WO2003063747A1

WO2003063747A1 - Article vestimentaire jetable de type caleçon

Info

Publication number: WO2003063747A1
Application number: PCT/JP2003/000853
Authority: WO
Inventors: Toshifumi Otsubo; Shunsuke Takino; Nariaki Shimoe
Original assignee: Uni-Charm Co., Ltd.
Priority date: 2002-01-31
Filing date: 2003-01-29
Publication date: 2003-08-07
Also published as: JP4051208B2; BR0307542B1; US7220251B2; AU2003239602B2; TW568777B; EP1473009A4; CN1635862A; CN1296025C; KR20040079433A; US20050004548A1; BR0307542A; EP1473009A1; JP2003220091A; CA2474150C; CA2474150A1; TW200302711A; MY130486A; KR100575074B1

Description

明細書パンツ型の使い捨て着用物品技術分野

本発明は、排泄物を吸収、保持するパンヅ型の使い捨て着用物品に関する。背景技術

互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、透液性表面シートおよび不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在して股下域から前後胴周り域へ向かって延びる吸液性パネルとから構成され. 前後胴周り域の互いに重なり合う胴周り側部が連結されて胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とが形成されたパンツ型の使い捨て着用物品は公知である。

脚周り開口は、パネルの両側縁の外側を脚周り方向へ延びる脚周りフラップに囲繞されている。脚周りフラップは、その自由側縁が脚周り開口の頂部の側から底部の側に向かって物品の幅方向内方へ弧を画き、自由側縁間の幅寸法が脚周り開口の底部で最小となっている。物品は、股下域の幅寸法が前後胴周り域の幅寸法よりも小さく、前後胴周り域の連結を解除した展開平面形状が実質的に砂時計型を呈する。そのようなパンツ型の着用物品としては、特開平 1 1 一 1 0 4 1 7 7号公報、特開平 1 1— 1 0 4 1 8 0号公報、特開平 1 1— 1 5 5 9 0 4号公報、特開平 1 1— 1 6 9 4 0 3号公報に開示されている。

前記公知の着用物品では、胴周り開口を広げてそれを胴周り開口の上方から見ると、物品の縦方向へ開口する胴周り開口に対して脚周り開口が物品の幅方向へ開口しており、胴周り開口と脚周り開口とが直線的につながっておらず、脚周り開口の底部の側に延びる脚周りフラップが胴周り開口の直下に位置することがわかる。この物品では、それを着用するために着用者がその両脚を胴周り開口から脚周り開口へ通すとき、脚周り開口の底部に位置する脚周りフラップに脚の指や踵が引っ掛り易く . 物品の着用に手間取る場合がある。

また、この物品では、脚周り開口の底部における股下域の幅寸法が着用者の股間部の幅寸法よりも大きいので、物品を着用したときに、股下域が着用者の股間部に納まらず、股下域が嵩張って着用中に違和感がある。この物品では、股下域が着用者の股間部によって締め付けられたとき、脚周りフラップが不規則に折れ曲がったり、パネルに不規則な多数の皺が生じるので、股下域における排泄物吸収機能が低下し易く、股下域から排泄物が漏れてしまう場合がある。

なお、着用者の股間部の幅寸法は、概ね 3〜 8 c mの範囲にある。また、市販されている着用物品の多くは、股下域におけるパネルの最小幅寸法が概ね 1 0〜 2 0 c mの範囲にあり、股下域における脚周りフラップの自由側縁間の最小幅寸法が概ね 1 5〜 3 0 c mの範囲にある。ゆえに、市販の物品では、脚周り開口の底部における股下域の幅寸法が着用者の股間部の幅寸法よりも大きい。

本発明の課題は、着用に手間取ることがなく、股下域を着用者の股間部に納めることができ、着用中の違和感がないパンヅ型の使い捨て着用物品を提供することにある。発明の開示

前記課題を解決するための本発明の前提は、肌当接側に位置する透液性シ一トと、肌非当接側に位置する不透液性シートと、それらシ一トの間に位置する吸液性第 1パネルとから構成され. 胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とを有し、前記脚周り開口が、前記第 1 パネルの両側縁の外側を脚周り方向へ延びる脚周りフラップに囲繞され、前記第 1パネルの両側縁間の幅寸法が、前記脚周り開口の底部の側で最小となるパンヅ型の使い捨て着用物品である。

前記前提における本発明の特徴として、前記脚周りフラップには、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁から該脚周り開口の頂部の側に位置する前記脚周りフラップの自由側縁に向かって脚周り方向上方へ延びる第 1折曲線と、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁から該脚周り開口の底部の側に位置する前記脚周りフラップの自由側縁に向かって幅方向外方へ延びる第 2折曲線とが形成され、

前記脚周りフラップが、前記第 1および第 2折曲線を介して折曲されて前記脚周り開口の幅方向内方へ折り込まれ、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記脚周りフラップが、前記第 1パネルの上方へ起立し、前記脚周りフラップの自由側縁どうしが、前記脚周り開口の底部で幅方向内方へ向かって互いに接近することにある。

本発明の実施の態様の一例としては、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記脚周りフラップの自由側縁どうしの最小離間寸法が、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁間の最小幅寸法と略同一である。本発明の実施の態様の他の一例としては、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁間の最小幅寸法が 2〜 9 c mの範囲にある。

本発明の実施の態様の他の一例としては、前記脚周り方向へ延びる脚周り用弾性部材が、前記脚周りフラップに伸長状態で取り付けられている。

本発明の実施の態様の他の一例としては、前記脚周りフラップの自由側縁が、前記脚周り開口の頂部の側から底部の側に向かって幅方向内方へ実質的に弧を画き、前記脚周りフラップの自由側縁間の幅寸法が、前記脚周り開口の底部の側で最小となる。

本発明の実施の態様の他の一例としては、前記透液性シートと前記不透液性シートとの間に介在する吸液性第 2パネルが、前記第 1折曲線近傍と前記脚周りフラップの自由側縁との間に配置され、前記脚周りフラップとともに前記脚周り開口の幅方向内方へ折り込まれている。

本発明の実施の態様の他の一例として、前記第 2折曲線を含むその近傍では、前記第 2パネルの剛性が相対的に低いかまたは前記第 2パネルが存在しない。図面の簡単な説明

図 1は、使い捨て着用物品の斜視図。

図 2は、脚周りフラップを脚周り開口の内側へ折り込む以前の状態で示す物品の斜視図。

図 3は、前後胴周り域の連結を解除した状態で示す図 2の物品の部分破断展開平面図。

図 4は、図 1 の A— A線矢視断面図。図 5は、胴周り開口を広げて図 1の物品を胴周り開口の上方から見たときの図。

図 6は、他の実施の形態を示す着用物品の斜視図。

図 7は、前後胴周り域の連結を解除した状態で示す図 6の物品の部分破断展開平面図。

図 8は、図 6の B— B線矢視断面図。

図 9は、胴周り開口を広げて図 6の物品を胴周り開口の上方から見たときの図。発明を実施するための最良の形態

添付の図面を参照し、本発明に係るパンツ型の使い捨て着用物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。

図 1， 2は、使い捨て着用物品 Αの斜視図と、脚周りフラップ 1 3を脚周り開口 1 7の内側へ折り込む以前の状態で示す物品 1 Aの斜視図とであり、図 3 , 4は、前後胴周り域 8 , 1 0の連結を解除した状態で示す図 2の物品 1 Aの部分破断展開平面図と、図 1の A— A線矢視断面図とである。図 1， 2では、胴周り方向を矢印 X I、幅方向を矢印 X 2で示し、縦方向を矢印 Y、脚周り方向を矢印 Ζで示す。なお、表面シート 2や裏面シート 3、外装シート 4の内面とは、第 1パネル 5に対向する面をいい、それらシート 2， 3， 4の外面とは、第 1パネル 5 に非対向の面をいう。

物品 1 Αは、肌当接側に位置する矩形の透液性表面シ一ト 2 (透液性シート）と、肌非当接側に位置する矩形の不透液性裏面シート 3 (不透液性シート）と、裏面シート 3の外側に位置してその面積が表裏面シート 2 , 3のそれよりも大きい不透液性外装シート 4 (不透液性シート）と、表裏面シート 2， 3の間に介在してそれらシート 2， 3のうちの少なくとも一方の内面に固着された吸液性第 1パネル 5 とから構成されている。物品 1 Aでは、表裏面シート 2 , 3 とパネル 5 とが液吸収性バット構造体 6 を形成し、外装シート 4がパンッ構造体 Ίを形成している。

物品 1 Aは、互いに対向する前胴周り域 8および後胴周り域 1 0 と、それら胴周り域 8 , 1 0の間に位置する股下域 9 とを有する。物品 1 Aは、パネル 5の両端縁 5 aの外側に位置して前後胴周り域 8， 1 0 を胴周り方向へ延びる胴周り端部 1 1 と、パネル 5の両側縁 5 bの外側に位置して前後胴周り域 8 , 1 0 を縦方向へ延びる胴周り側部 1 2 と、パネル 5の両側縁 5 bの外側に位置して股下域 9 を脚周り方向へ延びる脚周りフラップ 1 3 とを有する。

物品 1 Aでは、胴周り側部 1 2の側縁 1 4近傍が合掌状に重なり合い、側縁 1 4近傍が縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線 1 5 を介して固着されている。前後胴周り域 8， 1 0が連結された物品 1 Aには、着用者の胴部を通す胴周り開口 1 6 と、胴周り開口 1 6の下方に位置して着用者の両脚を通す一対の脚周り開口 1 7 とが形成されている。物品 1 Aでは、胴周り開口 1 6が胴周り端部 1 1 に囲繞され、脚周り開口 1 Ίが脚周りフラップ 1 3 に囲繞されている。

物品 1 Aでは、前後胴周り域 8， 1 0 と股下域 9の中央部とにおいて裏面シート 3の外面と外装シート 4の内面とが接着剤 1 8を介して固着されている。脚周りフラップ 1 3は、その自由側縁 1 3 aが脚周り開口 1 7の頂部 1 7 aの側から底部 1 7 bの側に向かって物品 1 Aの幅方向内方へ実質的に弧を画き、自由側縁 1 3 a間の幅寸法 M 3が脚周り開口 1 7の底部 1 7 b の側で最小となっている。物品 1 Aは、図 3 に示すように、股下域 9の幅寸法が前後胴周り域 8 , 1 0の幅寸法よりも小さく、その平面形状が砂時計型を呈する。

パネル 5は、股下域 9から前後胴周り域 8 , 1 0へ向かって延びている。パネル 5 は、その両側縁 5 bが股下域 9 において物品 1 Aの幅方向内方へ向かって弧を画いている。パネル 5は、その平面形状が砂時計型を呈し、両側縁 5 b間の幅寸法が脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側で最小となっている。脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置するパネル 5の両側縁 5 b間の最小幅寸法 M lは、 2〜 9 c mの範囲にある。最小幅寸法 M 1 が 2 c m未満では、脚周り開口 1 Ίの底部 1 Ί bの側における股下域 9の排泄物吸収機能が著しく低下してしまう。最小幅寸法 M l が 9 c mを超過すると、物品 1 Aを着用したときに、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置するパネル 5が着用者の股間部に納まらず、パネル 5が嵩張って物品 1 Aの着用中に違和感がある。また、パネル 5が着用者の股間部によって締め付けられたときに、パネル 5 に不規則な多数の皺が生じてしまう。パネル 5は、その平面形状を砂時計型に限定するものではなく、最小幅寸法 M 1が 2〜 9 c mの範囲にあれば、その平面形状が矩形であってもよい。

表面シート 2 と裏面シート 3 とでは、パネル 5の両端縁 5 a から縦方向外方へ延びるそれらシート 2， 3の両端部 2 a , 3 aとパネル 5の両側縁 5 bから幅方向外方へ延びるそれらシート 2 , 3の両側部 2 b， 3 bとが互いに重なり合い、両端部 2 a， 3 aと両側部 2 b , 3 bとにおいてそれらシート 2， 3の内面どうしが固着されている。表裏面シート 2， 3の両側部 2 b， 3 bは、前後胴周り域 8 , 1 0 において物品 1 Aの幅方向内方へ向かって折曲されている。前後胴周り域 8 , 1 0に位置するそれらシート 2 , 3の両側部 2 b， 3 bは、物品 1 Aの幅方向内方へ倒伏した状態にあり、互いに当接する表面シート 2 の外面どうしが固着されている。

なお、図示はしていないが、パネル 5の両側縁 5 bの外側には、表裏面シート 2 , 3 とは別体の防漏シートが取り付けられていてもよい。この場合、防漏シートは、パネル 5の両側縁 5 bの外側に固着された固定縁部と、パネル 5の上方へ起立性向を有する自由縁部と、物品 1 Aの幅方向内方へ倒伏した状態でパネル 5の両端縁 5 aの外側に固着された固定両端部とを有し. 自由縁部に脚周り方向へ延びる弾性部材が伸長状態で取り付けられる。防漏シートとしては、疎水性繊維不織布、疎水性繊維不織布と不透液性プラスチックフィルムとを重ね合わせた複合シートのいずれかを使用することができる。

胴周り端部 1 1 は、パネル 5の両端縁 5 aから縦方向外方へ延びる外装シート 4から形成されている。胴周り側部 1 2は、パネル 5の両側縁 5 bから幅方向外方へ延びる外装シート 4から形成されている。外装シート 4には、疎水性繊維不織布 1 9， 2 0 を重ね合わせた複合不織布が使用されている。胴周り端部 1 1 には、胴周り方向へ延びる帯状の胴周り用弾性部材 2 1が伸長状態で取り付けられている。胴周り用弾性部材 2 1は、不織布 1 9， 2 0の間に介在し、それら不織布 1 9 , 2 0のうちの少なくとも一方に固着されている。

脚周りフラップ 1 3は、パネル 5の両側縁 5 bから幅方向外方へ延びる表裏面シート 2， 3の両側部 2 b , 3 b とパネル 5 の両側縁 5 bから幅方向外方へ延びる外装シート 4 とかも形成されている。脚周りフラップ 1 3には、脚周り方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材 2 2が伸長状態で取り付けられている , 脚周りフラップ 1 3 には、第 1折曲線 L 1 と第 2折曲線 L 2 とが形成されている。第 1折曲線 L 1 は、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置するパネル 5の両側縁 5 bから脚周り開口 1 7の頂部 1 7 aの側に位置する脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aに向かって脚周り方向上方へ延びている。第 2折曲線 L 2は、脚周り開口 1 Ίの底部 1 Ί bの側に位置するパネル 5 の両側縁 5 bから脚周り開口 1 7の底部 1 Ί bの側に位置する脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aに向かって幅方向外方へ延びている。脚周りフラップ 1 3は、第 1および第 2折曲線 L 1 , L 2 を介して折曲され、図 2 に矢印 X 3で示すように、物品 1 Aの幅方向内方かつ脚周り開口 1 7の内側へ向かって折り込まれている。

脚周り用弾性部材 2 2は、外装シ一ト 4に取り付けられた第 1弾性部材 2 3 と表裏面シート 2 , 3の両側部 2 b， 3 bに取り付けられた第 2弾性部材 2 4 とから形成されている。第 1弾性部材 2 3は、前胴周り域 8の側から股下域 9 の中央部へ向かつて凸となる弾性部材 2 3 aと、後胴周り域 1 0の側から股下域 9の中央部へ向かって凸となる弾性部材 2 3 b とから形成されている。それら弾性部材 2 3 a， 2 3 bは、脚周りフラップ 1 3を脚周り方向へ延びる両側部分 2 3 a _{l 5} 2 3 b iと、股下域 9 の中央部を幅方向へ横切る中央部分 2 3 a ₂ , 2 3 b ₂とを有する。第 1弾性部材 2 3は、不織布 1 9， 2 0の間に介在し、それら不織布 1 9 , 2 0のうちの少なくとも一方に固着されている。

第 2弾性部材 2 4は、弾性部材 2 3 a , 2 3 bの両側部分 2 3 a ！ , S S b iの間を脚周り方向へ延びている。第 2弾性部材 2 4は、表裏面シ一ト 2， 3の両側部 2 b， 3 bの一部に被覆された状態で、表面シート 2 の外面に固着されている。

脚周り用弾性部材 2 2では、弾性部材 2 3 a , 2 3 bの両側部分 2 3 a ！ , 2 3 と第 2弾性部材 2 4の両端部分 2 4 aとが交差しており、それら弾性部材 2 3 , 2 4が脚周りフラップ 1 3 において実質的に環を形成している。

図 3の平面図から図 1 の物品 1 Aを作るには、前後胴周り域 8 , 1 0が互いに対向するように、表面シート 2を内側にして物品 1 Aを股下域 9 において折曲し、胴周り側部 1 2の側縁 1 4近傍を固着して前後胴周り域 8 , 1 0を連結する。次に、脚周りフラップ 1 3を第 1および第 2折曲線 L 1 , L 2 を介して折曲し、図 2 に矢印 X 3で示すように、脚周りフラップ 1 3 を物品 1 Aの幅方向内方かつ脚周り開口 1 7の内側へ向かって折り込めばよい。

物品 1 Aでは、脚周りフラップ 1 3が脚周り開口 1 7の内側へ折り込まれることで、図 4に示すように、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置する脚周りフラップ 1 3がパネル 5の上方へ起立している。脚周り開口 1 7の底部 1 7 bでは、脚周りフラップ 1 3 を折り込む以前の状態を示す図 2 と比較し、脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aどうしが物品 1 Aの幅方向内方へ接近し、脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aどうしの離間寸法が縮小している。脚周り開口 1 7の底部 1 7 bでは、脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aどうしの最小離間寸法 M 2 がパネル 5の両側縁 5 b間の最小幅寸法 M 1 と略同一になり、最小離間寸法 M 2が最小幅寸法 M 1 同様に 2〜 9 c mの範囲となる。

物品 1 Aでは、脚周りフラップ 1 3 を折り込むことによって、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側における股下域 9 の幅寸法がパネル 5の最小幅寸法 M 1 と略同一になり、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側における股下域 9の幅寸法を着用者の股間部の幅寸法（概ね. 3〜 8 c mの範囲）と略同一または着用者の股間部の幅寸法よりも小さくすることができる。物品 1 Aでは、それを着用したときに、脚周り開口 1 7 の底部 1 7 bの側における股下域 9 が着用者の股間部に納まるので、着用した物品 1 A に対する違和感がない。物品 1 Aでは、その股下域 9が着用者の股間部によって締め付けられたとしても、脚周りフラップ 1 3が不規則に折れ曲がったり、パネル 5 に不規則な多数の皺が生じることはないので、股下域 9 における排泄物吸収機能が低下することはなく、股下域 9から排泄物が漏れてしまうことはない。

脚周り閧ロ 1 7の底部 1 7 bでは、パネル 5の上方へ起立する脚周りフラップ 1 3が排泄物に対する障壁を形成するので、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bからの排泄物の漏れを防く、ことができる。

図 5は、胴周り開口 1 6 を広げて図 1の物品 1 Aを胴周り開口 1 6の上方から見たときの図である。物品 1 Aでは、それを胴周り開口 1 6の上方から見ると、胴周り開口 1 6 と脚周り開口 1 7の底部 1 7 bとが縦方向へ開口しており、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bが胴周り開口 1 6の直下に位置し、胴周り開口 1 6 と脚周り開口 1 7の底部 1 7 bとが略直線的につながっている。物品 1 Aでは、それを着用するために着用者がその両脚を胴周り開口 1 6から脚周り開口 1 7へ通すとき、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置する脚周りフラップ 1 3 に着用者の脚の指や踵が引っ掛ることはなく、物品 1 Aの着用に手間取ることはない。

図 6 , 7は、他の実施の形態を示す着用物品 1 Bの斜視図と、前後胴周り域 8 , 1 0 の連結を解除した状態で示す図 6の物品 1 Bの部分破断展開平面図とであり、図 8 , 9は、図 6の B— B線矢視断面図と、胴周り開口 1 6 を広げて図 6の物品 1 Bを胴周り開口 1 6の上方から見たときの図とである。図 6では、胴周り方向を矢印 X I、幅方向を矢印 X 2で示し、縦方向を矢印 Y、脚周り方向を矢印 Ζで示す。

物品 1 Bは、肌当接側に位置する透液性表面シート 2 (透液性シート）と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート； 3 (不透液性シート）と、裏面シート 3の外側に位置する不透液性外装シート 4 (不透液性シート）と、表裏面シート 2， 3の間に介在する吸液性第 1パネル 5 とから構成され、脚周りフラップ 1 3に第 1折曲線 L 1 と第 2折曲線 L 2 とが形成されている点において図 1の物品 1 Αと同一である。この物品 1 Bが図 1のそれと異なる点は、以下のとおりである。

物品 1 Bでは、図 6 に示すように、吸液性第 2パネル 2 5 が第 1折曲線 L 1近傍と脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 a との間に配置されている。第 2パネル 2 5は、表面シート 2 と裏面シート 3 との間に介在し、それらシート 2， 3のうちの少なくとも一方の内面に固着されている。第 2折曲線 L 2 を含むその近傍では、第 2パネル 2 5が存在しない。

この物品 1 Bでは、表裏面シート 2 , 3 と第 1および第 2パネル 5 , 2 5 とが液吸収性バット構造体 6 を形成し、外装シ一ト 4がパンヅ構造体 Ί を形成している。第 1パネル 5は、その平面形状が砂時計型を呈し、両側縁 5 b間の幅寸法が脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側で最小となっている。脚周り開口 1 Ί の底部 1 7 bの側に位置する第 1パネル 5の両側縁 5 b間の最小幅寸法 M 2は、図 1 の第 1パネル 5の両側縁 5 b間のそれと同一であり、 2〜 9 c mの範囲にある。

第 1折曲線 L 1は、脚周り開口 1 7 の底部 1 7 bの側に位置する第 1パネル 5の両側縁 5 bから脚周り開口 1 7 の頂部 1 7 aの側に位置する脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aに向かつて脚周り方向上方へ延びている。第 2折曲線 L 2 は、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置する第 1パネル 5の両側縁 5 bから脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置する脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aに向かって幅方向外方へ延びている , 物品 1 Bでは.、脚周りフラップ 1 3が第 1および第 2折曲線 L 1， L 2 を介して折曲され、脚周りフラップ 1 3 とともに第 2 パネル 2 5 が物品 1 Bの幅方向内方かつ脚周り開口 1 7の内側へ向かって折り込まれている。

図 7の平面図から図 6の物品 1 Bを作るには、前後胴周り域 8 , 1 0が互いに対向するように、表面シート 2を内側にして物品 1 Bを股下域 9 において折曲し、胴周り側部 1 2の側縁 1 4近傍を固着して前後胴周り域 8， 1 0を連結する。次に、脚周りフラップ 1 3を第 1および第 2折曲線 L 1 , L 2を介して折曲し、脚周りフラップ 1 3 と第 2パネル 2 5 とを物品 1 Bの幅方向内方かつ脚周り開口 1 7の内側へ向かって折り込めばよい。

物品 1 Bでは、脚周りフラップ 1 3が第 1および第 2折曲線 L 1 , L 2 を介して脚周り開口 1 7の内側へ折り込まれることで、図 8 に示すように、脚周り開口 1 7の底部 1 Ί bの側に位置する脚周りフラップ 1 3 とともに第 2パネル 2 5が第 1パネル 5の上方へ起立している。脚周り開 Ρ 1 7の底部 1 7 bでは、脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aどうしが物品 1 Bの幅方向内方へ接近し、脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aどうしの離間寸法が縮小している。脚周り開口 1 7の底部 1 7 bでは、脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 a間の最小離間寸法 M 2が第 1パネル 5の両側縁 5 b間の最小幅寸法 M 1 と略同一になつている。

物品 1 Bでは、脚周りフラップ 1 3 を折り込むことによって、脚周り開口 1 Ίの底部 1 Ί bの側における股下域 9の幅寸法がパネル 5の最小幅寸法 M 1 と略同一になり、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bにおける股下域 9の幅寸法を着用者の股間部の幅寸法と同一または着用者の股間部の幅寸法よりも小さくすることができる。物品 1 Bでは、それを着用したときに、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側における股下域 9が着用者の股間部に納まるので、着用した物品 1 Bに対する違和感がない。物品 1 B では、その股下域 9が着用者の股間部によって締め付けられたとしても、脚周りフラップ 1 3が不規則に折れ曲がったり、第 1パネル 5 に不規則な多数の皺が生じることはないので、股下域 9 における排泄物吸収機能が低下することはなく、股下域 9 から排泄物が漏れてしまうことはない。

脚周り開口 1 7の底部 1 7 bでは、第 1パネル 5の上方へ起立する脚周りフラップ 1 3 と第 2パネル 2 5 とが排泄物に対する障壁を形成するので、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bからの排泄物の漏れを防く、ことができる。脚周り開口 1 7の底部 1 7 b では、第 1パネル 5が排泄物を吸収することはもちろんのこと、第 2パネル 2 5 も排泄物を吸収するので、図 1 の物品 1 B と比較し、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bにおいて物品 1 Bに多量の排泄物を吸収させることができる。 00853

15 物品 1 Bでは、図 9 に示すように、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bが胴周り開口 1 6 の直下に位置し、胴周り開口 1 6 と脚周り開口 1 7の底部 1 7 b とが略直線的につながつている。物品 1 Bでは、それを着用するために着用者がその両脚を胴周り開口 1 6から脚周り開口 1 7へ通すとき、脚周り開口 1 7の底部 1 7 bの側に位置する脚周りフラップ 1 3に着用者の脚の指や踵が引っ掛ることはなく、物品 1 Bの着用に手間取ることはない。物品 1 Bでは、第 2折曲線 L 2を含むその近傍に第 2パネル 2 5が存在しないので、脚周りフラップ 1 3を第 2折曲線 L 2で折曲し易く、第 2折曲線 L 2 を含むその近傍に第 2パネル 2 5が存在する場合と比較し、脚周りフラップ 1 3 を折り込んだときのフラップ 1 3の嵩張りを防ぐことができる。

この物品 1 Bでは、第 2折曲線 L 2 を含むその近傍に第 2パネル 2 5が存在していてもよい。第 2折曲線 L 2 を含むその近傍に第 2パネル 2 5が存在する場合では、第 2折曲線 L 2 を含むその近傍における第 2パネル 2 5の剛性がそこを除く第 2パネル 2 5の剛性よりも低くなつていることが好ましい。物品 1 Bでは、第 1折曲線 L 1 を含むその近傍に存在する第 2パネル 2 5の剛性がそこを除く第 2パネル 2 5の剛性よりも低くなつていることが好ましい。また、物品 1 Bでは、第 1折曲線 L 1 を含むその近傍に第 1パネル 5が存在していてもよい。第 1折曲線 L 1 を含むその近傍に第 1パネル 5が存在する場合では、第 1折曲線 L 1 を含むその近傍における第 1パネル 5の剛性がそこを除く第 1パネル 5の剛性よりも低くなつていることが好ましい。第 1および第 2折曲線 L 1， L 2 を含むその近傍における第 1および第 2パネル 5， 2 5の剛性を低くするには、たとえば、それらパネル 5 , 2 5 を形成するフラヅフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維とのうちの少なくとも一方の単位体積当たりの坪量を低下させればよい。

図 1 と図 6 とに示す物品 1 A , 1 Bでは、脚周りフラップ 1 3の折り込み形態を確実に維持するため、脚周りフラップ 1 3 が折り込まれたときに、第 1および第 2折曲線 L 1 , L 2 と脚周りフラップ 1 3の自由側縁 1 3 aとの間に位置して互いに当接する外装シート 4の外面どうしを固着してもよい。

表面シート 2 には、親水性繊維不織布、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有するプラスチックフイルムのいずれかを使用することができる。裏面シート 3には、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、疎水性繊維不織布どうしを重ね合わせた複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとを重ね合わせた複合シートのいずれかを使用することができる。外装シート 4には、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとを重ね合わせた複合シートのいずれかを使用することもできる。裏面シート 3や外装シート 4には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布の両面を、高い強度を有しかつ柔軟性に富んだスパンボンド法による繊維不織布で挟んだ複合不織布を使用することもできる。

不織布には、スパンレース、二一ドルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンド、エア一スルー、の各製法により製造されたものを使用することができる。不織布の構成繊維には、ポリオレフイン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレンやポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。

外装シート 4 には、伸縮性かつ疎水性の繊維不織布、伸縮性かつ不透液性のブラスチックフィルム、伸縮性かつ疎水性の繊維不織布を重ね合わせた複合不織布、伸縮性かつ疎水性の繊維不織布と伸縮性かつ不透液性のプラスチックフィルムとを重ね合わせた複合シートのいずれかを使用することもできる。

伸縮性不織布には、メルトブローンやスパンボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。伸縮性不織布の構成繊維には、熱可塑性エラストマ一樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維を使用することができる。また、外装シート 4 には、熱可塑性エラストマー樹脂繊維からなる伸縮性繊維不織布の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、のいずれかの熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる繊維不織布を貼り合わせた複合不織布を使用することもできる。

第 1 および第 2パネル 5 , 2 5 は、フラッフパルプと高吸収性ポリマ一粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所要の厚みに圧縮されている。第 1および第 2パネル 5 , 2 5 は、それの型崩れやポリマ一粒子の脱落を防止するため、全体がティヅシュぺ一パーに被覆、接合されていることが好ましい。ポリマ一粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマ一系のものを使用することができる。

表面シート 2 と裏面シート 3 との固着、表裏面シート 2 , 3 とパネル 5 , 2 5 との固着、脚周りフラップ 1 3 に対する弹性部材 2 1， 2 2の固着には、ホヅトメルト型接着剤、または、ヒートシールゃソニックシール等の熱による溶着手段を利用す W

18 ることができる。本発明にかかるパンヅ型の使い捨て着用物品によれば、第 1 および第 2折曲線を介して脚周りフラップが物品の幅方向内方 5 かつ脚周り開口の内側へ向かって折り込まれることで、脚周り閧口の底部の側に位置する脚周りフラップが第 1 パネルの上方へ起立するとともに、脚周りフラップの自由側縁どうしが脚周り開口の底部で物品の幅方向内方へ接近し、脚周りフラップを折り込む以前の状態よりも、脚周り開口の底部において脚周り

10 フラップの自由側縁どうしの離間寸法が縮小する。この物品では、脚周り開口の底部が胴周り開口の直下に位置し、胴周り閧口と脚周り開口の底部とが直線的につながるので、物品を着用するために着用者がその両脚を胴周り開口から脚周り開口へ通すとき、脚周り開口の底部に位置する脚周りフラップに着用者

15 の脚の指や踵が引っ掛ることはなく、物品の着用に手間取ることはない。

この物品では、脚周りフラップを折り込むことによって、脚周り開口の底部における股下域の幅寸法を着用者の股間部の幅寸法と同一または着用者の股間部の幅寸法よりも小さくするこ

20 とができ、物品を着用したときに脚周り開口の底部における股下域が着用者の股間部に納まるので、着用した物品に対する違和感がない。この物品では、股下域が着用者の股間部によって締め付けられたとしても、脚周りフラップが不規則に折れ曲がつたり、第 1パネルに不規則な多数の皺が生じることはないの

25 で、股下域における排泄物吸収機能が低下することはなく、股下域から排泄物が漏れてしまうことはない。この物品では、脚周り開口の底部で起立する脚周りフラップが排泄物に対する障壁を形成し、脚周り開口の底部からの排泄物の漏れを防ぐことができる。

脚周り開口の底部の側に位置する脚周りフラップの自由側縁間の最小離間寸法が脚周り開口の底部の側に位置する第 1パネルの両側縁間の最小幅寸法と略同一になっている物品では、第 1パネルの最小幅寸法を着用者の股間部に納まる寸法にすることで、脚周り開口の底部における股下域を着用者の股間部に確実に納めることができる。

第 1折曲線と脚周りフラップの自由側縁との間に第 2パネルが配置された物品では、第 2パネルにも排泄物を吸収させることができるので、脚周り開口の底部において物品に多量の排泄物を吸収させることができる。この物品では、第 1および第 2 折曲線を介して脚周りフラップと第 2パネルとが物品の幅方向内方かつ脚周り開口の内側へ向かって折り込まれることで、脚周り開口の底部の側に位置する脚周りフラップとともに第 2パネルが第 1パネルの上方へ起立する。この物品では、脚周り開口の底部で起立する脚周りフラップと第 2パネルとが排泄物に対する障壁を形成するので、脚周り開口の底部からの排泄物の漏れを防ぐことができる。

第 2折曲線を含むその近傍において第 2パネルの剛性が相対的に低いかまたは第 2パネルが存在しない物品では、第 2折曲線を介して脚周りフラップを第 2折曲線で折曲し易く、第 2折曲線を含むその近傍に第 2パネルが存在する場合と比較し、脚周りフラップを折り込んだときのフラップの嵩張りを防ぐことができる。

Claims

請求の範囲

1 . 肌当接側に位置する透液性シートと、肌非当接側に位置する不透液性シートと、それらシ一トの間に位置する吸液性第 1 パネルとから構成され、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口とを有し、前記脚周り開口が、前記第 1パネルの両側縁の外側を脚周り方向へ延びる脚周りフラップに囲繞され、前記第 1パネルの両側縁間の幅寸法が、前記脚周り開口の底部の側で最小となるパンツ型の使い捨て着用物品において、

前記脚周りフラップには、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁から該脚周り開口の頂部の側に位置する前記脚周りフラップの自由側縁に向かって脚周り方向上方へ延びる第 1折曲線と、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁から該脚周り開口の底部の側に位置する前記脚周りフラップの自由側縁に向かって幅方向外方へ延びる第 2折曲線とが形成され、

前記脚周りフラップが、前記第 1および第 2折曲線を介して折曲されて前記脚周り開口の内側へ折り込まれ、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記脚周りフラップが、前記第 1パネルの上方へ起立し、前記脚周りフラップの自由側縁どうしが、前記脚周り開口の底部で幅方向内方へ向かって互いに接近することを特徴とする前記着用物品。

2 . 前記脚周り開口の底部の側に位置する前記脚周りフラップの自由側縁どうしの最小離間寸法が、前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁間の最小幅寸法と略同一である請求項 1記載の着用物品。

3 . 前記脚周り開口の底部の側に位置する前記第 1パネルの両側縁間の最小幅寸法が、 2 ~ 9 c mの範囲にある請求項 1 または請求項 2に記載の着用物品。

4 . 前記脚周り方向へ延びる脚周り用弾性部材が、前記脚周りフラップに伸長状態で取り付けられている請求項 1ないし請求項 3いずれかに記載の着用物品。

5 . 前記脚周りフラップの自由側縁が、前記脚周り開口の頂部の側から底部の側に向かって幅方向内方へ実質的に弧を画き、前記脚周りフラップの自由側縁間の幅寸法が、前記脚周り開口の底部の側で最小となる請求項 1ないし請求項 4いずれかに記載の着用物品。

6 . 前記透液性シートと前記不透液性シートとの間に介在する吸液性第 2パネルが、前記第 1折曲線近傍と前記脚周りフラップの自由側縁との間に配置され、前記脚周りフラップとともに前記脚周り開口の幅方向内方へ折り込まれている請求項 1ないし請求項 5いずれかに記載の着用物品。

7 . 前記第 2折曲線を含むその近傍では、前記第 2パネルの剛性が相対的に低いかまたは前記第 2パネルが存在しない請求項 6記載の着用物品。