ループ内 Tokyo (JP).穴澤健明(ANAZAWA, Takeaki) PT, RO, RU, SD, SE, SG, SI, SK, SL, TJ, TM, TR, TT, TZ, [JP/JP]; 〒 107-8011東京都港区赤坂四丁目 14番 14 UA, UG, US, UZ, VN, YU, ZA, ZW.
号日本コロムビア株式会社内 Tokyo (JP).日置敏昭
(HIO I, Toshiakり [】P/JP].金森美和(KANAMORI, (84) 指定国 f広域リ: ARIPO特許(GH, GM, KE, LS, MW, Miwa) [JP/JP].堀 吉宏(HORI, Yoshihiro) [JP/JP];〒 MZ, SD, SL, SZ, TZ, UG, ZW),ユーラシア特許 (AM, 570-8677大阪府守口市京阪本通 2丁目 5番 5号三洋電 AZ, BY, KG, KZ, MD, RU, TJ, TM),ヨーロッパ特許 機株式会社内 Osaka (JP). (AT, BE, CH, CY, DE, DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, IT,
LU, MC, NL, PT, SE), OAPI特許 (BF, BJ, CF, CG, CI,
(74) 代理人: 深見久郎, 外 (FUKAMI, Hisao et al.); 〒 CM, GA, GN, GW, ML, MR, NE, SN, TD, TG).
530-0054大阪府大阪市北区南森町 2丁目 1番 29号住
友銀行南森町ビル Osaka (JP).
添付公開書類:
(81) 指定国(11内: AE, AG, AL, AM, AT, AU, AZ, BA, BB, 国際調査報告書
BG, BR, BY, BZ, CA, CH, CN, CR, CU, CZ, DE, DK, DM,
DZ, EE, ES, FI, GB, GD, GE, GH, GM, HR, HU, ID, IL, 2文字コード及び他の略語については、 定期発行される IN, IS, JP, KE, KG, KP, KR, KZ, LC, LK, LR, LS, LT, LU, 各尸 crガゼッ卜の巻頭に掲載されている 「コードと略語 LV, MA, MD, MG, MK, MN, MW, MX, MZ, NO, NZ, PL, のガイダンスノート」 を参照。
(57)要約:
メモリカード 1 1 0は、 サーバから携帯電話網を介してデータバス B S 3に与 えられるデータから、 復号処理をすることによりセッションキ一K sを抽出する。 暗号化処理部 1 4 0 6は、 セッションキー K sに基づいて、 メモリカード 1 1 0 の公開暗号化鍵 K P c a r d ( 1 ) を暗号化してデータバス B S 3を介してサー バに与える。 レジスタ 1 5 0 0は、 復号されたライセンス I D、 ユーザ I D等の データをサーバから受けとつて格納し、 メモリ 1 4 1 2は、 データバス B S 3か らライセンスキー K cにより暗号化されている暗号化コンテンツデータ [ D c ] K cを受けて格納する。
明細書 データ配信システム 技術分野
本発明は、 携帯電話等の端末に対して情報を配送するためのデータ配信システ ムに関し、 より特定的には、 コピーされた情報に対する著作権保護を可能とする データ配信システムに関するものである。 背景技術
近年、 インタ一ネッ ト等の情報通信網等の進歩により、 携帯電話等を用いた個 人向け端末により、 各ユーザが容易にネットワーク情報にアクセスすることが可 能となっている。
このような情報通信においてはデジタル信号により情報が伝送される。 したが つて、 たとえば上述のような情報通信網において伝送された音楽や映像情報を各 個人ユーザがコピーした場合でも、 そのようなコピーによる音質や画質の劣化を ほとんど生じさせることなく、 情報のコピーを行なうことが可能である。
したがって、 このような情報通信網上において、 音楽情報や画像情報等の著作 権の存在する創作物が伝達される場合、 適切な著作権保護のための方策が取られ ていないと、 著しく著作権者の権利が侵害されてしまうおそれがある。
一方で、 著作権保護の目的を最優先して、 急拡大するデジタル情報通信網を介 して著作物データの配信を行なうことができないとすると、 基本的には、 著作物 の複製に際して一定の著作権料を徴収することが可能な著作権者にとっても、 か えって不利益となる。
ここで、 上述のようなデジタル情報通信網を介した配信ではなく、 デジタル情 報を記録した記録媒体を例にとって考えてみると、 通常販売されている音楽情報 を記録した C D (コンパク トディスク) については、 C Dから光磁気ディスク (MD等) への音楽データのコピーは、 当該コピーした音楽を個人的な使用に止 める限り原則的には自由に行なうことができる。 ただし、 デジタル録音等を行な
う個人ユーザは、 デジタル録音機器自体や MD等の媒体の代金のうちの一定額を 間接的に著作権者に対して補償金として支払うことになつている。
しかも、 C Dから MDへデジタル信号である音楽情報をコピーした場合、 これ らの情報がコピ一劣化のほとんどないデジタル情報であることに鑑み、 1つの M Dからさらに他の に音楽データをデジタル情報としてコピーすることは、 著 作権者保護のために機器の構成上できないようになっている。
すなわち、 現状においては、 デジタル記録媒体である C Dから MDへのコピー は、 親から子へのコピーは自由に行なうことができるものの、 記録可能な MDか ら MDへのコピーを行なうことはできない。
そのような事情からも、 音楽データや画像データをデジタル情報通信網を通じ て公衆に配信することは、 それ自体が著作権者の公衆送信権による制限を受ける 行為であるから、 著作権保護のための十分な方策が講じられる必要がある。 この場合、 情報通信網を通じて公衆に送信される著作物データを、 本来受信す る権限のないユーザが受信することを防止する必要があるのはもちろんのこと、 仮に権限を有するユーザが受信を行なった場合でも、 一度受信された著作物が、 さらに勝手に複製されることを防止することも必要となる。 発明の開示
本発明の目的は、 情報通信網、 たとえば携帯電話等の情報通信網を介して著作 物データを配信する場合に、 正当なアクセス権を有するュ一ザのみがこのような 情報を受信することが可能な情報配信システムを提供することである。
この発明の他の目的は、 配信された著作物データが、 著作権者の許可なく複製 されることを防止することが可能な情報配信システムを提供することである。 係る目的を達成するために本願発明に係るデータ配信システムは、 コンテンツ データ供給装置から、 暗号化コンテンツデータを複数のユーザの各端末に配 ί言す るためのデータ配信システムである。
コンテンツデータ供給装置は、 第 1のインタフヱ一ス部と、 第 1のセッション キ一発生部と、 セッションキー暗号化部と、 セッションキー復号部と、 第 1のラ ィセンスデータ暗号化処理部と、 第 2のライセンスデータ暗号化処理部とを備え
2
る。
第 1のインタフ-一ス部は、 外部との間でデータを授受する。
第 1のセッションキー発生部は、 暗号化コンテンツデータの通信ごとに更新さ れる第 1の共通鍵を生成する。 セッションキ一暗号化部は、 ユーザの端末に対応 して予め定められた第 1の公開暗号化鍵により第 1の共通鐽を暗号化して第 1の インタフヱース部に与える。 セッションキー復号部は、 第 1の共通鍵により喑号 化されて返信されるデータを復号する。
第 1のライセンスデータ暗号化処理部は、 暗号化コンテンツデータを復号する ためのライセンスキーを、 セッションキー復号部により復号されたデータを鍵デ —タとして暗号化する。 第 2のライセンスデータ暗号化処理部は、 第 1のライセ ンスデータ暗号化処理部の出力を第 2の共通鍵でさらに暗号化して第 1のインタ フェース部に与え配信する。
各端末は、 第 2のインタフヱ一ス部と、 配信データ解読部とを備える。
第 2のィンタフェース部は、 外部との間でデータを授受する。
配信データ解読部は、 暗号化コンテンツデータを受けて格納する。 配信データ 解読部は、 第 1の鍵保持部と、 第 1の復号処理部と、 第 2の鍵保持部と、 第 1の 暗号化処理部と、 第 2の復号処理部と、 第 1の記憶部と、 第 3の鍵保持部と、 第 3の復号処理部とを備える。
第 1の鍵保持部は、 第 1の公開暗号化鍵によって喑号化されたデータを復号化 するための第 1の秘密復号鍵を保持する第 1の復号処理部は、 第 1の公開暗号化 鍵によって暗号化された第 1の共通鍵を受けて、 復号処理する。
第 2の鍵保持部は、 第 2の公開暗号化鍵を保持する。 第 1の暗号化処理部は、 第 2の公開暗号化键を、 第 1の共通鍵に基づいて暗号化し、 第 2のインタフエ一 ス部に出力する。
第 2の復号処理部は、 第 2のライセンスデータ暗号化処理部からの暗号化され たライセンスキーを受け、 第 2の共通鍵に基づいて復号化する。
第 1の記憶部は、 ライセンスキーに基づいて復号できる前記暗号化コンテンツ データを格納する。
第 3の鍵保持部は、 第 2の公開暗号化鍵によつて暗号化されたデ一タを復号化
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するための第 2の秘密復号鍵を保持する。 第 3の復号処理部は、 第 2の復号処理 部での復号結果に基づいて、 第 2の秘密復号鍵によりライセンスキーを復号する ためのを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、 コンテンツデータ供給装置から、 暗号化 コンテンツデータと暗号化データを復号するためのライセンスキーとのうちの少 なくとも 1つを複数のュ一ザの各端末に配信するためのデータ配信システムであ る。
コンテンツデータ供給装置は、 第 1のインタフェース部と、 第 1のセッション キー発生部と、 セッションキー暗号化処理部と、 セッションキー復号部と、 第 1 のライセンスデータ暗号化処理部と、 第 2のライセンス暗号化処理部とを備え る。
第 1のインタフェース部は、 外部との間でデータを授受する。
第 1のセッションキー発生部は、 暗号化コンテンツデータの通信ごとに更新さ れる第 1の共通鍵を生成する。 セッションキー暗号化処理部は、 ユーザの端末に 対応して予め定められた第 1の公開暗号化鍵により第 1の共通鍵を暗号化して第
1のインタフェース部に与える。 セッションキー復号部は、 第 1の共通鍵により 暗号化されて返信される第 2の共通鍵と第 2の公開暗号化鍵を復号し抽出する。 第 1のライセンスデータ暗号化処理部は、 暗号化コンテンツデータを復号する ためのライセンスキーを、 セッションキー復号部により復号された第 2の公開喑 号化鍵により暗号化する。 第 2のライセンス暗号化処理部は、 第 1のライセンス データ暗号化処理部の出力を第 2の共通鍵でさらに暗号化して第 1のインタフエ
—ス部に与え配信する。
各端末は、 第 2のインタフユース部と、 配信データ解読部とを備える。
第 2のィンタフエース部は、 外部との間でデータを授受する。
配信データ解読部は、 暗号化コンテンツデータおよびライセンスキーを受けて 格納する。
配信データ解読部は、 第 1の鍵保持部と、 第 1の復号処理部と、 第 2の鍵保持 部と、 第 2のセッションキ一発生部と、 第 1の暗号化処理部と、 第 2の復号処理 部と、 記憶部と、 第 3の鍵保持部と、 第 3の復号処理部と、 第 1の認証データ保
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持部とを備える。
第 1の鍵保持部は、 第 1の公開暗号化鍵によって暗号化されたデータを複号化 するための第 1の秘密復号鍵を保持する。 第 1の復号処理部は、 第 1の公開暗号 化鐽によって喑号化された第 1の共通鍵を受けて、 復号処理する。
第 2の鍵保持部は、 第 2の公開暗号化鍵を保持する。 第 2のセッションキー発 生部は、 第 2の共通鍵を生成する。
第 1の暗号化処理部は、 第 2の公開暗号化鍵と第 2の共通鍵を、 第 1の共通鍵 に基づいて暗号化し、 第 2のインタフェース部に出力する。 第 2の復号処理部 は、 第 2のライセンスデータ暗号化処理部からの暗号化されたライセンスキーを 受け、 第 2の共通鍵に基づいて復号する。 記憶部は、 ライセンスキーにて復号可 能な暗号ィヒコンテンツデータを格納する。
第 3の鍵保持部は、 第 2の公開暗号化鍵によつて暗号化されたデータを復号化 するための第 2の秘密復号鍵を保持する。 第 3の復号処理部は、 第 2の復号処理 部での復号結果に基づいて、 第 2の秘密復号鍵によりライセンスキーを復号し抽 出する。 第 1の認証データ保持部は、 第 1の公開暗号化鐽を少なくとも含む第 1 の認証データを公開認証鍵により復号できるように暗号化して保持し外部に出力 可能である。
コンテンツデータ供給装置は、 公開認証鍵により復号でき、 かつ外部から与え られる第 1の認証データを復号して抽出するための第 1の認証復号処理部と、 第 1の認証復号処理部により抽出された第 1の認証データに基づいて認証処理を行 ない、 少なくともライセンスキ一を配信するか否かを判断する配信制御部をさら に含む。
したがって、 本発明によれば、 正規のユーザのみがコンテンツデータを受信し てメモリ中に格納することが可能となる。 しかも、 1度メモリカード中に格納さ れたデータを、 他人にコピーさせる場合は、 当該他人が再生可能な状態でデータ を移植するためには、 送信元においては、 データの再生が不能となってしまう構 成となっているので、 無制限なコピーにより著作権が不当な不利益を被るのを防 止することが可能となる。
この発明の他の利点は、 認証された端末にのみライセンスキーが配信されるの
で、 著作権の保護が一層強化されることである。
この発明のさらに他の利点は、 ュ一ザが配信キャリアを介してではなく、 コン テンッデ一タ販売機により暗号化コンテンツデータを購入することができるので、 ユーザの利便性が一層向上することである。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の情報配信システムの全体構成を概略的に説明するための概念 図である。
図 2は、 図 1に示した情報配信システムにおいて使用される通信のためのキー データ (鍵データ) 等の特性をまとめて説明する図である。
図 3は、 図 1に示した配信サーバ 1 0の構成を示す概略ブロック図である。 図 4は、 図 1に示した携帯電話機 1 0 0の構成を説明するための概略ブロック 図である。
図 5は、 図 4に示したメモリカード 1 1 0の構成を説明するための概略ブロッ ク図である。
図 6は、 図 1および図 3〜図 5で説明したデータ配信システムにおける配信モ ―ドを説明するための第 1のフローチャートである。
図 7は、 図 1および図 3〜図 5で説明したデ一タ配信システムにおける配信モ ―ドを説明するための第 2のフローチャートである。
図 8は、 携帯電話機 1 0 0内においてコンテンツデータを再生し、 、 音楽とし て外部に出力するための再生処理を説明するフローチャートである。
図 9は、 2つのメモリカード間において、 コンテンツデータおよびキーデータ 等の移動または複製を行なう処理を説明するための第 1のフローチヤ—トであ る。
図 1 0は、 2つのメモリカード間において、 コンテンツデータおよびキ一デ一 タ等の移動または複製を行なう処理を説明するための第 2のフローチヤ一トであ る。 ―
図 1 1は、 実施の形態 2のメモリ力一ド 1 2 0に対応した音楽サーバ 3 1の構 成を示す概略ブロック図である。
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図 1 2は、 実施の形態 2における携帯電話機 1 0 1の構成を説明するための概 略ブロック図である。
図 1 3は、 本発明の実施の形態 2のメモリカード 1 2 0の構成を説明するため の概略ブロック図である。
図 1 4は、 図 1 3で説明したメモリカード 1 2 0を用いた配信モードを説明す るための第 1のフローチヤ一トである。
図 1 5は、 図 1 3で説明したメモリカード 1 2 0を用いた配信モードを説明す るため 第 2のフローチヤ一トである。
図 1 6は、 携帯電話機 1 0 1内においてコンテンツデータを再生し、 音楽とし て外部に出力するための再生処理を説明する第 1のフローチヤ一トである。 図 1 7は、 携帯電話機 1 0 1内においてコンテンツデータを再生し、 音楽とし て外部に出力するための再生処理を説明する第 2のフローチヤ一トである。 図 1 8は、 2つのメモリカード間でコンテンツデータおよびキ一データ等の移 動または複製を行なう処理を説明するための第 1のフローチヤ一トである。 図 1 9は、 2つのメモリカード間でコンテンツデータおよびキ一データ等の移 動または複製を行なう処理を説明するための第 2のフローチヤ一トである。 図 2 0は、 実施の形態 3のデータ配信システムの構成を説明するための概念図 である。
図 2 1は、 実施の形態 3のコンテンツデータ販売機 2 0 0 0の構成を示す概略 ブロック図である。
図 2 2は、 図 2 0および図 2 1で説明したデータ配信システムにおける配信モ —ドを説明するための第 1のフローチャートである。
図 2 3は、 図 2 0および図 2 1で説明したデータ配信システムにおける配信モ ―ドを説明するための第 2のフローチヤ一トである。
図 2 4は、 実施の形態 3の変形例のコンテンツデータ販売機 2 0 0 1の構成を 示す概念図である。
図 2 5は、 実施の形態 3の変形例のデータ配信システムにおける配信モ一ドを 説明するための第 1のフローチャートである。
図 2 6は、 実施の形態 3の変形例のデータ配信システムにおける配信モードを
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説明するための第 2のフ口一チヤ一トである。
図 2 7は、 実施の形態 4のコンテンツデータ販売機 3 0 0 0の構成を説明する ための概略プロック図である。
図 2 8は、 図 2 7で説明したデータ配信システムにおける配信モードを説明す るための第 1のフローチャートである。
図 2 9は、 図 2 7で説明したデータ配信システムにおける配信モ一ドを説明す るための第 2のフローチヤ一トである。
図 3 0は、 実施の形態 4の変形例のデータ配信システムにおける配信モードを 説明するための第 1のフローチヤ—トである。
図 3 1は、 実施の形態 4の変形例のデータ配信システムにおける配信モードを 説明するための第 2のフローチャートである。
図 3 2は、 実施の形態 5における携帯電話機 1 0 5の構成を説明するための概 略ブロック図である。
図 3 3は、 実施の形態 5のメモリ力一ド 1 4 0に対応した配信サーバ 1 2の構 成を示す概略ブロック図である。
図 3 4は、 本発明の実施の形態 5のメモリカード 1 4 0の構成を説明するため の概略ブロック図である。
図 3 5は、 メモリカード 1 4 0を用いた配信モードを説明するための第 1のフ ローチャートである。
図 3 6は、 メモリカード 1 4 0を用いた配信モードを説明するための第 2のフ 口一チヤ一トである。
図 3 7は、 メモリカード 1 4 0に保持された暗号化コンテンツデータから、 音 楽として外部に出力するための再生処理を説明する第 1のフローチャートであ る。
図 3 8は、 メモリカード 1 4 0に保持された暗号化コンテンツデータから、 音 楽として外部に出力するための再生処理を説明する第 2のフ口一チヤ一トであ る。
図 3 9は、 2つのメモリカード間において、 コンテンツデータおよびキ一デ一 タ等の移動または複製を行なう処理を説明するための第 1のフローチヤ一トであ
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る。
図 4 0は、 2つのメモリカード間において、 コンテンツデータおよびキーデ— タ等の移動または複製を行なう処理を説明するための第 2のフローチヤ一トであ る。
図 4 1は、 本発明の実施の形態 6のコンテンツデータ販売機 3 0 1 0の構成を 示す概略ブロック図である。
図 4 2は、 コンテンツデータ販売機 3 0 1 0を用いたデータ配信システムにお ける配信モードを説明するための第 1のフローチヤ一トである。
図 4 3は、 コンテンツデータ販売機 3 0 1 0を用いたデータ配信システムにお ける配信モードを説明するための第 2のフローチヤ一トである。
図 4 4は、 実施の形態 7における携帯電話機 1 0 7の構成を説明するための概 略ブロック図である。
図 4 5は、 実施の形態 7の携帯電話機 1 0 7に対応した配信サーバ 1 3の構成 を示す概略ブロック図である。
図 4 6は、 配信サーバ 1 2と携帯電話機 1 0 7を用いた配信モ一ドを説明する ための第 1のフローチヤ一トである。
図 4 7は、 配信サーバ 1 2と携帯電話機 1 0 7を用いた配信モードを説明する ための第 2のフローチヤ一トである。
図 4 8は、 メモリカード 1 4 0に保持された暗号化コンテンツデータから, 音 楽として外部に出力するための再生処理を説明する第 1のフローチヤ一トであ る。
図 4 9は、 メモリカード 1 4 0に保持された暗号化コンテンツデータから、 音 楽として外部に出力するための再生処理を説明する第 2のフローチヤ一トであ る。
図 5 0は、 実施の形態 7において、 2つのメモリ力一ド間において、 コンテン ッデータおよびキ一デ一タ等の移動または複製を行なう処理を説明するための第 1のフ口一チャートである。 一
図 5 1は、 実施の形態 7において、 2つのメモリカード間において、 コンテン ッデータおよびキーデータ等の移動または複製を行なう処理を説明するための第
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2のフローチャートである。
図 5 2は、 本発明の実施の形態 8のコンテンツデータ販売機 3 0 2 0の構成を 示す概略ブロック図である。
図 5 3は、 コンテンツデ一タ販売機 3 0 2 0を用いたデータ配信システムにお ける配信モ一ドを説明するための第 1のフローチヤ一トである。
図 5 4は、 コンテンツデータ販売機 3 0 2 0を用いたデータ配信システムにお ける配信モ一ドを説明するための第 2のフローチヤ一トである。
図 5 5は、 メモリカード 1 4 0の端子 1 2 0 2部分の構成を説明する概略ブロ ック図である。
図 5 6は、 メモリカード 1 4 0の端子 1 2◦ 2部分の構成の変形例を説明する ための概略ブロック図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施例を図面とともに説明する。
[実施例 1 ]
[システムの全体構成]
図 ].は、 本発明の情報配信システムの全体構成を概略的に説明すろための概念 図である。
なお、 以下では携帯電話網を介して、 音楽データを各ユーザに配信するデータ 配信システムの構成を例にとって説明するが、 以下の説明で明らかとなるよう に、 本発明はこのような場合に限定されることなく、 他の著作物データ、 たとえ ば画像データ等の著作物データを、 他の情報通信網を介して配信する場合にも適 用することが可能なものである。
図 1を参照して、 著作権の存在する音楽情報を管理する配信サーバ 1 0は、 所 定の喑号方式により音楽データ (以下コンテンツデータとも呼ぶ) を暗号化した うえで、 情報を配信するための配信キヤリア 2 0である携帯電話会社に、 このよ うな暗号化データを与える。 一方、 認証サーバ 1 2は、 音楽データの配信を求め てアクセスしてきた機器が正規の機器であるか否かの認証を行なう。
配信キャリア 2 0は、 自己の携帯電話網を通じて、 各ユーザからの配信要求
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(配信リタエスト) を配信サーバ 1 0に中継する。 配信サーバ 1 0は、 配線リク エストがあると、 認証サーバ 1 2により正規の機器からのアクセスであることを 確認し、 要求されたコンテンツデータをさらに暗号化したうえで、 配信キャリア
2 0の携帯電話網を介して、 各ユーザの携帯電話機に対して配信する。
図 1においては、 たとえば携帯電話ユーザ 1の携帯電話機 1 0 0には、 携帯電 話機 1 0 0により受信された暗号化コンテンツデータを受取って、 上記送信にあ たって行なわれた暗号化については復号化したうえで、 携帯電話機 1 0 0中の音 楽再生部 (図示せず) に与えるための着脱可能なメモリカード 1 1 0に格納する 構成となっている。
さらに、 たとえばユーザ 1は、 携帯電話機 1 0 0に接続したヘッドホン 1 3 0 等を介してこのようなコンテンツデータを再生した音楽を聴取することが可能で ある。
以下では、 このような配信サーバ 1 0と認証サーバ 1 2と配信キヤリア 2 0と を併せて、 音楽サーバ 3 0と総称することにする。
また、 このような音楽サーバ 3 0から、 各携帯電話端末等にコンテンツデータ を伝送する処理を 「配信」 と称することとする。
このような構成とすることで、 まず、 正規のメモリカードであるメモリカード 1 1 0を購入していない正規のュ一ザでないものは、 音楽サーバ 3 0からの配信 データを受取つて再生することが困難な構成となる。
しかも、 配信キャリア 2 0において、 たとえば 1曲分のコンテンツデータを配 信するたびにその度数を計数しておくことで、 ユーザがコンテンツデ一タを受信 (ダウンロード) するたびに発生する著作権料を、 配信キャリア 2 0が携帯電話 の通話料金として徴収することとすれば、 著作権者が著作権料を確保することが 容易となる。
しかも、 このようなコンテンツデータの配信は、 携帯電話網というクローズド なシステムを介して行なわれるため、 インターネット等のオープンなシステムに 比べて、 著作権保護の対策を講じやすレ、という利点がある。
このとき、 たとえばメモリカード 1 1 2を有するユーザ 2力 自己の携帯電話 機 1 0 2により、 音楽サーバ 3 0から直接コンテンツデータの配信を受けること
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は可能である。 しかしながら、 相当量の情報量を有するコンテンツデータ等をュ —ザ 2が直接音楽サーバ 3 0から受信することとすると、 その受信のために比較 的長い時間を要してしまう場合がある。 このような場合、 既に当該コンテンツデ ータの配信を受けているユーザ 1から、 そのコンテンツデータをコピーできるこ とを可能としておけば、 ュ一ザにとっての利便性が向上する。
しかしながら、 著作権者の権利保護の観点からは、 自由なコンテンツデータの コピーを放任することはシステム構成上許されない。
図 1に示した例では、 ュ一ザ 1が受信したコンテンツデータを、 コンテンツデ —タそのものおよび当該コンテンツデータを再生可能とするために必要な情報と ともに、 ユーザ 2に対してコピーさせる場合をコンテンツデータの 「移動」 と呼 ぶ。 この場合、 ユーザ 1は、 再生のために必要な情報 (再生情報) ごとユーザ 2 にコピーさせるため、 情報の移動を行なった後には、 ユーザ 1においてはコンテ ンッデータの再生を行なうことは不可能とする必要がある。 ここで、 コンテンツ データは所定の暗号化方式にしたがって暗号化された暗号化コンテンツデータと して配信され、 「再生情報」 とは、 後に説明するように、 上記所定の暗号化方式 にしたがって暗号化コンテンツデータを復号可能な鍵 (ライセンスキーとも称す る) と、 著作権保護に関わる情報であるライセンス I Dデータやユーザ I Dデ一 タ等のライセンス情報とを意味する。
これに対して、 コンテンツデータのみを暗号化されたままの状態で、 ュ一ザ 2 にコピーさせることを音楽情報の 「複製」 と呼ぶこととする。
この場合、 ユーザ 2の端末には、 このようなコンテンツデータを再生させるた めに必要な再生情報はコピーされないので、 ユーザ 2は、 暗号化コンテンツデ一 タを得ただけでは、 音楽を再生させることができない。 したがって、 ユーザ 2 力 このような音楽の再生を望む場合は、 改めて音楽サーバ 3 0からコンテンツ データの再生を可能とするための再生情報の配信を受ける必要がある。 しかしな がら、 この場合は、 再生を可能とするための情報の配信のみを受ければよいた め、 ユーザ 2が直接音楽サーバ 3 0からすべての配信を受ける場合に比べて、 格 段に短い通話時間で、 音楽再生を可能とすることができる。
たとえば、 携帯電話機 1 0 0および 1 0 2力 P H S ( Personal Handy
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PC画醫 70
Phone) である場合には、 いわゆる トランシーバモードの通話が可能となってい るので、 このような機能を利用して、 ユーザ 1からユーザ 2への一括した情報の 移転 (移動) や、 暗号化したコンテンツデータのみの転送 (複製) を行なうこと が可能である。
図 1に示したような構成においては、 暗号化して配信されるコンテンツデータ をユーザ側で再生可能とするためにシステム上必要とされるのは、 第 1には、 通 信における暗号化キー (鐽) を配送するための方式であり、 さらに第 2には、 配 信データを暗号化する方式そのものであり、 さらに、 第 3には、 このようにして 配信されたデータの無断コピーを防止するためのデータ保護を実現する構成であ る。
[暗号ノ復号鍵の構成]
図 2は、 図 1に示した情報配信システムにおいて使用される通信のためのキー データ (鍵データ) 等の特性をまとめて説明するための図である。
まず、 図 1に示した構成において、 メモリ力一ド 100内のデータ処理を管理 するための鍵としては、 メモリカードという媒体の種類に固有であり、 かつ、 メ モリカードの種類等を個別に特定するための情報を含む秘密復号鍵 Km e d i a (n) (n : 自然数) と、 メモリカードごとに異なる公開暗号化鍵 KP c a r d (η) と、 公開暗号化鍵 KP c a r d (n) により暗号化されたデータを復号す るための秘密復号鍵 K c a r d (n) とがある。
ここで、 鍵 K c a r d (n) や鍵 K P c a r d (n) の表記中の自然数 nは、 各メモリカードを区別するための番号を表わす。
すなわち、 公開暗号化鍵 KP c a r d (n) で喑号化されたデータは、 各メモ リカードごとに存在する秘密復号鍵 Kc a r d (n) で復号可能である。 したが つて、 メモリカードにおける配信データの授受にあたっては、 基本的には、 後に 説明するように 3つの暗号鍵 Km e d i a (n) 、 Kc a r d (n) 、 KP c a r d (n) が用いられることになる。
さらに、 メモリカード外とメモリカード間でのデータの授受における秘密保持 のための暗号鍵としては、 各媒体に固有な公開暗号化键 KPme d i a (n) と、 公開暗号化鍵 KPrne d i a (n) により暗号化されたデータを復号化する
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„
POO/05770 ための秘密復号鍵 Km e d i a ( n ) と、 各通信ごと、 たとえば、 音楽サーバ 3 0へのュ一ザのアクセスごとに音楽サーバ 3 0、 携帯電言舌機 1 0 0または 1 0 2 において生成される共通鍵 K sが用いられる。
ここで、 共通鍵 K sは、 たとえば、 ユーザが音楽サーバ 3 0に対して 1回のァ クセスを行なうごとに発生する構成として、 1回のアクセスである限り何曲の音 楽情報についても同一の共通鍵が用いられる構成としてもよいし, また、 たとえ ば、 各曲目ごとにこの共 鍵を変更したうえでその都度ュ一ザに配信する構成と してもよレ
以下では、 このような通信の単位あるいはアクセスの単位を 「セッション J と 呼ぶことにし、 共通鍵 K sを 「セッションキ一」 とも呼ぶことにする。
したがって、 共通鍵 K sは各通信センションに固有の値を有することになり、 配信サーバや携帯電話機において管理される。
また、 配信されるべきデータについては、 まず、 暗号化コンテンツデ一タを復 号する鍵である K c (以下、 ライセンスキーと呼ぶ) があり、 このライセンスキ 一 K cにより暗号化コンテンツデータが復号化されるものとする。 さらに、 上述 したライセンス情報として、 当該コンテンツデータを特定できる管理コードゃ、 再生を行なう回数の制限などの情報を含むライセンス I Dデータ L i c e n s e 一 I D等が存在する。 一方、 携帯電話は、 受信者を識別するためのユーザ I Dデ
—タ U s e r— I Dを保持している。
このような構成とすることで、 ライセンス I Dデータに含まれる情報に応じ て、 著作権者側の著作権保護に関する制御を行なうことが可能であり、 一方ユー ザ I Dデータを用いることで、 ユーザの個人情報の保護、 たとえばユーザのァク セス履歴等が部外者から知ることができないように保護するといつたような制御 を行なうことが可能である。
配信データにおけるコンテンツデータ D cは、 上述のとおり、 たとえば音楽デ
—タであり、 このコンテンツデータをライセンスキ一K cで復号化可能なデータ を、 暗号化コンテンツデータ [D c ] K cと呼ぶ。
ここで、 [Y ] Xという表記は、 データ Yを、 キー (鍵) Xにより復号可能な 暗号に変換したデータであることを示している。 なお、 暗号化処理、 復号処理で
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„ ―
PCT/JP00/05770 用いられる鍵を、 「キー」 とも称することとする。
[配信サーバ 1 0の構成]
図 3は、 図 1に示した配信サーバ 1 0の構成を示す概略プロック図である。 配 信サーバ 1 0は、 コンテンツデータ (音楽データ) を所定の方式に従って暗号化 したデ一タや、 ライセンス I D等の配信情報を保持するための配信情報データべ —ス 3 0 4と、 各ユーザごとにコンテンツデータへのアクセス回数等に従った課 金情報を保持するための課金データベース 3 0 2と、 配信情報データベース 3 0 4および課金データベース 3 0 2からのデータをデータバス B S 1を介して受取 り、 所定の暗号化処理を行なうためのデータ処理部 3 1 0と、 通信網を介して、 配信キャリア 2 0とデータ処理部 3 1 0との間でデータ授受を行なうための通信 装置 3 5 0とを備える。
データ処理部 3 1 0は、 データバス B S 1上のデータに応じて、 データ処理部 3 1 0の動作を制御するための配信制御部 3 1 2と、 配信制御部 3 1 2に制御さ れて、 セッションキー K sを発生するためのセッションキー発生^ 3 1 4と、 セ ッシヨンキー発生部 3 1 4より生成されたセッションキ一K sを、 公開暗号化鍵 K P m e d i aにより暗号化して、 データバス B S 1に与えるための暗号化処理 咅 (5 3 1 6と、 各ユーザの携帯電話機においてセッションキー K sにより暗号化さ れたうえで送信されたデータを通信装置 3 5 0およびデーケパス B S 1を^して 受けて、 復号処理を行なう復号処理部 3 1 8と、 復号処理部 3 1 8により抽出さ れた公開暗号化鍵 K P c a r d ( n ) を用いて、 ライセンスキ一やライセンス I D等のデータを配信制御部 3 1 2に制御されて喑号化するための暗号化処理部 3 2 0と、 暗号化処理部 3 2 0の出力を、 さらにセッションキ一 K sにより暗号化 して、 データバス B S 1を介して通信装置 3 5 0に与える暗号化処理部 3 2 2と を含む。
[端末 (携帯電話機) の構成]
図 4は、 図 1に示した携帯電話機 1 0 0の構成を説明するための概略ブロック 図である。
携帯電話機 1 0 0は、 携帯電話網により無線伝送される信号を受信するための アンテナ 1 1 0 2と、 アンテナ 1 1 0 2からの信号を受けてベースバンド信号に
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PC謂歸 70 変換し、 あるいは携帯電話機からのデータを変調してアンテナ 1 1 0 2に与える だめの送受信部 1 1 0 4と、 携帯電話機 1 0 0の各部のデ一タ授受を行なうため のデータバス B S 2と、 データバス B S 2を介して携帯電話機 1 0 0の動作を制 御するためのコントローラ 1 1 0 6と、 受信者を識別するためのユーザ I Dデー タ U s e r— I Dを保持するユーザ I D保持部 1 1 0 7と、 外部からの指示を携 帯電話機 1 0 0に与えるためのタツチキ一部 1 1 0 8と、 コントローラ 1 1 0 6 等から出力される情報をユーザに視覚情報として与えるためのディスプレイ 1 1 1 0と、 通常の通話動作において、 データバス B S 2を介して与えられる受信デ —タに基づいて音声を再生するための音声再生部 1 1 1 2と、 外部との間でデー タの授受を行なうためのコネクタ 1 1 2 0と、 コネクタ 1 1 2 0からのデータを データバス B S 2に与え得る信号に変換し、 または、 データバス B S 2からのデ ータをコネクタ 1 1 2 0に与え得る信号に変換するための外部インタフェース部 1 1 2 2とを備える。
ここで、 ユーザ I Dデータは、 たとえばユーザの電話番号等のデータを含む。 携帯電話機 1 0 0は、 さらに、 音楽サーバ 3 0からのコンテンツデータを復号 化処理するための着脱可能なメモリカード 1 1 0と、 メモリカード 1 1 0とデー タバス B S 2との間のデータの授受を制御するためのメモリインタフユ一ス 1 2 0 0と、 メモリカード 1 ] 0と携帯電話機の他の部分とのデータ授受にあたり、 データバス B S 2上においてやり取りされるデータを暗号化するためのセッショ ンキー K sを乱数等により発生するセッションキー発生部 1 5 0 2と、 センショ ンキ一発生部 1 5 0 2により生成されたセッションキーを暗号化して、 データバ ス B S 2に与えるための暗号化処理部 1 5 0 4と、 セッションキー発生部 1 5 0 2において生成された、 データバス B S 2上のデータをセッションキー K sによ り復号して出力する復号処理部 1 5 0 6と、 復号処理部 1 5 0 6の出力を受け て、 音楽信号を再生するための音楽再生部 1 5 0 8と、 音楽再生部 1 5 0 8の出 力と音声再生部 1 1 1 2の出力とを受けて、 動作モードに応じて選択的に出力す るための混合部 1 5 1 0と、 混合部 1 5 1 0の出力を受けて、 外部に出力するた めのアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換部 1 5 1 2と、 デジタルアナ ログ変換部 1 5 1 2の出力を受けて、 へッドホン 1 3 0と接続するための接続端
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P 0/05770 子 1 5 14とを含む。
なお、 説明の簡素化のため本発明のコンテンツデータの配信に関わるブロック のみを記載し、 携帯電話機が本来備えている通話機能に関するブロックについて は、 一部割愛されている。
[メモリカードの構成]
図 5は、 図 4に示したメモリカード 1 10の構成を説明するための概略ブロッ ク図である。
以下では、 端末 100に装着されるメモリカード 1 1 0の公開暗号化鍵 KPm e d i aと、 端末 102に装着されるメモリカード 1 1 2の公開暗号化鍵 KPm e d i aとを区別して、 それぞれ、 メモリカード 1 10に対するものを公開暗号 化鍵 KPme d i a (1) と、 メモリカード 1 12に対するものを公開暗号化鍵 KPme d i a (2) と称することにする。
また、 これに対応して、 公開暗号化鐽 KPme d i a (1) で暗号化されたデ —タを復号可能であって、 これとは非対称な秘密復号鍵を秘密復号鍵 Km e d i a (1) と称し、 公開暗号化鍵 KPme d i a (2) で暗号化されたデータを復 号可能であって、 これとは非対称な秘密復号鍵を秘密復号鍵 Km e d i a (2) と称することにする。
このように、 媒体固有の公開暗号化鍵を区別することにより、 以下の説明で明 らかとなるように、 メモリカードに複数の種類が存在する場合や、 より一般的 に、 メモリカード以外の媒体がシステムのオプションとして存在する場合にも、 対応することが可能となる。
メモリカード 1 1◦は、 メモリインタフエース 1 200との間で信号を端子 1 20 2を介して授受するデータバス B S 3と、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) の値を保持し、 データバス B S 3に公開暗号化鍵 KPme d i a (1) を 出力するための KPme d i a (1) 保持部 1401と、 メモリカード 1 1 0に 対応する秘密復号鍵 Kme d i a ( 1 ) を保持するための Km e d i a (1) 保 持部 1 402と、 データバス BS 3にメモリインタフェース 1 200力 ら与えら れるデータから、 秘密復号鍵 Km e d i a (1) により復号処理をすることによ り、 セッションキー K sを抽出する復号処理部 1404と、 公開暗号化鍵 KP c
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a r d ( 1 ) を保持するための K P c a r d ( 1 ) 保持部 1405と、 復号処理 部 1404により抽出されたセッションキ一 K sに基づいて、 切換スィツチ 14 08からの出力を暗号化してデータバス B S 3に与えるための暗号化処理部 14 06と、 データバス B S 3上のデータを復号処理部 1404により抽出されたセ ッションキ一 K sにより復号処理してデータバス B S 4に与えるための復号処理 部 1410と、 データバス B S 4からメモリカードごとに異なる公開暗号化鍵 K P c a r d (n) で暗号化されているライセンスキ一 K c:、 ライセンス I D等の データを格納し、 データバス B S 3からライセンスキ一 K cにより暗号化されて いる暗号化コンテンツデータ [D c] K cを受けて格納するためのメモリ 141 2とを備える。
切換えスィッチ: 1408は、 接点 P a、 P b、 P cを有し、 接点 P aには K P c a r d (1) 保持部 1405からの公開暗号化鐽 K P c a r d ( 1 ) 力 接点 P bにはデータバス B S 5が、 接点 P cには暗号化処理部 1 414の出力が与え られる。 切換えスィッチ 1408は、 それぞれ、 接点 P a、 P b、 P cに与えら れる信号を、 動作モードが、 「配信モード」 、 「再生モード」 、 「移動モード」 のいずれであるかに応じて、 選択的に暗号化処理部 1406に与える。
メモリカード 1 1 0は、 さらに、 秘密復号鍵 K c a r d (1) の値を保持する ための Kc a r d (1) 保持部 14 1 5と、 公開暗号化鍵 KP c a r d (1) に より暗号化されており、 かつ、 メモリ 14 1 2から読み出されたライセンスキー Kc、 ライセンス I D等 ( [Kc, L i c e n s e] c a r d (1) ) を、 復 号処理してデータバス B S 5に与える復号処理部 1416と、 データの移動処理 等において、 相手先のメモリカードの公開暗号化鍵 KP c a r d (n) を復号処 理部 1410から受けて、 この相手方の公開暗号化鍵 KP c a r d (n) に基づ いて、 データバス B S 5上に出力されているライセンスキー K c、 ライセンス I D等を暗号化したうえで、 切換スィッチ 1408に出力するための暗号化処理部 14 14と、 データバス B S 3を介して外部とデータの授受を行い、 データバス B S 5との間でライセンス I Dデータ等を受けて、 メモリカード 1 1 0の動作を 制御するためのコン卜ローラ 1 420と、 データバス B S 5との間でライセンス I Dデータ等のデータの授受が可能なレジスタ 1 5◦ 0とを備える。
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なお、 図 5において実線で囲んだ領域は、 メモリカード 1 1 0内において、 外 部からの不当な開封処理等が行なわれると、 内部データの消去ゃ內部回路の破壊 により、 第三者に対してその領域内に存在する回路内のデータ等の読み出しを不 能化するためのモジュール丁 RMに組込まれているものとする。
このようなモジュールは, 一般にはタンパ一レジスタンスモジュール (Tamper
Resistance Module) と呼ばれる。
もちろん、 メモリ 1 4 1 2も含めて、 モジュール T RIV [内に組み込まれる構成 としてもよレ、。 しかしながら、 図 5に示したような構成とすることで, メモリ 1 4 1 2中に保持されているデータは、 いずれも暗号化されているデータであるた め、 第三者はこのメモリ 1 4 1 2中のデータのみでは、 音楽を再生することは不 可能であり、 かつ高価なタンパ一レジスタンスモジュール内にメモリ 1 4 1 2を 設ける必要がないので、 製造コストが低減されるという利点がある。
図 6および図 7は、 図 1および図 3〜図 5で説明したデ一タ配信システムにお ける配信動作を説明するための第 1および第 2のフローチヤ一トである。
図 6および図 7においては、 ユーザ 1が、 メモリカード 1 1 0を用いること で、 音楽サーバ 3 0から音楽データの配信を受ける場合の動作を説明している。 まず、 ユーザ 1の携帯電話機 1 00から、 ユーザによりタツチキー 1 1 08の キーボタンの操作等によって、 配信リクエス トがなされる (ステップ S 1 0 0) n
メモリカード 1 1 0においては、 この配信リクエス トに応じて、 KPme d i a (1) 保持部 1 40 1から、 公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を音楽サーバ 30に対して送信する (ステップ S 1 02) 。
音楽サーバ 30では、 メモリカード 1 1 0から転送された配信リクエストなら びに公開暗号化鍵 KPme d i a (1 ) を受信すると (ステップ S I 04) 、 受 信した公開暗号化鍵 KPme d i a (1) に基づいて、 認証サーバ 1 2に対して 照会を行ない、 正規メモリカードからのアクセスの場合は次の処理に移行し (ス テツプ S 1 06) 、 正規メモリカードでない場合には、 処理を終了する (ステツ プ S 1 54) 。
照会の結果、 正規メモリカードであることが確認されると、 音楽サーバ 30で
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は、 セッションキー発生部 3 1 4が、 セッションキ一 K sを生成する。 さらに、 音楽サーバ 3 0内の暗号化処理部 3 〗 6が、 受信した公開暗号化鍵 KPm e d i a ( 1 ) により、 このセッションキ一K s を暗号化して暗号化セッションキ— [K s ] Km e d i a ( 1 ) を生成する (ステップ S 1 0 8) 。
続いて、 音楽サーバ 3 0は、 暗号化セッションキ一 [K s ] Km e d i a
( 1 ) をデータバス B S 1に与える。 通信装置 3 5 0は、 暗号化処理部 3 1 6か らの暗号化セッションキ一 [K s ] Km e d i a ( 1 ) を、 通信網を通じて、 携 帯電話機 1 0 0のメモリカード 1 1 0に対して送信する (ステップ S 1 1 0) 。 携帯電話機 1 0 0力 暗号化セッションキ一 [K s ] Km e d i a ( 1 ) を受 信すると (ステップ S 1 1 2) 、 メモリカード 1 1 0においては、 メモリインタ フェース 1 2 0 0を介して、 データバス B S 3に与えられた受信データを、 復号 処理部 1 4 04が、 秘密復号鍵 Km e d i a ( 1 ) により復号処理することによ り、 セッションキ一 K sを復号し抽出する (ステップ S 1 1 4) 。
続いて、 配信動作においては、 切換スィッチ 1 4 0 8は、 接点 P aが閉じる状 態が選択されているので、 暗号化処理部 1 40 6は、 接点 P aを介して K P c a r d ( 1 ) 保持部 1 4 0 5から与えられる公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) (メ モリカード 1 1 0に対する公開暗号化鍵) を、 セッションキ一 K sにより暗号化 し (ステップ S 1 1 6) 、 データ [KP c a r d ( 1 ) ] K sを生成する (ステ ップ S 1 1 8 ) 。
携帯電話機 1 0 0は、 暗号化処理部 1 4 06により暗号化されたデ一タ [K P c a r d ( 1 ) ] K sを音楽サーバ 3 0に対して送信する (ステップ S 1 2 0) 。
音楽サーバ 3 0では、 通信装置 3 5 0によりデータ [KP c a r d ( 1 ) ] K sが受信され (ステップ S 1 2 2) 、 データバス B S 1に与えられたデータ [K P c a r d ( 1 ) ] K sを復号処理部 3 1 8力 セッションキー K sにより復号 処理して、 公開暗号化鍵 K P c a r d ( 1 ) を復号抽出する (ステップ S 1 2 4) 。
続いて、 配信制御部 3 1 2は、 配信情報データべ一ス 3 04等に保持されてい るデータを元に、 ライセンス I Dデータ等を含むライセンス情報データ L i c e
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n s eを生成する (ステップ S 1 26) 。
さらに、 音楽サーバ 30は、 暗号化コンテンツデータ [D c〕 Kcを配信情報 データベース 304より取得して、 通信装置 350を介して、 メモリカード 1 1 0に送信する (ステップ S 1 28) 。
携帯電話機 1 00がデータ [D c] Kcを受信すると (ステップ S 1 30) 、 メモリカード 1 1 0においては、 受信したデータ [D c] Kcをそのままメモリ 1 41 2に格納する (ステップ S 1 32) 。
—方、 音楽サーバ 30は、 ライセンスキー K cを配信情報データベース 304 より取得し (ステップ S 1 34) 、 暗号化処理部 320は、 配信制御部 3 1 2か らのライセンスキー K cとライセンス情報データ L i c e n s eとを、 復号処理 部 3 1 8より与えられた公開暗号化鐽 K P c a r d (1) により暗号化処理する (ステップ S 1 36) 。
暗号化処理部 3 2 2は、 暗号化処理部 320により喑号化されたデータ [K c、 L i c e n s e] Kc a r d (1) を受取って、 さらにセッションキー K s により暗号化したデータをデータバス B S 1に与える。 通信装置 350は、 暗号 化処理部 322により暗号化されたデータ [ [Kc, し i c e n s e] Kc a r d (1) ] K sをメモリカード 1 1 0に対して送信する。
携帯電話機 1 00がデータ [ [K c, L i c e n s e] Kc a r d (1) ] K sを受信すると (ステップ S 1 42) 、 メモリカード 1 10においては、 復号処 理部 141 0がセッションキー K sにより復号処理を行ない、 データ [Kc, L i c e n s e] Kc a r d (1) を抽出し、 メモリ 141 2に記録 (格納) する (ステップ S 146) 。
さらに、 メモリカード 1 1 0においては、 コントローラ 1420により制御さ れて、 復号処理部 14 1 6力 メモリ 1 41 2に格納されたデータ [Kc, L i c e n s e] K c a r d (1) を復号し、 復号されたライセンス情報データ L i c e n s eを、 レジスタ 1 500に格納する (ステップ 1 48) 。
以上のような動作により、 メモリカード自身が、 セッションキ一 K sを送る側 (音楽サーバ 30) に、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) を送信した上で、 配 信を受けることができ、 メモリカード 1 10が格納するコンテンツデータは再生
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5770 可能な状態となる。 以下では、 メモリカードが格納するコンテンツデータが再生 可能な状態となっていることを、 「メモリカード 1 10は、 状態 S Aにある」 と 呼ぶことにする。 一方、 メモリカードが格納するコンテンツデーダが再生不可能 な状態となっていることを、 「メモリカード 1 1 0は、 状態 S Bにある」 と呼ぶ ことにする。
さらに、 メモリカード 1 1 0から音楽サーバ 30へは、 配信受理が通知され、 音楽サーバ 30で配信受理を受信すると (ステップ S 1 50) 、 課金データべ一 ス 302にュ一ザ 1の課金データが格納され (ステップ S 1 52) 、 処理が終了 する (ステップ S 1 54) 。
図 8は、 携帯電話機 1 00内において、 メモリカード 1 1 0に保持された暗号 化コンテンツデータから、 コンテンツデータを復号化し、 音楽として外部に出力 するための再生処理を説明するフローチャートである。
図 8を参照して、 携帯電話機 1 ◦ 0のタツチキー部 1 1 08等からのユーザ 1 の指示により、 再生リクエストがメモリカード 1 1 0に対して出力される (ステ ップ S 200) 。
メモリカード 1 1 0においては、 この再生リクエストに応じて、 コントローラ 1420は、 レジスタ 1 500に保持されるライセンス情報データ L i c e n s eに基づいて、 再生可能なデータに対するリクエストであるかを判断し (ステツ プ S 202) 、 再生可能と判断した場合は、 KPme d i a (1) 保持部 140 1から、 公開暗号化鐽 KPme d i a ( 1 ) を携帯電話機 1 00に対して送信す る (ステップ S 204) 。 一方、 再生不可能と判断した場合は、 処理を終了する (ステップ S 230) 。
再生可能と判断され、 メモリカード 1 丄 0から公開暗号化鍵 KP me d i a (1) が送信された場合、 携帯電話機 1 00では、 メモリカード 1 10からの公 開暗号化鍵 KPme d i a (1) を受信すると (ステップ S 206) 、 K s発生 部 1 502においてセッションキ一 K sを生成し、 暗号化処理部 1 504力 公 開暗号化鍵 KPme d i a (1) により、 セッションキー K sを暗号化して暗号 化セッションキー [K s] KPme d i a (1) を生成し、 データバス B S 2を 介して、 メモリカード 1 10に対して送信する (ステップ S 208) .
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T/JPOO/05770 メモリカード 1 1 0は、 データバス B S 2を介して、 携帯電話機 1 00により 生成され、 かつ喑号化されたセッションキ一 K sを受け取り、 秘密復号鍵 Km e d i a ( 1 ) により復号し、 セッションキー K sを抽出する (ステップ S 2 1 0) 。
続いて、 メモリカード 1 1 0は、 メモリ 1 41 2から、 暗号化されている.デ— タ [Kc, L i c e n s e] K c a r d (1) を読み出し、 復号処理部 141 6 が復号処理を行なう (ステシプ S 21 2) 。
秘密復号鍵 Kc a r d (1) により、 メモリ 141 2から読み出されたデータ を復号可能な場合 (ステップ S 214) 、 ライセンスキ一 K cが抽出される (ス テツプ S 2 1 6) 。 一方、 再生不可能の場合、 処理は終了する (ステップ S 2 32)
メモリ 1 4 1 2から読み出されたデータを再生可能な場合 (ステップ S 2 1 4) は、 レジスタ 1 500内のライセンス情報データ L i c e n s eのうち、 再 生回数に関するデータが変更される (ステップ S 21 8) 。
続いて、 抽出したセッションキー K sにより、 ライゼンスキー K cを暗号化し
(ステップ S 220) 、 暗号化されたライセンスキー [Kc] K sをデータバス B S 2に与える (ステップ S 222) 。
携帯電話機 1 00の復号処理部 1 506は、 セッションキ一 K s〖こより復号化 処理を行なうことにより、 ライセンスキー K cを取得する (ステップ S 2 2 4) 0
続いて、 メモリカード 1 1 0は、 暗号化コンテンツデータ [Dc] K cをメモ リ 1 4 1 2から読み出し, データバス B S 2に与える (ステップ S 226) 。 携帯電話機 1 00の音楽再生部 1 508は、 暗号化コンテンツデータ [Dc] K cを、 抽出されたライセンスキ一 K cにより復号処理して平文の音楽データを 生成し (ステップ S 228) 、 音楽信号を再生して混合部 1 5 1 0に与える (ス テツプ S 230) 。 デジタルアナログ変換部 1 51 2は、 混合部 1 510力 らの データを受け取って変換し、 外部に?生された音楽を出力し、 処理が終了する (ステップ S 232) 。
このような構成とすることで、 メモリカード自身が、 センシヨンキ一 K sを送
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る側 (携帯電話機 1 00) に、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) を送信した上 で、 再生動作を行なうことが可能となる。
図 9および図 1 0は、 2つのメモリ力一ド間において、 音楽データおよびキー データ等の移動または複製を行なう処理を説明するための第 1および第 2のフロ 一チャートである。
まず、 携帯電話機 102が送信側であり、 携帯電話機 100が受信側であるも のとする。 また、 携帯電話機 1 02にも、 メモリカード 1 1 0と同様の構成を有 するメモリカード 1 1 2が装着されているものとする。
携帯電話機 1 02は、 まず、 自身の側のメモリカード 1 1 2および携帯電話機 100に対して、 移動リクエス トまたは複製リクエス トを出力する (ステップ s
300) 。
メモリカード 1 1 2は、 これに応じて、 メモリ 14 ] 2内の暗号化コンテンツ データ 〔D c] Kcを読み出して、 メモリカード 1 1 0に対して出力し (ステツ ブ S 302) 、 一方、 携帯電話機 1 00は、 携帯電話機 1 02からリクエストを 受信して (ステップ S 301) 、 メモリカード 1 10では、 暗号化コンテンツデ —タ [D c] Kcをメモリ 141 2に格納する (ステップ S 304) 。
続いて、 携帯電話機 1 02および 100においては、 ステップ S 300におい て与えられたリクエストが、 「移動リクエスト」 である力 「複製リクエスト」 で あるかが判断され (ステップ S 306、 ステップ S 306 ' ) 、 「移動リクエス ト」 である場合、 メモリカード 1 1 2は、 公開暗号化鍵 KPme d i a (2) を 携帯電話機 1 02に対して送信し (ステップ S 308) 、 携帯電話機 1 02は、 公開暗号化鍵 KPme d i a (2) を受信する (ステップ S 3 1 2) 。 一方、 メ モリカード 1 10は、 「移動リクエス ト」 である場合、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) を携帯電話機 1 00に出力し (ステップ S 308 ' ) 、 携帯電話機 1 00は、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) を携帯電話機 102に対して送信す る (ステップ S 3 10) 。
携帯電話機 102が、 公開暗号化鐽 K Pine d i a (1) および公開暗号化鍵 KPm e d i a (2) を受信すると (ステップ S 3 1 2、 ステップ S 3 1 2 ' ) 、 携帯電話機 1 02においては、 セッションキー発生回路 1 502は、 セッ
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ションキ一 K sを生成し (ステップ S 3 0 3) 、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) および公開暗号化鍵 KPme d i a (2) を用いて、 暗号化処理部 1 5 0 4がセッションキー K sを暗号化する (ステップ S 3 1 4) 。
携帯電話機 1 0 2は、 データバス B S 2を介して、 メモリカード 1 1 2に対し ては暗号化セッションキー [K s ] KPm e d i a ( 2 ) を伝達し、 メモリカー ド 1 1 2においては、 秘密復号鍵 Kme d i a (2) によりセッションキ一 K s を復号抽出する (ステップ S 3 2 8) 。
さらに、 携帯電話機 1 0 2は、 暗号化セッションキー [K s ] KPm e d i a ( 1 ) を携帯電話機 1 00に対して送信する (ステップ S 3 1 6) 。 携帯電話機 1 00は、 暗号化セッションキ一 [K s ] KPme d i a ( 1 ) を受信すると (ステップ S 3 1 8)ヽ メモリカード 1 1 0に伝達し、 メモリカード 1 1 0は、 復号処理部 1 404が復号して、 セッションキー K sを受理する (ステップ S 3
20) 。
メモリカード 1 1 0においては、 セッションキー K sによりメモリカード 1 1 0の公開暗号化鍵 KP c a r d (1) を暗号化して (ステップ S 3 22) 、 携帯 電話機 1 00から携帯電話機 1 02に対して喑号化されたデータ [KP c a r d
( 1 ) ] K sを送信する (ステップ S 3 24) 。 携帯電話機 1 0 2は、 データ [KP c a r d ( 1) ] sを受信し (ステップ S 3 26) 、 かつ、 メモリ力一 ド 1 1 2によるセッションキー K sの受理が完了すると (ステップ S 3 2 8) 、 メモリカード 1 1 2においては、 メモリカード 1 1 0から送信された暗号化デ一 タ [KP c a r d ( 1 ) ] K sをセッシヨンキー K sにより復号化して、 メモリ カード 1 1 0の公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1) を復号抽出する (ステップ S 3
30) 。
続いて、 メモリカード 1 1 2においては、 メモリ 1 4 1 2からメモリカード 1 1 2の公開暗号化鍵 KP c a r d (2) により暗号化されているライセンスキー K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eが読み出される (ステップ S 3 3 2) 。
続いて、 メモリカード 1 1 2の復号処理部 1 4 1 6力;、 秘密復号鍵 K c a r d
(2) により、 ライセンスキー K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eを復
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号処理する (ステップ S 3 34) 。
メモリカード 1 1 2のコントローラ 1 4 20は、 このようにして復号されたラ ィセンス情報データ L i c e n s eの値を、 レジスタ 1 5 00內のデータ値と置 換する (ステップ S 3 36) 。
さらに、 メモリカード 1 1 2の暗号化処理部 1 4 1 4は、 復号処理部 1 4 1 0 において抽出されたメモリカード 1 1 0における公開暗号化鍵 K P c a r d ( 1 ) により、 ライセンスキー K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eとを 暗号化する (ステップ S 3 3 8) 。
メモリカード 1 1 2の暗号化処理部 1 4 1 4により暗号化されたデータは、 切 換スィッチ 1 408 (接点 P cが閉じている) を介して、 さらに、 暗号化処理部 1 4 06に与えられ、 暗号化処理部 1 4 0 6は、 データ [K c , L i c e n s e ] K c a r d ( 1) をセッションキー K sにより暗号化してデータ [ [K c , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K sを生成する (ステップ S 340) 。 続いて、 メモリカード 1 1 2は、 携帯電話機 1 0 2に対してデータ [ [Kc , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K sを出力し (ステップ S 342) 、 携帯 電話機 1 02はデータ [ [Kc, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K sを携 帯電話機 1 00に対して送信する (ステップ S 344) 。
携帯電話機 1 00が受信したデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d (1 ) ] K sは (ステップ S 346) 、 メモリカード 1 1 0に対して伝達され、 メモリカード 1 1 0の復号処理部 1 4 1 0は、 暗号化されたデータ [ [K c , L i c e n s e] K c a r d (1 ) ] K sを復号して、 データ [K c , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を受理する (ステップ S 348) 。
メモリカード 1 1 0においては、 復号処理部 1 4 1 0により、 セッションキー K sに基づいて復号化処理されたデータをメモリ 1 41 2に記録する (ステップ S 3 50) 。 さらに、 メモリカード 1 1 0においては、 復号処理部 1 4 1 6力 秘密復号鐽 K c a r d ( 1 ) に基づいて、 データ [K c:, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を復号し、 復号されたライセンス情報データ L i c e n s eをレジ スタ 1 500に格納する (ステップ S 3 5 2) 。
復号されたライセンス情報データ L i c e n s eのレジスタ 1 500への格納
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が終了すると、 メモリカード 1 1 0は携帯電話機 1 0 0に移動受理を通知し、 携 帯電話機 1 0 0は、 携帯電話機 1 0 2に対して移動受理を送信する (ステップ S 3 5 4) 。
携帯電話機 1 0 2は、 携帯電話機 1 0 0からの移動受理を受 ί言すると、 メモリ カード 1 1 2に対してこれを転送し、 メモリカード 1 1 2は、 これに応じて、 レ ジスタ 1 5 0 0に格納されたライセンス情報データ L i c e n s eを消去する (ステップ 3 5 8) 。
一方、 携帯電話機 1 0 2では、 移動受理が受信されたことに応じて、 ディスプ レイ 1 1 1 0上に、 ユーザ 2に対して、 メモリカード 1 1 2のメモリ 1 4 1 2內 に格納されている移動データに対応する記憶デ一タの消去を行なって良いかを問 うメッセージを表示する。 これに応じて、 ュ一ザ 2は、 タツチキー 1 1 0 8から このメッセ一ジに対する回答を入力する (ステップ S 3 6 0) „
レジスタ 1 5 0 0内のデータの消去が完了し (ステップ S 3 5 8) 、 かつ、 上 記メッセージに対する回答の入力が行なわれると (ステップ S 3 6 0) 、 メモリ カード 1 1 2内のコントロ一ラ 1 4 2 0は、 メモリ 1 4 1 2内のデータの消去を 行なうかの判断を行なう (ステップ S 3 6 2) 。
メモリ 1 4 1 2内の該当データの消去が指示されている場合 (ステップ S 3 6 2) 、 コントローラ 1 4 2 0により制御されて、 メモリ 1 4 1 2内の暗号化コン テンッデータ [D c ] K cおよびデータ [K c, L i c e n s e ] K c a r d ( 2 ) が消去され (ステップ S 3 6 4 ) 、 処理が終了する (ステップ S 3 7
4) 。
一方、 メモリ 1 4 1 2内の該当データの消去が指示されていない場合 (ステツ プ S 3 6 2) 、 処理は終了する (ステップ S 3 7 4) 。 この場合、 メモリ 1 4 1 2内には、 喑号ィヒコンテンツデータ [D c ] K cおよびデータ [K c , L i c e n s e ] K c a r d (2) が残っていることになるが、 レジスタ 1 5 0 0内にラ ィセンス情報データ L i c e n s eが存在しないため、 ユーザ 2は、 再度、 音楽 サーバ 3 0から再生情報を配信してもらわない限り、 音楽データの再生を行なう ことはできない。 すなわち、 メモリカード 1 1 2は 「状態 S B」 となる。 メモリ カード 1 1 0においては、 暗号化コンテンツデータ以外にも、 ライセンスキ一 K
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P 0/05770 c、 ライセンス情報データが移動されているので、 メモリカード 1 1 0は 「状態 S A」 となっている。
—方、 ステップ S 3 0 6 *において、 「複製リクエス ト」 が与えられていると 判断された場合は、 携帯電話機 1 0 0から携帯電話機 1 0 2に対して複製受理が 送信される (ステップ S 3 7 0 ) 。 携帯電話機 1 0 2において、 複製受理を受信 すると (ステップ S 3 7 2 ) 、 処理が終了する (ステップ S 3 7 4 ) 。
このような構成とすることで、 メモリカード自身が、 セッションキ一K sを送 る側 (携帯電話機 1 0 0 ) に、 公開暗号化鍵 K P m e d i a ( 1 ) および Κ Ρ τη e d i a ( 2 ) を送信した上で、 移動動作を行なうこと、 および複製動作を行な うことが可能となる。
[実施の形態 2 ]
実施の形態 2のデータ配信システムにおいては、 実施の形態 1のデータ配信シ ステムの構成と異なって、 配信サーバ、 携帯電話機およびメモリカードの各々 、 独自のセッションキ一を生成する構成となっていることを 1つの特徴とす る。 すなわち、 配信サーバまたは携帯電話機の発生するセッションキ一をセッシ ョンキー K sとし、 一方のメモリカード 1 2 0の発生するセッションキ一をセッ ションキー K s 1 とし、 メモリカード 1 2 0と同様の構成を有する他方のメモリ 力一ド 1 2 2の発生するセッションキーをセッションキ一 K s 2とする。
すなわち、 実施の形態 2のデータ配信システムにおいては、 システムを構成す る機器の各々が、 自身でセッションキーを生成し、 データを受け取るとき、 言い 換えるとデータの送信先になつている場合には、 相手方 (送信元) に対して、 ま ず、 セッションキーを配送する。 送信元は、 この送信先から配送されたセッショ ンキーでデータを暗号化し、 この暗号化データを送信する。 送信先では、 自身で 生成したセッションキーにより、 受け取ったデータを復号化するという構成を 1 つの特徴とするものである。
また、 上記のような動作を実現するために、 再生動作において、 携帯電話機側 がメモリ力一ドの生成するセッションキーを受け取るための公開暗号化鍵を K P pとし、 この公開暗号化鍵 K P pで喑号化されたデータを復号化できる秘密復号 鍵を鍵 K pとする。
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図 1 1は、 実施の形態 2のメモリカード 1 20に対応した配信サーバ 1 1の構 成を示す概略ブロック図である。 図 3に示した配信サーバ 10の構成と異なる点 は、 データ処理部 3 1 0における暗号化処理部 322は、 K s発生部 314から のセッションキー K sに基づいてではなく、 携帯電話機に装着されたメモリカー ドからセッションキー K s 1、 K s 2により暗号化されて送信され、 復号処理部 31 8により復号抽出されたセッションキー、 たとえば、 セッションキー K s l に基づいて、 暗号化処理部 320の出力をさらに暗号化して、 データバス BS 1 を介して通信装置 350に与える点である。
配信サーバ 1 1のその他の点は、 図 3に示した実施の形態 1の配信サーバ 1 0 の構成と同様であるので、 同一部分には同一符号を付してその説明は繰り返さな い。
図 1 2は、 実施の形態 2における携帯電話機 1 01の構成を説明するための概 略ブロック図である。
図 4に示した携帯電話機 100の構成と異なる点は、 まず、 メモリカード 1 2 0が装着されていること以外に、 携帯電話機 1 01は、 公開暗号化鍵 KPpを保 持して、 再生動作時に公開暗号化鍵 ΚΡ ρをデータバス B S 2に出力する ΚΡ ρ 保持部 1 524を備える構成となっていることである。
さらに、 携帯電話機 1 01は、 秘密復号鍵 Κ ρを保持する Κ ρ保持部 1 520 と、 この Κρ保持部 1 520から与えられる秘密復号鍵 Κρに基づいて、 データ バス B S 2を介してメモリカード 1 20から与えられる公開暗号化鍵 ΚΡ ρで喑 号化されたセッションキ一 K s 1を復号し抽出する復号処理部 1 522とをさら に備える構成となっている。 しかも、 暗号化処理部 1 504は、 この復号処理部
1 522から与えられるセッションキー K s 1により、 K s発生部 1 502から の自身のセッションキー Ksを暗号化してデータバス B S 2に出力する。
携帯電話機 1 01のその他の点は、 図 4に示した実施の形態 1の携帯電話機 1
00の構成と同様であるので、 同一部分には同一符号を付してその説明は繰り返 さない。
図 1 3は、 本発明の実施の形態 2のメモリカード 1 20の構成を説明するため の概略プロック図であり、 実施の形態 1の図 5と対比される図である。
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メモリカード 1 20の構成が、 メモリカード 1 1 0の構成と異なる点は、 ま ず、 メモリカード 1 20は、 このカード独自のセッションキ一 K s 1を発生する セッションキー K s 1発生部 1 432を備えることである。
さらに、 メモリカード 1 20は、 セッションキ一発生回路 1432で生成され たセッションキー K s 1を、 暗号化してデータバス B S 3に与えるための暗号化 処理部 1430を備える。
これに応じて、 メモリカード 1 20は、 さらに、 再生モードにおいて、 形態電 話機 1 01の公開暗号化鍵 K P pを受けて保持する K P p受理部 1407と、 移 動モードにおいて、 相手方 (移動先) の公開暗号化鍵 KP me d i a (n) を受 けて保持する KPme d i a受理部 1403と、 この KPme d i a受理部 14 03の出力と KP p受理部 1 407の出力とを受けて、 動作モ一ドに応じていず れか一方を出力する切換えスィツチ 1 436を備える。 切換えスィツチ 1436 は、 接点 P iおよび P hとを有し、 接点 P iは KP p受理部 1407と、 接点 P hは K Pm e d i a受理部 1 403とそれぞれ結合する。 暗号化処理部 1430 は、 切換えスィッチ 1436から与えられる公開暗号化鍵 KPme d i a (n) または公開暗号化鍵 KP pのいずれかにより、 K s 1発生部 1432からのセッ ションキー K s 1を暗号化して、 デ一タバス B S 3に与える。
すなわち、 切換えスィッチ 1 436は、 配信動作のとき、 および移動動作にお いて移動先となっているときは、 未使用状態であり、 再生動作の時は、 接点 P i の側に閉じており、 移動動作において移動元となっているときは、 接点 Phの側 に閉じている。
メモリカード 1 20は、 さらに、 接点 P e、 P f および P gを有し、 復号処理 部 1 404から与えられる音楽サーバからのセッションキー K sと、 K s 1発生 部 1432の出力と、 データバス B S 4から与えられる携帯電話機 1 01からの セッションキ一K sとを受けて、 動作モードに応じていずれか 1つを選択的に出 力する切換えスィツチ 1435を備える。 接点 P eには復号処理部 1404から の出力が、 接点 P iには K s 1発生部 1 432の出力が、 接点 Pgにはデ一タバ ス B S 4がそれぞれ結合している。 したがって、 暗号化処理部 1406と復号処 理部 141 0は、 この切換えスィツチ 1435から与えられるキーに基づいて、
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それぞれ、 暗号化処理および復号処理を行なう。
すなわち、 切換えスィッチ 1435は、 配信動作の場合に音楽サーバ 31から のセッションキー K s 1の抽出を行なうときは、 接点 P eの側に閉じており、 配 信動作の場合に音楽サーバ 3 1からの暗号化されたライセンスキー K c:、 ライセ ンス情報データについてセッションキー K s 1による復号を行なうときは、 接点 P f の側に閉じている。 切換えスィツチ 1435は、 再生動作において復号処理 を行なうときは、 接点 P f の側に閉じており、 再生動作において暗号化処理を行 なうときは、 接点 P gの側に閉じている。 切換えスィッチ 1435は、 移動動作 において移動元となっている場合に復号処理を行なうときは、 接点 P ίの側に閉 じており、 移動動作において移動元となっている場合に暗号化処理を行なうとき は、 接点 P gの側に閉じている。 切換えスィッチ 1435は、 移動動作において 移動先となっている場合に移動元のセッションキ一を受け取るときは、 接点 P e の側に閉じており、 移動動作において移動先となっている場合にライセンスキー K cおよびライセンス情報データ L i c e n s eを受け取るときは、 接点 P f の 側に閉じている。
メモリカード 1 20は、 さらに、 接点 F a、 P b、 P cおよび P d を有し、 K s 1発生部 1432から与えられる自身のセッションキ一 K s 1と、 KP c a r d保持部 1405の出力と、 データバス BS 5から与えられるライセンスキ— Kcと、 暗号化処理部 1414から与えられ、 相手方の公開暗号化鍵 KP c a r d (n) により暗号化されたライセンスキー K cおよびライセンス情報データ L i c e n s eを受けて、 動作モ一ドに応じていずれか 1つを選択的に出力する切 換えスィツチ 1409を、 切換えスィツチ 1408の替わりに備える。
接点 P aには K s 1発生部 1432からの出力が、 接点 P bには KP c a r d (1) 保持部 1405の出力が、 接点 P cにはデータバス B S 5力';、 接点 P dに は暗号化処理部 1414の出力が、 それぞれ結合している。 したがって、 暗号化 処理部 1406は、 この切換えスィツチ 1 409から与えられるデータに対し て、 それぞれ、 暗号化処理を行なう。
すなわち、 切換えスィッチ 1409は、 配信モードにおいて、 配信先となって いる場合に音楽サーバ 3 1に自身の公開暗号化鍵 KP c a r d (1) や自身のセ
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ッションキー K s 1を送信するときは、 順次、 接点 P bの側および接点 P aの側 に閉じる。 切換えスィッチ 1409は、 再生モードのときは、 接点 P cの側に閉 じており、 移動モードにおいて移動元となっているときは、 接点 P dの側に閉じ ている。 切換えスィッチ 1409は、 移動モードにおいて移動先となっている場 合にも移動元に自身の公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) や自身のセッションキー K s 1を送信するときは、 順次、 接点 P bの側および接点 P aの側に閉じる。 図 1 4および図 1 5は、 図 1 3で説明したメモリカード 1 20を用いた配信モ 一ドを説明するための第 1および第 2のフローチヤ一トである。
図 14および図 1 5においても、 ユーザ 1が、 メモリカード 1 20を用いるこ とで、 音楽サーバ 3 1から音楽データの配信を受ける配信モードの動作を説明し ている。
まず、 ユーザ 1の携帯電話機 1 01から、 ユーザによりタツチキー 1 1 08の キ一ボタンの操作等によって、 配信リクエストがなされる (ステップ S 1 0 0) 。
メモリカード 1 20においては、 この配信リクエス トに応じて、 KPme d i a (1) 保持部 1401から、 公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を音楽サーバ 3 1に対して送信する (ステップ S 102) 。 さらに、 メモリカード 1 20にお いては、 K s 1発生部 1432によりセッションキー K s 1が生成される (ステ ップ S 1 09) 。
音楽サーバ 31では、 メモリカード 1 20から転送された配信リクエストなら びに公開暗号化鍵 KPme d i a (1) を受信すると (ステップ S I 04) 、 受 信した公開暗号化鍵 KPme d i a (1) に基づいて、 認証サーバ 1 2に対して 照会を行ない、 正規のメモリ力一ドを用いたアクセスの場合は次の処理に移行し (ステップ S 1 06) 、 正規のメモリカードでない場合には、 処理を終了する (ステップ S 1 54) 。
照会の結果、 正規のメモリカードであることが確認されると、 音楽サーバ 31 では、 セッションキー発生部 3 1 4力 セッションキー K sを生成する。 さら に、 音楽サーバ 3 1内の暗号化処理部 3 1 6が、 受信した公開暗号化鍵 KPme d i a (1) により、 このセッションキー K sを暗号化して暗号化セッションキ
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一 [K s ] Km e d i a ( 1 ) を生成する (ステップ S 1 0 8) 。
続いて、 音楽サーバ 3 1は、 暗号化セッションキー [K s ] Kra e d i a ( 1 ) をデータバス B S 1に与える。 通信装置 3 5 0は、 暗号化処理部 3 1 6か らの暗号化セッションキ一 [K s ] Km e d i a ( 1 ) を、 通信網を通じて、 携 帯電話機 1 0 1のメモリカード 1 2 0に対して送信する (ステップ S 1 1 0) 。 携帯電話機 1 0 1力 暗号化セッションキ一 [K s ] Km e d i a ( 1 ) を受 信すると (ステップ S 1 1 2) 、 メモリカード 1 2 0においては、 メモリインタ フヱース 1 2 00を介して、 データバス B S 3に与えられた受信データを、 復号 処理部 1 4 04が、 秘密復号鍵 Km e d i a ( 1 ) で復号処理することにより、 セッションキー K sを復号し抽出する (ステップ S 1 1 4) 。
続いて、 配信モードにおいては, 切換えスィッチ 1 4 0 9は、 接点 P aまたは P bが順次閉じる状態が選択されるので、 暗号化処理部 1 4 0 6は、 接点 P aを 介してセッションキー発生部 1 4 3 2から与えられるセッションキー K s 1と接 点 P bを介して K P c a r d ( 1 ) 保持部 1 4 0 5から与えられる公開暗号化鍵 KP c a r d ( l ) (メモリカード 1 2 0に対する公開暗号化鐽) とを、 セッシ ョンキー K s により暗号化し (ステップ S 1 1 6 ) 、 データ [K P c a r d ( 1 ) 、 K s 1 ] Κ sを生成する (ステップ S 1 1 8) 。
携蒂電話機 1 0 1は、 暗号化処理部 1 4 0 6により暗号化されたデータ [KP c a r d ( 1 ) 、 K s 1 ] K sを音楽サーバ 3 1に対して送信する (ステップ S 1 2 0) 。
音楽サ一バ 3 1では、 通信装置 3 5 0によりデータ [KP c a r d ( 1 ) 、 K s 1 ] Κ sが受信され (ステップ S 1 2 2) 、 データバス B S 1に与えられたデ ータ [K P c a r d ( 1 ) 、 K s l ] K sを復号処理部 3 1 8が、 セッションキ 一 K sにより復号処理して、 公開暗号化鐽 KP c a r d ( 1 ) およびセッション キ一K s lを復号抽出する (ステップ S 1 2 4) 。
続いて、 配信制御部 3 1 2は、 配信情報データべ一ス 3 04等に保持されてい るデータを元に、 ライセンス I Dデータ等を含むライセンス情報データ L i c e n s eを生成する (ステップ S 1 2 6) 。
さらに、 音楽サーバ 3 1は、 暗号化コンテンツデータ [D c] K cを配信情報
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データベース 304より取得して、 通信装置 3 50を介して、 メモリカード 1 2 0に送信する (ステップ S 1 2 8) 。
携帯電話機 1 0 1が暗号化コンテンツデータ [D c] K cを受信すると (ステ ップ S 1 30) 、 メモリカード 1 20においては、 受信した暗号化コンテンツデ —タ [D c] K cをそのままメモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 1 3 2) 。
—方、 音楽サーバ 3 1は、 ライセンスキ一 K cを配信情報データベース 304 より取得し (ステップ S 1 34) 、 暗号化処理部 3 2 0は、 配信制御部 3 1 2か らのライセンスキー K cとライセンス情報データ L i c e n s eとを、 復号処理 部 3 1 8より与えられた公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) により暗号化処理する (ステップ S 1 36) 。
暗号化処理部 3 2 2は、 暗号化処理部 3 2 0により暗号化されたデータ [K c、 L i c e n s e] K c a r d (1) を受取って、 さらに、 メモリカード 1 2 0からのセッションキ一 K s 1により暗号化したデータをデータバス B S 1に与 える。 通信装置 3 50は、 暗号化処理部 3 2 2により暗号化されたデータ [ [K c , L i c e n s e] K c a r d ( l) ] K s lをメモリカード 1 20に対して 送信する。
携帯電話機 1 0 1がデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1) ] K s iを受信すると (ステップ S 1 42) 、 メモリカード 1 20においては、 復号 処理部 1 4 1 0が接点 P f を介して K s 1発生部 1 43 2から与えられるセッシ ヨンキ一 K s 1により復号処理を行ない、 データ [K c, L i c e n s e] K c a r d (1) を抽出し、 メモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 1 46) 。 さらに、 メモリカード 1 20においては、 コントローラ 1 420により制御さ れて、 復号処理部 1 4 1 6力 メモリ 1 4 1 2に格納されたデータ [K c , L i c e n s e] K c a r d (1 ) を復号し、 復号されたライセンス情報データ L i c e n s eを、 レジスタ 1 500に格納する (ステップ 1 48) 。
以上のような動作により、 メモリカード 1 2 0自身が、 暗号化コンテンツデ一 タを送る側 (音楽サーバ 3 1 ) に、 公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) およびセ ッシヨンキ一 K s 1を送信した上で、 配信を受けることができ、 メモリカード 1 20は、 音楽情報を再生可能な状態となる。
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さらに、 メモリカード 1 20から音楽サーバ 3 1へは、 配信受理が通知され、 音楽サーバ 3 1で配信受理を受信すると (ステップ S 1 50) 、 課金データべ一 ス 302にユーザ 1の課金データが格納され (ステップ S 1 52) 、 処理が終了 する (ステップ S 1 54) 。
図 1 6および図 1 7は、 携帯電話機 1 01内において、 メモリカード 1 20に 保持された暗号化コンテンツデータから、 音楽データであるコンテンツデータを 復号化し、 音楽として外部に出力するための再生モードを説明する第 1および第 2のフローチヤ一卜である。
図 16および図 1 7を参照して、 携帯電話機のタツチキー 1 1 08等からのュ —ザ 1の指示により、 再生リクエストがメモリカード 1 20に対して出力される (ステップ S 200) 。
メモリカード 1 20においては、 この再生リクエストに応じて、 コントローラ 1420は、 レジスタ 1 500に保持されるライセンス情報データ L i c e n s eに基づいて、 復号可能なデータに対するリクエストであるかを判断し (ステツ プ S 202) 、 再生可能と判断した場合は、 再生可能通知を携帯電話機 1 01に 対して送信する (ステップ S 240) 。 一方、 再生不可能と判断した場合は、 処 理を終了する (ステップ S 280) 。
再生可能と判断され、 メモリカード 1 20から再生可能通知が送信された場 合、 携帯電話機 10 丄では、 公開暗号化鍵 K P pをメモリカード 1 20に送信し (ステップ S 242) 、 K s発生部 1 502においてセッションキ一 K sを生成 する (ステップ S 244) 。
—方、 メモリカード 1 20も、 セッションキ一K s 1を生成する (ステップ S 240) 。 メモリカード 1 20は、 さらに、 データバス B S 2を介して携帯電話 機 101から受けとつた公開暗号化鍵 KP pによりセッションキ一K s 1を喑合 ィ匕し (ステップ S 248) 、 生成された暗号化セッションキ一 [K s 1 ] Kpを 携帯電話機 1 01に対して送信する (ステップ S 250) 。
携帯電話機 101では、 メモリカード 1 20からの暗号化セッションキー [Κ s i] Kpを受信すると、 復号処理部 1 522力 秘密復号鍵 Kpにより復号化 してメモリカード 12 (3で生成したセッションキー K s 1を抽出する (ステップ
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S 252) 。 続いて、 携帯電話機 1 01の暗号化処理部 1 504は、 携帯電話機 1 0 1で生成したセッションキ一 K sをセッションキー K s 1により暗号化し て、 暗号化セッションキー [K s] K s 1を生成し (ステップ S 254) 、 この 喑号化セッションキ一 [K s] K s 1をメモリ力一ド 1 20に対して送信する (ステップ S 256) 。
メモリカード 1 20は、 データバス B S 2を介して、 携帯電話機 101により 生成された暗号化セッションキー [K s] K s lを受け取り、 セッションキ一 K s 1により復号し、 携帯電話機 101で生成したセッションキー K sを抽出する (ステップ S 258) 。
続いて、 メモリカード 1 20は、 メモリ 1 4 1 2から、 暗号化されているデ一 タ 「 。, L i c e n s e] Kc a r d (1) を読み出し、 復号処理部 141 6 が復号処理を行なう (ステップ S 260) 。
秘密復号鍵 Kc a r d (1) により、 メモリ 141 2から読み出されたデータ を復号可能な場合 (ステップ S 262) 、 ライセンスキー K cが抽出される (ス テツプ S 264) 。 一方、 復号不可能の場合、 処理は終了する (ステップ S 28
0) 。
メモリ 141 2から読み出されたデータを復号可能な場合は、 さらに、 レジス タ 1 500内のライセンス情報データ L i c e n s eのうち、 再生回数に関する データが変更される (ステップ S 266) 。
続いて、 メモリカード 1 20においては、 暗号化処理部 1406力 抽出した セッションキ一 K sにより、 ライセンスキー K cを暗号化し (ステップ S 26 8) 、 暗号化ライセンスキー [Kc] K sをデータバス B S 2に与える (ステツ プ S 270) 。
携帯電話機 1 01の復号処理部 1 506は、 セッションキー K sにより復号化 処理を行なうことにより、 ライセンスキー K cを取得する (ステップ S 2 7 2) 。
続いて、 メモリカード 1 20は、 暗号化コンテンツデータ [D c] Kcをメモ リ 14 1 2から読み出し、 データバス B S 2に与える (ステップ S 274) 。 携帯電話機 1 01の音楽再生部 1 508は、 暗号化コンテンッデータ [D c ]
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K cを、 抽出されたライセンスキー K cにより復号処理して平文のコンテンツデ —タを生成し (ステップ S 276) 、 音楽信号を再生して混合部 1 5 10に与え る (ステップ S 2 76) 。 デジタルアナ口グ変換部 1 51 2は、 混合部 1 510 からの音楽信号を受け取って変換し、 外部に再生された音楽を出力し、 処理が終 了する (ステップ S 232) 。
このような構成とすることで、 メモリカード自身および携帯電話自身が、 それ ぞれセッションキー K s 1または K sを生成し、 これにより暗号化されたデータ の授受を行なった上で、 再生動作を行なうことが可能となる。
図 1 8および図 1 9は、 2つのメモリカード間において、 コンテンツデータお よびキーデータ等の移動モ一ドまたは複製モードを行なう処理を説明するための 第 1および第 2のフローチャートである。
まず、 携帯電話機 1◦ 1と同様の構成を有する携帯電話機 1 03が送信側であ り、 携帯電話機 1 0 1が受信側であるものとする。 また、 携帯電話機 1 03に も、 メモリ力一ド 1 20と同様の構成を有するメモリカード 1 22が装着されて いるものとする。
携帯電話機 1 03は、 まず、 自身の側のメモリカード 122および携帯電話機 101に対して、 移動リクエストまたは複製リクエストを出力する (ステップ S 300) 。
メモリカード 1 22は、 これに応じて、 メモリ 1412内の暗号化コンテンツ データ [D c] Kcを読み出して、 メモリカード 1 20に対して出力し (ステツ プ S 302) 、 一方、 携帯電話機 101は、 携帯電話機 1 03からのリクエスト を受信し (ステップ S 301) 、 メモリカード 1 20では、 暗号化コンテンツデ ータ [D c] Kcをメモリ 141 2に格納する (ステップ S 304) 。
続いて、 携帯電話機 1 03および 101においては、 ステップ S 300におい て与えられたリクエス 卜が、 「移動リクエス ト」 であるか 「複製リクエス ト」 で あるかが判断され (ステップ S 306、 ステップ S 306 ') 、 「移動リクエス ト J である場合、 メモリカード 120は、 公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を 携帯電話機 1 0 ].に出力し (ステップ S 308) 、 携帯電話機 1 01は、 公開暗 号化鍵 KPme d i a (1) を携帯電話機 1 03に対して送信する (ステップ S
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3 1 0) 。
携帯電話機 1 0 3が、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1 ) を受信し (ステップ S 3 1 2) 、 メモリカード 1 2 2に転送すると (ステップ S 3 1 3) 、 メモリ力 ード 1 22の K s 2発生回路 1 4 3 2は、 セッションキ一 K s 2を生成し (ステ ップ S 3 1 4) 、 公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を用いて、 暗号化処理部 1
43 0がセッションキー K s 2を暗号化する (ステップ S 3 1 5) 。
携帯電話機 1 0 3は、 暗号化セッションキー [K s 2] KPme d i a ( 1 ) を携帯電話機 1 0 1に対して送信する (ステップ S 3 1 6) 。 携帯電話機 1 0 1 は、 喑号化セッションキ一 [K s 2] KP me d i a (1) を受信すると (ステ ップ S 3 1 8) 、 メモリカード 1 20に伝達し、 メモリカード 1 20は、 復号処 理部 1 404が復号して、 セッションキー K s 2を受理し、 さらに、 セッション キー生成部 1 43 2で、 メモリ力一ド 1 20におけるセッションキー K s 1が生 成される (ステップ S 320) u
メモリカード 1 20においては、 セッションキ一 K s 2によりメモリカード 1 20の公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) およびセッションキ一 K s 1を暗号化し て (ステップ S 3 2 2) 、 携帯電話機 1 0 1から携帯電話機 1 03に対して暗号 化されたデータ [KP c a r d ( 1) 、 K s 1 ] K s 2を送信する (ステップ S 3 24) 。 携帯電話機 1 03は、 データ [KP c a r d ( 1) 、 K s 1 ] K s 2 を受信し (ステップ S 32 6) 、 メモリカード 1 22に転送する。
メモリカード 1 22においては、 復号処理部 1 4 1 0力、 メモリカード 1 20 から送信された暗号化データ [KP c a r d (1) 、 K s l] K s 2をセッショ ンキー K s 2により復号化して、 メモリ力一ド 1 20の公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) 、 セッションキー K s 1を復号抽出する (ステップ S 3 30) 。
続いて、 メモリカード 1 22においては、 メモリ 1 4 1 2からメモリカード 1 2 2の公開暗号化鍵 KP c a r d (2) により暗号化されているライセンスキー K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eに対応する [K c、 L i c e n s e] K c a r d (2) が読み出される (ステップ S 3 3 2) 。
続いて、 メモリカード 1 22の復号処理部 1 4 1 6力 秘密復号鍵 K c a r d (2) により、 [K c、 L i c e n s e] K c a r d (2) を復号処理する (ス
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テツプ S 3 34 ) 。
メモリカード 1 2 2のコントローラ 1 4 2 0は、 このようにして復号されたラ ィセンス情報データ L i c e n s eの値を、 レジスタ 1 500内のデータ値と置 換する (ステップ S 3 36) 。
さらに、 メモリカード 1 22の暗号化処理部 1 4 1 4は、 復号処理部 1 4 1 0 において抽出されたメモリカード 1 2 0における公開暗号化鍵 K P c a r d ( 1 ) により、 ライセンスキー K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eとを 暗号化する (ステップ S 3 3 8) 。
メモリカード 1 2 2の暗号化処理部 1 4 1 4により喑号化されたデータは、 切 換えスィッチ 1 40 9 (接点 P dが閉じている) を介して、 さらに、 暗号化処理 部 1 406に与えられ、 メモリカード 1 2 2の暗号化処理部 1 406は、 データ [Kc, L i c e n s e] K c a r d (1 ) をセッションキー K s 1により喑号 ィ匕してデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K s 1を生成する (ステップ S 340) 。
続いて、 メモリカード 1 2 2は、 携帯電話機 1 0 3に対してデータ [ [K c,
L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K s 1を出力し (ステップ S 34 2) 、 携 帯電話機 1 0 3はデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d (1 ) ] K s 1 を携帯電話機 1 0 1に対して送信する (ステップ S 344) 。
携帯電話機 1 0 1が受信したデータ [ [K c , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K s lは (ステップ S 3 4 6) 、 メモリカード 1 20に対して伝達さ れ、 メモリカード 1 2 0の復号処理部 1 4 1 0は、 喑号化されたデータ [ [K c , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K s lを復号して、 データ [K c , L i c e n s e] K c a r d (1) を受理する (ステップ S 34 8) 。
メモリカード 1 20においては、 復号処理部 1 4 1 0により、 セッションキー K s 1に基づいて復号化処理されたデ一タ [K c , L i c e n s e] K c a r d (1) をメモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 3 5 0) 。 さらに、 メモリカー ド 1 20においては、 復号処理部 1 4 1 6力 秘密復号鍵 K c a r d (1 ) に基 づいて、 データ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を復号し、 復号され たライセンス情報データ L i c e n s eをレジスタ 1 5 00に格納する (ステツ
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プ S 3 5 2 ) 。
以後の移動モードにおける処理ならびに複製モードにおけるメモリ力一ド 1 2 0および 1 2 2の処理は、 図 9および図 1 0で説明した実施の形態 1のメモリ力 —ド 1 1 0、 1 1 2等の処理と同様であるので、 その説明は繰り返さない。 このような構成とすることで、 移動元および移動先のメモリカード自身が、 セ ッションキーをそれぞれ生成した上で、 移動モードを行なうが可能となる。 したがって、 データバス上等で伝達されるデータのライセンスキ一K cおよび ライセンス情報データ L i c e n s eを暗号化する鍵が、 セッションごとに、 つ、 機器ごとに変更されるので、 ライセンスキー K cおよびライセンス情報デー タ L i c e n s eの授受のセキュリティが一層向上するという効果がある。 しかも、 以上のような構成を用いることで、 たとえば、 メモリカード 1 2 2力 らメモリ力一ド 1 2 0へのデータの移動を、 上述したようなセッションキー発生 回路 1 5 0 2を有する携帯電話端末を介さずに、 メモリ力一ドとメモリカードと を接続可能なインタフェース機器により行なうことも可能となり、 ユーザの利便 性が一層向上するという効果がある。
ここで、 移動時には、 再生回数を制限するライセンス情報データ内の設定につ いては、 メモリ 1 4 1 2に記録されたライセンス情報データを、 レジスタ 1 5 0 0にて再生の都度修正された再生回数を記録したライセンス情報データに変更す ることで、 ライセンス情報データを更新する。 このようにして、 メモリカード間 をコンテンツデータが移動しても、 再生回数に制限があるコンテンツデータの再 生回数は、 配信時に決められた再生回数の制限を越えることがないようにするこ とが可能である。
[実施の形態 3 ]
実施の形態 3のデータ配信システムにおいては、 ユーザは、 配信キャリアであ る携帯電話会社から暗号化コンテンツデータの配信を受けるのではなく、 たとえ ば、 街頭などに設置されているコンテンツデ一タ販売機から喑号化コンテンツデ —タの供給を受ける構成となっていることを 1つの特徴とする。
図 2 0は、 このような実施の形態 3のデータ配信システムの構成を説明するた めの概念図である。 なお、 携帯電話機 1 0 0およびメモリカード 1 1 0の構成は
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実施の形態 1で説明したものと同様であるので、 その説明は繰り返さない。 図 2 0を参照して、 コンテンツデータ販売機 2 0 0 0は、 ユーザに対して配信 作業における案內等を出力するためのディスプレイ 2 0◦ 2と、 ユーザから指示 を入力するためのキーボード 2 0 0 4と、 料金投入口 2 0 0 6と、 携帯電話機 1 0 0とコネクタ 1 1 2 0を介してデータの授受を行なうための外部コネクタ 2 0 1 0とを備える。 さらに、 コンテンツデータ販売機 2 0◦ 0は、 携帯電話網等の 通信路を介して、 販売記録等を管理するための管理サーバ 2 2 0 0と接続してい る。
図 2 1は、 実施の形態 3のコンテンツデータ販売機 2 0 0 0の構成を示す概略 ブロック図である。 コンテンツデータ販売機 2 0 0 0は、 上述したように、 ディ スプレイ 2 0 0 2と、 キーボード 2 0 0 4と、 料金投入口 2 0 0 6からの投入金 を受ける料金受理部 2 0 2 0と、 外部コネクタ 2 0 1 0と、 コネクタ 2 0 1 0と データバスとの間に設けられるインタフェース部 2 0 1 2と、 コンテンツデータ (音楽データ) を所定の方式に従って暗号化したデータや、 ライセンス情報デー タ等の配信情報を保持するための配信情報データべ一ス 3 0 4と、 管理サーバ 2 2 0 0との間で情報の授受をするための通信装置 3 6 0と、 配信情報データべ一 ス 3 0 4および管理サーバ 2 2 0 0からのデータをデータバス B S 1を介して受 取り、 所定の暗号化処理を行なうためのデータ処理部 2 1 0 0とを備える。
データ処理部 2 1 0 0中は、 実施の形態 1と同様に、 データバス B S 1上のデ ータに応じて、 データ処理部 2 1 0 0の動作を制御するための配信制御部 3 1 2 と、 配信制御部 3 1 2に制御されて、 セッションキ一 K sを発生するためのセッ ションキー発生部 3 1 4と、 セッションキ一発生部 3 1 4より生成されたセッシ ヨンキ一 K sを、 カード媒体に固有な公開暗号化鍵 K P m e d i a ( n ) により 暗号化して、 データバス B S 1に与えるための暗号化処理部 3 1 6と、 各ュ一ザ の携帯電話機においてセッションキー K sにより暗号化されたうえでコネクタ 2 0 1 0から与えられたデータをデータバス B S 1を介して受けて、 復号処理を行 なう復号処理部 3 1 8と、 復号処理部 3 1 8により抽出された公開暗号化鍵 K P c a r d ( n ) を用いて、 ライセンス情報データを配信制御部 3 1 2に制御され て暗号化するための暗号化処理部 3 2 0と、 暗号化処理部 3 2 0の出力を、 さら
41
にセッションキ一 K sにより暗号化して、 データバス B S 1を介してコネクタ 2 01 0に与える暗号化処理部 322とを含む。
図 22および図 23は、 図 20および図 21で説明したデータ配信システムに おける配信モ一ドを説明するための第 1および第 2のフローチャートである。 図 22および図 23においては、 ユーザ 1が、 メモリカード 1 10を用いるこ とで、 コンテンツデータ販売機 2000から音楽データの配信を受ける場合の動 作を説明している。
まず、 ユーザが、 コンテンツデータ販売機 2000のキ一ボード 20◦ 4のキ 一ボタンの操作等によって、 配信リクエス トを指示する (ステップ S 400) 。 コンテンツデータ販売機 2000は、 メモリカード 1 1 0に対して公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) の送 ί言依頼を出力する (ステップ S 402) 。
メモリカード 1 1 0においては、 この公開暗号化鍵 KPme d i a (1) の送 信依頼に応じて、 KPme d i a ( 1 ) 保持部 1401から、 公開暗号化鍵 K P me d i a (1) を携帯電話機丄 00に対して出力する (ステップ S 406) 。 携帯電話機 100がコンテンツデータ販売機 2000に公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を送信し (ステップ S 408) 、 コンテンツデータ販売機 2000 、 メモリカード 1 10から転送された公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を受 信すると (ステップ S 410) 、 ディスプレイ 2002を介してユーザに料金投 入を案内し、 料金徴収を行なう (ステップ S 41 2) 。 続いて、 コンテンツデ一 タ販売機 2000は、 セッションキー発生部 3 14が、 セッションキ一 K sを生 成する。 さらに、 コンテンツデータ販売機 2000内の暗号化処理部 31 6力 受信した公開暗号化鍵 KPme d i a (1) により、 このセッションキ一K sを 暗号化して暗号化セッションキー [K s] Kme d i a (1) を生成する (ステ ップ S 414) 。
続いて、 コンテンツデータ販売機 2000は、 暗号化セッションキー [K s]
Kme d i a (1) をデータバス B S 1に与え、 コネクタ 2010から出力する (ステップ S 41 6) 。 携帯電話機 1 00は、 この暗号化セッションキー [K s] Kme d i a (1) を受信すると、 メモリカード 1 1 0に転送する (ステツ プ S 41 8) 。
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メモリカード 1 10においては、 メモリインタフェース 1 200を介して、 デ —タバス B S 3に与えられた暗号化セッションキ一 [K s] Kme d i a (1 ) を、 復号処理部 1404が、 秘密復号鍵 Kme d i a (1) により復号処理する ことにより、 セッションキー K sを復号し抽出する (ステップ S 420) 。
続いて、 配信モードにおいては、 切換えスィッチ 1408は、 接点 P aが閉じ る状態が選択されているので、 暗号化処理部 1406は、 接点 P aを介して KP c a r d (1) 保持部 1405から与えられる公開暗号化鍵 K P c a r d (1) を、 セッションキー K sにより暗号化し (ステップ S 422) 、 デ一タ [KP c a r d ( 1 ) ] K sを生成する (ステップ S 424) 。
.携帯電話機 100は、 暗号化処理部 1406により暗号化されたデータ [KP c a r d (1) ] K sをコンテンツデータ販売機 200◦に対して送信する (ス テツプ S 426 ) 。
コンテンツデータ販売機 2000では、 コネクタ 201 0を介してデータ [K P c a r d (1) ] K sが受信され (ステップ S 428) 、 データバス B S 1に 与えられたデータ [KP c a r d ( 1 ) ] K sを復号処理部 3 1 8力 、 セッショ ンキー K sにより復号処理して、 公開暗号鍵 KP c a r d (1) を復号抽出する (ステップ S 430) 。
続いて、 配信制御部 31 2は、 配信情報データベース 304等に保持されてい るデータを元に、 ライセンス i Dデータ等を含むライセンス情報データ L i c e n s eを生成する (ステップ S 432) 。
さらに、 コンテンツデータ販売機 2000は、 暗号化コンテンツデータ [D c] K cを配信情報データベース 304より取得して、 コネクタ 2010を介し て、 携帯電話機 100に送信する (ステップ S 434) 。
携帯電話機 100が暗号化コンテンツデータ [Dc] Kcを受信すると (ステ シプ S 436) 、 メモリカード 1 10においては、 受信した喑号コンテンツデ一 タ [D c] Kcをそのままメモリ 141 2に格納する (ステップ S 438) 。
—方、 コンテンツデータ販売機 2000は、 ライセンスキ一 K cを配信情報デ —タベース 304より取得し (ステップ S 440) 、 暗号化処理部 320は、 酉己 信制御部 31 2からのライセンスキ一K cとライセンス情報データ L i c e n s
43
eとを、 復号処理部 3 1 8より与えられた公開暗号化鍵 KP c a r d (1 ) によ り暗号化処理する (ステップ S 44 2) 。
暗号化処理部 3 2 2は、 暗号化処理部 3 2◦により暗号化されたデータ [K c、 L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を受取って、 さらにセッションキ一 K s により喑号ィヒしたデータをデータバス B S 1に与え、 暗号化処理部 3 22により 暗号化されたデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d (l) ] K sがメモ リカード 1 1 0に対して送信される (ステップ S 446) 。
携帯電話機 1 00がデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d (1) ] K sを受信すると (ステップ S 44 8) 、 メモリカード 1 1 ◦においては、 復号処 理部 1 4 1 0がセッションキー K sにより復号処理を行ない、 データ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を抽出し、 メモリ 1 4 1 2に格納する (ステツ プ S 45 2) 。
さらに、 メモリカード 1 1 0においては、 コントローラ 1 420により制御さ れて、 復号処理部 1 4 1 6力;、 メモリ 1 4 1 2に格納されたデータ [K c, L i c e n s e] K c a r d (l ) を復号し、 復号されたライセンス情報データ L i c e n s eを、 レジスタ 1 500に格納する (ステップ S 458) 。
以上のような動作により、 メモリカード自身が、 セッションキー K sを送る側 (コンテンツデータ販売機 2000) に、 公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を 送信した上で、 配信を受けることができ、 メモリカード 1 1 0に格納された暗号 化コンテンツデータを用いて音楽を再生可能な状態となる。
さらに、 メモリカード 1 1 0からコンテンツデータ販売機 2000へは、 携帯 電話機 1 00を介して配信受理が通知され (ステップ S 460) 、 コンテンツデ —タ販売機 2000で配信受理を受信すると (ステップ S 46 2) 、 管理サーバ に販売記録が送信され (ステップ S 464) 、 処理が終了する (ステップ S 46 6) 0
以上のような構成により、 ユーザは、 より簡易に暗号化された音楽データ等の 配信を受けることができる。
[実施の形態 3の変形例]
実施の形態 3のデータ配信システムにおいては、 メモリカード 1 1 0は、 携帯
44
0 0を介して、 コンテンツデータ販売機 2 0 0 0から暗号化コンテンツ データの配信を受ける構成であった。
しかしながら、 図 2 1に示したコンテンツデータ販売機 2 0 0 0の構成におい て、 コネクタ 2 0 1 0の代わりに、 メモリカード 1 1 0との間のインタフェース のためのメモリスロッ トを設ける構成とすれば、 携帯電話機 1 0 0を介すること なく、 メモリカード 1 1 0とコンテンツデータ販売機 2 0 0 0とが直接データの 授受を行なうことが可能である。
図 2 4は、 このような実施の形態 3の変形例のコンテンツデータ販売機 2 0 0
1の構成を示す概念図である。 図 2 0に示した実施の形態 3のコンテンツデータ 販売機 2 0 0 0の構成と異なる点は、 外部コネクタ 2 0 1 0の代わりに、 メモリ 力一ドを挿入できる力一ドス口ット 2◦ 3 0が設けられ、 この力一ドス口ット 2
0 3◦がィンタフユース部 2 0 1 2を介して、 データバス B S 1とデータの授受 をする構成となっている点である。
図 2 5および図 2 6は、 実施の形態 3の変形例のデータ配信システムにおける 配信モードを説明するための第 1および第 2のフローチヤ一トである。
図 2 2および図 2 3に示した実施の形態 3の配信モードとは、 携帯電話機 1 0
0を介さずに、 メモリカード 1 1 0とコンテンツデータ販売機 2 0 0 1がデータ の授受をする点を除いては、 同様の処理であるので、 同一処理には同一符号を付 して、 その説明は橾り返さない。
以上のような構成および動作により、 一層簡易に、 ユーザは喑号化された音楽 データ等の配信を受けることができる。
しかも、 メモリカードが独立して、 暗号化コンテンツデータの配信を受け、 格 納できるので、 コンテンツデータの再生を行なう手段の選択の幅が広がり、 より ユーザの利便性が向上するという利点もある。
[実施の形態 4 ]
図 2 7は、 実施の形態 4のコンテンツデータ販売機 3 0 0 0の構成を説明する ための概略ブロック図である。 図 2 1に示したコンテンツデータ販売機 2 0 0 0 の構成と異なる点は、 対象となるメモリカードが実施の形態 2のメモリ力一ド 1 2 0であり、 かつ使用される端末が携帯電話機 1 0 1である点、 およびこれに対
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応して、 データ処理部 2 1 00における暗号化処理部 322は、 K s発生部 3 1 4からのセッションキー K sに基づいてではなく、 携帯電話機に装着されたメモ リカードからセッションキ一K sにより暗号化されて送信され、 復号処理部 3 1 8により復号抽出されたセッションキー、 たとえば、 セッションキ一 K s lに基 づいて、 暗号化処理部 320の出力をさらに暗号化して、 データバス BS 1を介 してインタフェース部 201 2およびコネクタ 201 0に与える点である。 コンテンツデータ販売機 3000のその他の点は、 図 21に示した実施の形態 3のコンテンツデータ販売機 2000の構成の構成と同様であるので、 同一部分 には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
また、 携帯電話機 1 01およびメモリカード 1 10の構成も実施の形態 2で説 明したものと同様であるので、 その説明も繰り返さない。
図 28および図 29は、 図 27で説明したデータ配信システムにおける配信モ 一ドを説明するための第 1および第 2のフローチヤ一トである。
図 28および図 29においては、 ユーザ 1力 メモリカード 1 20を用いるこ とで、 コンテンツデータ販売機 3000から音楽データの配信を受ける場合の動 作を説明している。
まず、 ユーザが、 コンテンツデータ販売機 3000のキーボード 2004のキ —ボタンの操作等によって、 配信リクエス トを指示する (ステップ S 500) 。 コンテンツデータ販売機 3000は、 メモリ力一ド 1 1 0に対して公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) の送信依頼を出力する (ステップ S 502) 。
メモリカード 1 20においては、 この公開暗号化鍵 KPme d i a (丄) の送 信依頼に応じて、 KPme d i a ( 1 ) 保持部 1401から、 公開暗号化鍵 K P me d i a (1) をコンテンツデータ販売機 3000に対して送信する (ステツ プ S 506) 。 さらに、 メモリ力一ド 1 20においては、 K s 1発生部 1432 によりセッションキー K s 1が生成される (ステップ S 5 1 5) 。
携帯電話機 1 01がコンテンツデータ販売機 3000に公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を送信し (ステップ S 508) 、 コンテンツデータ販売機 3000 力 メモリカード 1 20から転送された公開暗号化鍵 KPme d i a ( 1 ) を受 信すると (ステップ S 5 10) 、 ディスプレイ 2002を介してユーザに料金投
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入を案内し、 料金徴収を行なう (ステップ S 5 1 2) 。 続いて、 コンテンツデ一 タ販売機 3 000は、 セッションキ一発生部 3 1 4力;、 セッションキー K sを生 成する。 さらに、 コンテンツデータ販売機 3000内の暗号化処理部 3 1 6が、 受信した公開暗号化鍵 KPm e d i a ( 1 ) により、 このセッションキ一 K sを 暗号化して暗号化セッションキー [K s ] Kme d i a ( 1 ) を生成する (ステ ップ S 5 1 4 ) 。
続いて、 コンテンツデータ販売機 3000は、 暗号化セッションキー [K s] Km e d i a ( 1 ) をデータバス B S 1に与え、 コネクタ 20 1 0から出力する (ステップ S 4 1 6) 。 携帯電話機 1 0 1は、 この暗号化セッションキ一 [K s] Kme d i a ( 1 ) を受信すると、 メモリカード 1 20に転送する (ステツ プ S 5 1 8) 。
メモリカード 1 20においては、 メモリインタフェース 1 200を介して、 デ ータバス B S 3に与えられた暗号化セッシヨンキー [K s ] Km e d i a (1 ) を、 復号処理部 1 404が、 秘密復号鍵 Kme d i a ( 1 ) により復号処理する ことにより、 セッションキー K sを復号し抽出する (ステップ S 520) 。 続いて、 暗号化処理部 1 406は、 KP c a r d ( 1) 保持部 1 405から与 えられる公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1) および K s 1発生咅 β 1 4 3 2からのセ ッションキー K s 1を、 セッションキー K sにより暗号化し (ステップ S 5 2 2) 、 データ [KP c a r d (1) 、 K s l] K sを生成する (ステップ S 5 2 4) 。
携帯電話機 1 0 1は、 暗号化処理部 1 406により暗号化されたデータ [KP c a r d ( 1) 、 K s l] K sをコンテンツデータ販売機 3000に対して送信 する (ステップ S 5 26) 。
コンテンツデータ販売機 3 000では、 コネクタ 20 1 0を介してデータ [K P c a r d ( 1) , K s l ] K sが受信され (ステップ S 5 28) 、 データバス B S 1に与えられたデータ [KP c a r d ( 1) 、 s l] K sを復号処理部 3 1 8力;、 セッションキ一 K sにより復号処理して、 公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) およびセッションキ一K s 1を復号抽出する (ステップ S 5 3 0) 。 続いて、 配信制御部 3 1 2は、 配信情報データベース 3 04等に保持されてい
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るデータを元に、 ライセンス I Dデータ等を含むライセンス情報データ L i c e n s eを生成する (ステップ S 5 3 2) 。
さらに、 コンテンツデータ販売機 3 0 0 0は、 暗号化コンテンツデータ [D c] K cを配信情報データベース 304より取得して、 コネクタ 20 1 0を介し て、 携帯電話機 1 0 1に送信する (ステップ S 5 34) 。
携帯電話機 1 0 1が暗号化コンテンツデータ [D c] K cを受信すると (ステ ップ S 5 3 6) 、 メモリカード 1 20においては、 受信した暗号化コンテンツデ ータ [D c] K cをそのままメモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 5 3 8) 。
—方、 コンテンツデータ販売機 3000は、 ライセンスキ一K cを配信情報デ ータベース 304より取得し (ステップ S 540) 、 暗号化処理部 3 20は、 配 信制御部 3 1 2からのライセンスキ一 K cとライセンス情報データ L i c e n s eとを、 復号処理部 3 1 8より与えられた公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1) によ り暗号化処理する (ステップ S 542) 。
暗号化処理部 3 2 2は、 暗号化処理部 3 2 0により暗号化されたデータ [K c、 L i c e n s e] K c a r d (1) を受取って、 さらにセッションキー K s 1により暗号化したデータをデータバス B S 1に与え、 暗号化処理部 3 2 2によ り喑号化されたデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d (l) ] K s lが 携帯電話機 1 0 1に対して出力される (ステップ S 546) 。
携帯電話機 1 0 1がデータ [ [K c, L i c e n s e] Kc a r d (1) ] K s iを受信すると (ステップ S 548) 、 メモリカード 1 20においては、 復号 処理部 1 4 1 0がセッションキー K s 1により復号処理を行ない、 データ [K c , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を抽出し、 メモリ 1 4 1 2に格納する
(ステップ S 5 52) 。
以下の処理は、 図 2 2および図 2 3に示した実施の形態 3の処理と同様である ので、 その説明は繰り返さない。
以上のような構成により、 ユーザは、 より簡易に暗号化された音楽データ等の コンテンツデータ配信を受けることができる。
しかも、 データバス上等で伝達されるデータの暗号化キーが、 セッションごと に、 かつ、 機器ごとに変更されるので、 データ授受のセキュリティが一層向上す
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るという効果がある。
[実施の形態 4の変形例]
実施の形態 4のデータ配信システムにおいては、 メモリカード 1 2 0は、 携帯 電話機 1◦ 1を介して、 コンテンツデータ販売機 3 0 0 0から暗号化コンテンツ データの配信を受ける構成であった。
しかしながら、 図 2 7に示したコンテンツデータ販売機 3 0 0 0の構成におい て、 実施の形態 3の変形例と同様に、 コネクタ 2 0 1 0の代わりに、 メモリ力一 ド 1 2 0との間のィンタフエ一スのためにメモリスロッ トを設ける構成とすれ ば、 携帯電話機 1 0 1を介することなく、 メモリカード 1 2 0とコンテンツデ一 タ販売機 3 0 0 0とが直接データの授受を行なうことが可能である。
このような実施の形態 4の変形例のコンテンツデータ販壳機 3 0 0 1の構成 は、 データ処理部 2 1 0 0の構成を除いて、 図 2 4に示した実施の形態 3の変形 例の構成と同様である。
すなわち、 実施の形態 4の変形例のコンテンツデータ販売機 3◦ 0 1の構成 は、 図 2 7に示した実施の形態 4のコンテンツデータ販売機 3 0 0 0の構成と異 なり、 外部コネクタ 2 0 1 0の代わりに、 メモリカードを挿入できる力一ドス口 ット 2 0 3 0が設けられ、 この力一ドスロット 2 0 3 0がインタフェース部 2 0 1 2を介して、 データバス B S 1とデータの授受をする構成となっている。 図 3 0および図 3 1は、 実施の形態 4の変形例のデータ配信システムにおける 配信モードを説明するための第 1および第 2のフローチヤ一トである。
図 2 8および図 2 9に示した実施の形態 3の配信モードとは、 携帯電話機 1 0 1を介さずに、 メモリカード 1 2 0とコンテンツデータ販売機 3 0 0 1がデータ の授受をする点を除いては、 同様の処理であるので、 同一処理には同一符号を付 して、 その説明は繰り返さない。
以上のような構成および動作により、 一層簡易に、 ユーザは喑号化された音楽 データ等の配信を受けることができる。
しかも、 メモリカードが独立して、 暗号化コンテンツデータの配信を受け、 格 納できるので、 音楽の再生を行なう手段の選択の幅が広がり、 よりユーザの利便 性が向上するという利点もある。
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[実施の形態 5 ]
実施の形態 5の配信サーバ 1 2、 携帯電話機 1 0 5およびメモリカード 1 40 は、 以下に説明するように、 実施の形態 2の配信サーバ丄 1、 携帯電話機 1 0 1 およびメモリカード 1 20の構成とは、 以下の点で異なることを特徴とする。 すなわち、 実施の形態 5の携帯電話機 1 05では、 たとえば、 あらかじめ配信 システムにおける認証機構等の管理部門にこの携帯電話機 1 0 5を登録する際 に、 この携帯電話機 1 05に割当てられた公開喑号鍵 KP pおよび証明データ C r t f とを公開復号鍵 (公開認証鍵) KPma s t e rにより暗号化された形で 記録保持する手段を有している。
同様に、 実施の形態 5のメモリ力一ド 1 40でも、 たとえば、 あらかじめ配信 システムにおける認証機構等の管理部門にこのメモリカード 1 40を登録する際 に、 このメモリカードに割当てられた公開喑号鍵 KPme d i aおよび証明デ一 タ C r t f とを公開復号鍵 (公開認証鍵) KPm a s t e rにより暗号化された 形で記録保持する手段を有している。
ここで、 メモリカード 1 40および実施の形態 5の配信サーバ 1 2には、 この 公開復号鍵 (公開認証鍵) KPma s t e rを記録保持する手段を有している。 この公開復号鍵 (公開認証鍵) KPma s t e rは、 システム中でデータ出力を 行なう全ての機器がセッションキーのやりとりに対して、 相互にデータの授受を 行なえる機器であることの証明と、 セッションキーを相手方に送付する際に用レヽ る暗号化鍵の獲得に用いるシステム共通の復号鍵である。
以下、 さらに、 実施の形態 5の携帯電話機 1 0 5、 メモリカード 1 40および 配信サーバ 1 2の構成をより詳しく説明する。
図 3 2は、 実施の形態 5における携帯電話機 1 05の構成を説明するための概 略ブロック図である。
図 1 2に示した実施の形態 2の携帯電話機 1 ◦ 1の構成と異なる点は、 KP p 保持部 1 5 24の替わりに、 公開復号鍵 (公開認証鍵) KPma s t e rにより 喑号化された、 公開暗号鍵 K P pおよび証明データ C r t f を保持するための [KP p, C r t f ] K P m a s t e r保持部 1 5 2 5を備える構成となってい ることである。
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携帯電 機 1 05のその他の点は、 図 12に示した実施の形態 2の携帯電話機 1 01の構成と同様であるので、 同一部分には同一符号を付してその説明は橾り 返さない。
図 33は、 実施の形態 5のメモリカード 140に対応した配信サーバ 1 2の構 成を示す概略ブロック図である。 図 1 1に示した実施の形態 2の配信サーバ 1 1 の構成と異なる点は、 データ処理部 3 1 0は、 公開復号鐽 KPma s t e rを保 持する KPma s t e r保持部 324と、 KPma s t e r保持部 324から出 力される公開復号鍵 KPm a s t e rに基づいて、 通信網から通信装置 350を 介してデータバス B S 1に与えられるデータを復号するための復号処理部 326 とをさらに備える構成となっている点である。 暗号化処理部 3 1 6は、 復号処理 部 326での復号処理により抽出された公開暗号化鍵 KPm e d i aにより、 K s発生部 3 14で発生されたセッションキー K sを暗号化し、 また、 配信制御部 31 2は、 復号処理部 326での復号処理により抽出された証明データ C r t f により、 配信を求めてきたメモリ力一ドおよび携帯電話機が正規であるかの認証 を行なう。
配信サーバ 1 2のその他の点は、 図 1 2に示した実施の形態 2の配信サーバ 1 1の構成の構成と同様であるので、 同一部分には同一符号を付してその説明は繰 り返さない。
図 34は、 本発明の実施の形態 5のメモリカード 1 40の構成を説明するため の概略ブロック図であり、 実施の形態 2の図 1 3と対比される図である。
実施の形態 5のメモリカード 140の構成が、 実施の形態 2のメモリカード 1 20の構成と異なる点は、 まず、 メモリカード 140は、 公開喑号鍵 KPme d i aおよび証明データ C r t f とを公開復号鍵 (公開認証鍵) KPma s t e r により暗号化された形で記録保持する [KPm e d i a , C r t f ] KPma s t e r保持部 1442を備える構成となっていることである。 一方で、 切換えス イッチ 1436は省略され、 [KPme d i a, C r t f ] KPma s t e r保 持部 1442の出力は直接データバス B S 3に与えられる。
さらに、 メモリカード 140は、 公開復号鍵 KPm a s t e rを記録保持する ための K P ma s t e r保持部 1450と、 KPma s t e r保持部 1450力
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ら出力される公開復号鍵 KPma s t e rに基づいて、 データバス B S 3上のデ —タを復号するための復号処理部 1452とを備える。
復号処理部 1 452での復号処理により抽出される公開暗号化鍵 K Pme d i aおよび証明データ C r t f のうち、 公開暗号化鍵 K Pme d i aは、 暗号化処 理部 1430に与えられ、 証明データ C r t f は、 データバス B S 5を介して、 コントローラ 1420に与えられる。
メモリカード 140のその他の構成は、 図 1 3に示したメモリカード 1 20の 構成と同様であるので、 同一部分には同一符号を付してその説明は繰り返さな レ、。
[配信モード]
図 35および図 36は、 図 34で説明したメモリカード 140を用いた配信モ ―ドを説明するための第 1および第 2のフ口一チヤ一トである。
図 35および図 36においても、 ユーザ 1が、 メモリカード 140を装着した 携帯電話機 1 ◦ 5にて配信サーバ 1 2からコンテンツデータの配信を受ける場合 の動作を説明している。
まず、 ユーザ 1の携帯電話機 105から、 ユーザによりタツチキー 1 1 08の キーボタンの操作等によって、 配信リ クエス トがなされる (ステップ S 1 0 0) 。
また、 メモリカ一ド 140において保持される公開暗号化鍵 K Pm e d i a は、 他のメモリカードにおける公開暗号化鍵 K Pme d i aと区別するために公 開暗号化鍵 K Pme d i a (1) としている。 さらに、 メモリカード 140、 携 帯電話機 1 05における証明データをそれぞれ C r t f (1) 、 C r t i (p) とする。
メモリカード 140においては、 この配信リクエストに応じて、 [KPme d i a, C r t f ] KPma s t e r保持部 1442から、 公開暗号化鍵 K Pme d i a (1) および証明データ C r t f (1) を暗号化したデータ [KPme d i a (1) , C r t i (1) ] KPma s t e rを携帯電話機 105に対して出 力する (ステップ S 1 02 ' ) 。
携帯電話機 1 05では、 メモリカード 1 40からのデータ [KPme d i a
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(1) , C r t f (1) ] KPma s t e rとともに、 [ΚΡρ, C r t f ] K Pma s t e r保持部 1 525からのデータ [KPp, C r t f (p) ] K P m a s t e r、 配信リクエス卜を配信サーバ〗 2に対して送信する (ステップ S 1 03) 。
配信サーバ 1 2では、 メモリカード 1 40から転送された配信リクエストなら びにデータ [KP p, C r t f (p) ] KPma s t e r、 [KPme d i a ( 1 ) , C r t f ( l) ] KPma s t e rを受信すると (ステップ S 1 04 ' ) 、 公開復号鍵 K Pma s t e rにより復号処理部 326が復号処理を行い、 証明データ C r t f (1) 、 C r t f (p) 、 公開暗号化鍵 KPp、 公開暗号化 鍵 KPme d i a (1) の抽出を行なう (ステップ S 1 05) 。
復号された証明データ C r t f (1) および C r t f (p) に基づいて、 配信 制御部 31 2は、 配信サーバ 1 2に対して照会を行ない、 メモリカードと携帯電 話機の証明データ C r t f (1) および C r t f (p) がともに正規の証明デー タの場合は次の処理に移行し (ステップ S 106 ' ) 、 いずれかが正規の証明デ —タでない場合には、 処理を終了する (ステップ S 1 54) 。
照会の結果、 正規の証明データであることが確認されると、 配信サーバ 1 2で は、 セッションキー発生部 3 14が、 セッションキー K sを生成する。 さらに、 配信サーバ 1 2内の暗号化処理部 31 6が、 受信した公開暗号化鍵 KPme d i a (1) により、 このセッションキ一 K sを暗号化して暗号化セッションキ一 [K s ] Kme d i a ( 1 ) を生成する (ステップ S 108) 。
続いて、 配信サーバ 1 2は、 暗号化セッションキー [K s ] Km e d i a (1) をデータバス B S 1に与える。 通信装置 350は、 暗号化処理部 31 6か らの暗号化セッションキ一 [K s] Km e d i a (1) を、 通信網を通じて、 携 帯電話機 1 05のメモリカード 140に対して送信する (ステップ S 1 10) 。 携帯電話機 1 05力;、 暗号化セッションキ一 [K s ] Km e d i a ( 1 ) を受 信すると (ステップ S I 1 2) 、 メモリカード 140においては、 メモリインタ フェース 1 200を介して、 データバス B S 3に与えられた受信データを、 復号 処理部 1404力;、 秘密復号鍵 Km e d i a ( 1 ) で復号処理することにより、 セッションキー K sを復号し抽出する (ステップ S 1 14) 。
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さらに、 メモリカード 140においては、 K s 1発生部 1432によりセッシ ョンキ一 K s 1が生成される (ステップ S 1 1 5) 。
続いて、 配信モードにおいては、 切換スィッチ 1409は、 接点 P aまたは P bが順次閉じる状態が選択されるので、 暗号化処理部 1406は、 接点 P aを介 してセッションキー発生部 1432から与えられるセッションキー K s 1と接点 P bを介して KP c a r d (1) 保持部 1405から与えられる公開暗号化鍵 K P c a r d (1) (メモリカード 140に対する公開暗号化鍵) とを、 セッショ ンキー K sにより暗号化し (ステップ S 1 1 6 ) 、 データ [K P c a r d (1) 、 K s 1] K sを生成する (ステップ S 1 1 8) 。
携帯電話機 1 05は、 暗号化処理部 1406により暗号化されたデータ [KP c a r d (1) 、 K s 1] K sを配信サーバ 1 2に対して送信する (ステップ S 1 20) 。
配信サーバ 1 2では、 通信装置 350によりデータ [KP c a r d (1) 、 K s 1 ] K sが受信され (ステップ S 1 22) 、 データバス B S 1に与えられたデ ータ [KP c a r d (l) 、 Ks l] K sを復号処理部 3 1 8力;、 セッションキ 一 K sにより復号処理して、 公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) およびセッション キー K s lを復号抽出する (ステップ S 1 24) 。
続いて、 配信制御部 31 2は、 配信情報データベース 304等に保持されてい るデータを元に、 ライセンス I Dデ"タ等を含むライセンス情報データ L i c e n s eを生成する (ステップ S I 26) 。
さらに、 配信サーバ 12は、 暗号化コンテンツデータ [D c] Kcを配信情報 データベース 304より取得して、 通信装置 350を介して、 メモリカード 14 0に送信する (ステップ S 1 28) 。
携帯電話機 1 05が暗号化コンテンツデータ [D c] K cを受信すると (ステ 'ンプ S 1 30) 、 メモリカード 140においては、 受信した暗号化コンテンツデ —タ [Dc] Kcをそのままメモリ 141 2に格納する (ステップ S 1 32) 。
—方、 配信サーバ 1 2は、 ライセンスキー K cを配信情報データベース 304 より取得し (ステップ S 1 34) 、 暗号化処理部 320は、 配信制御部 3 1 2 らのライセンスキ一 Kcとライセンス情報データ L i c e n s eとを、 復号処理
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部 3 1 8より与えられた公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) により暗号化処理する (ステップ S 1 3 6) 。
暗号化処理部 3 2 2は、 暗号化処理部 3 20により暗号化されたデータ [K c , L i c e n s e] K c a r d (1) を受取って、 さらに、 メモリカード 1 4 0からのセッションキー K s 1により暗号化したデータをデータバス B S 1に与 える。 通信装置 3 50は、 暗号化処理部 3 2 2により暗号化されたデータ [ [K c , L i c e n s e] K c a r d (1) ] K s lをメモリ力一ド 1 40に対して 送信する。
携帯電話機 1 0 5がデータ [ [Kc, L i c e n s e] K c a r d ( 1) ] K s iを受信すると (ステップ S 1 4 2) 、 メモリカード 1 40においては、 復号 処理部 1 4 1 0が接点 P f を介して K s 1発生部 1 4 3 2から与えられるセッシ ョンキー K s 1により復号処理を行ない、 データ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1) を抽出し、 メモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 1 46) 。 さらに、 メモリカード 1 40においては、 コントローラ 1 42◦により制御さ れて、 復号処理部 1 4 1 6力 メモリ 1 4 1 2に格納されたデータ [K c, L i c e n s e] K c a r d (1) を復号し、 復号されたライセンス情報データ L i c e n s eを、 レジスタ 1 5 00に格納する (ステップ 1 48) 。
以上のような動作により、 メモリカード 1 40自身が、 暗号化コンテンツデー タを送る側 (配信サーバ 1 2) に、 公開暗号化鍵 KP m e d i a ( 1) およびセ ッシヨンキー K s 1を送信した上で、 配信を受けることができ、 メモリカード 1 40は、 音楽を再生可能な状態となる。
さらに、 メモリカード 1 40から配信サーバ 1 2へは、 配信受理が通知され、 配信サーバ 1 2で配信受理を受信すると (ステップ S 1 50) 、 課金データべ一 ス 302にユーザ 1の課金データが格納され (ステップ S 1 5 2) 、 処理が終了 する (ステップ S 1 54) 。
以上のような配信モードでは、 メモリカードおよび携帯電話機の認証がなされ た上でコンテンッデ一タの配信が行われるので、 システムのセキュリティおよび 著作権の保護がより強化される。
[再生モード]
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図 37およぴ図 38は、 携帯電話機 1 05内において、 メモリカード 140に 保持された暗号化コンテンツデータから、 音楽信号を復号化し、 音楽として外部 に出力するための再生処理を説明する第 1および第 2のフローチヤ一トである。 図 37および図 38を参照して、 携帯電話機 1 05のタツチキー 1 108等力 らのュ一ザ 1の指示により、 再生リクエストが携帯電話機 1 05に対して出力さ れる (ステップ S 200) 。
これに応じて携帯電話機 105からは、 メモリカード 140に対して、 データ [KP p, C r t f (p) ] KPma s t e rが送信される (ステップ S 24 1) 0
メモリカード 140においては、 データ [KP p, C r t f (p) ] KPma s t e rを受信すると、 復号処理部 1452により復号処理が行われ、 公開喑号 化鍵 KP pおよびデータ C r t ίの抽出が行われる (ステップ S 243) 。 抽出された証明データ C r t f に基づいて、 コントローラ 1420は、 携帯電 話機 105が正規の機器であるかを判断し (ステップ S 245) 、 正規の機器と 判断した場合は、 処 ま次のステップ S 246に移行し、 正規の機器でないと判 断した場合は、 処理を終了する (ステップ S 280) 。
正規の機器であると判断された場合、 メモリカード 1 40では、 セッションキ — K s 1を生成する (ステップ S 246) 。 メモリカード 140は、 さらに、 抽 出された公開喑号化鍵 KP pによりセッションキー K s 丄を暗号化し (ステップ S 248) 、 生成された暗号化セシシヨンキ一 [K s l] Kpを携帯電話機 1 0 5に対して送信する (ステップ S 250) 。
携帯電話機 1 05では、 メモリカード 140からの暗号化セッションキー [Κ s i] Kpを受信すると、 復号処理部 1 522力 秘密復号鍵 Kpにより復号化 してメモリカード 140で生成したセッションキ一 K s 1を抽出する (ステップ S 252) 。 続いて、 K s発生部 1 502がセッションキー K sを生成し (ステ ップ S 253 ) 、 携帯電話機 1◦ 5の暗号化処理部 1 504は、 携帯電話機 1 0 5で生成したセッションキー K sをセッションキー K s 1により暗号化して、 喑 号化セッションキ [K s] Ks lを生成し (ステップ S 254) 、 この暗号化 セッションキー [Ks] K s 1をメモリカード 140に対して送信する (ステツ
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ブ S 256) 。
メモリカード 140は、 データバス B S 2を介して、 携帯電話機 105により 生成され、 かつ喑号化されたセッションキー K sを受け取り、 セッションキー K s 1により復号し、 携帯電話機 1 05で生成したセッションキ一K sを抽出する (ステップ S 258) 。
続いて、 メモリカード 140において、 コントローラ 1420は、 レジスタ 1 500に保持されるライセンス情報データ L i c e n s eに基づいて、 復号可能 であるかを判断し (ステップ S 259) 、 復号可能と判断した場合は、 次の処理 に移行し、 復号不可能と判断した場合は、 処理を終了する (ステップ S 28 0) 。
続いて、 メモリカード 140は、 メモリ 141 2から、 暗号化されているデー タ [Kc, L i c e n s e] Kc a r d (1) を読み出し、 復号処理部 141 6 が復号処理を行なう (ステップ S 260) 。
秘密復号鍵 Kc a r d (1) により、 メモリ 141 2から読み出されたデータ を復号可能な場合 (ステップ S 262) 、 ライセンスキー Kcが抽出される (ス テツプ S 264) 。 一方、 復号不可能の場合、 処理は終了する (ステップ S 28 0) 。 '
メモリ 141 2から読み出されたデ一タを復号可能な場合は、 さらに、 レジス タ 1 500内のライセンス情報データ L i c e n s eのうち、 再生回数に関する データが変更される (ステップ S 266) 。
続いて、 メモリカード 140においては、 暗号化処理部 1406力 抽出した セッションキー K sにより、 ライセンスキー K cを暗号化し (ステップ S 26 8) 、 暗号化されたライセンスキー [Kc] K sをデータバス B S 2に与える (ステップ S 270) 。
携帯電話機 1 05の復号処理部 1 506は、 セッションキー K sにより復号化 処理を行なうことにより、 ライセンスキ一 K cを取得する (ステップ S 2 7 2) 0
続いて、 メモリカード 140は、 暗号化コンテンツデータ [D c] Kcをメモ リ 141 2から読み出し、 データバス B S 2に与える (ステップ S 274) 。
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携帯電話機 1 0 5の音楽再生部 1 5 0 8は、 暗号化コンテンッデータ [D c ] K cを、 抽出されたライセンスキ一 K cにより復号処理して平文のコンテンツデ —タを生成し (ステップ S 2 7 6 ) 、 コンテンツデータから音楽信号を再生して 混合部 1 5 1 0に与える (ステップ S 2 7 6 ) 。 デジタルアナログ変換部 1 5 1 2は、 混合部 1 5 1 0からのデータを受け取って変換し、 外部に再生された音楽 を出力し、 処理が終了する (ステップ S 2 3 2 ) 。
このような構成とすることで、 メモリカード自身および携帯電話自身が、 それ ぞれセッションキ一K s 1または K sを生成し、 これにより暗号化コンテンツデ —タの授受を行なった上で、 再生動作を行なうことが可能となる。
さらに、 メモリカード 1 4 0が携帯電話機 1 0 5の認証を行なった上で、 再生 動作を行なうため、 システムのセキュリティおよび著作権の保護が向上する。
[移動または複製モ一ド]
図 3 9および図 4 0は、 2つのメモリカード間において、 コンテンツデータお よびキーデータ等の移動または複製を行なう処理を説明するための第 1および第 2のフローチャートである。
まず、 携帯電話機 1 0 5と同様の構成を有する携帯電話機 1 0 6が送信側であ り、 携帯電話機 1 0 5が受信側であるものとする。 また、 携帯電話機 1 0 6に も、 メモリカード 1 4 0と同様の構成を有するメモリ力一ド 1 4 2が装着されて いるものとする。
携帯電話機 1 0 6は、 まず、 携帯電話機 1 0 5に対して、 移動リクエストまた は複製リクエス トを出力する (ステップ S 3 0 0 ) 。
携帯電話機 1 0 5がこのリクエストを受信すると (ステップ S 3 0 1 ) 、 メモ リカード 1 4 2は、 これに応じて、 メモリ 1 4 1 2内の暗号化コンテンツデータ 〔D c ] K cを読み出して、 メモリカード 1 4 0に対して出力し (ステップ S 3 0 2 ) 、 メモリカード 1 4 0では、 暗号化コンテンツデータ [D c ] K cをメモ リ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 3 0 4 ) 。
統いて、 携帯電話機 1 0 6および 1 0 5においては、 ステップ S 3 0 0におい て与えられたリクエストが、 「移動リクエスト」 であるか 「複製リクエス ト」 で あるかが判断され (ステップ S 3 0 6、 ステップ S 3 0 6 ' ) 、 「移動リクエス
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ト」 である場合、 メモリカード 140は、 この移動リクエス トに応じて、 [KP me d i a, C r t f ] K P m a s t e r保持部 1442 ら、 公開暗号化鍵 K Pme d i a ( 1 ) および証明データ C r t f ( 1 ) を暗号化したデータ [K P me d i a (1) , C r t f (1) ] KPma s t e rを携帯電話機 1 05に対 して出力する (ステップ S 307) 。
携帯電話機 1 05では、 メモリカード 1 40からのデータ [KPme d i a (1) , C r t f (1) ] KPma S t e rを携帯電話機 106に対して送信す る (ステップ S 308) 。
携帯電話機 1 06では、 メモリカード 140から転送されたデータ [KPme d i a (1) , C r t f (1 ) ] KPma s t e rを受信すると (ステップ S 3 09) 、 メモリカード 142内の復号処理部 1452が復号処理を行レ、、 証明デ —タ C r t f (1) 、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) の抽出を行なう (ステ ップ S 3 1 0 ) 。
復号された証明データ C r t f (1) に基づいて、 コントローラ 1420は、 認証を行ない、 正規メモリカードからのアクセスの場合は次の処理に移行し (ス テツプ S 31 1) 、 正規メモリカードでない場合には、 携帯電話機 106は移動 不可の通知を送信するとともに、 メモリカード 142は処理を終了する (ステツ プ S 374) 。 携帯電話機 105が移動不可通知を受信すると (ステップ S 31 3) 、 メモリカード 140も処理を終了する (ステップ S 374) 。
—方、 ステップ S 31 1での照会の結果、 正規メモリカードであることが確認 されると、 メモリカード 142の K s 2発生回路 1 432は、 セッションキー K s 2を生成し (ステップ S 314) 、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) を用い て、 暗号化処理部 143◦がセッションキ一 K s 2を暗号化する (ステップ S 3 1 5) 。
携帯電話機 106は、 暗号化セッションキー [K s 2] KPme d i a (1) を携帯電話機 1 05に対して送信する (ステップ S 31 6) 。 携帯電話機 1 05 は、 暗号化セッションキー [Ks 2] KPme d i a (1) を受信すると (ステ ップ S 31 8) 、 メモリカード 140に伝達し、 メモリカード 140は、 復号処 理部 1 404が復号して、 セッションキ一 K s 2を受理する (ステップ S 32
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0) 。 さらに、 メモリカード 1 40においてセッションキー K s 1が生成される (ステップ S 3 2 1) 。
メモリカード 1 40においては、 セッションキ一 K s 2によりメモリカード 1 40の公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1) およびセッションキー K s 1を暗号化し て (ステップ S 3 2 2) 、 携帯電話機 1 05から携帯電話機 1 06に対して喑号 化されたデータ [KP c a r d ( 1 ) 、 K s'l] K s 2を送信する (ステップ S
324) 。 携帯電話機 1 06は、 データ [KP c a r d ( 1) 、 K s l] K s 2 を受信し (ステップ S 3 26) 、 メモリカード 1 4 2に転送する。
メモリカード 1 42においては、 復号処理部 1 4 1 0力 メモリカード 1 40 から送信された暗号化データ [KP c a r d (1) 、 K s 1 ] K s 2をセッショ レキー K s 2により復号化して、 メモリカード 1 40の公開暗号化鍵 KP c a r d ( 1 ) 、 セッションキー K s 1を復号抽出する (ステップ S 3 3 0) 。
続いて、 メモリカード 1 4 2においては、 メモリ 1 4 1 2からメモリカード 1
42の公開暗号化键 K P c a r d (2) により暗号化されているライセンスキー K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eに対応する [K c、 L i c e n s e] K c a r d (2) 読出される (ステップ S 3 3 2) 。
続いて、 メモリカード 1 4 2の復号処理部 1 4 1 6力 秘密復号鍵 K c a r d (2) により、 ライセンスキ一 K c:、 ライセンス情報データ L i c e n s eを復 号処理する (ステップ S 3 34) 。
メモリカード 1 4 2のコントローラ 1 4 2 0は、 このようにして復号されたラ ィセンス情報データ L i c e n s eの値を、 レジスタ 1 500内のデータ値と置 換する (ステップ S 3 36) 。
さらに、 メモリカード 1 4 2の暗号化処理部 1 4 1 4は、 復号処理部 1 4 1 0 において抽出されたメモリカード 1 4 0における公開暗号化鍵 K P c a r d ( 1 ) により、 ライセンスキ一 K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eとを 暗号化する (ステップ S 33 8) 。
メモリカード 1 42の暗号化処理部 1 4 1 4により喑号化されたデータは、 切 換スィッチ 1 409 (接点 P dが閉じている) を介して、 さらに、 暗号化処理部 1 40 6に与えられ、 メモリカード 1 4 2の暗号化処理部 1 4 0 6は、 データ
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[K c, L i c e n s e] c a r d ( 1 ) をセッションキ一 K s 1により喑号 化してデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d (1) ] K s 1を生成する (ステップ S 340) 。
続いて、 メモリカード 1 4 2は、 携帯電話機 1 06に対してデータ [ [K c , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K s 1を出力し (ステップ S 342) 、 携 帯電話機 1 06はデ一タ [ [Kc, L i c e n s e] Kc a r d ( 1 ) ] K s 1 を携帯電話機 1 05に対して送信する (ステップ S 344) 。
携帯電話機 1 0 5が受信したデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) ] K s 1は (ステップ S 34 6) 、 メモリカード 1 4 0に対して伝達さ れ、 メモリカード 1 40の復号処理部 1 4 1 0は、 暗号化されたデータ [ [K c. L i c e n s e] K c a r d (l) ] K s lを復号して、 データ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を受理する (ステップ S 348) 。
メモリカード 1 40においては、 復号処理部 1 4 1 0により、 セッションキ一 K s 1に基づいて復号化処理されたデータ 「K c, L i c e n s e] K c a r d (1) をメモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 3 5 0) 。 さらに、 メモリカー ド 1 40においては、 復号処理部 1 4 1 6力 秘密復号鍵 K c a r d (1) に基 づいて、 データ [K c, L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を復号し、 復号され たライセンス情報データ L i c e n s eをレジスタ 1 500に格納する (ステツ ブ S 3 5 2) 。
以後の移動モードにおける処理ならびに複製モードにおけるメモリカード 1 4
0および 1 42の処理は、 図 1 8および図 1 9で説明した実施の形態 2のメモリ カード 1 20、 1 2 2等の処理と同様であるので、 その説明は橾り返さない。 このような構成とすることで、 移動元および移動先のメモリカード自身が、 セ ッシヨンキーをそれぞれ生成した上で、 移動動作を行なうこと、 および複製動作 を行なうことが可能となる。
したがって、 データバス上等で伝達されるデータの暗号化キーが、 セッショ ン ごとに、 かつ、 機器ごとに変更されるので、 データ授受のセキュリティが一層向 上するという効果がある。
しかも、 以上のような構成を用いることで、 たとえば、 メモリカード 1 4 2カ
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らメモリカード 1 4 0へのデータの移動を、 上述したようなセッションキ一発生 回路 1 5 0 2を有する携帯電話端末を介さずに、 メモリ力一ドとメモリ力一ドと を接続可能なインタフェース機器により行なうことも可能となり、 ユーザの利便 性が一層向上するという効果がある。
ここで、 移動モード時には、 再生情報内の再生回数を制限するライセンス情報 データについては、 メモリ 1 4 1 2に記録されたライセンス情報データを、 レジ スタ 1 5 0 0にて再生の都度修正された再生回数を記録したライセンス情報デー タに変更することでライセンス情報データを更新する。 このようにして、 メモリ 力一ド間をコンテンツデータが移動しても、 再生回数に制限があるコンテンツデ ータの再生回数は、 配信時に決められた再生回数の制限を越えることがないよう にすることが可能である。
しかも、 メモリカード 1 4 2がメモリカード 1 4 0の認証を行った上で、 移動 動作を行なうため、 システムのセキュリティおよび著作権の保護が向上する。
[実施の形態 6 ]
図 4 1は、 本発明の実施の形態 6のコンテンツデータ販売機 3◦ 1 0の構成を 示す概略プロック図であり、 実施の形態 4の図 2 7と対比される図である。 ただし、 以下の説明では、 実施の形態 5で説明したメモリカード 1 4 0との間 のィンタフェースのためにメモリ スロット 2 0 3 0を設ける構成とし、 実施の形 態 4の変形例と同様に、 携帯電話機 1 0 5を介することなく、 メモリカード 1 4 0とコンテンツデータ販売機 3 0 1 0とが直接データの授受を行なう構成である ものとする。
もちろん、 コネクタ 2 0 1 0により、 携帯電話機 1 0 5を介して、 メモリカー ド 1 4 0とコンテンツデータ販売機 3 0 1 0とがデータの授受を行なう構成とす ることも可能である。
したがって、 コンテンツデータ販売機 3 0 1 0の構成が、 実施の形態 4のコン テンッデータ販売機 3 0 0 0の構成と異なる点は、 コネクタ 2 0 1 0の代わり に、 メモリスロ ッ ト 2 0 3 0が設けられていることと、 データ処理部 2 1 0 0 は、 公開復号鍵 K P m a s t e rを保持する K P m a s t e r保持部 3 2 4と、 K P m a s t e r保持部 3 2 4から出力される公開復号鍵 K P m a s t e rに基
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づいて、 通信網から通信装置 350を介してデータバス 13 S 1に与えられるデー タを復号するための復号処理部 326とをさらに備える構成となっている点であ る。 暗号化処理部 3 1 6は、 復号処理部 326での復号処理により抽出された公 開暗号化鍵 KPme d i aにより、 K s発生部 3 1 4で発生されたセッションキ — K sを暗号化し、 また、 配信制御部 3 1 2は、 復号処理部 326での復号処理 により抽出された証明データ C r t ίにより、 配信を求めてきたメモリカードが 正規のメモリカードであるかの認証を行なう。
コンテンツデータ販売機 301◦のその他の点は、 図 27に示した実施の形態 4のコンテンツデータ販売機 3000の構成と同様であるので、 同一部分には同 一符号を付してその説明は繰り返さない。
[配信モード]
図 42および図 43は、 図 4 1で説明したコンテンツデ一タ販売機 3010を 用いたデータ配信システムにおける配信動作を説明するための第 1および第 2の フローチヤ一トである。
図 42および図 43においては、 ユーザ 1が、 メモリカード 140を用いるこ とで、 コンテンツデータ販売機 301 0からコンテンツデータ (音楽データ) の 配信を受ける場合の動作を説明している。
まず、 ュ一ザが、 コンテンツデータ販売機 3010のキーボード 2004のキ 一ボタンの操作等によって、 配信リクエス トを指示する (ステップ S 500) 。 コンテンツデータ販売機 3010からは、 メモリカード 140に対して、 認証 のためのデータ [KPme d i a, C r t f ] KPma s t e rの送信依頼が出 力される (ステップ S 502 ') 。
メモリ力一ド 140においては、 この送信依頼に応じて、 [KPme d i a, C r t f ] KPma s t e r保持部 1442から、 公開暗号化键 KPme d i a (1) および証明データ C r t f (1) を暗号化したデータ [KPme d i a
(1) , C r t f (l) ] KPma s t e rをコンテンツデータ販売機 301 0 に対して出力する (ステップ S 507) 。
コンテンツデータ販売機 3010では、 メモリ力一ド 140から転送されたデ ータ [KPme d i a (1) , C r t f ( 1 ) ] KPma s t e rを受信する
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と、 公開復号鍵 K P m a s t e rにより復号処理部 326が復号処理を行レ、、 証 明データ C r t f ( 1) 、 公開暗号化鍵 KP p、 公開暗号化鍵 KPme d i a (1) の抽出を行なう (ステップ S 509) 。
復号された証明データ C r t f (1) に基づいて、 配信制御部 3 1 2は、 正規 メモリカードからのアクセスかどうかの判断を行なう。 正規のメモリカードの場 合は次の処理に移行し (ステップ S 5 1 1 ) 、 正規メモリカードでない場合に は、 管理サーバ 22◦◦中の管理データベースに異常終了記録を格納し (ステツ プ S 561 ) 、 処理を終了する (ステップ S 562) 。
コンテンツデータ販売機 3010は、 ステップ S 5 1 1での照会の結果、 正規 メモリカードであることが確認されると、 ディスプレイ 20◦ 2を介してユーザ に料金投入を案内し、 料金徴収を行なう (ステップ S 5 1 2) 。
続いて、 コンテンツデータ販売機 30 1 0は、 セッションキ一発生部 3 1 4 、 セッションキー K sを生成する。 さらに、 コンテンツデータ販売機 301 0 内の暗号化処理部 3 1 6が、 受信した公開暗号化鍵 KPme d i a (1) によ り、 このセッションキー K sを暗号化して暗号化セッションキ一 [K s] Km e d i a (1) を生成する (ステップ S 514) 。
続いて、 コンテンツデータ販売機 30 1 0は、 暗号化セッションキー [Ks] Km e d i a ( 1 ) をデータバス B S 1に与え、 カードス口 ッ ト 2030から出 力する (ステップ S 5 1 6) 。
メモリカード 140においては、 メモリインタフェース 1 200を介して、 デ ータバス B S 3に与えられた暗号化セッションキー [K s ] Km e d i a ( 1 ) を、 復号処理部 1 404力 秘密復号鍵 Km e d i a (1) により復号処理する ことにより、 セッションキー K sを復号し抽出する (ステップ S 520) 。 さら に、 メモリカード 140では、 セッションキー K s 1が生成される (ステップ S 521 ) 。
続いて、 配信モードにおいては、 切換スィッチ 1408は、 接点 P aが閉じる 状態が選択されているので、 暗号化処理部 1406は、 接点 P aを介して KP c a r d ( 1 ) 保持部 1405から与えられる公開暗号化鍵 KP c a r d (1) を、 セッションキ一 K sにより暗号化し (ステップ S 522) 、 データ [KP c
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a r d (1) ] sを生成する (ステップ S 5 24) 。
コンテンツデータ販売機 30 1 0では、 カードスロッ ト 2030を介してデー タ [KP c a r d (1 ) ] K sが受信され (ステップ S 5 2 8) 、 データバス B S 1に与えられたデータ [KP c a r d (1 ) ] K sを復号処理部 3 1 8力 セ ッシヨンキー K sにより復号処理して、 公開暗号化鍵 KP c a r d (1 ) を復号 抽出する (ステップ S 5 30) 。
続いて、 配信制御部 3 1 2は、 配信情報データベース 3 04等に保持されてい るデータを元に、 ライセンス I Dデータ等を含むライセンス情報データ L i c e n s eを生成する (ステップ S 5 3 2) 。
さらに、 コンテンツデータ販売機 3 0 1 0は、 暗号化コンテンツデータ [D c ] K cを配信情報データベース 304より取得して、 力一ドスロット 203 0 を介して、 メモリカード 1 40に送信する (ステップ S 5 34) 。
メモリカード 1 4 0においては、 受信した暗号化コンテンツデータ [D c] K cをそのままメモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 5 38) 。
—方、 コンテンツデータ販売機 30 1 0は、 ライセンスキ一 K cを配信情報デ ータベース 304より取得し (ステップ S 540) 、 暗号化処理部 3 20は、 酉己 信制御部 3 1 2からのライセンスキー K cとライセンス情報データ L i c e n s eとを、 復号処理部 3 1 8より与えられた公開暗号化鍵 KP c a r d (1) によ り暗号化処理する (ステップ S 542) 。
暗号化処理部 3 2 2は、 暗号化処理部 3 2 0により暗号化されたデータ [K c、 L i c e n s e] K c a r d (1) を受取って、 さらにセッションキー K s により暗号化したデータをデータバス B S 1に与え、 暗号化処理部 3 2 2により 暗号化されたデータ [ [K c, L i c e n s e] K c a r d (l) ] K s lがメ モリカード 1 40に対して送信される (ステップ S 546) 。
メモリ力一ド 1 40においては、 復号処理部 1 4 1 0がセッションキー K s 1 により復号処理を行ない、 データ [Kc , L i c e n s e] K c a r d ( 1 ) を 抽出し、 メモリ 1 4 1 2に格納する (ステップ S 5 5 2) 。
さらに、 メモリカード 1 40においては、 コントローラ 1 420により制御さ れて、 復号処理部 1 4 1 6力;、 メモリ 1 4 1 2に格納されたデータ [K c , L i
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c e n s e] Kc a r d (丄) を復号し、 復号されたライセンス情報データ L i c e n s eを、 レジスタ 1 500に格納する (ステップ S 554) 。
以上のような動作により、 メモリカード 140は、 コンテンツデータから音楽 を再生可能な状態となる。
さらに、 メモリカード 140からコンテンツデータ販売機 301 0へは、 配信 受理が通知され (ステップ S 558) 、 コンテンツデータ販売機 3010で配信 受理を受信すると、 管理サーバ 2200中の管理データベースに販売記録が送信 され (ステップ S 560) 、 処理が終了する (ステップ S 562) 。
以上のような構成により、 ユーザは、 より簡易に暗号化された音楽データ等の コンテンツデータの配信を受けることができる。 しかも、 メモリカードの認証が なされた上でコンテンツデータの配信が行われるので、 システムのセキュリティ および著作権の保護がより強化される。
[実施の形態 7 ]
図 44は、 実施の形態 7における携帯電話機 1 07の構成を説明するための概 略ブロック図である。
図 32に示した実施の形態 5の携帯電話機 1 05の構成と異なる点は、 携帯電 話機という再生装置に共通な復号鐽 K c omを保持する K c om保持部 1 530 と、 復号処理部 1 506の出力を受けて、 復号鍵 K c omについて復号し、 音楽 再生部 1 508にライセンスキー Kcを与える復号処理部 1 532とを備える構 成となっていることである。
携帯電話機 1 07のその他の点は、 図 32に示した実施の形態 5の携帯電話機 105の構成と同様であるので、 同一部分には同一符号を付してその説明は繰り 返さない。 メモリカード 140の構成も同様である。
すなわち、 実施の形態 7では、 実施の形態 5において、 音楽再生部 1 508に 蕞終的にライセンスキー K cと与えられる以前において、 システムを構成する機 器間で授受されていたライセンスキー K cを、 実施の形態 7では、 さらに暗号化 した [Kc] Kc omという状態でやり取りする以外は、 実施の形態 5の構成と 同様である。
なお、 以下の説明では、 復号鍵 K c 0 mは共通鍵であるものとして説明する
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力 本発明はこのような場合に限定されず、 たとえば、 暗号化は公開鍵 K P C O mで行い、 復号化を公開暗号化鍵 K P c o mとは非対称な秘密復号鍵 K c o mで 行なう構成としてもよレ、。
図 4 5は、 実施の形態 7の携帯電話機 1 0 7に対応した配信サーバ 1 3の構成 を示す概略プロック図である。 図 3 3に示した実施の形態 5の配信サーバ 1 2の 構成と異なる点は、 データ処理部 3 1 0は、 復号鍵 K c o mを保持する K c o m 保持部 3 3 0と、 配信制御部 3 1 2を介して配信情報データベース 3 0 4から与 えられるライセンスキー K cを復号鍵 K c o mにより暗号化処理して、 暗号化ラ ィセンスキー [K c ] K c o mとして暗号化処理部 3 2 0に与える暗号化処理部 3 3 2をさらに備える構成となっている点である。
配信サーバ 1 3のその他の点は、 図 3 3に示した実施の形態 5の配信サーバ 1 2の構成の構成と同様であるので、 同一部分には同一符号を付してその説明は繰 り返さない。
[配信モ一ド]
図 4 6および図 4 7は、 図 4 4および 4 5で説明した配信サーバ 1 3と携帯電 話機 1 0 7を用いた配信モードを説明するための第 1および第 2のフローチヤ一 トである。
図 4 6および図 4 7においても、 ユーザ 1力;、 メモリカード 1 4 0を用いるこ とで、 配信サーバ 1 3からコンテンツデータ (音楽データ) の配信を受ける場合 の動作を説明している。
ただし、 図 4 6および図 4 7の処理は、 ステップ S 1 3 4において、 配信サー ノく 1 3力 ライセンスキー K cを配信情報データベース 3 0 4より取得した後、 暗号化処理部 3 3 2がキー K cを暗号化して (ステップ S 1 3 5 ) 、 以後は、 暗 号化ライセンスキー [K c ] K c o mとして授受される点を除いては、 図 3 5お よび図 3 6で説明した実施の形態 5の配信モ一ドと同様であるので、 その説明は 繰り返さなレ、。
以上のような配信モードでは、 実施の形態 5に比べて、 さらにシステムのセキ ユリティが強化される。
[再生動作]
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図 48および図 49は、 携帯電話機 1 0 7内において、 メモリ力一ド 1 40に 保持された暗号化コンテンツデータから、 音楽信号を再生し、 音楽として外部に 出力するための再生処理を説明する第 1および第 2のフローチャートである。 ただし、 図 48および図 49に示した再生処理は、 ステップ S 264でメモリ カード 1 40のメモリ 1 4 1 2から読み出されるキーが、 暗号化ライセンスキー [K c ] K c omであり、 以後、 暗号化ラセンスキ一 [K c] K c omとして携 帯電話機 1 0 7に送信され、 携帯電話機 1 07において、 ステップ S 2 7 3で復 号処理部 1 5 3 2によりキ一 [K c ] K c omが復号されライセンスキー K cが 音楽再生部 1 508に与えられる点以外は、 図 3 7および図 38に示した実施の 形態 5の再生処理と同様であるのでその説明は繰り返さない。
このような構成とすることで、 再生モードにおけるシステムのセキュリティお よび著作権の保護が一層向上する。
[移動または複製モ一ド]
図 50および図 5 1は、 実施の形態 7において、 2つのメモリカード間におい て、 コンテンツデータおよびキーデータ等の移動または複製を行なう処理を説明 するための第 1および第 2のフローチャートである。
ただし、 図 5 0および図 5 1の処理は、 ライセンスキ一 Kc力 暗号化ライセ ンスキー [K c] K c omとして授受される点を除いては、 図 39および図 40 で説明した実施の形態 5の移動または複製モードの動作と同様であるので、 その 説明は繰り返さない。
このような構成とすることで、 移動または複製モードにおけるシステムのセキ ユリティおよび著作権の保護が一層向上する。
[実施の形態 8]
図 5 2は、 本発明の実施の形態 8のコンテンツデータ販売機 3020の構成を 示す概略ブロック図であり、 実施の形態 6の図 4 1と対比される図である。 コンテンツデータ販売機 3 020の構成が、 実施の形態 6のコンテンツデータ 販売機 30 1◦の構成と異なる点は、 データ処理部 2 1 00は、 復号鍵 K c om を保持する K c o m保持部 3 30と、 配信制御部 3 1 2を介して配信情報データ ベース 304から与えられるライセンスキー K cを復号键 K c omにより暗号化
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処理して、 暗号化ライセンスキー [ K c ] K c o mとして暗号化処理部 3 2 0に 与える暗号化処理部 3 3 2をさらに備える構成となっている点である。
コンテンツデータ販売機 3 0 2 0のその他の点は、 図 4 1に示した実施の形態 6のコンテンツデータ販売機 3 0 1 0の構成の構成と同様であるので、 同一部分 には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
もちろん、 実施の形態 8でも、 コネクタ 2 0 1 0により、 携帯電話機 1 0 7を 介して、 メモリカード 1 4 0とコンテンツデータ販売機 3 0 2 0とがデータの授 受を行なう構成とすることも可能である。
己信モード]
図 5 3および図 5 4は、 図 5 2で説明したコンテンツデータ販売機 3 0 2 0を 用いたデータ配信システムにおける配信モードを説明するための第 1および第 2 のフローチヤ一卜である。
図 5 3および図 5 4においては、 ユーザ 1力 メモリカード 1 4 0を用いるこ とで、 コンテンツデータ販売機 3 0 2 0からコンテンツデータ (音楽データ) の 配信を受ける場合の動作を説明している。
ただし、 図 5 3および図 5 4の処理は、 ステップ S 5 4 0において、 コンテン ッデータ販売機 3 0 2 0が、 ライセンスキー K cを配信情報データべ一ス 3 0 4 より取得した後、 暗号化処理部 3 3 2がライセンスキ一 K cを暗号化して (ステ ップ S 5 4 1 ) 、 以後は、 暗号化ライセンスキ一 [K c ] K c o mとして授受さ れる点を除いては、 図 4 2および図 4 3で説明した実施の形態 5の配信動作と同 様であるので、 その説明は繰り返さない。
以上のような配信モードでは、 実施の形態 6に比べて、 さらにシステムのセキ ュリティが強化される。
ここでは暗号化コンテンツデータを配信し、 メモリカード 1 1 0、 1 2 0、 1 4 0内のメモリ 1 4 1 2に格納した後、 ライセンスキー K c、 ライセンス情報デ —タ L i c e r s eの配信を受けるように説明したが、 逆にライセンスキー K c、 ライセンス情報データ L i c e n s eを配信し、 メモリカード 1 1 0、 1 2 0、 1 4 0内のレジスタ 1 5 0 0に格納した後、 暗号化コンテンツデータの配信 を受けても構わないつ
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さらに、 移動モードにおいても配信モードと同様に、 暗号化コンテンツデ一 タ、 ライセンスキ一K c:、 ライセンス情報データ L i c e n s eのいずれの移動 が先であっても構わない。
なお、 以上説明してきた各実施の形態において、 配信データとしてコンテンツ データに付随する非暗号化データ、 たとえば、 上記音楽データの曲名、 実演者 (歌手、 演奏家等) 、 作曲家、 作詞家等の当該音楽データ (コンテンツデータ) に関する著作情報や配信サーバ 1 0、 1 1、 コンテンツデータ販売機 3 0 0 0、 3 0 0 1に対してアクセスするための情報等を、 付加データ D i として暗号化コ ンテンッデータと併せて配信することも可能である。 この付加データ D iは、 配 信、 移動、 複製においてはコンテンツデータとともに処理され、 再生時には分離 されてコンテンツデータとは個別にアクセス可能となるように、 暗号化コンテン ッデータと同じメモリ 1 4 1 2に格納される。
[実施の形態 9 ]
図 5 5は、 以上説明してきたメモリカード 1 1 0 , 1 2 0, 1 4 0等の端子 1 2 0 2部分の構成を説明する概略プロック図である。
以下では、 メモリカード 1 4 0の端子 1 2 0 2部分の構成であるものとして説 明する。
メモリカード 1 4 0には、 端子 1 2 0 2からシリアルにデータやコマンドが与 えられる。 これに対して、 メモリカード 1 4 0中のデータバス B S 3には、 パラ レルにデータやコマンドが伝達されるものとする。
図 5 5は、 このようなメモリカード 1 4 0へのデータ入力時のシリアル ·ノ ラ レル変換と、 データ出力時のパラレル · シリアル変換を行なう構成を示す概略ブ 口ック図である。
端子 1 2 0 2中のデータピン 1 4 6 0には、 データ入出力のタイミングを指定 するための信号である信号 C Sが与えられる。 たとえば、 信号 C Sが活性化 ( " L " レベル) となった後の所定期間後に、 データ入力ピン 1 4 6 2に与えら れるデータが " L " レベルとなることで、 データ入力のタイミングが検出され る。 どうように、 信号 C Sが活性化 ( " L " レベル) となった後の所定期間後 に、 データ出力ピン 1 4 6 4に出力されるデータが " L " レベルとなることで、
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データ出力のタイミングが検出される。 インタフェースコント口一ラ 1 490 は.. メモリカード 140の外部からデータバス B S 3へのデータ入力、 およびデ ータバス B S 3力 らメモリ力一ド 1 40外部へのデータ出力を管理する。
データ入力時は、 データ入力ピン 1462に与えられたデータは、 バッファ 1 468を介して、 縦列に接続された D—フリップフロップ 1470. 0〜147 0. 7に入力される。 すなわち、 8ビット分のデータが入力された時点で、 D— フリップフロップ 1470. 0〜1470. 7の全てのデータが更新され、 その 時点で、 インタフェースコントローラ 1490により制御されて、 データバッフ ァ 1427. 0〜丄 427. 7からデータバス B S 3へデータがパラレルに出力 される。
データ出力時は、 データバス B S 3からのデータがマルチプレクサ 1476. 1〜1 476. 7を介して、 パラレルに与えられ D—フリップフロップ 1 47 4. 0〜1 474. 7に格納される。 その後インタフェースコントローラ 149 0により制御されて、 マルチプレクサ 1476. :!〜 1476. 7の接続が切換 わり、 D—フリップフロップ 1474. 0〜1474. 7が縦列に接続される。 この状態で、 D—フリップフロップ 1474. 0〜1474. 7のそれぞれに格 納されたデータが、 順次シリアルに、 インタフヱ一スコントローラ 1490によ り制御される出力バッファ 1470を介して、 データ出力ピン 1464から出力 される。
[実施の形態 9の変形例]
図 56は、 データ入力の速度を向上させるために、 データ入力ピンの本数を 1 本から 2本または 4本に可変とすることが可能な、 メモリカード 140の端子 1 202部分の構成の変形例を説明するための概略プロック図である。
図 55に示した構成と異なる点は、 まず、 4本のデータ入力ピン 1462. 0 〜1462. 3およびそれらに対応する入力バッファ 1 468. 0〜1468.
3が設けられていることと、 これらデータ入力ピン 1462. 0〜1462. 3 に与えらたコマンドを入力バッファ 1468. 0〜1468. 3からインタフエ ースコント口一ラ 1490に伝達するためのマルチプレクサ 1467と、 データ 入力ピン 1462. 0〜 1462. 3に与えらたデータまたはコマンドを、 入力
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ノくッファ 1 468. 0〜 1468. 3カ ら D—フリップフロップ: 1470. 0〜 1470. 7に選択的に与えるためのマルチプレクサ 1 469. :!〜 1469. 7とをさらに備える構成となっていることである。
次に動作について簡単に説明する。
電源投入後には、 たとえば、 メモリカード 140は、 1本のデータ入力ピン 1
462. 0からのみデータ入力を受けつける状態となっている。
以下では、 外部からデータ入力ピン 1 462. 0〜1 462. 3およびマルチ プレクサ 1467を経由してィンタフエ一スコントローラ 1490に与えらたコ マンドにより、 インタフェースコントローラ 14 90がマルチプレクサ 146 9. 1〜: L 469. 7を制御することで、 4本のデ一タ入力ピン 1462. 0〜 1462. 3からのデータをパラレルに入力するモードに動作モードが変更され たものとする。
まず、 第 1のタイミングで 4本のデータ入力ピン 1462. 0〜 1462. 3 に与えられたデータは、 マルチプレクサ 1469. :!〜 1469. 3を経由して D—フリップフロップ 1470. 0〜1470. 3に与えられる。
次の第 2のタイミングで、 マルチプレクサ 1469. 1〜1469. 7の接続 が切換わり、 D—フリップフロップ 1470. 0〜1470. 3の出力がそれぞ れ、 D—フリップフロップ 1470. 4〜 1 470. 7に与えられて格納され る。 さらに第 3のタイミングで、 4本のデータ入力ピン 1 462. 0〜1 46 2. 3に与えられたデータは、 マルチプレクサ 1469. 1〜: 1469. 3を経 由して D—フリップフロップ 1470. 0〜1 470. 3に与えられる。
以上で、 8ビッ ト分のデータの D—フリップフロップ 1 470. 0〜 147 0. 7への格納が終了する。 以後は、 図 55の場合と同様に、 データバス B S 3 に対してパラレルに 8ビット分のデータが与えられる。
データ出力の際の動作は、 図 55の場合と同様である。
以上のような構成により、 データ配信時、 特にコンテンツデータ販売機 200 0等からコンテンツデータを購入する際のメモリ力一ド 14◦へのデータ配信時 間を短縮することが可能である。
また、 以上説明した各実施の形態のうち、 2つの携帯電話にそれぞれ装着され
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た 2つのメモリカード間で、 たとえば、 P H Sのトランシーバモード等を利用す ることにより、 コンテンツデータの移動を行なう処理を説明した実施の形態にお いては、 このような構成に限定されず、 たとえば、 1つの携帯電話機に複数のメ モリカードが同時装着可能な場合は、 当該携帯電話機に 2つのメモリカードを同 時に装着することで、 コンテンツデータの移動を行なう構成とすることも可能で ある。 このようなコンテンツデータの移動の場合は、 以上説明した各実施の形態 において、 2つの携帯電話機間での送受信のやりとりを省略すればよい。
また、 以上説明した各実施の形態では、 ライセンスキー K cは暗号化された状 態で、 メモリ 1 4 1 2に格納されるものとして説明したが、 ライセンスキー K c は、 復号された平文の状態でレジスタ 1 5 0 0に格納されるものとしてもよレ、。 二のような構成としても、 レジスタ 1 5 0 0は、 T RM領域内に設けられ、 外部 からライセンスキー K cを読み出すことはできないからである。
さらに、 以上説明した各実施の形態では、 暗号化コンテンツデータ [ D c ] K cやライセンスキー K cを格納するのは、 携帯電話機 1 0 0等に着脱可能なメモ リカードであるものとしたが、 このようなメモリカードと同等の機能を有する回 路を携帯電話機内に作り込む構成としてもよい。 この場合は、 メモリカードの種 類やメモリ力一ドごとに規定されていた鍵は、 このようにして作り込まれる回路 の種類やこの回路ごとに規定されるものとすればよい。
この発明を詳細に説明し示してきたが、 これは例示のためのみであって、 限定 となってはならず、 発明の精神と範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定され ることが明らかに理解されるであろう。
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