジであることと、「 H A P P Y B I R T HD A Y ！」とを表示する。さらに、スピーカ 9 1 7 bよりメロディバターン「 5」の" H a p p y B i r t h d a y " を鳴らし、 L E D 9 1 7 cを点滅させ、使用者に通知する。イベント実行部 9 0 1 e は、ィベント条件情報 9 0 2 1が時刻ィベント条件情報 9 0 4 a 2であるので、実行済みの図 6 4 A に示すィベント情報をィベント情報記憶部 9 0 1 bより削除する。（ステップ S 9 0 1へ戻る）。

次に、前述のいったん登録したィベント命令情報を変更する場合を示す。

ここでは、イベントが発生する時刻の到来はしておらず、イベント命令情報は登録されている。

図 6 3 Bに示すメッセージを用いて、前述で示した出力制御を「 1 2時 0 0 分」ではなく「 1 7時 0 0分」に変更する例を示す。

図 6 3 Bのメッセージは、ィベント命令情報 9 0 2 bの更新要求メッセージであり、送 ^者怙報 9 1 5 f とコマンド情報 9 1 5 gとイベント ¾号情報 9 1 5 h とィベント条件情報 9 1 5 i とを含む。

送信者情報 9 1 5 f の「 0 1」とィベント番号情報 9 1 5 h 「 0 2」とからなるィベント識別情報「 0 1 0 2」により、前述の変更を行いたいィベント命合情報を唯一に特定する。コマンド情報 9 1 5 gの「 0 3」は、ィベント命合情報の部分変更を要求する更新要求コマンドである。イベント条件情報 9 1 5 ί の「 2 1 7 0 0 0 4 0 2」は、図 5 2での説明のとおり時刻イベント条件情報 9 0 4 a 2であり「4月 2日 1 7時 0 0分」にィベン卜が発生することを示す。この更新要求メッセージを受信した時の動作を図 6 0のフローチヤ一トを用いて説明する。

ステップ S 9 0 5までは、前述の図 6 3 Cのメッセージ受信時と同様である。ステップ S 9 0 5 において、受信メッセージはコマンド情報 9 1 5 gの

「 0 3」より更新要求メッセ一ジであるので、ステップ S 9 0 7からステップ S 9 0 9、さらにステップ S 9 1 0へと進む。

ステップ S 9 1 0において、ィベン卜情報設定部 9 0 1 cは、受信メッセージにもとづいてィベント情報記億部 9 0 1 bに登録されるィベント命令情報の更新を行う。更新後の登録されるィベント命合情報を図 6 4 Bに示す。更新前と比べ、ィベン卜条件情報「 2 1 7 0 0 0 4 0 2」のィベント発生時刻が更新されている c メッセージに含まれていないィベント実行内容情報の更新は行われていない。ィベント情報設定部 9 0 1 cは、ィベント情報記憶部 9 0 1 bの登録の更新をィべント監視部 9 0 1 dへ通知する。ィベント監視部 9 0 1 dは、ィベント条件情報の更新により、ィベントの発生時刻を「 1 2時 0 0分」から「 1 7時 0 0分」に変更する。次に、いったん登録したイベント命令情報を取り消す場合を説明する。図 6 3 Cのメッセージにより、ィベント命令情報を取り消す例を図 6 0のフローチヤ一トを用いて示す。図 6 3 Cに示すメッセージは、削除要求メッセージであり、送信者情報 9 1 5 j とコマンド情報 9 1 5 k とィベン卜番号情報 9 1 5 ] とを含む。その削除要求メッセージを受信した時の動作は、ステップ S 9 0 5までは前述の設定要求メッセージの受信時と同様である。

ステップ S 9 0 5 において、受信メッセージはコマンド情報 9 1 5 kの「 0 2」より、 filj除要求メッセージであるのでステツプ S 9 0 7からステップ S 9 0 8へと進む。

ステップ S 9 0 8において、イベント情報設定部 9 0 1 c は、送信者情報 9 1 5 j の「 0 1」とイベント番号情報 9 1 5 1 の「 0 2」とからなるイベント識別惜報「 0 1 0 2」と、そのィベント識別情報で特定される前述のィベント命令情報をィベン卜情報記憶部 9 0 1 b より削除する。ィベント情報設定部 9 0 i cは、その削除の実行をィベン卜監視部 9 0 1 c!に通知する。イベント監視部 9 0 1 dは、削除された時刻イベント条件情報 9 0 4 a 2であるイベント条件情報によるィベント発生の視を終了する。

以上のように本奘施形態によれば、メッセージの送信者が受信側の無線呼出装 ΙΪにおいて、希望する時刻に希望する動作を行なうよう指定することができる。また、一度設定した受信側の動作設定をメッセージを送ることにより、修正や取り ' しを行なうことができる。

なお、木実施の形態ではィベン卜情報記憶部 9 0 1 bへのィベント情報の登録において、送信者情報 9 1 5 aとィベント番号情報 9 1 5 cとからなるィベント別^報と、コマンド†I報 9 1 5 bとイベント条件情報 9 1 5 dとイベント実行内容情報 9 1 5 eとを含むメッセージを用いた例を示したが、ィベント情報記憶部 9 0 1 bへの登録だけであれば、ィベント条件情報 9 1 5 dとイベント実行内容情報 9 1 5 eとを含むメッセ一ジを用いても良い。

なお、ィベント情報記憶部 9 0 1 bへの登録は、パソコンなどによるローカルな入力装置を用いて行なっても良い。

なお、日付情報 9 0 4 hと時刻情報 9 0 4 gでなくとも、日時を特定できれば良い。

また、日付情報 9 0 4 hはなくても良い。

なお、時刻の到来により発生したィベントは、一度実行するとィベン卜情報記憶部 9 0 1 bから削除したが、削除せずに繰り返しィベン卜を発生させても良い。ぐ第 3動作例 >

次に、図 6 0および図 6 6〜図 6 8を用いて、受信メッセージに含まれるパスヮード情報により、通知方法を変える例を示す。

今、出力設定情報記憶部 9 0 1 gは、図 6 1で示すように受信メッセージの通知制御を行なわない設定になっている。

図 6 6は、ィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されているイベント命令情報 9 0 2 bを示す。ィベント条件情報 9 0 2 b 1はィベント条件種別 9 0 4 c とィベント条件内容 9 0 4 lとからなる。ここで、ィベント条件種別は「 1」であり、メッセージ受信によりィベン卜が発生することを示し、そのイベント条件内容はキー種別とキー内容とからなることを示す。キー種別は「 2」であり、キー内容がパスヮード情報であることを示す。キー内容は、パスヮードが「 7 7 7 7」であることを示す。よって、ィベント条件情報は、パスヮード情報が「 7 7 7 7」であるメッセージを受信した時にィベン卜が発生することを示す。他の登録も同様にそれぞれパスヮード情報が「 0 1 2 3」、「 5 5 5 5」であるメッセージを受信した時にィベントが発生することを示す。

ィベント実行内容愦報 9 0 2 b 2 は、実行内容種別 9 0 5 a と実行内容 9 0 5 b とからなる。実行内容種別の「 1 」は実行内容が出力制御情報 9 0 2 b 2 1であることを示す。実行内容の「 2 0 0 1 クラブメンバ」は図 5 3での説明どおりメ口ディパターン「 2」の鳴音制御を行ない、「クラブメンバ」と受信メッセージをあわせて表示することを示す。

図 6 7において、セパレー夕「 [」 9 0 8 a 1 とセパレー夕「] 」 9 0 8 a 2 で挟まれたメッセージは、図 5 6で説明したキー情報 9 0 8 bである。キ一情報 9 0 8 bは、キー種別 9 0 8 b l とキー内容 9 0 8 b 2とからなる。キー種別「 2 」であり、キー内容がパスワード情報であることを示す。キー内容「 7 7 7 7」はパスヮードである。

図 6 7に示すパスヮ一ド情報を含まないメッセージ図 6 7 A、パスヮード情報を含むメッセージ図 6 7 Bを、それぞれ受信した時の動作の違いを図 6 0のフ口—チヤ— トを用いて示す。

まず、図 6 7 Aに示すメッセージを受信した時の動作を説明する。ステップ S 9 0 1において、図 6 6に示すィベント情報記憶部 9 0 1 bには、時刻および遅延時間の到来によりイベントが発生する登録はされていないので、ステップ S 9 0 3へ進む。図 6 7 Aに示すメッセージを受信したので、ステップ S 9 0 4 へ進む。受信メッセージ解析部 9 0 1 f は、内部処理を含むメッセージではないと判定し、ステップ S 9 1 3へ進む。ィベント監視部 9 0 1 dはィベント情報記億部 9 0 1 bを検索し、図 6 6に示す登録されている 3つのィベント条件情報, すなわちパスワード情報が「 0 1 2 3 」もしくは「 5 5 5 5 」もしくは「 7 7 7 7」という条件と受信メッセージは一致しないので、ステップ S 9 1 5 へ進む。出力制御部 9 0 1 hは、出力設定情報記憶部 9 0 1 gを参照し、図 6 1 に示すようにメッセージの通知や表示を行なわない設定になっているのでメッセージの通知や表示を行なわない（ステップ S 9 0 1へ）。

次に、図 6 7 Bのパスワード付きのメッセ一ジを受信した時の動作を示す。ステツプ S 9 0 1において、図 6 6に示すィベント情報記憶部 9 0 1 bには、時刻および遅延時間の到来によりイベントが発生する登録はされていないので、ステツプ S 9 0 3へ進む。図 6 7 Aに示すメッセージを受信したので、ステップ S 9 0 4へ進む。受信メッセージ解析部 9 0 1 f は、内部処理を含むメッセージではないと判定し、ステップ S 9 1 3へ進む。ィベント監視部 9 0 1 dはィベント情報記憶部 9 0 1 b を検索する。受信メッセージ中のパスワード情報の「 7 7 7 7」と、ィベン卜条件情報のパスヮード情報「 7 7 7 7」を含むメッセージの受信という条件が一致するので、ィベン卜の発生をィベント実行部

9 0 1 eに通知し、処理を移行する

(ステップ S 9 1 4へ）。

ィベン卜実行部 9 0 1 eは、ィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されているィベント実行内容情報をもとに、出力制御部 9 0 1 hに出力制御を行なうよう指示する。図 6 8は出力例である。出力制御部 9 0 1 hは、出力部 9 0 1 ί の一つであるディスプレイ 9 1 7 aに表示メッセージ情報「クラブメンバ」と受信メッセージ「 T E L 1 1 1一 1 1 1 1」を合わせて表示する。さらに、出力部 9 0 1 i の一つであるスピーカ 9 1 7 bを用いて、メロディノヽ。ターン「 2」の" ピンポン" のメロディを鳴らすことによりメッセージの受信を通知する。

以上のように、本実施の形態のよれば、登録したパスヮ一ドー致するメッセージと、そうでないメッセージとで受信時の動作を変えることができる。また、複数のパスヮードを登録することかでき、それぞれにメッセージ受信時の動作を指定することができる。

<第 4動作例〉

次に図 6 0および図 6 9〜図 7 2を用いて、遅延時間を利用したメッセージの動作例を示す。図 6 9は、受信メッセージの具体例である。セパレー夕「 [」 9 0 8 a l とセパレータ「] 」 9 0 8 a 2で挟まれた部分のキー情報 9 2 1 aは、送信者「 0 1」からのメッセ一ジであることを示し、コマンド情報 9 2 1 cはィベント命令情報 9 0 2 bの設定要求コマンドであることを示し、ィベント番号情報 9 2 1 dは送信者情報 9 2 1 a とあわせた「 0 1 0 3」がィベン卜識別情報 9 0 2 a となる。ィベント条件情報 9 2 1 eは、ィベント条件種別「 3」より、ィベント条件内容 9 0 4 d は遅延時間情報 9 0 4 i を示す。遅延時問情報「 0 0 0 5」はメッセージ受信より「 0 0」時間「 0 5」分後、すなわち 5分後にィベントが発生することを示す。ィベント実行内容情報は、図 5 3での説明のとおり、メロディパターン「 2」の鳴音制御を行ない、振動制御を行ない、 L E Dの点滅制御を行ない、表示メッセージ情報 9 2 1 f 1を表示することを示す。

今、出力設定情報記憶部 9 0 1 gは、図 7 1に示すように、メッセージ受信時にメロディパターン「 1」の鳴音制御を行ない、受信メッセージを表示する設定がされている。

図 6 9に示すメッセージを受信した時の動作を図 6 0のフローチヤ一トを用いて説明する。

ステツプ S 9 0 1において、ィベント情報記憶部 9 0 1 bには、時刻及び遅延時間の到来によるィベントは登録されておらず、時刻及び遅延時間の到来によるイベントの発生はないので、ステップ S 9 0 3へ進む。図 6 9に示すメッセージを受信したので、ステップ S 9 0 4へ進む。

ステップ S 9 0 4において、受信メッセージ解析部 9 0 1 f はセパレ一タ「 [ [」 9 0 8 c 1 とセパレ一タ「] ] 」 9 0 8 c 2で挟まれたメッセージが含まれるので、内部処理を含むメッセージであると判断し、イベント情報設定部 9 0 1 c に処理を移行する（ステップ S 9 0 5へ）。イベント情報設定部 9 0 1 cは、コマンド情報 9 2 1 cの「 0 1」よりィベント命合情報 9 0 2 bの設定要求であると判定し、ステップ S 9 0 6へ進む。

ィベント情報設定部 9 0 1 cは、ィベント条件情報 9 2 1 eと、イベント実行内容情報 9 2 1 f と、イベント識別情報 9 0 2 aである送信者情報 9 2 1 aとィベント番号情報 9 2 1 dとをィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録する。図 7 0は、登録されたィベント識別情報とィベント条件情報とィベント実行内容情報を示すメッセージ中の送信者情報 9 2 1 aの「 0 1」とイベント番号情報 9 2 1 dの「 0 3」とがィベント識別情報「 0 1 0 3」として登録される。メッセージ中のイベント条件情報 9 2 1 e の「 3 0 0 0 5 」は、イベント条件情報の ,「 3 0 0 0 5」として登録される。登録されたィベント条件情報は、登録されてから「 0 0」時間「 0 5」分後、すなわち 5分後にィベントが発生することを示す。メッセージ中のィベント実行内容情報 9 2 1 f は、ィベント実行内容情報として登録される。ィベン卜情報設定部 9 0 1 cは、ィベン卜情報記憶部 9 0 1 b への登録を完了すると、ィベント監視部 9 0 1 dに登録が行なわれたことを通知する。ィベント監視部 9 0 1 dは、新たに登録されたィベント条件情報が示すィベント発生の条件が、 5分後にィベントが発生することを示す遅延時間ィベント条件情報 9 0 4 a 3であるので、タイマのカウントをはじめる（ステップ S 9 1 1へ）。

イベント情報設定部 9 0 1 cは、受信メッセージ中に出カメッセージ 9 2 1 が含まれるので、ィベント実行部 9 0 1 e に出力メッセージ 9 2 1 bと送信者情報 9 2 1 aの「0 1」とを表示するように指示する（ステップ S 9 1 2へ）。ィベント実行部 9 0 1 eは、イベント情報設定部 9 0 1 cからの指示により出力メッセ一ジ 9 2 1 bおよび送信者情報 9 2 1 aを表示するように指示する。出力制御部 9 0 1 hはィベント実行部 9 0 1 eの指示により、出力設定情報記憶部 9 0 1 gの出力設定情報にもとづき出力制御を行なう。図 7 1に示す出力設定情報記憶部 9 0 1 gの設定はメロディパターン「 1」の鳴音制御を行ない、メッセージを通知することを示す。図 7 2 Aにこの出力例を示す。送信者「 0 1」からのメッセージであることと、出力メッセ一ジ 9 2 1 bの「クイズ 1 タス 1 ハ 5 フンイナィニコタエテネ」とを表示し、メロディパターン「 1 」の鳴音制御を行ないメッセージの受信を通知する（ステップ S 9 0 1へ）。

ステツプ S 9 0 1において、ィベント監視部 9 0 1 dは、遅延時間をィベント発生の条件とするイベント条件情報が登録されてから、イベント条件情報に示される遅延時間である 5分が経過するとィベン卜の発生をィベント実行部 9 0 1 e に通知する（ステップ S 9 0 2へ）。ィベン卜実行部 9 0 1 eは、発生したィべン卜に対応するイベント実行內容情報に示される制御を奘行するように出力制御部 9 0 1 hに指示する。出力制御部 9 0 1 hは、ィベント実行部からの指示により出力制御を行なう。ィベント実行部 9 0 1 eは、実行された図 7 0に示す遅延時間に関するィベント情報をィベント情報記憶部 9 0 1 bより削除する。

出力例を図 7 2 Bに示す。ィベント実行部 9 0 1 eの指示により、出力制御部 9 0 1 hは出力部 9 0 1 i の一つであるディスプレイ 9 1 7 aに表示メッセージ「セイカィハ 2」を表示し、出力部 9 0 1 i の一つであるスピーカ 9 1 7 bよりメロディノターン「 2」の" ピンポン" を鳴らし、出力部 9 0 1 i の一つであるバイブレータ 9 1 7 dを振動させて、さらに出力部 9 0 1 i の一つである L E D 9 1 7 cの点滅制御を行なう。

以上のように本実施の形態によれば、メッセージの送信者が受信端末において、指定時間後に希望する動作を行なうよう指定することができる。また、一つのメッセージで受信時と受信後の指定時間との動作を指定することができる。

なお、遅延時間を例に上げたが、時刻指定の場合も一つのメッセージで受信時と受信後の指定時刻との動作を指定することができる。

なお、登録するィベント条件情報 9 0 2 b 1は受信メッセージィベント条件情報 9 0 4 a 1でも良い。

また、イベント発生時の実行内容は、単純な鳴音、振動、発光、表示のみならず、例えば、ディスプレイ 9 1 7 aにアニメ、静止画、動画等を表示させるとともにスピーカ 9 1 7 bによるメ口ディを連動させるなど、マルチメディアデータ化させるようにしてもよい。

ぐ第 5動作例 >

次に、図 6 0および図 7 3〜図 7 9を用いてプログラム情報 9 0 5 b 3のィべント情報記憶部 9 0 1 bへの登録およびその登録したプログラム情報を使用したメッセージの受信動作例を示す。

まず、プログラム情報 9 0 5 b 3をィベント情報記憶部 9 0 1 bへ登録する動作を図 6 0、図 7 3、図 7 4を用いて示す。

図 7 3は、プログラム情報を登録するためのメッセージである。このメッセ一ジは、送信者情報 9 2 5 aとコマンド情報 9 2 5 bとィベン卜番号情報 9 2 5 c とィベント条件情報 9 2 5 dとィベント実行内容情報 9 2 5 eとを含む。送信者情報 9 2 5 aは、送信者「 0 5」からのメッセージであることを示す。コマンド情報 9 2 5 bの「 0 1」は、図 5 7での説明のとおり設定要求コマンドを示す c イベント番号情報 9 2 5 c の「 0 1 」は、送信者情報 9 2 5 a と合わせた「 0 5 0 1」がイベント識別情報 9 0 2 aとなる。ィベント条件情報 9 2 5 dは、メッセージに含まれるプログラム識別情報 9 0 4 f 3力「 0 1」であるメッセ一ジを受信した時に、イベント発生の条件が成立することを示す。イベント実行内容情報 9 2 5 eは、实行内容種別「 3」と実行内容「くプログラム情報 >」とからなる。実行内容種別「 3」は、実行内容がプログラム情報であることを示す。プログラム情報は、ィベント実行部 9 0 1 eにより解釈および実行されるプログラムである。今、図 7 3に示すメッセージを受信した時の動作を図 6 0のフローチャートを用いて説明する。

ステップ S 9 0 1 において、ィベント情報記憶部 9 0 1 bには、イベント命合情報 9 0 2 bは登録されておらず、時刻や遅延時間の到来による時間ィベン卜の発生はない（ステップ S 9 0 3へ）。

受信部 9 0 1 aでメッセージを受信したので、ステップ S 9 0 4へ進む。

受信メッセージ解析部 9 0 1 f は、メッセージにセパレ一タ「 [ [」 9 0 8 c 1 とセパレータ「] ] 」 9 0 8 c 2で挟まれたメッセージを含むので、内部処理を含むメッセージであると判断し、ィベント情報設定部 9 0 1 c に処理を移行する（ステップ S 9 0 5へ）。

ィベント情報設定部 9 0 1 c は、メッセージ中のコマンド情報 9 2 5 b の「 0 1」より、ィベント命令情報 9 0 2 bの設定要求であると判断する（ステツプ S 9 0 6へ）。

ィベント情報設定部 9 0 1 cは、ィベント情報をィベント情報記憶部 9 0 1 b へ登録する。登録されたィベント情報を図 7 4に示す。受信メッセージ中の送信者情報 9 2 5 aの「 0 5」とイベント番号情報 9 2 5 cの「 0 1 」とを合わせた「 0 5 0 1 」をィベント識別情報として登録する。メッセージ中のイベント条件情報 9 2 5 dの「 1 3 0 1 」をィベン卜条件情報として登録する。メッセージ中のィベント実行内容情報 9 2 5 eの「 3 くプログラム情報 > J をイベント実行内容情報として登録する（ステップ S 9 1 1へ）。

受信メッセージには、セノぐレ一タ「 [」 9 0 8 a 1 とセノ °レ一タ「 ] J 9 0 8 a 2 とで挟まれたメッセージ及びセパレー夕「 [ [ J 9 0 8 c 1 とセパレータ「] ] 」 9 0 8 c 2で挟まれたメッセージ以外のメッセージは含まれていない、すなわち出カメッセージは含まれていないので、ステツプ S 9 0 1へ戻る。次に、プログラム情報を用いた受信メッセージの処理動作を図 7 5〜図 7 9を用いて示す。

図 7 5は、プログラム情報を用いて処理を行なう受信メッセージの構造を示す。メッセ一ジはあらかじめ取り決められた構造であり、プログラム識別情報と、セパレ一タ「 #」で区切られたデータ Aとデータ B とを含む。データ Aは、本プログラム例において、所定メッセージのみを表示するためのフィルタ条件の判定に用いられ、データ Bは表示データとして用いられる。

このメッセージを受信した時の動作を図 6 0を用いて説明する。

ステップ S 9 0 1 において、ィベント情報記憶部 9 0 1 bには、時刻および遅延時間の到来によりィベントが発生するィベント条件情報 9 0 2 b 1 は登録されておらず、時刻および遅延時間の到来によるィベン卜の発生はないのでステツプ S 9 0 3へ進む。

ステップ S 9 0 3において、図 7 5に示すメッセージを受信したのでステツプ S 9 0 4へ進む。

ステップ S 9 0 4 において、受信メッセージには内部処理を含むメッセージは含まれていないので、ステップ S 9 1 3へ進む。

ステップ S 9 1 3 において、ィベント監視部 9 0 1 dはィベント情報記億部 9 0 1 bを検索する。プログラム識別情報「 0 1 」は、ィベント情報記憶部 9 0 1 bに登録されているィベント条件情報のプログラム識別情報 9 0 4 f 3が「 0 1 」であるメッセージという条件に一致する。よって、ィベン卜監視部は、ィベント実行部 9 0 1 eにィベン卜の発生を通知する（ステップ S 9 1 4へ）。ステップ S 9 1 4において、ィベント実行部 9 0 1 e は、イベント実行内容情報にしたがい処理する。イベント奘行内容情報は、プログラム惜報の奘行を示すィベント奘行部 9 0 1 eは、プログラム情報にもとづき、受信メッセージを処理する（ステップ S 9 0 1へ戻る）。

以下、登録されたプログラム情報について説明する。

図 7 6 は、プログラム情報の具体例を示す。プログラム情報は、その所定のデータを有する無線メッセージのみを表示するというフィルター機能を実現するプログラム例である。プログラム情報は、大きくブロック 1からブロック 3 に分けられる。

ブロック 1では、キー入力などにより設定が可能な変数 f 1 と、処理するメッセージ中のデータを格納するカラム変数％ 1 とカラム変数⁰ /₀ 2 とが宣言されている。処理するメッセージは図 7 5に示すようにあらかじめ決められた構造を持ち、カラム変数％ 1 にはデータ Aが代入され、カラム変数％ 2にはデータ Bが代入される。

プロック 2では、処理の対象となるメッセージの処理方法が記述されている。変数 ί 1を参照し、カラム変数⁰ /ο 1と一致する、すなわちデータ Αと一致する力、、もしくは変数 f 1が初期値のままであれば、メッセ一ジを整形して表示 ( S 9 3 3 ) し、メロディパターン「 1 」の鳴音制御を実行する（ S 9 3 4 ) ことが示され、そうでなければメッセージを消去する（ S 9 3 5 ) ことが示される。ブロック 3では、入力操作により変数 f 1の値が設定される（ S 9 3 7 ) ことが示される。

図 7 7は、図 7 6で示すプログラム情報のフローチヤ一トを示す。

以下に、各ステップ S 9 0での処理を示す。

ステップ S 9 3 1 ：メッセージの処理要求があればステツプ S 9 3 2へ、そうでなければステツプ S 9 3 6へ。

ステップ S 9 3 2 ：変数 f 1を参照し、カラム変数％ 1 と一致する、すなわちデータ Aと一致するか、もしくは変数 f lが初期値のままであれば、ステツプ S 9 3 3へ、そうでなければステップ S 9 3 5へ。

ステップ S 9 3 3 メッセージを取り決めに従い整形して表示する。

ステップ S 9 3 4 メロディパターン「 1 」の鳴音制御を行なう。

ステップ S 9 3 5 メッセージを消去する。

ステップ S 9 3 6 変数 f 1への入力要求があればステツプ S 9 3 7へ、そうでなければステツプ S 9 3 1へ。

ステップ S 9 3 7 ：フィルタ条件となる変数 f 1 を設定する（ステップ S 9 3 1へ）。

次に、図 7 6における変数 ί 1が設定されていない時、すなわち f 1 は初期値のままである時に、図 7 8 Aに示すメッセージを受信し図 7 6に示すプログラム情報が実行され時の動作を図 7 7を用いて説明する。

ステップ S 9 3 1において、プログラムが実行され受信メッセージの処理を行なうので、ステップ S 9 3 2へ進む。

ステップ S 9 3 2において、変数 f 1は設定されておらず初期値のままであるので、ステップ S 9 3 3へ進む。ステップ S 9 3 3において、ィベント実行部 9 0 1 eは受信メッセージを整形して、出力制御部 9 0 1 hに表示するよう指示し、出力制御部 9 0 1 hは出力部 9 0 1 i の一つであるディスプレイに整形されたメッセージを表示する（ステツプ S 9 3 4へ）。

ステップ S 9 3 4において、ィベン卜実行部 9 0 1 eは、出力制御部 9 0 1 h にメ口ディパターン「 1」の鳴音制御をするように指示し、出力制御部 9 0 1 h は出力部 9 0 1 ί の一つであるスピーカよりメロディパターン「 1」のメロディを鳴らし、メッセージの受信を通知する。

出力例を図 7 9 Αに示す。

図 7 8 Bのメッセージを受信した時も図 7 8 Aを受信した時と同様にメッセージ通知が行なわれる。その出力例を図 7 9 Bに示す。図 7 9 Aと同様に整形されたメッセージが表示され、メロディパターン「 1」の鳴音制御によりメッセージ受信の通知が行なわれる。

次に、入力操作により変数 f 1に「音楽」を設定する動作を示す。

ステップ S 9 3 1 において、今、メッセージの処理要求はないのでステップ

S 9 3 6へ進む。

ステップ S 9 3 6において、変数 f 1への設定要求操作があるのでステツプ S 9 3 7へ進む。

ステップ S 9 3 7において、入力操作により、変数 f 1 には「音楽」が設定された。

次に、変数 f 1に「音楽」が設定された状態で図 7 8 Aに示すメッセージを受信し、図 5 6に示すプログラム情報が実行された時の動作を説明する。

ステツプ S 9 3 1において、プログラムが実行され受信メッセージの処理を行なうので、ステップ S 9 3 2へ進む。

ステップ S 9 3 2において、変数 ί 1に設定された「音楽」とメッセージ中のデータ Αに対応する「音楽」がー致するので、ステップ S 9 3 3へ進む。

ステップ S 9 3 3において、ィベント実行部 9 0 1 eは受信メッセージを整形して、出力制御部 9 0 1 hに表示制御するよう指示し、出力制御部 9 0 1 hは出力部 9 0 1 i の一つであるディスプレイに整形されたメッセージを表示する（ステツプ S 9 3 4へ）。

ステップ S 9 3 4において、ィベント実行部 9 0 1 eは、出力制御部 9 0 1 h にメロディパターン「 1 」の鳴音制御をするように指示す.る。出力制御部 9 0 l hは出力部 9 0 1 i の一つであるスピーカよりメロディパターン「 1 」のメロディを鳴らし、メッセージの受信を通知する。

以上の動作により、やはり図 7 9 Aに示すメッセージが表示され、メッセージの受信が通知される。

次に、図 7 8 Bに示すメッセージを受信し、図 5 6 'に示すプログラム情報が実行された時の動作を説明する。

ステップ S 9 3 1 において、プログラムが実行され受信メッセージの処理を行なうので、ステップ S 9 3 2へ進む。

ステップ S 9 3 2において、変数 f 1 に設定された「音楽」とメッセージ中のデータ Aに対応する「スポーツ」がー致しないので、ステップ S 9 3 5へ進む。ステップ S 9 3 5において、ィベント実行部 9 0 1 eはメッセージを消去する、すなわちメッセージの通知は行なわない。

以上のように本実施の形態のよれば、受信メッセージで欲しいメッセージのみを選んで通知させることができる。

また、メッセージを整形処理するプログラム情報をメッセージの受信により登録することができる。

なお、本実施の形態では変数の設定により受信メッセージを通知するか否かのプログラム例を示したが、プログラムの記述を、変数の設定で違う通知方法を行なうよう記述することにより、メッセージ中のデータの違いによりメッセージの通知方法を変えることができる。

なお、変数 f 1 のような設定する変数は複数あっても良い。

なお、プログラム情報はメッセージの受信による登録でなく、ローカルな入力部より登録しても良い。

なお、プログラム識別情報 9 0 4 f 3は、プログラム I Dでなくとも、他のプログラムと区別できればプログラム名称であっても良い。

く第 6動作例 > 次に、図 6 0および図 8 0〜図 8 5を用いてプログラム情報 9 0 5 b 3のィべント情報記憶部 9 0 1 bに登録されたプログラム情報を使用したメッセージの受信動作例を示す。

図 8 0は、ィベント情報記憶部 9 0 1 bに記憶されているィベント情報例を示す。同図において、イベント識別情報はイベント識別情報として送信者情報「 0 5」とィベント番号情報「 0 1 」とからなる。ィベント条件情報において, ィベント条件種別「 1 」はイベントがメッセージ受信により発生することを示す ( キ一種別「 3」はキー内容がプログラム情報であることを示す。そのプログラム識別情報は「 0 2」である。イベント実行内容情報には、プログラム情報であることを示す実行内容種別「 3」とそのプログラム情報が記憶されている。

図 8 1 は、このプログラム情報を用いて処理を行なう受信メッセージの構造を示す。メッセージはあらかじめ取り決められた構造であり、プログラム識別情報と、セパレータ「 #」で区切られたデータ Aとデータ Bとデータ Cを含む。

このメッセージを受信した峙の動作を図 6 0を川いて説 iy]する。

ステップ S 9 0 1 において、イベント情報記憶部 9 0 1 bには、時刻および遅延時間の到来によりィベン卜が発生するィベント条件情報 9 0 2 b 1 は登録されておらず、時刻および遅延時間の到来によるィベントの発生はないのでステツプ S 9 0 3へ進む。

ステツプ S 9 0 4 において、受信メッセージには内部処理を含むメッセージは含まれていないので、ステップ S 9 1 3へ進む。

ステップ S 9 1 3 において、ィベント監視部 9 0 1 dはィベント情報記憶部 9 0 1 bを検索する。プログラム識別情報の「 0 2」は、ィベント情報記憶部 9 0 1 b に登録されているィベント条件情報 9 0 2 b 1 のプログラム識別情報 9 0 4 f 3が「 0 2」であるメッセージという条件に一致する。よって、ィベント監視部は、ィベント実行部 9 0 1 e にィベン卜の発生を通知する（ステップ S 9 1 4へ）。

ステップ S 9 1 4において、ィベン卜実行部 9 0 1 eは、イベント実行内容情報 9 0 2 b 2にしたがい処理する。イベント実行内容情報は、プログラム情報の実行を示す。ィベント実行部 9 0 1 eは、プログラム情報にもとづき、受信メッセージを処理する（ステップ S 9 0 1へ戻る）。

以下にプログラム識別情報「 0 2 J のプログラム情報について説明する。

図 8 2は、このプログラム情報の記述例である。

プログラム情報は、大きく 2つのプロックに分けられる。

ブロック 1 では、フィルタリングに関する情報が設定される変数 f 1 と、処理するメッセージ中のデータを格納するカラム変数⁰ /₀ 1 とカラム変数⁰ /₀ 2 とカラム変数％ 3 とが宣言されている。処理するメッセージは図 8 1 に示すようにあらかじめ決められた構造を持ち、カラム変数％ 1 にはデータ Aが代入され、カラム変数％ 2にはデータ Bが代入され、カラム変数％ 3にはデ餺害^;が代入される。ブロック 2では、処理の対象となるメッセージの処理方法が記述されている。メッセージ受信時に、データ C (カラム変数⁰ /₀ 3 )にデータがあると、フィルタ条件変数 f 1 にそのデータ C (カラム変数％ 3 )を設定する。

変数 ί 1 を参照し、変数 f 1 に条件が設定されていて、かつ、カラム変数％ 1 と一致する、すなわちデータ A と一致すれば、メッセージを整形して表示 ( S 9 4 5 ) することが示され、そうでなければメッセージを消去する ( S 9 4 6 ) ことが示される。

図 8 3は、図 8 2に示したプログラム情報のフローチヤ一トを示す。

以下に、各ステップでの処理を示す。

ステップ S 9 4 1 ：メッセージの処理要求があればステツプ S 9 4 2へ進む。ステップ S 9 4 2 ：受信メッセージ中のデータ C (フィルタ設定条件）にデータが設定されていれば、ステップ S 9 4 3へ、そうでなければステップ S 9 4 4へ。ステップ S 9 4 3 ：データ C (フィルタ設定条件）をフィルタ条件変数 f 1 に設定する。

ステップ S 9 4 4 ：フィルタ条件変数 f 1を参照し、変数 f 1が設定されており、かつ、データ C (カラム変数⁰ /₀ 3 )と変数 ί 1 がー致すれば、ステップ S 9 0 S 2 0 5へ、そうでなければステツプ S 9 4 6へ進む。

ステップ S 9 4 5 : メッセージを取り決めにしたがい整形して表示する。ステップ S 9 4 6 ：メッセージを消去する。

次に、図 8 2における変数 f 1が設定されていない時、すなわち f 1 は初期値のままである時に、図 8 4 Bに示すメッセージを受信し図 8 2に示すプログラム情報が実行され時の動作を図 8 3を用いて説明する。

ステップ S 9 4 1 において、プログラムが実行され受信メッセージの処理を行なうので、ステップ S 9 4 2へ進む。

ステップ S 9 4 2 において、受信メッセージ中のデータ C (カラム％ 3 )は設定されていないので、ステップ S 9 4 4へ進む。

ステップ S 9 4 4 において、フィルタ条件変数 f 1 は設定されていないので、ステップ S 9 4 6へ進む。

ステツプ S 9 4 6において、受信メッセージは破棄される。

次に、図 8 4 ( a )に示すメッセージを受信し図 8 2に示すプログラム情報が実行された時の動作を図 8 3を用いて説明する。

ステツプ S 9 4 1 において、プログラムが実行され受信メッセージの処理を行なうので、ステップ S 9 4 2へ進む。

ステップ S 9 4 2において、受信メッセージ中のデータ C (カラム％ 3 )にデー夕が設定されているので、ステップ S 9 4 3へ進む。

ステップ S 9 4 3において、受信メッセージ中のデータ Cをフィルタ条件変数 f 1 に設定し、ステップ S 9 4 4へ。

ステップ S 9 4 4 において、フィルタ条件変数 f 1 とデータ Aは一致しない、すなわち、フィルタ条件情報 f 1 は「音楽」、データ Aはデータが設定されていないので、ステップ S 9 4 6へ進む。

ステップ S 9 4 6において、受信メッセージは破棄される。ただし、フィルタ条件変数 f 1 に設定されたデータ C ( 「音楽」）の設定は有効である。

このフィルタ条件変数 f 1 に「音楽」が設定されている状態で、図 8 4 Bに示すメッセージを受信した時の動作を説明する。

ステップ S 9 4 2において、受信メッセージ中のデータ C (カラム％ 3 )は設定されていないので、ステップ S 9 4 4へ進む。

ステップ S 9 4 4において、フィルタ条件変数 f 1は設定されており、かつフィルタ条件変数 f 1 と受信メッセージ中のデータ Aの「音楽」がー致するのでステップ S 9 4 5へ進む。

ステップ S 9 4 5において、メッセージを取り決めにしたがい整形して表示する。表示例を図 8 5 ( a )に示す。

以上のように本実施の形態によれば、受信メッセージをどう処理するかの設定を口一カルでの設定にかぎらず、メッセージの受信により行うことができる。

これにより、受信端末でどのようにメッセージ処理されるかを送信側で設定することができる。

以上説明してきたように本発明の無線呼出装置によれば、時刻のみならず実行を遅延させる時間および受信メッセージに含まれる送信者情報やキーヮ一ドなどのキー情報、さらにそれら組合せ条件により制御を開始することが可能となる。さらに、制御の ¾行内容はベルを ¾らすという決められた制御のみならず、表示、鳴音などの出力制御が指定でき、特定の送信者からのメッセージのみを受信できるようにしたり、送信者によって通知方法を変えたり、必要とする内容のメッセージのみ通知したり、指定時間に希望するメ口ディを鳴らし、メッセージを表示するなど顕著な効果が得られる。

さらに、設定した実行のきっかけ及び実行内容をメッセージの受信によって変更可能とすることにより、誤って送ってしまったメッセ一ジを取り消したり、修正を加えたりできるという顕著な効果が得られる。

このように本発明は、ある人からのメッセージ受信時のみ報知させたり、 Aさん、 Bさん、じさんから、指定するメッセージが届いてはじめてベルを鳴らす、何時から何時までの間は呼出音を鳴らさないなど様々なサービスを提供できる無線呼出装置である。

なお、出力設定情報記憶部 9 0 1 gは、ィベント発生待ちの無線呼出メッセ一ジを内部のバッファに一時的に蓄積するが、バッファフルになつた時点で使用者にその旨を警告するようにしてもよい。

さらに、ィベン卜発生待ちの無線呼出メッセージがあることをディスプレイの —部にマークを表示するなどして報知するようにしてもよい。その際、使用者の操作により、イベントが発生していなくてもイベント発生待ちの無線呼出メッセージを表示するようにしてもよい。

また、上記実施形態では、図 5 7に示したようにコマンド情報には、設定要求コマンド、削除要求コマンド、更新要求コマンドの 3種類の例を示したが、これに限らず、既に設定されている内容を一時的に無効にするコマンドや、それを有効に戻すコマンドを設けてもよい。

なお、上記の実施形態のうち複数の実施形態を組み合わせて実施するようにしてもよい。その場合、組み合わせるべき実施形態の各構成要素の全てを個別に備える必要はなく、同様の機能を有する構成要素は共通にすることができる。産業上の利用可能性

以上のように、本発明の無線呼出装置は、送信者からの無線メッセージを受信してメッセージ内容を受信者に通知する装置として有用であり、特に出力制御を多彩かつ高い自由度で行う場合に適している。

Claims

請求の範囲

1 - 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力手段と、

表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報を記憶する記憶手段と、

制御情報に関するパラメータを含む無線メッセージを受信する受信手段と、受信されたパラメータと制御情報とに従って出力制御データを生成する生成手段と、

生成された出力制御データに従って出力手段を制御する制御手段と、

を備えることを特徴とする無線呼出装置。

2 . 前記記憶手段は、無線メッセージ中のデータを加工し出力態様を決定するプログラム、無線メッセージに係るィベン卜条件とィベン卜発生を条件とした！)作データとの組であるィベント情報、無線メッセージ中の少なくとも 1つのカラム内容を要素とする表示メッセージの枠を示すテンプレー卜の何れかを記憶することを特徵とする請求の範囲第 2項に記載の無線呼出装置。

3 . 前記受信手段は、前記パラメータとして前記プログラムの識別子を含む無線メッセージを受信し、

前記生成手段は、当該識別子が示すプログラムに従ってデータを加工し出力態様を決定し、それらを指示する出力制御データを生成する

ことを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の無線呼出装置。

4 . 前記記憶手段は、ィベントを発生させるためのィベン卜条件とイベント発生時になすべき動作データとの組を記億し、

前記受信手段は、前記パラメータとしてィベン卜条件に係る要素を含む無線メッセージを受信し、

前記生成手段は、受信されたパラメータに起因するィベン卜が発生したとき、記憶手段に記憶された動作データから出力制御データを生成する

5 . 前記記憶手段は、前記イベント条件として、特定データを含む無線メッセージの受信、時刻の到来、無線メッセージ受信後の時間の経過の何れかを記憶することを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の無線呼出装置。

6 . 前記記憶手段は、複数カラムからなるテンプレートを記憶し、

前記受信手段は、前記パラメータとして少なくとも 1つのカラム内容を含む無線メッセージを受信し、

前記生成手段は、前記カラム内容とテンプレートとから出力制御データを生成する

ことを特徴とする特許請求の範囲第 2項に記載の無線呼出装置。

7 . 前記無線メッセージは、新たなプログラム、新たなイベント情報、新たなテンプレートの何れかを含み、

前記無線呼出装置は、さらに、

受信された無線メッセージに含まれる新たなプログラム、新たなィベント情報、新たなテンプレートの何れかを記憶手段に設定する設定手段を備える

8 . 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力手段と、

表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、出力態様を決定する少なくとも 1つのプログラムを記憶する記憶手段と、

制御情報に関するパラメータとしてプログラムの識別子を含む無線メッセージを受信する受信手段と、

受信されたパラメータと制御情報とに従って出力制御データを生成する生成手段と、

生成された出力制御データに従って出力手段を制御する制御手段とを備え、前記生成手段は、

受信手段により受信された無線メッセージを解析して、プログラム識別子を検出する解析手段と、

検出されたプログラム識別子が示すプログラムを記憶手段から読み出す読出手段と、

読み出されたプログラムを実行することにより出力制御データを作成する作成手段とを備える

ことを特徴とする無線呼出装置。

9 . 前記無線メッセージは、プログラム識別子と、メッセージ内容を表す内容情報とを有し、

前記解析手段は、さらに内容情報を検出し、

前記作成手段は、内容情報を基に表示用データを作成するとともに、生成された表示用データの表示と音鳴動とを組み合わせた動作を指示する出力制御データを作成する

ことを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の無線呼出装置。

1 0 . 前記内容情報は、 1つ以上の文字列を有し、

作成手段は、内容情報に含まれる 1つ以上の文字列を補完して表示用データを作成する

ことを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の無線呼出装置。

1 1 . 前記内容情報は、記憶手段のアドレスを示すアドレス情報と、少なくとも 1つのデータとを有し、

前記記憶手段は、さらに、アドレス情報により指定可能な所定のデータ群を記

1¾し、

作成手段は、アドレス情報で指定されるデータと、内容情報に含まれるデータとを補完して表示用データを作成する

1 2 . 前記出力手段は、表示部と音鳴動部と振動部を有し、

作成手段は、生成された表示用データの表示と音鳴動と振動との組み合わせ及び順序を示す出力制御データを作成する

1 3 . 前記無線メッセージは、プログラム識別子と、引数属性情報と引数値とからなる少なくとも 1つの組みとを有し、

前記解析手段は、さらに引数属性情報と引数値との組を検出し、

前記作成手段は、前記プログラムに従って、引数属性情報により特定される出力手段の出力態様にて引数値により指定される情報を出力する指示を含む出力制御データを作成する

ことを特徵とする請求の範囲第 8項に記載の無線呼出装置。

1 4 . 前記引数属性情報は、引数値のデータを表示することを示す第 1属性と、引数値により指定されるベル音を鳴動させることを示す第 2属性と、引数値により指定されるメ口ディ音を鳴動させることを示す第 3属性と、引数値により指定される音声データを出力させることを示す第 4属性と、引数値により指定される振動パターンで振動させることを示す第 5属性との何れかである

ことを特徴とする請求の範囲第 1 3項に記載の無線呼出装置。

1 5 . 前記引数属性情報は、さらに、無線メッセージ中に前記組みが定型的に含まれるか、前記組みがランダムに含まれるかを示す順序属性を含み、

前記記憶手段は、さらに、前記組みの順序及び個数を示す定型情報を記憶し、前記解析手段は、無線メッセージ中の顺序厲性が定型を示すかランダムを示すかを検出し、

前記作成手段は、検出された順序属性がランダムを示す場合には、無線メッセージ中の全部の前記組みに従って出力態様データを作成し、定型を示す場合には、無線メッセージ中の前記組みのうち、定型情報に合致する前記組みのみに従って出力態様データを作成する

ことを特徴とする請求の範囲第 1 4項に記載の無線呼出装置。

1 6 . 前記無線呼出装置は、さらに

プ口グラム識別子とプログラムとを取得する取得手段と、

取得されたプログラム識別子とプログラムとを前記記憶手段に格納する格納手段と

を備えることを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の無線呼出装置。

1 7 . 前記無線メッセージは、複数の分割メッセージからなり、各分割メッセージは、末尾の分割メッセージであるか末尾以外の分割メッセージであるかを示す分割情報を有し、

前記作成手段は、受信手段により受信された分割メッセージが末尾以外である場合には、当該分割メッセージを記憶手段に一時記億し、受信手段により受信された分割メッセージが末尾である場合には、該分割メッセージと一時記憶された分割メッセージとを結合する

1 8 . 前記無線メッセージは、さらに発信者識別子を有し、

前記記億手段は、さらに発信者識別子を記憶し、

前記制御手段は、さらに、受信された無線メッセージ中の発信者識別子が記憶手段に記億されているか否かを判断し、判断結果に応じて該無線メッセージの出力手段からの出力を禁止する禁止手段を備える

1 9 . 前記無線メッセージは、さらに発信者識別子を有し、

前記記億手段は、さらに発信者識別子とプログラムとを対応させて記憶し、前記読出手段は、発信者識別子、プログラム識別子の双方が記憶手段のプログラムに対応するときのみ当該プログラムを読み出す

ことを特徴とする請求項 8記載の無線呼出装置。

2 0 . 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力手段と、

表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、ィベントを発生させるためのィベント条件とィベント発生時になすべき動作データとの組を記憶する記憶手段と、

制御情報に関するパラメータとしてィベント条件に係る要素を含む無線メッセージを受信する受信手段と、

受信手段により受信された無線メッセージを解析して、イベント条件に係る要素を検出する解析手段と、

検出された要素に対してィベント条件が成就するか否かを監視する監視手段と、ィベント条件が成就した場合に前記動作データに従って出力制御データを作成する作成手段とを備える

ことを特徴とする無線呼出装置。

2 1 . 前記解析手段は、さらに受信された無線メッセージが所定の指示を含む第 1のタイプであるか、それ以外の第 2のタイプであるかを解析し、

前記監視手段は、第 2のタイプであると解析された場合にのみ、該無線メッセージの要素によりィベント条件が成就したか否かを判定し、

前記無線呼出装置は、さらに、第 1のタイプであると解析された場合に、それに含まれる指示に従って所定のィベント条件とィベント条件成立時の動作内容と対応させて記憶部に設定する設定手段を備える

ことを特徴とする請求の範囲第 2 0項に記載の無線呼出装置。

2 2 . 前記第 1のタイプの無線メッセージは、記憶手段の内容を追加、削除又は更新する旨のコマンドを含み、

前記解析手段は、受信された第 1のタイプの無線メッセージ中のコマンドの種別を解析し、

前記設定手段は、解析されたコマンドの種別に従って記億手段の内容を追加、削除又は更新する

ことを特徴とする請求の範囲第 2 1項に記載の無線呼出装置。

2 3 . 前記記憶手段に記憶される前記所定のィベント条件は、無線メッセージ内の特定データの存在、無線メッセージ受信からの所定時間の経過、特定日付の特定時刻の到来のうちの少なくとも 1つである

ことを特徵とする請求の範囲第 2 0項に記載の無線呼出装置。

2 4 . 前記特定データは、送信者識別情報、パスワード、特定プログラムの識別情報、キーワードの何れかである

ことを特徴とする請求の範囲第 2 3項に記載の無線呼出装置。

2 5 . 前記制無線呼び出し装置は、さらに、

出力手段の能力に応じた、複数の鳴音の種類、複数の振動パターン、複数の発光パターン、複数の表示態様の少なくとも 1つを記憶する出力設定記憶手段を備え、

前記作成手段は、成就したィベント条件に対応する動作データに指定される鳴音の種類、振動パターン、表示用データの少なくとも 1つからなる出力制御デー夕を作成し、

前記制御手段は、動作データに指定される設定記憶手段を参照して動作データに従って出力手段を制御する

ことを特徴とする諮-求の範囲第 2 0項に記載の無線呼出装歷。

2 6 . 前記受信手段は、鳴音の種類、振動パターン、発光パターン、表示の態様の何れかの設定指示を含む無線メッセージを受信し、

前記解析手段は、前記設定指示を検出し、

前記無線呼出手段は、さらに

検出された設定指定に従って出力設定記憶手段を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 2 5項に記載の無線呼出装置。

2 7 . 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力手段と、

表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、イベントを発生させるためのイベント条件と、その識別子と、ィベント発生時になすべき動作データとからなる複数のィベント情報を記億する記億手段と、

制御情報に関するパラメ一夕としてィベント条件に係る要素を含む無線メッセージを受信する受信手段と、

ことを特徵とする無線呼出装置。

2 8 . 前記無線メッセージは、記憶手段へのイベント情報の追加、削除又は更新を指示する設定指示を含む第 1のタイプと、それ以外の第 2のタイプとの何れかであり、

前記解析手段は、さらに受信された無線メッセージがィベント情報の設定指示を含む第 1のタイプであるか、それ以外の第 2のタイプであるかを解析し、前記監視手段は、第 2のタイプであると解析された場合にのみ、該無線メッセージの要素によりイベント条件が成就したか否かを判定し、

前記無線呼出装置は、さらに、

第 1のタイプであると解析された場合に、当該設定指示に従ってィベント情報を記憶手段に追加、削除又は更新する設定手段を備える

ことを特徴とする請求の範囲第 2 7項に記載の無線呼出装置。

2 9 . 前記各ィベン卜条件は、無線メッセージ内の特定データの存在、無線メッセージ受信からの所定時間の経過、特定日付の特定時刻の到来の何れかで表される単独条件と、複数の単独条件を組み合わせた複合条件と、複数の無線メッセージを受信することを条件とする複数メッセージ条件の何れかにより表され、前記各動作データは、鳴音の種類、振動の有無、表示の有無、表示ありのときの表示データの少なくとも 1つを表す第 1 のモードと、所定プログラムの実行することを示す第 2のモードの何れかにより表される

ことを特徴とする請求の範囲第 2 8項に記截の無線呼出装置。

3 0 . 前記記憶手段は、さらに、前記第 2のモードに対応するプログラムを記憶し、

前記作成手段は、成就したィベント条件に対応して第 2のモードを示す動作データが指定されている場合、当該プログラムを実行し、

前記制御手段は、作成手段によるプログラム実行結果に従って出力手段を制御する

ことを特徴とする請求の範囲第 2 9項に記載の無線呼出装置。

3 1 . 前記作成手段は、成就したイベント条件に対応して第 2のモードを示す動作データが指定されている場合、当該プログラムを実行し、

前記制御手段は、さらに、プログラム実行結果に従って、当該プログラム自身の処理内容を変更することを特徴とする請求の範囲第 2 9項に記載の無線呼出装置。

3 2 . 前記制無線呼び出し装置は、さらに、

前記作成手段は、成就したィベン卜条件に対応する動作データに措定される鳴音の種類、振動パターン、表示用データの少なくとも 1つからなる出力制御デー夕を作成し、

前記制御手段は、動作データに指定される設定記億手段を参照して動作データに従って出力手段を制御する

3 3 . 前記受信手段は、鳴音の種類、振動パターン、発光パターン、表示の態様の何れかの設定指示を含む無線メッセージを受信し、

前記解析手段は、前記設定指示を検出し、

前記無線呼出手段は、さらに

検出された設定指定に従って出力設定記億手段を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 3 2項に記載の無線呼出装置。

3 4 . 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力手段と、

表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、カラムの配列を定義するテンプレートを記億する記憶手段と、制御情報に関するバラメータとして、テンプレート識別子とカラム内容とを含む無線メッセージを受信する受信手段と、

受信手段により受信された無線メッセージを解析して、テンプレー卜識別子とカラム内容とを検出する解析手段と、

検出されたテンプレート識別子が示すテンプレー卜を記憶手段から読み出す読出手段と、

読み出されたテンプレートと前記カラム内容とから出力制御データを作成する作成手段とを備える

ことを特徴とする無線呼出装置。

3 5 . 前記無線呼出装置は、さらに、

以前送信又は受信した先行メッセージのカラム毎の内容を記憶する先行メッセージ記憶手段を備え、

前記受信手段は、先行メッセージ記憶手段に記憶された先行メッセージとの関連を示す関連情報と、テンプレート識別子と、当該先行メッセージの変更箇所を表す変更箇所情報と、その変更内容とを含む変更メッセージを受信し、

前記解析手段は、変更箇所情報に従ってカラム毎の変更内容を検出し、前記作成手段は、検出された変更内容と先行メッセージとから出力制御データとして表示用メッセージを作成する

ことを特徴とする請求の範囲第 3 4項に記載の無線呼出装置。

3 6 . 前記無線呼出装置は、さらに

作成手段により作成された表示用メッセージが表示された場合に、先行メッセージ記憶手段の内容を前記変更メッセージに従って更新する更新手段を備えることを特徴とする請求の範西第 3 5 ¾に記載の無線呼出装 IS。

3 7 . 前記無線呼出装置は、さらに

ユーザ操作に従って、前記先行メッセージ記憶手段に記憶された先行メッセ一ジに対する変更箇所を指定する変更指定手段と、

ユーザ操作に従って、前記変更指定手段により指定された変更箇所に対する変更内容を入力する変更内容入力手段と、

前記先行メッセージとの関連を示す関連情報と、前記変更指定手段により指定された変更箇所を示す変更箇所情報と、前記変更内容入力手段により入力された変更内容とを含む変更メッセージを作成する変更メッセージ作成手段と、

前記変更メッセージ作成手段により作成された変更メッセージを送信する送信手段と

を備えることを特徴とする請求の範囲第 3 4項に記載の無線呼出装置。

3 8 . 前記無線呼出装置は、さらに

前記変更箇所および変更内容の指定時に、カラム単位にユーザ操作のガイダンスを表示するガイダンス表示手段

を備えることを特徴とする請求の範囲第 3 7項に記載の無線呼出装置。

3 9 . 前記無線呼出装置は、さらに

前記先行メッセージ記憶手段に記憶される前記先行メッセージに対して、相手側に存在するか否かを表す送信情報を付加する送信情報付加手段

4 0 . 前記テンプレートは、テンプレー卜の識別子を示すカラムに加えて、合言葉を示すカラム、人を示すカラム、時間を示す示すカラム、場所を示すカラム、ィベン卜を示すカラム、返信を示すカラムを任意に組み合わせた配列を示し、前記無線メッセージは、セパレー夕記号により区切られたテンプレート識別子及び各カラム内容からなる

ことを特徴とする請求の範匪第 3 4項に記載の無線呼出装置。

4 1 · 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力部と、制御情報を記憶する記憶部とを備える無線呼出装置の制御方法であって、表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、出力態様を決定するプログラムを記憶部に格納する格納ステツプと、

制御情報に関するパラメ一夕としてプログラムの識別子を含む無線メッセージを受信する受信ステップと、

受信されたパラメータと制御情報とに従って出力制御データを生成する生成ステツプと、

生成された出力制御データに従って出力手段を制御する出力ステップとを有し、前記生成ステツプは、

受信された無線メッセージを解析して、プログラム識別子を検出する解析サブステツプと、

検出されたプログラム識別子が示すプログラムを記憶部から読み出す読出サブステップと、

読み出されたプログラムを実行することにより出力制御データを作成する作成サブステツプとを有する

ことを特徴とする無線呼出装置の制御方法。

4 2 . 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力部と、制御情報を記憶する記憶部とを備える無線呼出装置の制御方法であって、表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、ィベントを発生させるためのィベント条件とィベン卜発生時になすべき動作データとの組を記憶部に格納する格納ステツプと、

制御情報に関するパラメータとしてイベント条件に係る要素を含む無線メッセージを受信する受信ステツプと、

生成された出力制御データに従って出力手段を制御する出カステツプとを有し、前記生成ステップは、

受信された無線メッセージを解析して、ィベント条件に係る要素を検出する解析サブステップと、

検出された要素に対してィベント条件が成就するか否かを監視する監視サブステツプと、

ィベント条件が成就した場合に前記動作データに従って出力制御データを作成する作成サブステツプとを有する

ことを特徴とする無線呼出装置の制御方法。

4 3 . 表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを用いた出力動作を行う出力部と、制御情報を記憶する記憶部とを備える無線呼出装置の制御方法であって、表示、鳴動、振動、発光の少なくとも 1つを含む出力態様を制御するための制御情報として、カラムの配列を定義するテンプレー卜を記憶部に格納する格納ステツプと、

制御情報に関するパラメータとして、テンプレー卜識別子とカラム内容とを含む無線メッセージを受信する受信ステップと、

生成された出力制御データに従って出力サブステツプを制御する出カステツプとを有し、

前記生成ステップは、

受信された無線メッセージを解析して、テンプレート識別子を検出する解析サブステツプと、

検出されたテンプレート識別子が示すテンプレートを記憶部から読み出す読出サブステップと、

読み出されたテンプレートと前記カラム内容とから出力制御データを作成する作成サブステップとを有する

ことを特徴とする無線呼出装 -の制御方法。