WO2000045355A1 - Dispositif de detection d'un corps humain et procede associe - Google Patents

Description

明 細 書 人体検知装置及び人体検知方法 技術分野

本発明は、 撮像した映像を処理することによつて人体の存在を検出し人体動作の 異常を発報する人体検知装置及び人体検知方法に関するものである。 背景技術

近年、 高齢者の割合の増加が進んでいる。 特に独居の高齢者の介護が社会的に必 要となってきており、 独居の高齢者が元気に日常生活を営んでレ、るという確^ >をす るための生活センサとして、 人体検知装置の利用が進んでいる。

従来の人体検知装置として、 室内の壁、 床、 及び天井等の背景から放射される遠 赤外線エネルギーと人体から放射される遠赤外線エネルギーとの差を検知して検知 信号を出力する赤外線センサと呼ばれるものがある。 この赤外線センサは、 主に防 犯や室内の照明 ·換気扇の制御などに用いられている。

また、 防犯用としてテレビカメラを用いたものもあり、 これは監視区域に設置し たテレビカメラからの映像信号を監視場所のモニタ T Vに映し出して監視区域の警 戒を行うものである。 テレビカメラを利用した人体検知装置は、 監視エリアをその まま目で見ることができることから、 テレビカメラの方向づけが容易であるという 利点を有している。

ところで、上述した従来の人体検知装置にあっては、次のような問題点があった。 まず、 赤外線センサ式人体検知装置にあっては、 入射エネルギー変動量、 即ち熱 量変化、 を検出するものであることから、 監視エリアへの方向付けが難しかった。 また、 人体の動きを検知した場合に、 検知信号を所定の時間だけ出力するようにな つているので、 検知後に人体が静止し、 その停止状態が所定時間を超えると、 検知 信号が出力されなくなってしまう。 即ち、 その検知状態が異常状態となって、 静止 している人体はこれを検知することができなかった。

さらに、 テレビカメラを利用した人体検知装置にあっては、 監視エリアをそのま ま目で見ることができるので、 プライバシーを尊重しなければならなレ、場所には適 用できにくかった。

また、 プライパシーを保護するために、 映像信号にノイズを重畳させて看護者側 では見づらい映像にして出力することも考えられるが、 被看護者が異常状態になつ た時には、 看護者に詳細な映像情報を与えることができないこととなる。

また、 このプライバシー保護の観点から、 特開平 1 0— 2 3 4 0 3 0に述べられ ているように、 被看護者側からはテレビカメラで撮像した原画像を看護者側に転送 し、 看護者側にて上記原画像を解析して予め取り決めた条件になった時に、 原画像 を看護者側に備えたモニタ TVに出力させる、 ようにすることも考えられるが、 こ の方式では、 原画像が看護者側に常に送信されているため、 看護者側に備えられた 装置を意図的に改ざんすることにより原画像をモニタ T Vに出力することも可能と なってしまい、 且つ上記原画像の解析手段が看護者側に配されているため、 上記原 画像は定常的に被看護者宅から看護者側に公衆回線網等を介して送信しなければな らず、 通信費用も多額なものが必要となってしまうものであった。

そこで本発明は、 トイレや風呂といったプライバシーを尊重するような場所にも 適用でき、 日常生活を正常に営んでいるかどうかを確認する生活センサとして使用 できるとともに、 人体の異常を検知した時には、 より詳細な映像情報を離れた場所 の看護者に与えることのできる人体検知装置を提供することを目的としている。 発明の開示

上記目的を達成するため、 本発明 （請求の範囲第 1項） は、 撮像部と、 上記撮像 部により得られた画像信号から人体を検知する人体検知部と、 人体の状態を判定す る状態判定部と、 正常信号または警報信号を出力する正常信号ノ警報信号出力部と を備えた人体検知装置であって、 上記画像信号を記憶するフィールドメモリ部と、 上記画像信号に含まれる人体部分の画像データを、 予め定めた画素数と輝度にプロ ック化して記憶する第 2のメモリ部と、 上記状態判定部の判定結果に基づき、 上記 フィールドメモリ部と上記第 2のメモリ部からの読み出しを選択的に行う選択手段 とを備え、 上記選択手段は、 上記状態判定部で人体に異常が発生したと判定された ときのみ、 上記フィールドメモリ部からの読み出しを許可するよう、 選択するもの である、 ことを特徴とする人体検知装置である。

これにより、 人体を検知した時には、 上記第 2のメモリ部から人体部分は予め定 めた画素数と輝度にブロック化された画像信号が出力され、 人体異常を検知した時 には上記フィールドメモリ部からの画像信号が出力されるため、 人体に異常が発生 したと判定されたときにのみ、上記フィールドメモリ部からの読み出しが許可され、 映像信号として出力されるものである。 従って、 被看護者が正常に日常生活を営ん でいる場合にはプライバシーを確保でき、 被看護者が倒れて動かなくなるなどの人 体の異常時には、 詳細な映像信号の伝送を看護者に対して行うことができるため、 看護活動に有益な情報を与えられるとともに、 誤報の確認にも有効な情報を与える ことができるものである。 また、被看護者が正常に日常生活を送っている場合には、 一日に一回又は数回の映像信号の送出を看護者側に行えば、 看護者側は被看護者が 正常に日常生活を送っていることを確認することができ、 公衆回線の通信費用も大 幅に低減することができるものである。

また、 本発明 （請求の範囲第 2項） は、 請求の範囲第 1項記載の人体検知装置に おいて、 上記選択手段で選択された記憶手段からの画像信号の送出を許可するため の許可スィツチと、 上記スィツチを押すことを促すよう連絡するための連絡通話手 段とを備えたことを特徴とするものである。

これにより、 人体の異常の警報信号を受信した遠隔地の看護センタにいる看護者 力 らの呼びかけに対して応答して、 詳細な映像信号の送出は、 被看護者自らの意思 で行うことができるため、 プライバシーの保護を一層強化することができるもので ある。

また、 本発明 （請求の範囲第 3項） は、 撮像部と、 上記撮像部により得られた画 像信号から人体を検知する人体検知部と、 人体の状態を判定する状態判定部と、 上 記人体の状態が正常であるか、 異常であるかに応じて正常信号または警報信号を出 力する正常信号 Z警報信号出力部とを備えた人体検知方法であって、 上記画像信号 を記憶するフィールドメモリ部と、 上記画像信号に含まれる人体部分の画像データ を、 予め定めた画素数と輝度にブロック化して記憶する第 2のメモリ部と、 上記状 態判定部の判定結果に基づき、 上記フィールドメモリ部と上記第 2のメモリ部から の読み出しを選択的に行う選択手段とを備え、 上記選択手段は、 上記状態判定部で 人体に異常が発生したと判定されたときのみ、 上記フィールドメモリ部からの読み 出しを許可するよう、選択するものである、 ことを特徴とする人体検知方法である。 これにより、 人体を検知した時には、 上記第 2のメモリ部から人体部分は予め定 めた画素数と輝度にプロック化された画像信号が出力され、 人体異常を検知した時 には上記フィールドメモリ部からの画像信号が出力されるため、 人体に異常が発生 したと判定されたときにのみ、 上記フィールドメモリ部からの読み出しが許可され 、 映像信号として出力されるものである。 従って、 被看護者が正常に日常生活を営 んでいる場合にはプライバシーを確保でき、 被看護者が倒れて動かなくなるなどの 人体の異常時には、 詳細な映像信号の伝送を看護者に対して行うことができるため 、 看護活動に有益な情報を与えられるとともに、 誤報の確認にも有効な情報を与え ることができるものである。 また、 被看護者が正常に日常生活を送っている場合に は、 一日に一回又は数回の映像信号の送出を看護者側に行えば、 看護者側は被看護 者が正常に日常生活を送っていることを確認することができ、 公衆回線の通信費用 も大幅に低減することができるものである。

また、 本発明 （請求の範囲第 4項） は、 請求の範囲第 3項記載の人体検知方法に おいて、 上記選択手段で選択された上記ブイールドメモリ部からの画像信号の送出 を許可するためのスィッチと、 上記スィッチを押すことを促すよう連絡するための 連絡通話手段とを備えたものである。

これにより、 人体の異常の警報信号を受信した遠隔地の看護センタにいる看護者 力 の呼びかけに対して応答して、 詳細な映像信号の送出は、 被看護者自らの意思 で行うことができるため、 プライバシーの保護を一層強化することができるもので ある。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の実施の形態 1による人体検知装置を示すブロック図である。 第 2図は、 本発明の実施の形態 2による人体検知装置を使用した警報システムを 示すシステムブロック図である。

第 3図は、 本発明の実施の形態 1及び実施の形態 2におけるブロック化された人 体を示す図である。 発明を実施するための最良の形態

実施の形態 1 .

以下に、 本発明の請求の範囲第 1項及び請求の範囲第 3項に対応する、 本発明の 実施の形態 1について、 第 1図を用いて説明する。

第 1図は、 本発明の実施の形態 1による人体検知装置のプロック図を示す。

第 1図において、 2は撮像レンズである。 3は、 撮像レンズ 2が捕らえて結像し ている画像を電気信号に変換するものである C C D (Charge Coupled Device ) 素子と、 映像信号処理回路とで構成されている撮像部である。 4は、 アナログ信号 をデジタル信号に変換する A/D変換部である。 5はフィールドメモリ部である。 6は、 画像信号から人体の特徴を抽出して人体部分を検出して、 人体部の画素デー タを予め定めた画素数と輝度レベルにブロック化する人体検知部である。 7は、 上 記ブロック化されたデータを蓄積する第 2のメモリ部である。 8は、 第 2のメモリ 部 7に蓄積されたデータから、 人体が通常の生活状態か異常状態かを判定する状態 判定部である。 9は、 上記人体検知部 6からの人体の検出の有無を表す信号と、 上 記状態判定部 8からの人体が正常状態であるか異常状態かを表す信号とから、 警報 信号出力を発すべきか否かを判定し、 画像データを読み出すべきメモリ （フィール ドメモリ部 5か或いは第 2のメモリ部 7 ) を切り替える制御を行うための選択信号 を出力し、 且つ人体が正常と判定した時には正常信号の出力を発する指示信号を出 力し、 人体に異常があつたと判定した時には警報信号の出力を発する指示信号を出 力する制御回路である。 1 0は、 上記選択信号を受け、 異常時においては、 上記フ ィールドメモリ部 5からの詳細な画像データを出力し、 正常時には、 第 2のメモリ 部 7からのブロック化された画像データを出力するように選択的に切り替える選択 手段である。 1 1は、 上記選択手段 1 0で選択された画像データを、 アナログの映 像信号に変換する DZAである。 1 2は、 上記制御部 9から出力される指示信号に 従い、 正常信号、 あるいは、 警報信号を、 外部に出力する正常信号/警報信号出力 部である。

以下、 上記人体検知装置 1の動作について第 1図及び第 3図を用いて説明する。 第 1図において、 撮像レンズ 2は、 撮像レンズ 2の前面の風景を撮像部 3に結像 させる。撮像部 3は、上記結像された風景を画像信号として電気的信号に変換する。 AZD 4は、 撮像部 3から出力された画像信号をデジタルデータに変換し、 フィ一 ルドメモリ 5に画像データとして記憶させる。 上記画像データは、 撮像部 3からの 画像信号と同期して順次更新されているものである。

人体検知部 6は、 フィールドメモリ部 5の画像データを解析して人体を検出でき ない場合は、 フィールドメモリ部 5の画像データをそのまま加工せずに第 2のメモ リ部 7に伝送し、 第 2のメモリ部 7に記憶させる。 また、 人体検知部 6は、 人体を 検出した場合には、 第 3図に示されるように、 人体部分の画素データを、 予め定め た画素数を 1プロックとして、 均一な輝度の画素データに変換してプロックイ匕し、 第 2のメモリ部 7に伝送して記憶させるとともに、 制御部 9に人体を検出したこと を知らせる。 上記画像データからの人体検出の方法に関しては、 画像の変化を捕ら え、 人体の形状の特徴から人体形状を抽出して検出する方法や、 特開平 8— 6 9 5 2 3や、 特開平 9— 5 0 5 2 9に述べられた方法がある。

制御部 9では、 人体検知部 6からの人体を検出したことを知らせる信号を受け、 状態判定部 8に対して人体の状態を判定するよう指示信号を出力する。 状態判定部 8では、 制御部 9からの人体の状態を判定する指示信号を受け、 第 2のメモリ部 7 の画像データから人体に異常が無いかどうかの判定を行い、結果を制御部 9に返す。 人体に異常があるかどうかの判定は、 上記第 2のメモリ部 7の人体部のデータに予 め設定した時間の間に変化が無い場合には、 人が倒れる等の異常状態と判断する方 法や、 特開平 9一 5 0 5 2 9に述べられた方法がある。

状態判定部 8からの人体に異常があるかどうかの判定の結果により、制御部 9は、 人体が異常状態でない場合、 つまり正常時には、 選択手段 1 0を第 2のメモリ部 7 側のままにし、 異常状態である場合には、 フィールドメモリ 5側に切り替えてそれ ぞれに記憶された画像データを DZA 1 1に出力させる。 DZA 1 1は、 上記選択 され入力される画像データを、 アナログの映像信号に変換して外部に出力するもの である。

また、 上記状態判定部 8による人体に異常があるかどうかの判定が人体に異常状 態でない場合に異常と判定されためについても、 上記フィールドメモリ 5側に記 憶されたブロック化されていなレ、画像データを出力することができるので、 正確な 状態を確認することができる。

また、 制御部 9は人体検知部 6からの人体を検出したことを知らせる信号を受け て、 状態判定部 8から受ける人体が異常状態かどうかの上記判定の結果が異常状態 でない場合には、 正常に日常生活を営んでいると判断し、 正常信号 Z警報信号出力 部 1 2から被看護者が正常に日常生活を営んでいるという正常信号を出力させる。 また、 制御部 9は、 人体検知部 6からの人体を検出したことを知らせる信号を受け て、 状態判定部 8から受ける人体が異常状態かどうかの上記判定の結果が異常状態 である場合には、 被看護者が異常状態に陥ったと判断し、 正常信号 Z警報信号出力 部 1 2から警報信号を出力させるものである。

このような本発明の実施の形態 1における人体検知装置及び人体検知方法は、 撮 像レンズより得られた被看護者の画像信号を予め定められた画素数と輝度プロック にプロック化し、 そのプロック化された画素信号から人体の画像データを検出し、 その検出した画像データの状態を状態判定部により判定し、 正常な場合は、 正常信 号を出力し、 被看護者がその人体に何らかの異常をきたしている場合は、 警報信号 を出力し、 ブロック化された人体の画像データを出力するようにしたので、 トイレ や風呂といったプライバシーを尊重するような場所に設置でき、 被看護者の人体の 異常な状態を正確に看護者に知らせることができる。 また、 誤報などの確認も正確 に行うことができる。 実施の形態 2.

次に、 本発明の請求の範囲第 2項及び請求の範囲第 4項に対応する実施の形態 2 について、 第 2図を用いて説明する。

第 2図は、 本発明の実施の形態 2による人体検知装置を使用した警報システムの システムブロック図である。

第 2図において、 本発明の実施の形態 2による人体検知装置 2 1においては、 撮 像レンズ 2と、 撮像部 3と、 AZD 4と、 フィーノレドメモリ部 5と、 人体検知部 6 と、 第 2のメモリ部 7と、 状態判定部 8と、 選択手段 1 0と、 DZA 1 1と、 正常 信号 Z警報信号出力部 1 2とは、 上記実施の形態 1の人体検出装置 1と同じ構成で ある。 さらに、 本実施の形態 2による人体検出装置 2 1は、 人体の異常時に詳細な映像 信号の送出を許可する許可スィツチ 2 3と、 遠隔地の看護センタと連絡通話するた めの連絡通話部 2 4と、 制御部 2 2と、 本実施の形態 2による人体検知装置 2 1及 び該人体検知装置 2 1からの各種信号を看護センタ 3 4に送信するための， 例えば モデム装置等の伝送装置の間の接続配線を省線化するため、 D/A 1 1から出力さ れた映像信号と、 正常信号/警報信号出力部 1 2から出力される正常信号あるいは 警報信号と、 連絡や通話の用に供される連絡通話信号とを重畳、 あるいは分離する ための重畳 Z分離部 2 5とから構成されている。

また、 上記構成の人体検知装置 2 1は、 公衆回線網 3 3を介して外部に正常に日 常生活を営んでいるという正常信号、 あるいは人体が異常になったことを知らせる 警報信号と、 映像信号と、 連絡通話信号とを、 遠隔地の看護センタ 3 4に伝送し、 且つ該看護センタ 3 4からの連絡通話信号を受信する機能を有した宅内伝送装置 3 2に接続されている。

看護センタ 3 4は、 上記公衆回線網 3 3を介して伝送されてくる被看護者が正常 に日常生活を営んでレ、るという正常信号、 あるいは人体が異常になったことを知ら せる警報信号と、 映像信号と、 連絡通話信号とを受信し、 且つ連絡通話信号を送信 する機能を有する看護側伝送装置 3 5と、 異常状態となった被看護者宅 3 1との間 で連絡通話するための連絡通話装置 3 7と、 モニタ T V 3 6とを備えている。

以下、上記人体検知装置 2 1の動作について第 2図及び第 3図を用いて説明する。 なお、 撮像レンズ 2、 撮像部 3、 AZD 4及ぴフィールドメモリ部 5の動作は、 上 記実施の形態 1と同様であるので説明を省略する。

第 2図において、 人体検知部 6は、 上記実施の形態 1に記載したごとくに、 フィ 一ルドメモリ部 5の画像データ中に人体を検出した時、 第 3図に示されるように、 第 2のメモリ部 7に、 人体部分の画像データを予め定めた画素数にプロック化し均 一化した輝度の画素データに変換して記憶させるとともに、 人体検出信号を制御部 2 2に出力する。

制御部 2 2は、上記実施の形態 1に記述したごとくに、上記人体検出信号を受け、 状態判定部 8に対して人体の状態を判定するよう指示信号を出力する。 状態判定部 8では、 制御部 2 2からの人体の状態を判定する指示信号を受け、 第 2のメモリ部 7の画像データから人体に異常が無いかどう力の判定を行い、 結果を制御部 2 2に 返す。

状態判定部 8からの人体に異常があるかどうかの判定の結果により、 制御部 2 2 は、 上記判定の結果が異常状態でない場合には、 正常に日常生活を営んでいると判 断し、 正常信号 Z警報信号出力部 1 2から被看護者が正常に日常生活を営んでいる という正常信号を出力させる。 この時、 選択手段 1 0は第 2のメモリ部 7を選択し ており、 第 2のメモリ部 7の画像データは、 D/A 1 1で映像信号に変換されて重 畳 Z分離部 2 5に入力される。 重畳 Z分離部 2 5に入力された上記正常信号と上記 映像信号とは重畳され、 人体検出装置 2 1の外部に出力され、 宅内伝送装置 3 2と 公衆回線網 3 3とを介して、 看護センタ 3 4に設置された看護側伝送装置 3 5に送 信される。

看護側伝送装置 3 5は、 受信した上記正常信号を受け、 被看護者が正常に日常生 活を営んでいることを確 するとともに、 上記映像信号をモニタ T V 3 6に出力さ せることもできる。 また、 上記人体検出装置 2 1からの上記正常信号の送出は、 制 御部 2 1の設定により、 被看護者が正常に日常生活を営んでいることの確認の頻度 を、 1日に 1回等、 任意に設定することもできる。

また、 状態判定部 8からの人体に異常があるかどうかの判定の結果が異常状態で あった場合には、 制御部 2 2は、 正常信号 Z警報信号出力部 1 2から警報信号を出 力させるとともに、 連絡通話部 2 4を起動させる。 この時点では、 上記実施の形態 1による人体検知装置 1とは異なり、 選択手段 1 0は、 フィールドメモリ部 5では なく第 2のメモリ部 7を選択するように構成されており、 第 2のメモリ部 7の画像 データは、 DZA 1 1で映像信号に変換されて重畳 分離部 2 5に入力される。 重 畳 Z分離部 2 5に入力された上記警報信号と、 上記映像信号と、 連絡通話部 2 4か らの音声信号とは重畳されて、 人体検知装置 2 1の外部に出力され、 宅内伝送装置 3 2と公衆回線網 3 3とを介して、 看護センタ 3 4に設置された看護側伝送装置 3 5に送信される。

看護側伝送装置 3 5は、 受信した上記警報信号から被看護者に異常があったこと を認識し、 看護センタ 3 4の看護者に警報音等で異常状態が発生していることを知 らせるとともに、 モニタ T V 3 6に上記映像信号を出力する。 上記映像信号は、 人 体検知装置 2 1に備えられた第 2のメモリ部 7の画像データから形成されたもので あるため、 モニタ T V 3 6に出力される映像の人体部分は、 均一輝度のブロック化 された映像となっている。

さらに、 詳細な状況を映像で知りたい場合には、 看護センタ 3 4の看護者は連絡 通話装置 3 7で被看護者に呼びかけると、 音声信号は、 看護側伝送装置 3 5と、 公 衆回線網 3 3と、 宅内伝送装置 3 2とを介して、 人体検知装置 2 1に備えられた連 絡通話部 2 4に到達し、 音声出力となって被看護者に伝わり、 会話が可能となるた め、 被看護者に許可スィツチ 2 3を押すことを依頼する。

そして、 被看護者が許可スィツチ 2 3を押すと、 制御部 2 2は許可スィツチ 2 3 が押されたことを検知し、 選択手段 1 0を切替えてフィールドメモリ部 5を選択す る。 この結果、 選択されたフィールドメモリ部 5に記憶された画像データが DZ A 1 1で映像信号に変換され、 重畳 Z分離部 2 5に入力される。 上記映像信号は、 上 記警報信号及び上記音声信号と共に重畳 Z分離部 2 5で重畳され、 人体検知装置 2 1から外部へ出力され、 宅内伝送装置 3 2と公衆回線網 3 3とを介して、 看護側伝 送装置 3 5に入力され、 看護側伝送装置 3 5は上記映像信号をモニタ T V 3 6に出 力するものである。 モニタ T V 3 6に出力された上記映像信号は、 人体検知装置 2 1に備えられたフィールドメモリ部 5に記憶された画像データから形成したもので あるため、 撮像部 3で撮像した詳細な映像信号であり、 第 2のメモリ部 7の画像デ ータから形成された， プ'ロック化された画像信号に比べて分かり易い映像信号であ る。

なお、 人体検知装置 2 1に備えられた許可スィッチ 2 3は、 異常状態となった被 看護者が許可スィッチ 2 3を押し易くするために、 被看護者が首に掛けて使用でき るような無線式ペンダントタイプのスィッチとし、 人体検知装置 2 1には、 上記無 線式ペンダントタイプのスィツチを押したことを示す無線信号を受信する受信部を 備えてもよい。

このような本発明の実施の形態 2における人体検知装置及び人体検知方法は、 撮 像レンズより得られた被看護者の画像信号を予め定められた画素数と輝度プロック にブロック化し、 そのブロック化された画素信号から人体の画像データを検出し、 その検出された画像データの状態を状態判定部により判定し、 正常な場合は、 正常 信号を出力し、 被看護者がその人体に何らかの異常をきたしている場合は、 警報信 号を出力する。 また、 警報信号が出力された場合には、 ブロック化された人体の画 像データを出力する。 さらに、 看護者が音声信号を用いて被看護者と会話し、 被看 護者の詳細な状況の映像観るための許可スィツチを押すことを依頼するようにした ので、 被看護者の意志によりプロック化されていない詳細な映像の映像信号を送出 することができ、 被看護者のプライバシーの保護が確実にできる。 産業上の利用可能性

以上のように本発明に係る人体検知装置及び人体検知方法は、 被看護者のプライ パシーを尊重するとともに、 生活のセンサとして使用でき、 被看護者の人体の異常 を検知した時には、 より詳細な映像情報を遠隔地にいる看護者に与えることのでき る人体検知を実現するものとして有用である。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 撮像部と、

上記撮像部により得られた画像信号から人体を検知する人体検知部と、 人体の状態を判定する状態判定部と、

上記人体の状態が正常であるか、 異常であるかに応じて正常信号または警報信号 を出力する正常信号/警報信号出力部とを備えた人体検知装置であって、

上記画像信号を記憶するフィールドメモリ部と、

上記画像信号に含まれる人体部分の画像データを、 予め定めた画素数と輝度にブ ロック化して記憶する第 2のメモリ部と、

上記状態判定部の判定結果に基づき、 上記フィールドメモリ部と上記第 2のメモ リ部からの読み出しを選択的に行う選択手段とを備え、

上記選択手段は、上記状態判定部で人体に異常が発生したと判定されたときのみ、 上記フィールドメモリ部からの読み出しを許可するよう、 選択するものである、 ことを特徴とする人体検知装置。

2 . 請求の範囲第 1項記載の人体検知装置において、

上記選択手段で選択された上記フィールドメモリ部からの画像信号の送出を許可 するためのスィツチと、

上記スィツチを押すことを促すよう連絡するための連絡通話手段とを備えたこと を特徴とする人体検知装置。

3 . 撮像部と、

上記撮像部により得られた画像信号から人体を検知する人体検知部と、 人体の状態を判定する状態判定部と、

上記人体の状態が正常であるか、 異常であるかに応じて正常信号または警報信号 を出力する正常信号 Z警報信号出力部とを備えた人体検知方法であって、

上記画像信号を記憶するフィールドメモリ部と、

上記画像信号に含まれる人体部分の画像データを、 予め定めた画素数と輝度にブ ロックィヒして記憶する第 2のメモリ部と、

上記状態判定部の判定結果に基づき、 上記フィールドメモリ部と上記第 2のメモ リ部からの読み出しを選択的に行う選択手段とを備え、

上記選択手段は、上記状態判定部で人体に異常が発生したと判定されたときのみ、 上記フィールドメモリ部からの読み出しを許可するよう、 選択するものである、 ことを特徴とする人体検知方法。

4 . 請求の範囲第 3項記載の人体検知方法において、

上記選択手段で選択された上記フィールドメモリ部からの画像信号の送出を許可 するためのスィツチと、

上記スィッチを押すことを促すよう連絡するための連絡通話手段とを備えたこと を特徴とする人体検知方法。