WO2001045461A1 - Garniture de membrane de haut-parleur, membrane de haut-parleur et haut-parleur - Google Patents

Description

明 細 書

スピーカ振動板用織市およびスピーカ用振動板ならびにスピーカ 技術分野

本発明は、 スピーカ振動板用織布およびスピーカ用振動板並びに スピーカの構造に関わり、 特にスピーカの振動板に用いられる織布 を構成する糸の構造に関するものである。

背景技術

第 7 図は、 従来のスピーカ振動板用織布の構造を示す図である。 スピーカの振動板に用いる織布 1 0 は、単一の素材からなる糸 1 1 , 1 2で構成される。 この糸 1 1 ， 1 2 は、 1 つの種類の場合もある が、第 7 図に示すよう に複数の種類で織り込むことも行われている。 このようにスピーカ振動板用織布 1 0 のバリエーショ ンとして、 違 う種類の糸 1 1 ， 1 2 を混ぜて織り込むことが行われている。 糸 1 1 ， 1 2 は、 通常にガラスまたはポリエステルまたはポリ プロピレ ンが使われている。

このように異なる種類の糸繊維 1 1 , 1 2 を使用したスピーカ振 動板用織布 1 0 の着色工程では、 全体的に顔料または染料で全体的 に着色される。 また、 このスピーカ振動板用織布 1 0 を構成する糸 1 1 力 既に着色された糸 1 1 (ガラスまたはポリエステルまたは ポリ プロピレン） である場合には、 織布完成品になった際には着色 を行わず、 糸 1 1 の原色が織布 1 0 の色として表れるようになって いる。

また、 表面を覆っている織布 1 0 の強度を強くするため、 糸 1 2 として P B 0 (ポリパラフエ二レンべンゾビスォキサゾール） 繊維 を使用し、 ガラス繊維またはポリエステル繊維 1 1 またはポリプロ ピレン繊維とを交織して織布を織り込むことがある。 この場合は、 それぞれの糸 1 1， 1 2 を第 7 図に示すように、 何本かおきに交織 している。

従来のス ピーカ振動板用織布 1 0では、 2種類以上の糸 1 1 ， 1 2 を平織り に交織した場合、 染めの段階での染ま り方の違い等によ り、 糸 1 1 ， 1 2 の色が異なるものとなってしまう。 このため、 ス ピー力振動板用織布 1 0 に格子状の模様が出来てしまい、 外観上好 ましくないという問題が生じている。 一方、 染めを行わずに、 異な る種類に糸 1 1 , 1 2 の原色をそのまま表すものにあっては、 染め 工程が省略される面で好ましいが、 格子状の模様がよ り く つき り出 してしまう。

スピーカ振動板用織布 1 0 の色に格子状模様が出ないようにする ためには、 織った後に着色する方が好ましい。 しかし、 この織布 1 0 は、 スピーカの振動板の表面に用いられるので、 織布 1 0 自体と して、 一定以上の強度が必要となる。 そのため、 P B Oという強度 が強く スピーカの振動に十分耐え得る強度の材料を使用することが 好ましい。

しかし、 P B〇繊維を織り込む時、 その格子状の模様の問題が一 層に顕著なつてく る。 これは、 P B〇繊維は繊維自体に着色するこ とが難しく 、 しかも原色は黄金色であるが、 光に当たることによ り 徐々 に飴色に変わっていくためである。 このため着色工程を行う場 合には原色よ り濃い色の顔料を用いて色を載せていく しかできない。 この着色された P B〇繊維は、 他の繊維 （ガラス繊維またはポリエ ステル繊維またはポリ プロピレン繊維） とを交織する際、 染ま り方 の違いから織布完成品に格子状の模様が目立ってしまう。 本発明は、 上記した問題を解決するためなされたものであり、 強 度向上が図れると共に、 異なる種類の繊維を使用しても格子状の模 様が生じないようにできるスピーカ振動板用織布を提供し、 また、 このような織布を用いるスピーカ用振動板およびこの織布で覆って ある振動板を用いるスピーカを提供することを目的とする。

発明の開示

上記目的を達成するために、 本発明のスピーカ振動板用織布は、 複数の繊維から成る糸を織ったもので作製され、 複数の種類の繊維 のうちの少なく とも 1 つは、 例えば P B〇 （ポリノ λ°ラフエ二レンべ ンゾビスォキサゾール） 繊維のような難色性の繊維とされる。

これら複数の種類の繊維の材質は同じではなく 、 時には繊維の太 さが違っていることもある。 この場合には、 それぞれの繊維の染ま り方によって着色された色が違う に関わらず、 複数の繊維からなる 糸自体は、 一定の色となり、 この糸で織った織布には格子状の模様 は生じない。

また、 織布の糸に、 Ρ Β Ο繊維を使う と糸の強度の向上が図れる ようになる。 このような糸の中に、 他の繊維の色と違う Ρ Β〇の繊 維を交ぜても、 織った織布に対して、 格子状の模様は生じない。 ま た、 従来の織布と比較すると、 強度アップの効果が局部ではなく 、 全体で平均的に得られるようになる。

さ らに、 上述の構成に加え、 その複数の種類の繊維から構成され た糸は、 撚糸、 引揃え糸、 コアヤーン、 カバー ドヤーン、 または交 絡糸としている。 このような糸は、 通常織り込む場合に用いる糸よ り細い糸を複数用い、 通常な太さの糸になるようにするため、 織布 の色は一層一定化すると共により強い織布となる。

本発明のスピーカ振動板用織布においては、 さ らにまた、 その糸 を構成する複数の繊維のうち難色性繊維以外の少なく とも 1 つは、 染料または顔料で着色された繊維としている。 糸の中に、 既に着色 された繊維を含ませることで織布の段階で染めることなしに所望の 色を出すことができる。 このため織ってからの染め工程を省略する ことができる。

また、 その着色された繊維は、 ガラスまたはポリエステルまたは ポリ プロピレンとするのが好ましい。 ガラス、 ポリエステルおよび ポリ プロ ピレンは、 低コス トのファイバである。 複数の種類の繊維 にガラス繊維またはポリエステル繊維またはポリ プロピレン繊維を 使う と、 織布のコス トを低く抑えることができる。

次に、 本発明のスピーカ用振動板は、 上述のスピーカ振動板用織 布を振動板の少なく とも一部分に用いることとしている。 この織布 を、 スピーカの振動板に用いると、 格子状の模様が生せず、 全体に 均一に着色され、 しかも強度アップされたスピーカ用振動板を得ら れる。

さ らに、 本発明のスピーカは、 第 1 の局面において、 上述したス ピー力用振動板用織布（染色等で着色されたものを除く）を用いて、 これを着色した後に加工されたスピーカ振動板を有している。また、 第 2 の局面において、 本発明のスピーカは、 上述したスピーカ振動 板用織布であって染色等で着色された織布を用いて、 これを着色し ないで加工されたスピーカ振動板を有している。

なお、 好適には、 本発明のスピーカでは、 上述のスピーカ用振動 板が用いられ、 織布状態のときに行われた染色の色が格子模様では なく全体的に着色され、 その全体的に着色された色が振動板の色と して表示されている。 複数の種類の繊維から糸が構成されているた め、 織布とした後に染色しても格子状の模様が生ずることなく 、 全 体的な着色が可能となる。 また、 このような染色方法は、 手間がか からなく 、 P B O繊維の原色があっても、格子状な模様は生じない。 しかも、 複数の繊維の中に P B Oのような強い繊維を交ぜることが 可能となり、 振動板として強度アップを図ることができ、 スピーカ としても高出力に対応させることが可能となる。

一方、 上述の発明のスピーカ用振動板を用い、 織布状態のときに 行われるべき染色がなされないときは、 織糸を構成する複数の種類 の繊維のいずれか 1 つまたは複数に着色された色が振動板の色と し て表示されている。 このような方法のため、 織った後に染色工程を 行わなくても、 むらがなく きれいな色合いの振動板を有するスピー 力が得られる。 このため、 作業の手順が簡単化され、 低コス トの振 動板となると共に織布の糸が複数の繊維から構成されるので強度ァ ップと均一な着色の両方が満足される振動板となるので、 スピーカ としても低価格でかつ見た目がきれいなスピーカとすることができ る。

図面の簡単な説明

第 1 図は、 本発明の実施の形態のスピーカ振動板用織布を構成す る糸の 1例で、 複数の種類のマルチフィ ラメン トを撚り合わせた撚 糸の構造図で、 （A ) は部分平面図、 （ B ) は断面図である。

第 2 図は、 本発明の実施の形態のスピーカ振動板用織布を構成す る糸の他の例で、 複数の種類のマルチフィ ラメン トを引き揃えた引 き揃え糸の構造図で、 （A ) は部分平面図、 （ B ) は断面図である。 第 3 図は、 本発明の実施の形態のスピーカ振動板用織布を構成す る糸の他の例で、 複数の種類のマルチフィ ラメ ン トを引き揃えたコ ァヤーン糸の構造図で、 （A )は部分平面図、 （ B )は断面図である。 第 4図は、 本発明の実施の形態のスピーカ振動板用織布を構成す る糸の他の例で、 複数の種類のマルチフィ ラメン トを引き揃えた力 バー ドヤーン糸の構造図で、 （A ) は部分平面図、 （ B ) は断面図で ある。

第 5 図は、 本発明の実施の形態のスピーカ振動板用織布を構成す る糸の他の例で、 複数の種類のマルチフィ ラメン トを引き揃えた交 絡糸の構造図で、 （A ) は部分平面図、 （ B ) は断面図である。

第 6 図は、 本発明のスピーカ用振動板をスピーカに用いた場合の 例を示す図で、 （A ) はスピーカの平面図、 （ B ) は断面図である。

第 7 図は、 従来のスピーカ振動板用織布の状態を示す部分拡大図 である。

発明の実施の形態

以下、 本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。 第 1 図から第 5 図は、 本発明のスピーカ用振動板に用いるスピ一 力振動板用織布を構成している糸の構造を示す図である。 本発明の 実施の形態では、 糸として、 2つの種類のマルチフィ ラメン トで構 成されている。 その 2つの種類のマルチフィ ラメン ト としては、 ポ リエステル繊維と P B O繊維とを採用している。 第 1 図では、 2つ の種類のマルチフィ ラメン トを撚り合わせ、 撚糸 5 とし、 第 2 図で は引揃え糸 6 とし、 第 3 図ではコアヤーン糸 7 とし、 第 4図では力 バー ドヤーン糸 8 とし、 第 5 図では交絡糸 9 としたものをそれぞれ 示している。

第 1 図の （A ) および （ B ) に示したように、 1 本の糸は、 4本 のマルチフィ ラメン トを合わせ、 よりをかけた撚糸 5である。 この 4本のマルチフィ ラメン トは、 1 本の P B O繊維 1 と 3本のポリ ェ ステル繊維 2 とを撚り合わせている。 本発明の実施の形態の撚糸 5 は、 2 5 0デニールの P B O繊維 1 と 2 1 0デニールのポリエステ ル繊維 2 とが使われている。 それによつて、 約 1 0 0 0デニール相 当の撚糸 5が得られる。

この撚糸 5 を用いて布を織ることによって、 P B〇繊維 1 はポリ エステル繊維 2 の中に混ざり、 はっきり と P B〇繊維 1 の色が区別 されることのない織布ができ上がる。 この織布の状態で染色をすれ ば、 P B〇繊維 1 の染ま り方がポリエステル繊維 2 の染ま り方と異 なっても織布が格子状に見えることはない。

なお、 ポリエステル繊維 2 をあらかじめ着色して置いても良い。 この場合、 4本の単糸繊維の中に、 1 本の P B O繊維 1 の色が、 部 分的に見えるが、 3本の同じ色で着色されたポリエステル繊維 2が あるので、 撚り合わせた撚糸 5 自体は、 その大半のポリエステル繊 維 2 の色に支配されるため、ポリエステル繊維 2の色となっている。 このとき、 部分的に見える P B O繊維 1 の色が目立たないように、 ポリエステル繊維 2 の色を黄金色とするのが好ましい。

このように着色されたポリエステル繊維 2 を用いて構成された撚 糸 5 を用いて、 織布を織ることにより、 P B O繊維 1 はポリエステ ル繊維 2 の中に混ざり、 視覚的に P B O繊維 1 の色が区別される こ とはない。 織布として完成品になったとき、 織布自身はポリエステ ル繊維 2 の色とされる。 従来のように P B O繊維 1 で構成された糸 が原因で格子状の模様となってしまう という ことが無くなる。

また、 着色されたマルチフィ ラメン トを選ぶと、 このマルチフィ ラメン トを使っている糸は、 着色工程を行わなくても、 色が付く こ ととなる。このため、その糸でスピーカ振動板用織布を織り込むと、 糸の色が織布の色となり、 織ってから色染めの着色工程を省略する ことができ、 操作手順が簡単になる。

本実施の形態では、 強い強度の P B O繊維 1 を交ぜて燃り合わせ た撚糸 5 によって、 織布を形成しているため、 従来の何本かおきに

P B Oの糸を交織していた織布に比較して、 より強度アップの効果 が織布全体で平均的に得られる。 この織布を振動板に用いると、 耐 用年数が長くなると共に高出力のスピーカにも適用することが可能 となる。

上述した織布を第 6図に示すように、 スピーカ用振動板 4 の表面 に使用すると、 スピーカ用振動板 4の色はこの織布の色となる。 こ のようにすると、 むらなく きれいな色を持ち、 強度が平均的にアツ プしたスピーカ用振動板 4を得ることができるようになる。 なお、 あらかじめ着色した単糸繊維 1 , 2 を用いると、 染色工程を省略す ることが可能となる効果も有することとなる。

上述したスピーカ振動板用織布を用いたスピーカ用振動板 4 は、 スピーカ 3 の本体に設置する。 正面から見ると、 そのスピーカ用振 動板 4の色は、 スピーカ 3の色として表示される。 スピーカ用振動 板 4の色合いがきれいになる （格子状な模様またはむらが出ない） ため、 スピーカ 3全体の美観を向上する。

上述の実施の形態は、 本発明の好適な実施の形態の例であるが、 これに限ることはなく 、 本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形 実施可能である。 たとえば、 第 2図の （A ) と （ B ) に示したよう に、 スピーカ振動板用織布を構成している織糸は、 引き揃え式の糸 6でも良い。 その引き揃え糸 6 は、 何本かの P B〇繊維 1 と何本か の着色された若しく は着色されないポリエステル繊維 2 とを引き揃 えて 1 つの引き揃え糸 6 となっている。 その引き揃え糸 6 の色は、 撚糸 5 と同じように、 着色されたポリエステル繊維 2 を使用したと きは、 その色で表示される。

また、 スピーカ振動板用織布を構成している織糸は、 コアヤーン のような構成になっても良い。 このコアヤーン糸 7 は、 第 3 図に示 したように、 P B O繊維 1 が芯糸として中央部に設置され、 その芯 糸の周りの鞘部に着色されたポリエステル繊維 2 を.配して芯糸を被 覆したものである。

また、 その織糸は、 カバー ドヤーン糸 8でも良い。 第 4図に示す ように、 このカバ一 ドヤーン糸 8 の構造は、 コアヤーン糸 7 と同じ ように P B〇繊維 1 の芯糸を設置し、 その P B〇繊維 1 の芯糸にポ リエステル繊維 2 を捲き回して芯糸を被覆するようにしている。 上 述のコアヤーン糸 7やこのカバー ドヤーン糸 8 の場合、 P B O繊維 1 の色が隠れるため、 色の自由度がさ らに大きくなる。

また、 スピーカ振動板用織布を構成されている織糸は、 第 5 図に 示すような交絡糸 9でも良い。 この交絡糸 9 は、 P B O繊維 1 のみ で、 または P B〇繊維 1 とポリエステル繊維 2 を空気流ノズルを通 して各繊維を絡ませたものである。 - 上述したコアヤーン糸 7 、カバー ドヤーン糸 8および交絡糸 9 は、 いずれか着色しにく い P B O繊維 1 を芯糸として中央部に配置した り、 絡ませたり してその芯糸の周り に着色し易いポリエステル繊維 2等のステープル （コアヤーンのみ） を用いるようになつている。 従って、 織布とした後に染色した場合に、 ポリ エステル繊維 2 は十 分染色され、 着色されにく い P B〇繊維 1 の色が目立たなくなる。 また、 ポリエステル繊維 2 として着色されたものを使用した場合に は、 織った後のスピーカ振動板用織布の色は、 既に着色されたポリ エステル繊維 2 の色となる。 即ち、 ポリエステル繊維 2が着色され てない場合に、 織った後に染色しても、 着色されたポリエステル繊 維 2 を交ぜて織布を形成し、 染色工程を省略しても、 いずれの場合 も格子状の模様またはむらが出ず、均一できれいな色が表示される。 また、 スピーカ振動板用織布が用いられる糸の構成は、 本発明の 実施の形態では、 P B O繊維 1 とポリエステル繊維 2で構成されて いるが、 それ以外の人造繊維でも良い。 たとえば、 ポリ プロ ピレン 繊維と P B 0繊維 1 の構成と したり、 またはポリエステル繊維 2 と ポリ プロ ピレン繊維と P B O繊維 1 の 3種類の構成と したり しても 良い。 また、 P B 0繊維 1 の代わり に他の強度アップ用の繊維を入 れたり、 強度アップ繊維を入れずに単に複数の種類の繊維で糸を構 成するだけとしても良い。

また、 織布の糸に用いるマルチフィ ラメン トは、 着色された繊維 ではなく 、 着色されてない単糸繊維を使用して、 織布完成品になつ たとき、 またはスピーカ用振動板 4 に組み込まれた後に染色工程を 行う こともできる。

産業上の利用可能性

以上詳述したように、 本発明のスピーカ振動板用織布およびスピ —力振動板ならびにスピーカによれば、 織布に用いる糸が複数の種 類からなる繊維が複合した糸となっているため、 染色したときに格 子状の模様が生じない。 また、 一部に着色された繊維を使用 したと きでも全体としては均一な色合いの表面となる。

また、 撚糸、 引揃え糸、 コアヤーン糸、 カバー ドヤーン糸、 また は交絡糸とすることによ り、強度アップを図ることができると共に、 染めた場合にも一層格子状の模様が生じないようにすることができ る。 さらに、 P B O繊維を交ぜると、 P B〇繊維が強度的に極めて 強い特性があるため、 強度アップの効果が局部ではなく、 全体で平 均的に得られるようになる。

さらに他の繊維自体があらかじめ着色されたものであれば、 P B 0繊維等他の繊維と合わせて織った状態で色付きの織布となり、 織 つてからの染めの工程を省略することができるため、 作業手順が簡 単になる。 しかも、 格子状の模様は発生せず、 全体的に均一な着色 状態となる。

Claims

請 求 の 範 囲

. 複数の種類の繊維からなる糸を織った織布を用いたスピーカ振 動板用織布において、

該複数の種類の繊維のうちの少なく とも 1 つは、 難染色性の繊 維であることを特徴とするスピーカ振動板用織布。

. 該難染色性の繊維は、 P B O (ポリパラフエ二レンべンゾビス ォキサゾール） 繊維であることを特徴とする請求項 1 記載のスピ 一力振動板用織布。

. 該糸は、 撚糸、 引揃え糸、 コアヤーン、 カバー ドヤーン、 また は交絡糸であることを特徴とする請求項 1 又は 2記載のスピーカ 振動板用織布。

. スピーカ振動板に用いるスピーカ振動板用織布において、 該織布を織るための糸を構成する複数の種類の繊維のうち難染 色性の繊維以外の少なく とも 1 つは、 染色または顔料で着色され た繊維であることを特徴とする請求項 1 又は 2記載のスピーカ振 動板用織布。

. 該コアヤーン、 カバー ドヤーン、 または交絡糸の芯糸に P B O (ポリパラフエ二レンべンゾビスォキサゾール） 繊維を配置する ことを特徴とする請求項 3記載のスピーカ振動板用織布。

. 該着色された繊維は、 ガラスまたはポリエステルまたはポリ プ ロピレンであることを特徴とする請求項 4記載のスピーカ振動板 用織布。

. 請求項 1 ないし 6 のいずれか 1項に記載の該スピーカ振動板用 織布を振動板の少なく とも一部分に用いたことを特徴とするスピー 力用振動板。

8 . 請求項 1 、 2 、 3 または 5記載の該スピーカ振動板用織布を、 着色した後にスピーカ振動板として加工したことを特徴とするスピ —力。

9 . 請求項 4または 6記載の該スピーカ振動板用織布を着色しない で振動板として加工したことを特徴とするスピーカ。