WO1997033444A1 - Procede de transfert de donnees par paquets pour des systemes de communication a postes radio mobiles - Google Patents

Procede de transfert de donnees par paquets pour des systemes de communication a postes radio mobiles Download PDF

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Description

明 細 書 移動無線デー夕通信システムにおけるパケットデー夕の転送方法 技 術 分 野
本発明は、 移動通信ネットワークと L A N ( Lacal Area Network ) とにまたが つた仮想ネッ卜ワークを対象とした移動無線データ通信システムにおけるバケツ トデー夕の転送方法に関する。 技 術 背 景
近年、 コードレス電話を発展させたパーソナル通信(Personal Communications) の技術が進展しており、 このパーソナル通信の技術をべ一スとしたワイヤレス P B X ( Private Branch exchange ;構内交換機) システムが注目されている。
そして、 このワイヤレス P B Xシステムに関して、 電話機の無線化とともに、 モビリティの追究が行なわれた結果、 1台の P B X配下のサービスエリア内はい に及ばず、 P B X間にまたがる移動についても、 自動位置登録によって利用者 に無用な登録変更 (あるいは着信転送等の起動) を強いることなく可能となった。 一方、 最近、 インタ一ネットを通じたデータ通信のニーズが高まっている。 こ のデータ通信の方法には、 電話回線 (回線交換) による方法と、 L A Nに収容さ れる端末装置から行なう方法とがあるが、 企業内通信においては L A Nを使用す る方法が主として使用されている。
この企業内通信において、 イーサネット (Ethernet ) 等の L A Nに代表される 各種の物理ネットワークをまたいだ形でパケットデータの通信を行なうシステム が必要とされる場合がある。 このような各物理ネットワークをまたいだ形で端末 装置間のバケツトデータのルーチングを行なうためには、 各端末装置をユニーク に識別することできるようにすることが必要である。 このため、 I P ( Internet Protocol ) アドレス等に代表される仮想ネットワーク上のアドレス (パケットァ ドレス) を各端末装置に付与し、 これを用いている。
以上、 回線交換を主体としたワイヤレス P B Xシステムと L A Nとをベースと したインターネットについて説明したが、 前者はモビリティを付加することでォ フィスの主たる通信手段となりつつあり、 後者はデータ通信のための主たる通信 手段となりつつある。
さて、 最近は、 ワイヤレス P B Xシステムと L ANとを結合すると共にワイヤ レス P B Xシステム内の無線移動局にデータ通信端末装置を接続し、 このデータ 通信端末装置と L A N側のデータ通信端末装置との間でデータ通信を行なうこと が可能なデータ通信システムが検討されている。
この場合、 L AN側にとってワイヤレス P B Xの配下のデ一夕通信端末装置は、 物理ァドレス体系の異なったネットワークの端末装置であるため、 L A N側から 当該データ通信端末装置へバケツトデ一夕を転送するには、 当該データ通信端末 装置の I Pアドレスを特定してバケツ卜データを送信しなければならない。
このバケツトデ一夕をワイヤレス P B Xシステムを介して当該データ通信端末 装置に至らしめるためには、 ワイヤレス P B Xシステム側において I Pアドレス から当該データ通信端末装置の物理アドレス、 すなわち、 当該データ通信端末装 置が接続された無線移動局の物理ァドレスを特定し、 P B Xがこの無線移動局と L A Nとの間に物理リンクを形成することが必要となる。
このような物理リンクの形成を行なうためには、 I Pアドレスから物理アドレ スが一義的に決定されねばならず、 そのためには各データ通信端末装置と各無線 移動局との接続関係を固定化するか、 あるいは各データ通信端末装置の I Pアド レスと物理ァドレスの対応関係を把握するための手段をシステム内に設ける等、 甚だ面倒な手段を講じる必要があるという問題があつた。 発 明 の 開 示
本発明は、 このような事情に鑑みてなされたものであり、 以上説明した面倒な 手段を講じることなく、 L AN側から無線移動局側のデータ通信端末装置へのパ ケットデータの転送を行なうことが可能な移動無線データ通信システムにおける バケツトデ一夕の転送方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、 本発明においては、 無線移動局と、 前記無線移動 局に接続される移動側データ通信端末装置と、 前記無線移動局と無線接続を行な うための無線接続装置と、 前記無線接続装置を介して前記無線移動局と他者との 接続を行なう交換機と、 L A Nと、 前記 L A Nに接続された L A N側デ一夕通信 端末装置と、 前記 L A N内におけるパケットデ一夕の転送制御、 および、 前記交 換機と前記 L A Nとの間のパケットデ一夕の転送制御を行なう制御装置とを有す る移動無線データ通信システムにおけるバケツトデ一夕の転送方法であって、 前 記移動側データ通信端末装置には、 前記 L ANにおいて使用するパケットァドレ スを予め付与し、 前記制御装置には、 前記移動側データ通信端末装置に対応する パケットアドレスを予め記憶させておき、 前記 L A N側デ一夕端末装置は、 前記 移動側データ通信端末装置へバケツトデ一夕を転送する場合に、 当該移動側デー 夕通信端末装置のバケツ卜アドレスを含んだバケツトデータを前記 L A Nに送出 し、 前記制御装置は、 前記 L A Nを介して受信したパケットデータに含まれるパ ケットァドレスが前記移動側データ通信端末装置のバケツトァドレスであれば、 当該バケツ卜データを保留するとともに、 当該バケツトアドレスへの接続を前記 交換機に要求し、 前記交換機は、 前記パケットアドレスへの接続を要求されると、 当該制御装置に対して通信路を設定する一方、 前記無線移動局に対し前記無線接 続装置を介して当該パケッ卜アドレスを含ませた信号を送信し、 当該信号に含ま れるバケツトアドレスが当該移動側デ一夕通信端末装置に対応したバケツトアド レスであれば、 前記無線移動局は、 応答信号を送信し、 前記交換機は、 前記無線 接続装置を介して前記応答信号を受信すると、 当該バケツトアドレスへの接続を 前記制御装置に応答し、 前記制御装置は、 前記交換機からの応答を受けると、 保 留していたバケツトデ一夕を前記移動側データ通信端末装置に転送することを特 徴としている。
また、 本発明においては、 無線移動局と、 前記無線移動局に接続される移動側 データ通信端末装置と、 前記無線移動局と無線接続を行なうための無線接続装置 と、 前記無線接続装置を介して前記無線移動局と他者との接続を行なう交換機と、 L ANと、 前記 L ANに接続された L A N側データ通信端末装置と、 前記 L A N 内におけるパケットデータの転送制御、 および、 前記交換機と前記 L A Nとの間 のパケットデ一夕の転送制御を行なう制御装置とを有する移動無線データ通信シ ステムにおけるバケツトデータの転送方法であって、 前記移動側データ通信端末 - 装置には、 前記 L A Nにおいて使用するパケットアドレスを予め付与し、 前記制 御装置には、 前記移動側データ通信端末装置に対応するパケッ卜アドレスを予め 記憶させておき、 前記 L A N側データ端末装置は、 前記移動側データ通信端末装 置へバケツトデ一夕を転送する場合に、 当該移動側データ通信端末装置のバケツ トアドレスを含んだパケットデータを前記 L ANに送出し、 前記制御装置は、 前 記 L A Nを介して受信したバケツトデ一夕に含まれるバケツトァドレスが前記移 動側データ通信端末装置のパケットアドレスであれば、 当該パケットデ一夕を保 留するとともに、 当該パケットアドレスへの着信報知を前記交換機に要求し、 前 記交換機は、 前記パケットアドレスへの着信報知の要求を受けると、 当該制御装 置に対して通信路を設定することなく、 前記無線移動局に対し前記無線接続装置 を介して当該バケツトァドレスを含んだ信号を前記無線移動局に送信し、 当該信 号に含まれるバケツトァドレスが当該移動側データ通信端末装置に対応したパケ ッ卜アドレスであれば、 前記無線移動局は、 前記制御装置への発呼を行ない、 前 記交換機は、 前記無線接続装置を介した発呼に応じて、 前記制御装置に対して着 信信号を送信し、 前記制御装置は、 前記着信信号を受信することにより、 前記交 換機に対し応答信号を送信し、 前記交換機は、 前記応答信号を受信することによ り、 前記制御装置と前記無線移動局との間に通信路を設定し、 前記制御装置は、 前記通信路を介し、 保留していたバケツトデ一夕を前記移動側データ通信端末装 置に転送することを特徴としている。
本発明によれば、 ワイヤレス回線交換型ネットワークシステムと L ANをまた がる仮想ネットヮ一ク上において、 各データ通信端末装置と各無線移動局との接 続関係を固定化したり、 各データ通信端末装置の I Pアドレスと物理アドレスの 対応関係を把握するための手段を設ける等、 面倒な手段を講じることなく、 L A N側のデータ通信端末装置から無線移動局側のデータ通信端末装置へのバケツト デー夕の転送を行なうことができるという効果がある。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明に適用可能な企業内移動無線デ一夕通信システムの一の構成を 示す図である。 - 図 2は、 同通信システムにおけるァドレス管理を説明する図である。
図 3は、 本発明の第 1の実施形態にかかる移動無線データ通信システムの動作 を示す接続シーケンス図である。
図 4は、 本発明の第 2の実施形態にかかる移動無線データ通信システムの動作 を示す接続シーケンス図である。
図 5は、 本発明の第 3の実施形態にかかる移動無線デ一夕通信システムの動作 を示す接続シーケンス図である。
図 6は、 本発明の第 4の実施形態にかかる移動無線データ通信システムの動作 を示す接続シーケンス図である。
図 7は、 本発明の第 5の実施形態にかかる移動無線データ通信システムの動作 を示す接続シーケンス図である。
図 8は、 本発明に適用可能な企業内移動無線データ通信システムの他の構成を 示す図である。
図 9は、 図 8における無線移動局および移動側デ一夕通信端末装置の機能モデ ルを示すブロック図であり、
図 1 0は、 本発明の第 6の実施形態にかかる移動無線データ通信システムの動 作を示す接続シーケンス図である。 発明を実施するための最良の形態
<1 :本発明が適用される通信システム >
図 1は、 本発明の適用対象の一例である企業内移動無線データ通信システムの 構成を示すものである。 この企業内移動無線データ通信システムは、 事業所内パ
—ソナル通信 (PC) システム 10と企業内 LANシステム 20とを結合した構 成となっており、 通信プロトコルとして TCP 1 P (Transmission Control Protocol I Internet Protocol)を用いたデータ通信を行なうものである。
事業所内 PCシステム 10は、 構内交換機 (以下、 単に PBXという。 ) 1 1 と、 無線基地局 (Cell Station, 以下、 単に CSという。 ) 1 2と、 無線移動局 (Personal Station, 以下、 単に P Sという。 ) 1 3とにより構成される。
ここで、 PBX 1 1は、 制御部やスイッチング部、 ベースバンド処理部の他、 配下の PS 1 3の物理アドレスや、 位置情報、 認証情報等を記憶するためのホー ムメモリ (HM) 1 1Mを有している。 そして、 PBX 1 1は、 これらの各要素 の働きにより、 この事業所内 PCシステム 1 0全体の制御や、 通信チャネル上を 流れる情報の回線交換、 音声符号化、 通信チャネル切替、 P Sの認証、 位置管理 などを行なう。 なお、 1 9は PBX 1 1に接続された一般的な電話機である。
CS 1 2は、 無線部 (変復調部) 、 制御部、 対 PBXインタフェース部とを有 している。 C S 1 2は、 これらの各要素の働きにより、 P S 1 3との間で無線接 続を行なう一方、 PBX l 1との間で有線イン夕フェースを介した接続を行ない、 P S 1 3と PBX l 1との間の制御信号および情報の中継手段としての役割を行 なう。
P S 1 3は、 無線部 (変復調部) 、 ベースバンド処理部、 外部端末インタフエ ース部などからなり、 音声通信やデータ通信のための発着信や音声符号化などを 行なう。 PS 1 3の中には、 図 1に示すように、 R S 232 Cなどのシリアルイ ンタフェースを持った移動側データ通信端末装置 (以下、 M— DTE (Mobile Data Terminal Equipment)という。 ) 14の接続されたものが存在する。 この場 合、 PS 1 3としては、 アダプタ 1 3 bを移動機本体 1 3 aに接続した構成のも のを使用し、 M— DTE 14とはシリアルインタフェースを介してアダプタ 1 3 bに接続する。 ここで、 アダプタ 1 3 bは、 プロトコル変換部およびイン夕フエ 一ス部を備えており、 プロトコルの終端を行なう。 なお、 M— DTE、 アダプタ、 P Sは、 論理機能的には分れているが、 図示のように物理的に別体とする必要は なく、 一体に構成してもよい。
一方、 企業内 LANシステム 20は、 例えばイーサネット等の物理媒体を用い た LAN2 1により構成されており、 LAN側データ通信端末装置 (以下、 DT E (Data Terminal Equipment)という。 ) 22がイーサネットボードにより多数接 続されている。 なお、 LAN 2 1は、 イーサネット以外の物理媒体でもよい。
LAN 2 1は、 複数のサブネットワークに区切られており、 各サブネットヮ一 クは、 ルー夕 (Router) 2 3 aおよび回線終端装置 (以下、 T A (Terminal Adaptor)という。 ) 23 bからなる制御装置 23を介して事業所内 P Cシステム 10の P BX 1 1と接続されている。 ここで、 ルー夕 23 aは、 当該サブネットワークと他のサブネットワークとの 間および当該サブネットワークと事業所内 P Cシステム 1 0との間のバケツトデ 一夕のルーチングを行なう。 また、 TA23 bは、 プロトコル変換部、 インタフ エース部からなり、 I SDNまたは専用ィン夕フェースを介して P BX 1 1と結 ばれており、 発着信や、 プロトコルの終端などを行なう役割を担っている。
<2 :通信システムの接続処理 >
次に、 この企業内通信システム内においてバケツトデータの転送を行なう際の 接続処理について説明する。
<2 - 1 : P S 1 3から他の P S 1 3へパケットデ一夕を転送する場合 > まず、 この通信システムにおいて、 P S 1 3から他の P S 1 3へパケットデー 夕を転送する場合の接続処理について説明する。
この場合の接続処理は以下の手順に従って行われる。
(1) 発信側の PS 1 3は CS 1 2に対して無線チャネルの設定を要求する。
(2) CS 1 2は発信側の PS 1 3との間に無線チャネルを設定する。
(3) 発信側の P S 13は着信側の P S 1 3の物理アドレス (内線番号) を指定 して発信する。
(4) PBX 1 1は、 上記物理アドレスに基づいて、 着信側の PS 1 3の呼出番 号 (内線番号と同じ場合もある) を指定して着信を CS 1 2に送る。
(5) CS 1 2は着信により指定された呼出番号で着信報知を行なう。
(6) 着信側の P S 13は、 この着信報知のなされた呼出番号と自身が持つ呼出 番号とがー致した場合に、 CS 12に対して無線チャネルの設定を要求する。
(7) CS 1 2は、 この要求に応じて、 着信側の PS 1 3との間に無線チャネル を設定する。
(8) 着信側の P S 13は着信応答を CS 1 2に通知する。
(9) PBX 1 1は、 着信側の PS 1 3と発信側の PS 1 3との間に通信路を設 定する。 <2 - 2 : M— DTE同士の間または M— DTEと DTEとの間でバケツトデー 夕を転送する場合 >
次に、 この通信システムにおいて、 M— DTE同士の間または M— DTEと D TEとの間でバケツトデ一夕を転送する場合の接続処理について説明する。 この 場合、 企業内通信システムを構成する各ネットワーク間のァドレス管理の整合性 が問題となってくる。 図 2は、 このアドレス管理という観点から企業内通信シス テムを区分したものである。
この図に示すように、 企業内通信システムには、 P BX 1 1による物理アドレ ス (電話番号) が使用されているエリア A (すなわち、 事業所内 PCシステム 1 0の M— DTEを除く部分) と、 LANによる物理アドレス (イーサネットアド レス) が使用されているエリア B (すなわち、 企業内 LANシステム 20) とが ある。 そして、 エリア Aおよび Bをまたいだ形でのデータ通信を可能にするため、 これらのエリアを含むシステム全域 (エリア C) においてユニーク性の保証され た I Pアドレスがシステム内のデータ通信端末装置 (M— DTE、 DTE) に付 与されている。
ァドレス管理の異なったエリアに属するデータ通信端末装置間のルーチングを 行なうためには、 I Pレイヤでの接続処理と物理レイヤでの接続処理との両方が 必要である。 このため、 I Pレイヤで用いるアドレス ( I Pアドレス) と、 それ より下層の物理レイヤで用いる物理ァドレス (企業内 LANシステム 20ではィ ーサネットアドレス、 事業所内 PCシステム 1 0では内線番号) とを対応付ける 処理が必要になってくる。
ここで、 企業内 LANシステム 20はコネクションレス型ネットワークであり、 I Pパケットを中継するノード (一般にはルー夕) が I Pアドレスとイーサネッ トアドレスの変換を行ない、 I Pパケットのリレー転送を行なう。 従って、 LA N 2 1内でのルーチングに関してはァドレス管理上の問題はない。
これに対し、 事業所内 PCシステム 10は、 コネクション型ネットワークであ り、 P BX 1 1を介してエンドトウエンドの物理リンクを確立し、 回線交換によ る通信を行なう。 従って、 M— DTEと DTEまたは他の M— DTEとのルーチ ングを行なう場合、 当該 M— DTEの通信相手 (DTEまたは他の M— DTE) の特定は I Pアドレスにより行われるが、 その通信相手に至るまでの通信経路に は事業所内 PCシステム 10があるため、 その通信経路を形成するためには同シ ステム内での物理リンクの確立がどうしても必要になる。
ここで、 例えば図 1における M— DTE 14 ( I Pアドレス: B) から LAN 21内の DTE 22 ( I Pアドレス : A) へバケツトデータの送信を行なう場合 には、 事業所内 PCシステム 10内においては当該 M— DTE 14を制御装置 2 3に接続する物理リンクが確立されればよいため、 簡単な手続によりルーチング を行なうことができる。 すなわち、 次の通りである。
まず、 M— DTE 14から P S 13に対し、 制御装置 23の TA23 bへの発 信を要求する。 次いでこの要求を受けた P S 13は、 TA 23 bの物理アドレス (=2) を特定し、 C S 12を介して P BX 1 1に接続要求を送る。 この結果、 PBX1 1により、 PS 13と TA23 bとを結ぶ物理リンクが確立されること となる。
そして、 このようにして確立された物理リンクを介して、 M— DTE 14から 制御装置 23のル一夕 23 aに DTE 22の I Pアドレス ( = A) が送信される。 以後は、 上述したルー夕による I Pパケットのリレ一転送を利用して、 M— DT E 14から DTE22へのパケットデ一夕の転送が行われる。 ところが、 これとは逆に M— DTE 14が DTE 22からバケツ卜デ一夕の転 送を受けることを可能にしょうとすると以下の問題が生じる。
すなわち、 この場合、 DTE22は、 M— DTE 14の I Pアドレス (=B) を特定して M— DTE 14との接続を要求することになるが、 この接続を果たす ためには、 ル一夕 23 aから M— DTE 14の物理アドレス (すなわち、 当該 M 一 DTE 14が接続された P S 13) までの物理リンクを確立する必要がある。 そして、 この物理リンクを確立するためには、 M— DTE 14の I Pアドレス (=B) から物理アドレス (=1) を求めることが必要とされる。
この I Pアドレスから物理ァドレスへの変換を一義的に行なうためには、 事業 所内 P Cシステム 10内のすべての M— DTE 14を各々特定の P S 13に接続 し、 その接続関係を固定しておくことが必要になる。 しかし、 このように M— D TEと P Sとの接続関係の固定化するのでは、 システムとして甚だ柔軟性に欠け たものとなってしまう。 一方、 そのような接続関係を固定化しないとすれば、 各 データ通信端末装置の I Pアドレスと物理ァドレスとの対応関係を把握するため の手段をシステム内に設ける等、 甚だ面倒な手段を講じることが必要になってく る。
本発明は、 このような M— DTEと PSとの接続関係の固定化や、 I Pァドレ スと物理ァドレスとの対応関係の管理を強いることなく、 DTEから M— DTE へのパケットデータの転送を行なうためのルーチングを可能にしたものである。 以下、 その具体的な実施形態について説明する。
< 3 :第 1実施形態 >
図 3は、 本発明の第 1の実施形態にかかる移動無線データ通信システムにおい て、 0丁£から1^ー0丁5へのパケットデ一夕の転送を行なう場合の接続シーケ ンスを示す図である。
まず、 本実施形態において、 制御装置は、 I Pアドレス記憶用のメモリを有し ている。 このメモリには、 事業所内 PCシステムにおいて、 当該制御装置を介し て接続されたすベての M— DTEの I Pアドレスが記憶されている。
L AN内の DTEは、 事業所内 P Cシステムの M— DTEにバケツ卜データを 転送しょうとするとき、 その M— DTEの I Pアドレスを含んだバケツトデ一夕 を LAN内に送信する。
このバケツトデ一夕は、 LAN内の制御装置によって受信されることとなるが、 このとき制御装置は、 受信したパケットデータ内の I Pアドレスがメモリ内に記 憶された M— DTEの I Pアドレスに該当するか否かを判断する。
この判断の結果、 受信した I Pアドレス力 M— DTEの I Pアドレスである と認められる場合、 制御装置は、 受信したパケットデータを保留するとともに、 事業所内 PCシステムの PBXへ接続要求を送信する。 この接続要求は、 M— D TEの I Pアドレスへの着信があったことを示す情報と、 当該 I Pアドレスとを 含んでいる。
PBXは、 この接続要求を受信すると、 呼を保留し制御装置との間の接続を維 持した状態で、 当該〗 Pアドレスの呼び出しエリアを管轄するすべての c Sに対 し、 着信報知メッセージを送信する。 この着信報知メッセージも、 M— DTEの I Pアドレスへの着信があったことを示す情報と、 当該 I Pアドレスとを含んで いる。
このようにして送信された着信報知メッセージは、 これらの C Sを介すことに より、 各 C Sの無線区間内の各 P Sに送信されることとなる。 各 P Sは、 着信報 知メッセージを受信するとその内容の解析を行なう。 ここで、 C Sから受信した 着信報知メッセージに M— DTEの I Pアドレスへの着信があったことを示す情 報が含まれているため、 P Sは、 着信報知メッセージから I Pアドレスを検出し、 この I Pアドレスを含んだ着信報知信号をアダプタを介して M— DTEに送信す る。 この送信の際、 アダプタは P Sと M— DTEとの間のプロトコル変換を行な う。
M— DTEは、 着信報知信号を受信すると、 この着信報知信号に含まれている I Pアドレスと当該 M— DTEに割り当てられている I Pアドレスとを比較する。 この比較の結果、 両 I Pアドレスが一致していない場合、 M— DTEは何の応答 もしない。 一方、 両 I Pアドレスが一致している場合、 M— DTEは当該 M— D TEに対する着信があったことを認識し、 P Sに対して着信応答要求を送る。 こ の着信応答要求には、 当該 M— DTEの I Pアドレスが含まれている。
P Sは、 M— DTEから着信応答要求を受信すると、 C Sを介して PBXに着 信応答メッセージを送信する。 この着信応答メッセ一ジは、 I Pアドレスへの着 信であることを示す情報と、 上記着信応答要求の送信元である P Sを特定する P S識別番号と、 上記着信応答要求に含まれていた I Pアドレスとを含んでいる。
PBXは、 この着信応答メッセージを受信すると、 着信応答メッセージに含ま れている P S識別番号に基づき P Sを識別して P S認証等を行ない、 P Sの正当 性を確認する。 そして、 PBXは、 正当な P Sからの着信応答であると認められ る場合には、 その着信応答メッセージに従い、 P Sと制御装置との間に通信回線 を設定するための処理を行なう。 すなわち、 PBXは、 過去に送信した着信報知 メッセージに含まれていた I Pアドレスと、 今回、 P Sから受信した着信応答メ ッセージに含まれていた I Pアドレスとを照合する。 この照合の結果、 両 I Pァ ドレスが一致した場合には、 当該着信報知メッセージの送信の原因となった接続 要求の送信元である制御装置に対し、 接続応答を送る。
これにより、 P Sと制御装置との間に物理リンクが確立され、 LAN内の DT Eから送信され、 制御装置によって受信されたバケツトデータが P BX→C S— P Sという事業所内 P Cシステム内の経路を介して M— DTEに転送される。 なお、 このような事業所内 PCシステムでは、 一般的に、 無線アクセス方式と して TDMAが用いられ、 デュプレックス方式として TDDが用いられる。 この ため、 ? 5とじ 3とでは、 パケットデータについては通話チャネルを介して、 ま た、 他の信号やメッセージについては、 無線接続の制御で用いる制御チャネルを 介して、 それぞれ転送可能である。 ぐ 4 :第 2実施形態 >
図 4は、 本発明の第 2実施形態に係る企業内移動無線データ通信システムにお いて、 DTEからM— DTEへのパケッ卜デ一夕の転送を行なう場合の接続シ一 ケンスを示す図である。 本実施形態は、 上記第 1実施形態において M— DTEが 行なっていた着信応答動作を PSが行なうようにしたものである。 なお、 この着 信応答動作は、 PS本体ではなく、 P Sと M— DTEとの間のプロトコル変換を 行なうアダプタに行わせるようにしてもよい。
本実施形態において、 P Sは、 当該 P Sに接続される M— DTEの I Pァドレ スを記憶している。 上記第 1実施形態と同様に、 LAN内の DTEから M— DT Eへ宛てた、 I Pアドレスを含んだパケットデータを制御装置が受信すると、 こ の制御装置から M— DTEの当該 I Pアドレスを含んだ接統要求が P B Xに送ら れ、 ?8 からじ5を介して?3に当該 1 Pアドレスを含んだ着信報知メッセ一 ジが送られることとなる。 その際、 P Sは、 この着信報知メッセージに含まれる I Pアドレスが当該 P Sに接続された M— DTEの I Pアドレスと一致するか否 かを判断する。 この判断の結果、 両 I Pアドレスが一致している場合に、 P Sは、 PBXに対し着信応答メッセージを送り、 PBXは、 この着信応答メッセージに 従って P Sと制御装置との間に通信回線を設定するための処理を行なう。
このようにして P Sおよび制御装置間の通信回線の設定がなされると、 P Sは、 M— DTEに対して通信が可能である旨の着信接続通知を送る。 M— DTEは、 この通知を受けることにより、 バケツトデータの受信をするためのアプリケ一シ ヨンソフトウエアを起動し、 制御装置から PBX— C S→P Sという経路を経て 転送されてくるパケットデータを受信する。 勿論、 M— DTEが常時パケットデ 一夕を受信することができる状態にある場合、 PSは、 通信が可能である旨の通 知を行なうことなく、 M— DTEへバケツトデ一夕を送ってもよい。
ここで、 パケットデ一夕は、 頻繁に転送されてくることもある力 時間を空け て、 間欠的に転送されてくる場合もある。 そこで、 後者の場合に対処するため、 M— DTEがバケツトデ一夕の受信が可能な状態となっているがパケットデータ の受信が頻繁に行なわれないような状態では、 バケツトデ一夕が送られてくると きに限って P Sと制御装置との間に通信回線を設定するようにしてもよい。 M— D TEから制御装置を経由して LAN内の DTEにバケツトデ一夕を転送する場 合も同様である。 このような制御を可能にするためには、 PSまたはアダプタ力^ M—DTEからデータ送信要求を受信した場合のみ発信を行ない、 I Pアドレス への着信を検出したときのみバケツトデ一夕の受信のための着信応答を行なうよ うにすればよい。
本実施形態において、 M - D T Eは着信応答のための特別な機能が要求されな レ^ 従って、 M—DTEの構成を簡単なものにすることができるという利点があ る。
<5 :第 3実施形態 >
上記第 1実施形態および第 2実施形態では、 制御装置からの着信に M— DTE または P Sが応答することを以て、 P Sおよび制御装置間に通信回線を設定する 方式を採っているが、 制御装置と P BXとの間の通信経路は、 M— DTEまたは P Sが着信応答をするか否かに拘わらず回線を占有する。 従って、 M— DTEま たは P Sが着信応答をしない場合には、 回線が無意味に占有されることとなる。 そこで、 本実施形態においては、 制御装置のルータと TAとの間、 制御装置の T Aと PBXとの間、 ?8 と。5との間では、 I Pアドレスでの着信報知を要求 するメッセージ (着信報知要求メッセージ) を報知させ、 この報知を受けた M— DTEが制御装置を呼び出すことで、 このような無意味な回線の占有を回避する。 以下、 図 5に示す接続シーケンス図を参照し、 本実施形態の動作を説明する。 まず、 制御装置は、 DTEからのパケットデータを受信すると、 そのパケット データに含まれる I Pアドレスに基づいて送信先の確認を行なう。 そして、 パケ ットデ一夕の送信先が M— DTEである場合には、 このバケツトデータを保留し、 同パケットデ一夕の I Pアドレスを含む着信報知要求メッセージを通信路を占有 することなく P BXに送る。
PBXは、 この着信報知要求メッセージを CSに対して送信する。 そして、 C Sはこの着信報知要求メッセージから I Pアドレスを取り出し、 この I Pァドレ スを含んだ着信報知を P Sに対して行なう。 PSは、 I Pアドレスに対する着信 報知を受信した場合、 着信報知に含まれてる I Pアドレスを用いて着信通知信号 を形成し、 この着信通知信号を M— DTEへ送る。
M— DTEは、 この着信通知信号に含まれている I Pアドレスが当該 M— DT Eに割り当てられている I Pアドレスと一致しているか否かを判断し、 一致して いる場合には、 制御装置への発信を PSに要求する。
この制御装置への発信 (発呼) の要求を行なう方法としては例えば次のものが 考えられる。
(a) M— DTEが制御装置の電話番号 (内線番号〉 を予めメモリに記憶してお き、 この電話番号への発信を P Sに要求する。
(b) 制御装置が送信する着信報知要求メッセージに M— DTEの I Pアドレス の他、 当該制御装置の電話番号を含めておき、 この制御装置の電話番号を PBX、 C Sおよび P Sを経由して M— DTEに報知する。 M— DTEはこの報知を受け た電話番号への発信を P Sに要求する。
PSは、 このようにしてなされた要求に従って発信を行ない、 PBXは PSか らの着信を制御装置に通知する。 そして、 制御装置が着信応答を PBXを介して PSへ送ることにより、 制御装置から M— DTEに至る通信路が設定される。 制 御装置は、 通信路が設定されたことを確認すると、 保留していたパケットデータ を M— DTEへ向けて転送する。 '
本実施形態によれば、 制御装置と P B Xとの間の通信路の数と無関係に着信を 通知することができるため、 資源を有効に利用することができる。 なお、 本実施形態において、 着信報知を受けた M— DTEがこの着信報知を要 求した制御装置とは別の制御装置に発信を行なうようにしてもよい。 例えば M— DTEがビジ夕 P BXを経由したローミングサービスを受けている場合に LAN の DTEから M— DTE宛てにバケツトデ一夕の送信があり、 M— DTEの本来 の P BXであるホーム P BXに接続された制御装置がこのパケットデ一夕を受信 し、 着信報知要求をする場合があり得る。 この場合、 着信報知を受けた M— DT Eは、 着信報知要求をした制御装置ではなく、 現在、 ローミングサービスを受け ているビジ夕 P B Xに接続された制御装置を指定して発信を行なうのである。 こ のようにした方が通信路が短くて済むからである。 ただし、 この方法を採る場合、 ホーム PBX側の制御装置が行った着信報知要求に応答して M— DTEがビジ夕 P B X側の制御装置を呼び出すことについて、 ホーム P B X側およびビジ夕 P B X側の各制御装置の間でネゴシエーションが行われることが条件となる。
<6 :第 4実施形態 >
図 6は、 本発明の第 4実施形態にかかる移動無線データ通信システムにおいて、 0丁£から1^— 0丁5へのパケットデ一夕の転送を行なう場合の接続シーケンス を示す図である。 なお、 本実施形態は、 上記第 2実施形態と上記第 3実施形態と の組み合わせたものである。
まず、 制御装置は、 DTEからのパケットデータを受信すると、 そのパケット データに含まれる I Pアドレスに基づいて送信先の確認を行なう。 そして、 パケ ットデ一夕の送信先が M— DTEである場合には、 このバケツトデ一夕を保留し、 同パケッ卜デ一夕の I Pアドレスを含む着信報知要求メッセージを通信路を占有 することなく PBXに送る。
PBXは、 この着信報知要求メッセージを CSに対して送信する。 そして、 C Sは、 この着信報知要求メッセージから I Pアドレスを取り出し、 この I Pアド レスを含んだ着信報知を P Sに対して行なう。
P Sは、 当該 P Sに接続された M— DTEの I Pアドレスを予めメモリに記憶 している。 そして、 PSは、 上記着信報知を受信すると、 この着信報知に含まれ てる I Pアドレスがメモリ内の I Pアドレスと一致するか否か、 すなわち、 M— DTEの I Pアドレスに対する着信があつたか否かを判断する。 そして、 この判 断結果が肯定的である場合、 PSは、 予め記憶しておいた電話番号 (内線番号) に発信を行ない、 PBXは PSからの着信を制御装置に通知する。 そして、 制御 装置が着信応答を P BXを介して PSへ送ることにより、 制御装置から M— D T Eに至る通信路が設定される。 制御装置は、 通信路が設定されたことを確認する と、 保留していたバケツトデ一夕を M— DTEへ向けて転送する。
ここで、 制御装置が M— DTEへパケットデータを転送するためには、 当該 M 一 D T Eからの着信があつたことを制御装置が認識する必要があるが、 そのため の方法としては次のものが考えられる。
(a) P Sが発信要求の中に M— DTEの I Pアドレスを含めて送信し、 この I Pアドレスを CSおよび PBXを介して制御装置まで転送する。 制御装置は、 こ の M— DTEの I Pアドレスを受信することにより M— DTEからの着信があつ たことを認識する。
(b) 通信路が設定された後、 M— DTEから制御装置に宛ててパケットデータ を送る。 制御装置は、 このパケットデ一夕に含まれている発信元 I Pアドレス
(すなわち、 M— DTEの I Pアドレス) から M— DTEを認識する。 ぐ 7 :第 5実施形態〉
上記第 1実施形態〜第 4実施形態において M— D T Eには 1種類のパケットァ ドレス (I Pアドレス) が付与されていた。 本実施形態は、 1台の M— DTEに 対し、 複数種類のパケットアドレスが付与されている場合に対処しょうとするも のである。
すなわち、 本実施形態に係るシステムは、 I Pプロトコルにより制御される L ANの他、 I P以外のプロトコルにより制御される LANを有しており、 それぞ れの LANの制御装置に PBXの電話回線 (I SDNを含む) が接続された構成 となっている。 それぞれの LANに属する DTEは、 各々のプロトコルに従って M— DTEとの間でバケツ卜データの授受をすることができるが、 その際に使用 - するバケツトアドレスは各 LAN間で重複しないように定められている。
従って、 仮にシステム内に、 LAN 1、 LAN 2 , LAN 3の 3種類の LAN が設けられているとすると、 M— DTEにはこれらの各 LANに対応した 3種類 のバケツトアドレス:!〜 3が割り当てられる。
この M— DTEが各 LAN内の DTEとの間でパケットデータの授受を行なう 場合に P Sと制御装置との間に物理リンクを確立することが必要になるが、 この 場合の P Sの接続先である制御装置は、 いずれの LANの DTEが通信相手かに より異なったものとなる。 すなわち、 M— DTEが L AN 1内の DTE 1からの バケツトデ一夕 1を受信するときには LAN 1の制御装置 1を P Sに接続する必 要があり、 LAN2内の DTE 2のときは LAN2の制御装置 2を、 LAN3内 の DTE 3のときは LAN3の制御装置 3を、 それぞれ P Sに接続する必要があ る。
従って、 L ANの DTEからの着信の報知があった場合に M— DTEまたは P S側がどのようにして適正な制御装置との接続を行なうかが重要な問題となる。 本実施形態においても、 上記第 1実施形態〜第 4実施形態と同様、 M— DTE のバケツトアドレスを含んだ着信報知メッセージ等を L AN側から P B Xを経由 して P Sに送ることにより M— DTEと LANの制御装置との間の接続のための 処理を行なうが、 この着信報知メッセージ等に含まれるバケツトァドレスもいず れの LANからのものかにより異なったものとなる。 すなわち、 PBXを介して P Sに送られる着信報知メッセージ等には M— DTEのバケツトアドレスが含ま れているが、 このパケットアドレスは、 その送信元が LAN 1の制御装置 1であ る場合には LAN 1において使用されているパケットアドレス 1に、 また、 送信 元が LAN 2の制御装置 2のときは LAN 2でのバケツトアドレス 2に、 そして、 送信元が LAN 3の制御装置 3のときは LAN 3でのバケツ卜ァドレス 3に、 そ れぞれなつているはずである。
本実施形態では、 このことを利用し、 適正な制御装置に P Sを接続する。 具体 的なシステムとしては、 以上説明した技術的思想を第 1実施形態〜第 4実施形態 に適用した 4種類のシステムが考えられる。 各システムの動作は次の通りである。 <7 - 1 :第 1実施形態に対応したシステム >
まず、 第 1実施形態に適用したシステムについて説明する。 このシステムにお いて、 LAN 1の DTE 1が M— DTE 1宛てにバケツ卜データを送信したとす る。 この場合、 L AN 1の制御装置 1がこのパケットデータ 1を受信することと なるが、 制御装置 1はバケツトデ一夕 1を保留し、 同バケツトデ一夕内のバケツ 卜アドレス 1への着信を PBXへ要求する。 PBXは、 制御装置 1に対して通信 路の設定を行ない、 CSに対してパケットアドレス 1への着信を通知する。 C S はバケツトアドレス 1を含んだ着信報知信号を P Sに送信する。
P Sはバケツトアドレスを含む着信報知信号を受信した場合、 そのバケツ卜ァ ドレスを含む着信信号を M— DTEに送信する。 ここで、 M— DTEは、 当該 M — DTEを特定するパケッ卜ァドレスとして、 LAN 1に対応したバケツトアド レス 1、 LAN 2に対応したバケツ卜アドレス 2および LAN 3に対応したパケ ットアドレス 3からなるバケツトアドレステ一ブルを記憶している。 M— DTE は、 受信した着信報知信号中に含まれるバケツトアドレスをこのァドレステープ ル内の各パケットアドレスと照合する。 この場合、 着信報知信号にはパケットァ ドレス 1が含まれているため、 M— DTEは P Sに対しパケットアドレス 1に対 する着信への応答を要求する。 P Sは、 この要求を受けて、 パケットアドレス 1 を含む応答信号を C Sに送信する。
C Sは、 P Sとの通信路を設定すると同時にバケツトアドレス 1への着信に対 する応答信号を PBXに送信する。 PBXは、 このパケットアドレス 1への着信 に対する応答信号を受信すると、 当該 PBXが受けているバケツトァドレスに対 する着信要求の中にこのパケッ卜アドレス 1に対応したものがあるか否かを判断 する。 この場合、 PBXが受けた着信要求の中には、 かって制御装置 1が送って きたパケットアドレス 1を含む着信要求がある。 このため、 PBXは、 CSとの 間に通信路を設定すると同時に応答信号を制御装置 1に送信する。
制御装置 1は、 PBXから応答信号を受信することにより、 M— DTEとの間 でバケツトデータの送受信が可能になったことを認識し、 保留していたバケツト データ 1を M— DTEに送信する。 この後、 M— DTEと L AN 1との間でパケ ットデ一夕の送受信が開始される。 <7 - 2 :第 2実施形態に対応したシステム〉
次に、 第 2実施形態に適用したシステムについて説明する。 このシステムにお いて、 LAN 1の DTE 1が M— DTE 1宛てにバケツトデ一夕を送信したとす る。 この場合、 パケットアドレス 1を含んだ着信報知信号が PSに送信されるま での処理内容は上記第 1実施形態に対応したシステムと同様である。
このシステムでは、 PS力 M— DTEを特定する各 LANに対応したパケッ トアドレスのパケットアドレステーブルを記憶している。 PSは、 上記のように して CSから送信された着信報知信号を受信すると、 この着信報知信号中に含ま れるパケットアドレスをァドレステ一ブル内の各バケツトアドレスと照合する。 この場合、 着信報知信号にはパケットアドレス 1が含まれているため、 PSは、 M— DTEへの着信であると認識し、 CSに対してバケツトアドレス 1に対する 着信への応答を要求する。 同時に、 P Sは M— DTEに対して着信を通知する。 M— DTEは、 この P Sからの着信通知によってバケツトデ一夕の送受信が可能 な状態に設定される。 なお、 M— DTEは、 最初のパケットデータの受信時にパ ケットデータの送受信が可能な状態に設定されるようにしてもよい。 あるいは予 めバケツトデ一夕の受信が可能な状態に設定しておいてもよい。
C Sは、 P Sとの通信路を設定すると同時にバケツトァドレス 1への着信に対 する応答信号を PBXに送信する。 PBXは、 このパケットアドレス 1への着信 に対する応答信号を受信すると、 当該 PBXが受けているバケツ卜ァドレスに対 する着信要求の中にこのバケツトァドレス 1に対応したものがあるか否かを判断 する。 この場合、 PBXが受けた着信要求の中には、 かって制御装置 1が送って きたパケットアドレス 1を含む着信要求がある。 このため、 PBXは、 CSとの 間に通信路を設定すると同時に応答信号を制御装置 1に送信する。
制御装置 1は、 PBXから応答信号を受信することにより、 M— DTEとの間 でバケツトデ一夕の送受信が可能になったことを認識し、 保留していたバケツト データ 1を M— DTEに送信する。 この後、 M— DTEと L AN 1との間でパケ ットデータの送受信が開始される。 ぐ 7— 3 :第 3実施形態に対応したシステム〉
次に、 第 3実施形態に適用したシステムについて説明する。 このシステムの動 作を図 7を参照して説明する。
このシステムにおいて、 LAN 1の DTE 1が M— DTE 1宛てにバケツトデ 一夕を送信したとする。 この場合、 LAN 1の制御装置 1がこのパケットデータ 1を受信することとなるが、 制御装置 1はパケットデータ 1を保留し、 同バケツ トデ一夕内のパケットァドレス 1への着信報知を P BXへ要求する。 PBXは、 制御装置 1に対して通信路の設定を行わず、 CSに対してバケツトアドレス 1へ の着信報知を要求する。 C Sはパケットアドレス 1による着信報知を行なう。
PSはバケツトアドレスを含む着信報知信号を受信した場合、 そのバケツトァ ドレスを含む着信信号を M— DTEに送信する。 ここで、 M— DTEは、 図 7に 例示するように、 パケットアドレスと、 これに対応した接続先番号 (すなわち、 制御装置の電話番号) と、 当該制御装置との間でパケットデータの授受を行なう ためのアプリケーションソフトウェアとの対応関係を定義したテーブルを記愴し ている。 M— DTEは、 着信信号にパケットアドレス 1が含まれているので、 こ のパケットアドレス 1に対応した接続先番号 1 (制御装置 1の電話番号) をテー ブルから読み出し、 P Sに対しこの接続先番号 1への発呼を要求する。
PSは、 この要求に応じて、 接続先番号 1への発呼を行なう。 同時に、 PSは M— DTEに対して着信を通知する。 M— DTEは、 この PSからの着信通知に よってパケットデータの送受信が可能な状態に設定される。 なお、 M— DTEは、 最初のバケツトデ一夕の受信時にバケツトデータの送受信が可能な状態に設定さ れるようにしてもよい。 あるいは予めバケツトデ一夕の受信が可能な状態に設定 しておいてもよい。
C Sは、 P Sとの通信路を設定すると同時に接続先番号 1への発信要求を P B Xに送信する。 PBXは、 接続先番号 1、 すなわち、 制御装置 1に対して着信信 号を送信する。
制御装置 1は、 この着信信号を受信すると、 PBXに対し応答信号を送信する。 PBXは、 この応答信号を受信すると、 P Sとの間に通信路を設定する。 ここで、 上記の P Sからの発呼信号にはバケツトアドレス 1が含まれており、 このバケツ トアドレス 1は制御装置 1まで送られる。 従って、 制御装置 1はこのパケットァ ドレス 1を受信することによりバケツトアドレス 1を有する M— DTEが接続さ れたことを認識する。 そして、 制御装置 1は、 M— DTEとの間でパケットデー 夕の送受信が可能になったと判断し、 保留していたバケツトデータ 1を M— DT Eに送信する。 この後、 M— DTEと LAN 1との間でパケットデータの送受信 が開始される。
なお、 制御装置 1が接続相手である M— DTEを認識する方法として、 接続後 において M— DTEから制御装置 1にパケットデ一夕を送り、 制御装置 1がこの バケツトデ一夕に含まれる発信元ァドレスから M— DTEを認識する方法を採つ てもよい。
<7-4 :第 4実施形態に対応したシステム〉
次に、 第 4実施形態に適用したシステムについて説明する。 このシステムにお いて、 LAN 1の DTE 1が] VI— DTE 1宛てにバケツ卜データを送信したとす る。 この場合、 パケットアドレス 1を含んだ着信報知信号が P Sに送信されるま での処理内容は上記第 1実施形態に対応したシステムと同様である。
このシステムでは、 PSが、 図 7に例示したテーブルを記憶している。 PSは、 着信報知信号にバケツ卜アドレス 1が含まれているので、 このバケツ卜アドレス 1に対応した接続先番号 1 (制御装置 1の電話番号) をテーブルから読み出し、 PSに対しこの接続先番号 1への発呼を行なう。 同時に、 PSは M— DTEに対 して着信を通知する。 M— DTEは、 この P Sからの着信通知によってパケット データの送受信が可能な状態に設定される。 なお、 M— DTEは、 最初のパケッ トデ一夕の受信時にバケツトデータの送受信が可能な状態に設定されるようにし てもよい。 あるいは予めバケツトデ一夕の受信が可能な状態に設定しておいても よい。
C Sは、 P Sとの通信路を設定すると同時に接続先番号 1への発信要求を P B Xに送信する。 PBXは、 接続先番号 1、 すなわち、 制御装置 1に対して着信信 号を送信する。
制御装置 1は、 この着信信号を受信すると、 PBXに対し応答信号を送信する。 PBXは、 この応答信号を受信すると、 PSとの間に通信路を設定する。 ここで、 上記の P Sからの発呼信号にはバケツ卜アドレス 1が含まれており、 このバケツ トアドレス 1は制御装置 1まで送られる。 従って、 制御装置 1はこのパケットァ ドレス 1を受信することによりバケツトアドレス 1を有する M— DTEが接続さ れたことを認識する。 そして、 制御装置 1は、 M— DTEとの間でパケットデー 夕の送受信が可能になったと判断し、 保留していたバケツトデ一夕 1を M— DT Eに送信する。 この後、 M— DTEと LAN 1との間でパケットデータの送受信 が開始される。
なお、 制御装置 1が接続相手である M— DTEを認識する方法として、 接続後 において M— DTEから制御装置 1にパケットデ一夕を送り、 制御装置 1がこの バケツトデータに含まれる発信元ァドレスから M— DTEを認識する方法を採つ てもよい。
<8 :第 6実施形態 >
以上、 事業所内 P Cシステムと LANとを接続した企業内通信システムにおけ る例を示した。
しかし、 本発明はこれに限られず、 事業所内 PCシステムを、 一般的な移動通 信網 (公衆 PC網、 無線呼び出し、 セルラ網など) に拡大して適用することも可 能である。
そこで次に、 LAN側の DTEから移動通信網の配下にある P Sを介したデ一 夕通信端末装置にパケットデータを転送する第 6実施形態について説明する。 こ の第 6実施形態は、 。 から? への信号を、 無線呼び出し (ページャ) のメッ セージとして送信するものである。
<8- 1 :通信システム〉
図 8は、 第 6実施形態が適用される移動無線データ通信システムの構成を示す ブロック図であり、 図 1と共通する部分には同一の符号を付してある。 なお、 説 明が煩雑になるのを避けるために、 本実施形態では、 LAN21上のプロトコル を、 図 1と同様にインターネット等で使用される TCPZ I Pとして説明する。 もちろん、 説明中の I Pアドレス」 をこれに相当する他のルーティングァドレ スで置き換えれば、 その他のプロトコルを備えたデータ通信網にも適用可能であ る。
図に示すように、 LAN 2 1は、 制御装置 2 3を介して一般公衆回線 3 0およ び移動通信網 40に接続されている。 一般公衆回線 30には、 ページャ交換局 5 1が接続され、 さらに、 ページャ交換局 5 1には、 ページャ送信局 52が接続さ れており、 いずれも既存のものが利用される。 また、 移動通信網 40には、 無線 移動局と無線接続を行なうための無線基地局 41、 42、 …が設けられる。
移動側デ一夕通信端末装置 (M— DTE) 14は、 携帯型コンピュータや高機 能 PDA等のデータ端末などであり、 PC力一ド規格のィン夕フェースを介し無 線移動局 (Mobile Station, 以下 MSという) 1 1 3と接続されている。 MS 1 1 3は、 図示を省略するが、 フラッシュメモリ等の記憶手段を有し、 M— DTE 14に付与された I Pアドレスや、 制御装置 2 3の電話番号などを記憶する。 なお、 MS 1 1 3は、 無線基地局 4 1、 42、 …を介して制御装置 2 3へ発信 してデータを送受信するデータ送受信手段と、 ページャ送信局 52から送信され たメッセージを受信するメッセージ受信手段と、 記憶手段に記憶した I Pァドレ スと上記メッセージ受信手段で受信したメッセージに含まれる I Pアドレスとが 一致した場合に、 その旨のデータを M— DTE 1 4に供給するとともに、 デ一夕 送受信手段を用いて制御装置 23へ発信し、 通信路設定後に、 当該 I Pアドレス を制御装置 2 3に送信する判定手段とを備えている。
ここで、 MS 1 1 3におけるデータ送受信手段およびメッセージ受信手段の実 現法に触れておく。
移動通信分野においては、 近年、 通信路のディジタル化が進み、 ディジタル方 式の無線データ通信方式を採用したより高速な伝送が可能となっている。 ディジ タル方式の無線データ通信方式を採用しているものとしては、 例えば、 ディジ夕 ル移動通信方式 (PDC : Personal Digital Cellular ) や PHS ( Personal Handy- phone System ) などがある。 また、 無線移動局としては、 既に、 PHS 端末とページャとの一体型端末が商品化されており、 これらの技術を利用すれば、 データ送受信手段およびメッセージ受信手段を備えた MS 1 1 3を実現すること ができる。 なお、 ページングサービス (ページャ交換局 5 1およびページャ送信 局 52) としては、 少なくとも数字によるメッセージ通信が可能な現行のサ一ビ スを利用することが可能である。
一方、 制御装置 23は、 図 1と同様にル一夕 23 aと TA2 3 bとを備え、 移 動通信網 40等を介した外部からの LAN 2 1へのリモートアクセスを可能とし ている。 このうち、 ルー夕 2 3 aは、 LAN 2 1側の DTE 2 2からのパケット データに含まれた I Pアドレスに基づいて、 当該パケットデ一夕のルーティング 処理を行なう。 TA2 3 bは、 一般公衆回線 30との間のシリアル回線を終端し、 一般公衆回線 30からの着信および一般公衆回線 30への発信処理を行なう。 制御装置 2 3は、 また、 RAM ( Random Access Memory ) や、 ハードデイス ク等のメモリを備え、 M— DTE 14に付与された I Pアドレスを、 MS 1 1 3 におけるメッセージ受信手段のグループ情報 (後述する) に対応付けて記憶する。 そして、 制御装置 2 3は、 到来したパケットデータに包含される I Pアドレスが M-DTE 1 4に付与されたものである場合、 当該バケツトデ一夕を一時的に保 留するとともに、 契約者に共通して設定された共通ページャ番号でページャ交換 局 5 1へ一般公衆回線 3 0を経由して発信して、 当該パケットデ一夕の宛先たる I Pアドレスを、 一般公衆回線 30、 ページャ交換局 5 1、 および、 ページャ送 信局 5 2経由してページングにより送信する。
なお、 図 8では、 図 1における P BX (交換機) に相当するものが示されてい ないが、 一般公衆回線 30は、 通常、 回線交換するための交換局を多数有してい る。 また、 移動通信網 40も、 MS 1 1 3と無線接続する無線基地局を回線交換 する交換局を有している。 このため本実施形態にあっては、 図 1における P BX の役割を、 一般公衆回線 30や移動通信網 40が有する交換局に負わせることと する。
<8— 2 : I Pアドレスの付与および登録処理〉
上述した構成の通信システムにおいては、 M— DTE 1 4を LAN 2 1に接続 する前に、 LAN 2 1内のアドレス管理サーバ 24によって、 M— DTE 1 4に I Pアドレスを付与しておく一方、 この I Pアドレスを MS 1 1 3に記憶させる とともに、 制御装置 23に登録する必要がある。 そこで、 次に、 これらの処理に ついて説明する。
LAN21上のアドレス管理サーバ 24から払い出され、 付与された I Pアド レスは、 M— DTE 14に記憶された後、 所定の手順で MS 1 13の記憶手段に 転送,記憶される。 この転送手順については特に限定しないが、 例えば、 M— D TE 14と MS 1 13とが物理的に分離されている場合には、 PCカード規格の イン夕フェース等を介して I Pアドレスが転送されて、 MS 113の記憶手段に 記憶される。
図 9は、 MS 1 13と M— DTE 14との機能モデルを示すブロック図である。 この図に示されるように、 本来、 MS 1 13は、 ページャとしての I D (以後、
「ページャ I D」 という) と、 無線基地局 41、 42、 …を介してデータを送受 信する端末としての ID (以後、 「端末 I D」 という) とを保留する。 これらの
I Dは、 例えば、 各サービス加入時に各事業者から付与され、 内部の記憶手段に 書き込まれることによって、 各サービスを使用可能とするものである。 I Pアド レスは、 上述したように、 これらの I Dとともに MS 1 13の記憶手段に記憶さ れる。
I Pアドレスの登録は、 例えば、 M— DTE 14と制御装置 23との間で通信 路を設定し、 オンラインで行なうなど、 公知の任意の手法を採用可能である。 な お、 制御装置 23は、 M— DTE 14の I Pアドレスを、 上述したように、 MS 1 13のメッセージ受信手段のグループ情報に対応付けて記憶する。
ここで、 グループ情報とは、 ページャ交換局 51およびページャ送信局 52経 由でメッセージを同報する移動端末 (メッセ一ジ受信手段) のグループを表す情 報 (例えば、 呼出番号) である。
なお、 LAN 21へのリモートアクセスを希望する移動端末の数が 1つのグル —プに収容可能な数以下であれば、 これらの移動端末を同一グループとしてグル ープ情報の登録を省略することも可能である。 また、 あるグループに対しては I
Pアドレスのみからなるメッセージを、 別のグループには I Pアドレスおよびパ ケッ卜の送信元の情報を含めたメッセージを同報するようにし、 グループ情報を サービスの多様化 ·差別化に利用してもよい。 ここで、 制御装置 23のル一夕部 23 aは、 MS 113のページャ I D、 端末 I D、 および、 電話番号を記憶する必要はない。 すなわち、 制御装置 23は、 M -DTE 14の物理ァドレスを意識せずに済む。 く 8— 3 : LAN 21側から M— DTE 14へのバケツ卜送信処理〉
次に、 LAN 21において M— DTE 14宛のパケットデ一夕が発生した場合 の送信処理について図 10を参照して説明する。 ただし、 制御装置 23のル一夕 部 23 aには、 M— DTEに対応する I Pアドレスがグループ情報に対応付けら れて登録されているものとする。 なお、 MS 1 13は、 ページャ送信局 52から 送信されるメッセージを受信可能な状態にあるものとする。
このような状況下で、 制御装置 23のルータ部 23 aは、 登録されている I P ァドレスを宛先とするパケットデ一夕が到着すると、 TA23 bを経由してぺ一 ジング処理を行なう。 ここで行なうページング処理とは、 複数のページャに対し て同一のメッセージを送信するという処理をいう。 グループ登録された複数のぺ ージャに対して同一のメッセージを送信するサ一ビスは、 一般的なページングサ 一ビスが備えているサービスであり、 当該グループ用の呼出番号によるメッセ一 ジ送信が要求された時に実行される。 もちろん、 MS 113は制御装置 23によ るページング処理で使用される呼出番号で特定されるグループに所属するように 予め登録されているものとする。
制御装置 23が特定のグループ用の呼出番号でページャ交換局 51に発信し、 到着したパケットデータ (以後、 「着パケット」 という) の宛先の I Pアドレス を内容とするメッセージの送信を要求すると、 当該メッセージはページャ交換局 51およびページャ送信局 52を介して、 グループ登録された MS 1 13を含む 各 MSに同報される。
上記メッセージを受信すると、 MS 1 13は受信メッセージの内容と、 予め登 録してある I Pアドレスとの照合を行なう。 この照合において、 両者が不一致の 場合には、 再度、 メッセージの待ち受け状態となる。 逆に、 両者が一致した場合 には、 M— DTE 14宛のバケツトデ一夕が制御装置 23に到来していることに なるので、 最寄りの無線基地局 (例えば、 無線基地局 41) 経由で制御装置 23 へ発信し、 通信路の設定を行なう。
通信路が設定されると、 M S 1 1 3から制御装置 2 3のル一夕 2 3 aに対して、 受信した I Pアドレス (自らが記憶した I Pアドレス) を含む着信応答の意味の 信号が返送され、 着パケットの受信要求が行われる。 ルー夕 2 3 aは、 一時的に 保留していた着パケットを、 通信路を介して M— D T E 1 4へ送信する。 以後、 通常のリモートアクセスと同様に双方向のデ一夕通信が行なわれる。
< 8— 4 :まとめ >
以上説明したように第 6実施形態によれば、 M Sにメッセージ受信手段とデー 夕送受信手段とを設け、 制御装置が着パケットの宛先たる I Pアドレスを内容と するメッセージを、 グループ内の全ての端末に報知するようにしたので、 各 M S は、 受信メッセージ中の I Pアドレスと自らの I Pアドレスとを比較して自身宛 の着パケッ卜の存在を知ることができ、 L AN側からの呼び出しに即座に応答す ることができる。 したがって、 インターネットフォン等の、 即時応答が期待され る通信を円滑に実現することができる。
しかも、 M Sに I Pアドレスを記憶させるようにしたので、 M Sが着信メッセ ージの内容と自らが記憶している I Pアドレスとを比較し、 制御装置への発信の 要否を判断することができる。 また、 当該判断結果が発信を必要とするものであ る場合には、 M Sが自身の電源を自動的に投入するようにすれば、 消費電力を低 減することもできる。
また、 ページングサービスを使用しているので、 移動通信網内にパケットデ一 夕の中継のための設備を設ける必要がないという利点がある。 さらに、 ページン グサービスは、 現行のものを利用可能であるので、 現行のシステム構成を大幅に 変更することなく、 容易に通信システムを構築することができる。 また、 制御装 置に M Sの電話番号を記憶させ、 I Pアドレスとの対応関係を把握するという手 間のかかる処理が不要となるので、 制御装置の構成を複雑化することなく、 容易 に通信システムを構築することができる。 なお、 上述した第 6実施形態にあっては、 第 2および第 4実施形態と同様に受 - 信した I Pアドレスの照合を M S自身が行なっていたが、 第 1および第 3実施形 態のように、 M— D T E側で行なっても良い。
また、 第 6実施形態では、 移動通信網を用いて通信路を設定する例を示したが、 固定網のみを介して通信路を設定するようにしてもよい。 この場合、 M Sに代え て、 モデムや D S U ( Digital Service Unit ) などの固定端末を、 データ通信端末 と接続し、 当該固定端末経由で通信路を設定することになる。 もちろん、 固定端 末はページャとしての機能を備えている必要がある。
< 9 :変形例 >
上述した第 1〜第 6実施形態は、 次のような変形や応用が考えられる。
すなわち、 第 1〜第 6実施形態にあっては、 着信報知や、 ページングの内容を 着パケッ卜の宛先の I Pアドレスとしたが、 当該 I Pアドレス以外のデ一夕も含 めることが考えられる。
I Pアドレス以外に含めるデータとしては、 まず、 送信元アドレスや送信元の アプリケーションソフトウェア種別等が挙げられる。 このようなデ一夕を受信し た無線移動局側では、 例えば、 送信元アドレスに応じた応答 非応答の設定や、 送信元のアプリケーシヨンソフ卜ウェアと互換性のあるソフトウエアの有無に応 じた応答/非応答の設定等が可能となる。 もちろん、 この場合、 着パケットの宛 先たる M— D T Eが非応答であれば、 制御装置が行なう処理を予め設定しておく 必要がある。
次に、 I Pアドレス以外に含めるデータとしては、 数字や符号などのキャラク 夕データのみならず、 画像デ一夕や音声データなども考えられる。
着信報知の送信に利用される制御チャネルや、 メッセージの送信に利用される ページングチャネルは、 本来、 いかなる情報をも転送可能な透過性を有しており、 現行のサービスでも、 画像データや音声データ等をメッセージとして送信するこ とができる。 したがって、 制御装置側において、 着パケットの特定ビットに位置 するデータを読み出し、 これを無線移動局に送信し、 P S、 C Sあるいは M— D T Eにおいて、 当該データで示される画像や音声等を使用者に提示するようにす れば、 より広範な応用が可能となる。 なお、 実際には、 デ一夕の種類に応じて使 用するチャネルを変更するなど、 データの種類を確実に特定できるようにすべき である。

Claims

- 請 求 の 範 囲
. 無線移動局と、 前記無線移動局に接続される移動側データ通信端末装置と、 前記無線移動局と無線接続を行なうための無線接続装置と、 前記無線接続装置 を介して前記無線移動局と他者との接続を行なう交換機と、 L A Nと、 前記し A Nに接続された L A N側データ通信端末装置と、 前記 L A N内におけるパケ ットデ一夕の転送制御、 および、 前記交換機と前記 L A Nとの間のパケットデ 一夕の転送制御を行なう制御装置とを有する移動無線データ通信システムにお けるバケツ卜データの転送方法であって、
前記移動側データ通信端末装置には、 前記 L A Nにおいて使用するバケツト アドレスを予め付与し、 前記制御装置には、 前記移動側データ通信端末装置に 対応するパケットアドレスを予め記憶させておき、
前記 L A N側データ端末装置は、 前記移動側データ通信端末装置へバケツ卜 デ一夕を転送する場合に、 当該移動側データ通信端末装置のバケツトアドレス を含んだバケツトデ一夕を前記 L A Nに送出し、
前記制御装置は、 前記 L A Nを介して受信したバケツトデ一夕に含まれるパ ケットアドレスが前記移動側データ通信端末装置のバケツトアドレスであれば、 当該バケツトデ一夕を保留するとともに、 当該バケツトァドレスへの接続を前 記交換機に要求し、
前記交換機は、 前記パケットアドレスへの接続を要求されると、 当該制御装 置に対して通信路を設定する一方、 前記無線移動局に対し前記無線接続装置を 介して当該バケツトアドレスを含ませた信号を送信し、
当該信号に含まれるバケツトァドレスが当該移動側データ通信端末装置に対 応したパケットアドレスであれば、 前記無線移動局は、 応答信号を送信し、 前記交換機は、 前記無線接統装置を介して前記応答信号を受信すると、 当該 バケツトアドレスへの接続を前記制御装置に応答し、
前記制御装置は、 前記交換機からの応答を受けると、 保留していたパケット データを前記移動側データ通信端末装置に転送する
ことを特徴とする移動無線データ通信システムにおけるパケットデ一夕の転 送方法。
. 前記無線移動局は、 前記無線接続装置を介して信号を受信すると、 当該信号 に含まれるバケツトアドレスを前記移動側デ一夕通信端末装置に送信し、 前記移動側データ通信端末装置は、 パケットアドレスを受信すると、 当該パ ケットァドレスが自身のパケットアドレスであるか否かを判断し、 この判断結 果が肯定的であれば、 前記無線移動局に対し着信応答を要求し、
前記無線移動局は、 前記移動側データ通信端末装置から着信応答を要求され ると、 応答信号を送信する
ことを特徴とする請求項 1記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデータの転送方法。
. 前記無線移動局は、 前記無線接続装置を介して信号を受信すると、 当該信号 に含まれるバケツトアドレスが、 前記移動側データ通信端末装置のバケツトァ ドレスであるか否かを判断し、 この判断結果が肯定的であれば、 応答信号を送 信する
ことを特徴とする請求項 1記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ッ卜デ一夕の転送方法。
. 前記無線移動局は、 応答信号に、 前記移動側データ通信端末装置のパケット アドレスを含ませて送信し、
前記交換機は、 前記無線接続装置を介して前記応答信号を受信すると、 応答 信号に含まれるバケツトアドレスが、 着信報知に含ませたバケツトァドレスで あるか否かを判断し、 この判断結果が肯定的である場合に限り、 当該パケット ァドレスへの接続を前記制御装置に応答する
ことを特徴とする請求項 1記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデ一夕の転送方法。
. 前記移動側データ通信端末装置に対し複数のバケツトァドレスが付与されて おり、 これらのバケツトァドレスのうちいずれかのバケツトァドレスに対する 着信があった場合に、 当該移動側データ通信端末装置に接続された無線移動局 を当該パケットァドレスについて定められた制御装置に接続する
ことを特徴とする請求項 1記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデ一夕の転送方法。
. 前記無線接続装置は、 パケットアドレスを含んだ信号を、 接続制御に用いる 制御チヤネルを介して前記無線移動局に送信する
ことを特徴とする請求項 1記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ッ卜データの転送方法。
. 前記無線接続装置は、 パケットアドレスを含んだ信号を、 無線呼び出しのメ ッセージチャネルを介して前記無線移動局に送信する
ことを特徴とする請求項 1記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデ一夕の転送方法。
. 無線移動局と、 前記無線移動局に接続される移動側データ通信端末装置と、 前記無線移動局と無線接続を行なうための無線接続装置と、 前記無線接続装置 を介して前記無線移動局と他者との接続を行なう交換機と、 L A Nと、 前記し A Nに接続された L A N側データ通信端末装置と、 前記 L A N内におけるパケ ットデ一夕の転送制御、 および、 前記交換機と前記 L A Nとの間のパケットデ 一夕の転送制御を行なう制御装置とを有する移動無線データ通信システムにお けるバケツトデ一夕の転送方法であって、
前記移動側データ通信端末装置には、 前記 L A Nにおいて使用するバケツト アドレスを予め付与し、 前記制御装置には、 前記移動側データ通信端末装置に 対応するバケツ卜アドレスを予め記憶させておき、
前記 L A N側データ端末装置は、 前記移動側データ通信端末装置へバケツト デ一夕を転送する場合に、 当該移動側データ通信端末装置のバケツトアドレス を含んだバケツトデータを前記 L A Nに送出し、
前記制御装置は、 前記 L A Nを介して受信したバケツ卜データに含まれるパ ケットァドレスが前記移動側データ通信端末装置のバケツトアドレスであれば、 当該パケットデ一夕を保留するとともに、 当該パケットアドレスへの着信報知 を前記交換機に要求し、
前記交換機は、 前記パケットアドレスへの着信報知の要求を受けると、 当該 制御装置に対して通信路を設定することなく、 前記無線移動局に対し前記無線 接続装置を介して当該バケツトアドレスを含んだ信号を前記無線移動局に送信 し、 当該信号に含まれるバケツトァドレスが当該移動側デ一夕通信端末装置に対 応したパケットアドレスであれば、 前記無線移動局は、 前記制御装置への発呼 を行ない、
前記交換機は、 前記無線接続装置を介した発呼に応じて、 前記制御装置に対 して着信信号を送信し、
前記制御装置は、 前記着信信号を受信することにより、 前記交換機に対し応 答信号を送信し、
前記交換機は、 前記応答信号を受信することにより、 前記制御装置と前記無 線移動局との間に通信路を設定し、
前記制御装置は、 前記通信路を介し、 保留していたパケットデ一夕を前記移 動側デー夕通信端末装置に転送する
ことを特徴とする移動無線データ通信システムにおけるパケットデー夕の転 送方法。
. 前記無線移動局は、 前記無線接続装置を介して信号を受信すると、 当該信号 に含まれるバケツトァドレスを前記移動側データ通信端末装置に送信し、 前記移動側データ通信端末装置は、 パケットアドレスを受信すると、 当該パ ケットアドレスが自身のバケツトアドレスであるか否かを判断し、 この判断結 果が肯定的であれば、 前記無線移動局に対し発呼を要求し、
前記無線移動局は、 前記移動側データ通信端末装置から発呼を要求されると、 発呼を行なう
ことを特徴とする請求項 8記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデ一夕の転送方法。
0 . 前記無線移動局は、 前記無線接続装置を介して信号を受信すると、 当該信 号に含まれるバケツ卜アドレスが、 前記移動側データ通信端末装置のバケツト アドレスであるか否かを判断し、 この判断結果が肯定的であれば、 発呼を行な Ό
ことを特徴とする請求項 8記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデータの転送方法。
1 - 前記移動側データ通信端末装置に対し複数のパケットアドレスが付与され ており、 これらのバケツトアドレスのうちいずれかのバケツトアドレスに対す る着信があった場合に、 当該移動側データ通信端末装置に接続された無線移動 局を当該バケツトアドレスについて定められた制御装置に接続する
ことを特徴とする請求項 8記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデ一夕の転送方法。
2 . 前記無線接続装置は、 パケットアドレスを含んだ信号を、 接続制御に用い る制御チャネルを介し 前記無線移動局に送信する
ことを特徴とする請求項 8記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデータの転送方法。
3 . 前記無線接続装置は、 パケットアドレスを含んだ信号を、 無線呼び出しの メッセージチャネルを介して前記無線移動局に送信する
ことを特徴とする請求項 8記載の移動無線データ通信システムにおけるパケ ットデ一夕の転送方法。
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