WO1999067799A1

WO1999067799A1 - Commutateur

Info

Publication number: WO1999067799A1
Application number: PCT/JP1999/003357
Authority: WO
Inventors: Ken Tamura
Original assignee: Omron Corporation
Priority date: 1998-06-25
Filing date: 1999-06-24
Publication date: 1999-12-29
Also published as: US6417469B1; EP1091374A4; JP3644258B2; DE69911407T2; AU4392499A; CN1312948A; CN100345233C; DE69911407D1; EP1091374B1; EP1091374A1; ES2207235T3; JP2000011793A

Description

スィツチ技術分野

本発明は、照光式の押しボ：関する背景技術明

この種のスィッチ、例えば、照光式の押しポタンスィッチとしては、図 8に示すように、マイクロスィッチ 2 0が搭載され、かつ、下部に配設されたスィッチ用回路基板 2 1と、図示しない L E Dが搭載書され、つ、操作面となるガラス板 2 2に対向するように上部に配設された照光用回路基板 2 3とを備えており、その間をリード線 2 4で接続したものがある。そして、ガラス板 2 2を押圧操作することにより、操作プランジャ 2 5を下方側に変位させて下部のマイクロスィッチ 2 0をオンする。これにより、上部の図示しない L E Dが点灯してガラス板 2 2が照らされる。

しかしながら、このような従来例のスィッチでは、操作プランジャ 2 5によつて駆動されるマイクロスィツチ 2 0を搭載したスィツチ用回路基板 2 1を下部に、操作面を照らす照光用回路基板 2 3を上部に、それぞれ個別に設ける必要がある。このため、余分なスペースが必要になるとともに、コストが高いという問題点がある。

また、前記押しボタンスィッチでは、操作面が過度に押圧，操作される場合がある。そして、このような場合の衝撃によっても内部の組み付け部品が外れないようにすることが望まれている。

本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、省スペースおよびコストの低滅を図ったスィッチの提供を主たる目的とする。さらに、衝撃が加わっても組み付け部品が外れる虞れのない信頼性の高いスィツチを提供することを目的とする。発明の開示.

本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。

すなわち、請求項 1に係る発明のスィッチは、操作面の操作に応じて変位する操作体と、この操作体の変位によって作動するスィッチ本体と、このスィッチ本体の作動に応じて動作する光源とを備え、前記スィッチ本体および前記光源を同一の回路基板に実装するとともに、前記光源からの光を前記操作体によって前記操作面に導く構成としてある。

請求項 1に係る発明のスィツチによると、光源の光を操作体によって操作面に導くので、光源をスィッチ本体と共に同一の回路基板に実装できる。このため、個別の基板を設けていた従来例に比べ、コストの低減を図ることができるとともに、省スペースを図ることができる。しかも、スィッチ本体を駆動する操作体を介して光を導くので、導光手段を別途設ける必要がない。

請求項 2に係る発明のスィッチは、請求項 1記載の発明において、前記操作体、その係合部を前記ケースの係合受け部に係合させて前記ケース内に変位可能に組み込まれ、前記操作体の開放された内部空間に、前記操作体の内壁に当接し、力つ、前記操作体の内方への橈みを阻止してケースとの係合状態を保持する阻止部材を、配設した構成となっている。

請求項 2に係る発明のスィツチによると、ケース内に変位可能に組み込まれる操作体の開放された内部空間に、操作体の内方への撓みを阻止する阻止部材が配設されている。このため、過度な操作などによって衝撃が加わっても、操作体が内方に橈むことがなく、外側のケースとの係合が外れることがないので、信頼性の高いスィツチとなる。

請求項 3に係る発明のスィッチは、請求項 1または 2記載の発明において、前記操作体が、その係合部を前記ケースの係合受け部に係合させて前記ケース内に変位可能に組み込まれ、前記回路基板を搭載したベースを前記ケースに連結し、前記ベースに突設した阻止部を前記操作体の開放された內部空間に位置させて前記操作体の内壁に当接させることにより、前記操作体の内方への橈みを阻止してケースとの係合状態を保持する構成としてある。

請求項 3に係る発明のスィツチによると、ケース内に変位可能に組み込まれる操作体の開放された内部空間には、操作体の内方への橈みを阻止するため、ベースに突設した阻止部が位置する。この結果、過度な操作などによって衝撃が加わつても、操作体が内方に橈んで外側のケースとの係合が外れることがなく、信頼性の高いスィツチが得られる。

請求項 4に係る発明のスィッチは、請求項 2記載の発明において、前記ケースには係合孔が形成され、前記操作体には前記係合孔に係合する係合突起が形成され、前記操作体の内壁には、板状の前記阻止部材の両端を保持する一対の保持溝が形成されるとともに、前記阻止部材に形成された係止孔に係止する係止突起が突設されている。

請求項 4に係る発明のスィッチによると、板状の阻止部材は、操作体の内壁に形成された保持溝および係止突起によって確実に保持される。このため、ケースから操作体が脱落するのを、より一層確実に防止できる。

請求項 5に係る発明のスィッチは、請求項 1ないし 4記載の発明において、前記操作体が有底筒状に形成され、その底部が筒状の前記ケースの上部に、その開放端が筒状の前記ケースの下部に位置するように組み込まれ、前記操作体の開放端側の周壁にスリットが形成されて複数に分岐され、前記回路基板を搭載したベースが前記ケースの下端開口から前記ケースに嵌合連結され、前記回路基板に実装された前記スィツチ本体が、前記操作体の開放端から操作体の内部空間内に位置する構成としてある。

請求項 5に係る発明のスィツチによると、操作体の開放端側の周壁にスリットが形成され、複数に分岐されている。このため、操作体を筒状のケース内に組み込む際に、操作体の分岐された周壁が内方に橈むので、円滑な組み込みが可能となる。また、操作体の開放された内部空間をスィッチ本体の設置スペースに有効に利用できるという効果がある。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係る押しボタンスィツチ全体の斜視図である。

図 2は、スィッチ全体の分解斜視図である。

図 3は、図 1の縦断側面図である。図 4は、図 1の縦断側面図である。

図 5は、図 1の縦断側面図である。

図 6は、図 1の縦断側面図である。

図 7は、図 1の操作プランジャの平面図である。

図 8は、従来例の断面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。図 1は本発明を適用した照光式押しボタンスィッチの外観斜視図、図 2はその分解斜視図、また、図 3 ないし図 6はその縦断面図である。

この押しボタンスィッチ 1は、例えば、エレベータ用の押しボタンスィッチに適用した場合であり、ケース 3とベース 6とを後述するように分離可能に嵌合連結したものである。前記ケース 3には、操作体としての操作プランジャ 2などが収納されている。一方、前記ベース 6には、スィッチ本体としてのマイクロスィツチ 4および回路基板 5などが搭載されている。

ケース 3は、大略、円筒状の樹脂成形品であり、その上端縁にフランジ 7が装着されているとともに、その内部に操作プランジャ 2などが後述するように組み込まれている。このケース 3に取り付けリング 8を螺着して締め上げることにより、図示しない操作パネルの取付孔に装着するためのネジ部 3 aが形成される。ケース 3の周方向の四力所には、操作プランジャ 2を上下方向に操作変位可能に組みつけるための矩形の係合孔 3 bが形成されている。一方、透明の樹脂材料からなる操作プランジャ 2は、その外周の四力所に、前記係合孔 3 bに係合する係合突起 2 aが形成されている。そして、操作プランジャ 2は、その係合突起 2 aをケース 3の係合孔 3 bに変位可能に係合することにより、ケース 3内に操作変位可能に組み付けられる。

また、ケース 3の下部には、対向する一対の脚部 3 cが下方に向けて片持ち状に延出されている。一方、略円盤状の樹脂製ベース 6の下部には、前記ケース 3 の脚部 3 cに対応する一対の脚部 6 aが延出している。そして、ケース 3の各脚部 3 cには、係合孔 3 dが形成されている。一方、ベース 6の各脚部 6 aには、各係合孔 3 dにそれぞれ係合する係合突起 6 bが形成されている。したがって、ケース 3内に操作プランジャ 2などを装着した後、前述の脚部 3 c， 6 aを相互に係合させることにより、ケース 3およびベース 6が相対的に位置決めされた状態で嵌合連結される。

操作プランジャ 2は、有底筒状に形成されており、その下部の開放端側の周壁に、長手方向に沿うスリット 2 bを周方向に複数箇所形成することにより、分岐されている。筒状のケース 3内に操作プランジャ 2を挿入して組み付ける際に、内方に橈ませて円滑に組み付けるためである。さらに、これら分岐部のうち、対向する 4つの分岐部の外周に前記係合突起 2 aがそれぞれ形成されている。

また、操作プランジャ 2の上部端面には、表示プレート 9および操作面を構成するガラス板 1 0が載置された状態でケース 3に組みつけられる。この操作ブランジャ 2の下部は開放され、その内部にマイクロスィツチ 4などを収納する内部空間が構成されている。そして、この内部空間には、図 3に示すように、上部内壁からマイクロスィッチ 4のレバー 4 aを押圧する押圧部 2 cが下方に向けて突設されている。さらに、図 4に示すように、復帰方向に付勢する一対のバネ 1 1 を装着するため、操作プランジャ 2には、一対の装着用突起 2 dが下方に向けて突設されている。また、図 5に示すように、係合突起 2 aが形成されている一対の分岐部の内壁には、後述の阻止部材としてのプレート 1 2を案内保持する一対の保持溝 2 eが、上下方向に沿って形成されている。さらに、前記プレート 1 2 の抜け出しを防止するための係止突起としてフック 2 f 力 S、上部内壁から下方に向けて突設されている。

したがって、この操作プランジャ 2は、その 4つの分岐部の外周にそれぞれ形成された係合突起 2 aを、ケース 3の周方向の四力所に形成された係合孔 3 bに、いわゆるスナップフィットでそれぞれ変位可能に係合することにより、操作変位可能に組み付けられる。そして、この実施の形態では、操作プランジャ 2の内部空間に金属製プレート 1 2を装着することにより、該操作プランジャ 2の係合突起 2 aを形成した一対の分岐部が内方に橈むのを阻止している。スナップフィットによって係合した係合部が、操作面 1 0 aの過度の押圧操作等に基づく衝撃などによって外れ、操作ブランジャ 2がケース 3から抜け出すことがないようにするためである。

このプレート 1 2は、対向して延びる一対の当接部 1 2 aと、この当接部 1 2 aを連結する連結部 1 2 bとを有し、略コ字形に形成されている。連結部 1 2 b には、プレート 1 2が操作プランジャ 2の内部空間から抜け出すのを防止するため、操作プランジャ 2の内部に突設したフック 2 f に係止する係止孔 1 2 cを形成してある。

操作プランジャ 2をケース 3に変位可能に組みつけた後、操作プランジャ 2の下方から見た平面図（図 7 ) に示すように、操作プランジャ 2の対向する一対の分岐部の内壁にそれぞれ形成された保持溝 2 eに、前記プレート 1 2の当接部 1 2 aを下方から揷入する。ついで、操作プランジャ 2のフック 2 f に連結部 1 2 bの係止孔 1 2 cを係止させて装着する。

これによつて、操作プランジャ 2の係合突起 2 aを形成した分岐部が、プレート 1 2に位置規制されるので、内方に橈むことがない。このため、操作プランジャ 2の対向する一対の分岐部にそれぞれ設けた係合突起 2 aと、ケース 3の係合孔 3 bとの係合が外れるのを有効に防止できる。

この実施の形態では、円盤状の回路基板 5に、操作プランジャ 2の変位によつて駆動されるマイクロスィッチ 4および抵抗 1 3が実装される。さらに、回路基板 5には、操作面 1 0 aの縁、すなわち表示プレート 9の周囲を照らす光源である複数の L E D 1 4が周方向に沿って実装され、さらに、ベース 6を介してコネクタ 1 5が実装される。なお、この回路基板 5には、ベース 6の突設部を揷通する揷通孔 5 aが形成されている。

各 L E D 1 4は、操作プランジャ 2の周壁の下端に対向するように配置されている。このため、操作プランジャ 2を介して各 L E D 1 4の光が上部の操作面 1 0 aに拡散されて導かれる。このように操作プランジャ 2によって L E D 1 4の光を上部の操作面 1 0 aに導くので、下部に配置されるマイクロスィッチ 4と同一の回路基板 5に L E D 1 4を実装できる。このため、上述の従来例のように、スィッチ用基板と照光用基板とを個別に設ける必要がない。この結果、コストの低減を図ることができるとともに、省スペースを図ることができる。しかも、マイクロスイッチ 4を駆動する操作プランジャ 2を介して光を操作面 1 0 aに導くので、導光.手段を別途設ける必要がない。

樹脂製べ一ス 6には、回路基板 5に実装されるマイクロスィッチ 4のリード端子 4 bおよびコネクタ 1 5の端子 1 5 aを揷通できる揷通孔 6 c , 6 dが形成されている。さらに、前記ベース 6には、マイクロスィッチ 4のレバ一 4 aの基端部を支持する支持柱 6 eが立設されている。また、ベース 6には、操作プランジャ 2を復帰方向に付勢する一対のパネ 1 1をそれぞれ受ける受け部 6 f を対向するように突設している。さらに、図 6に示すように、ベース 6には、一対の抜け止め用突起 6 gが対向するように突設されている。操作プランジャ 2の係合突起 2 aを形成した一対の分岐部が内方に撓むのを阻止し、ケース 3と操作プランジャ 2との係合が外れるのを防止するためである。

すなわち、この実施の形態では、操作プランジャ 2の係合突起 2 aが形成された 4つの分岐部のうち、対向する一対の分岐部は操作プランジャ 2の内部に装着されたプレート 1 2により、内方への橈みが阻止される。一方、前記プレート 1 2に直交する位置に係合突起 2 aを形成した一対の分岐部は、ベース 6の抜け止め用突起 6 gに位置規制され、内方への橈みが阻止される。これによつて、ケース 3と、このケース 3に組み込まれた操作プランジャ 2との係合が、衝撃などによって外れることがなく、操作プランジャ 2の脱落を確実に防止できる。

以上のように構成された押しボタンスィッチ 1では、操作面 1 0 aを押圧操作すると、操作プランジャ 2力パネ 1 1の付勢力に杭して下方へ変位する。そして、スィッチ 1の内部に位置する押圧部 2 cがマイクロスィッチ 4のレバー 4 a を押圧し、マイクロスィッチ 4を駆動する。これによつて、複数の L E D 1 4が点灯し、その光が操作プランジャ 2を介して上部の操作面 1 0 aに拡散し、導かれて表示プレート 9の縁を照らす。

この実施の形態では、操作プランジャ 2の押圧部 2 cが、図 3に示されるように、マイクロスィッチ 4のレバー 4 aの基端側を押圧して遊端側の操作部 4 cを操作する。このため、操作面 1 0 aの僅かな操作ストロークで、マイクロスイツチ 4を駆動できる。

上述の実施の形態は、プレート 1 2およびベース 6に突設した抜け止め用突起 6 gの両方で、ケース 3と操作プランジャ 2との係合が外れるのを防止した場合である。しかし、本発明にかかる他の実施の形態として、いずれか一方だけで係合が外れるのを防止してもよい。また、その場合には、プレート 1 2、抜け止め用突起 6 gの形状あるいは個数などを適宜選択できる。

上述の実施の形態は、複数の L E D 1 4を周方向に沿って配置し、操作プランジャ 2を介して操作面 1 0 aの縁を照らした場合である。しカゝし、必ずしもこれに限らず、本発明にかかる他の実施の形態として、操作面 1 0 aの全面を照らしてもよい。

上述の実施の形態では、ケース 3に係合孔 3 b、操作プランジャ 2に係合突起 2 aを形成した。し力し、本発明にかかる他の実施の形態として、ケースに係合突起、操作プランジャに係合孔あるいは係合凹部を形成してもよい。産業上の利用の可能'性

本願発明は、エレベータ用押しポタンスィッチに適用するだけに限らず、他の照光式押しボタンスィツチに適用できる。

Claims

請求の範囲

1 . 操作面の操作に応じて変位する操作体と、この操作体の変位によって作動するスィツチ本体と、このスィツチ本体の作動に応じて動作する光源とを備え、前記スィツチ本体および前記光源を同一の回路基板に実装するとともに、前記光源からの光を前記操作体によって前記操作面に導くことを特徴とするスィツチ。

2 . 前記操作体が、その係合部を前記ケースの係合受け部に係合させて前記ケース内に変位可能に組み込まれ、前記操作体の開放された内部空間に、前記操作体の内壁に当接し、かつ、前記操作体の内方への橈みを阻止してケースとの係合状態を保持する阻止部材を、配設した請求項 1記載のスィッチ。

3 . 前記操作体が、その係合部を前記ケースの係合受け部に係合させて前記ケース内に変位可能に組み込まれ、前記回路基板を搭載したベースを前記ケースに連結し、前記ベースに突設した阻止部を前記操作体の開放された内部空間に位置させて前記操作体の内壁に当接させることにより、前記操作体の内方への橈みを阻止してケースとの係合状態を保持する請求項 1または 2記載のスィツチ。

4 . 前記ケースには係合孔が形成され、前記操作体には前記係合孔に係合する係合突起が形成され、前記操作体の內壁には、板状の前記阻止部材の両端を保持する一対の保持溝が形成されるとともに、前記阻止部材に形成された係止孔に係止する係止突起が突設された請求項 2記載のスィツチ。

5 . 前記操作体が有底筒状に形成され、その底部が筒状の前記ケースの上部に、その開放端が筒状の前記ケースの下部に位置するように組み込まれ、前記操作体の開放端側の周壁にスリットが形成されて複数に分岐され、前記回路基板を搭載したベースが前記ケースの下端開口から前記ケースに嵌合連結され、前記回路基板に実装された前記スィツチ本体が、前記操作体の開放端から操作体の内部空間内に位置する請求項 1ないし 4のいずれかに記載のスィツチ。