WO2003080970A1

WO2003080970A1 - Systeme de verrouillage electronique, dispositif de gestion du verrouillage, procede de gestion du dispositif de gestion du verrouillage et programme

Info

Publication number: WO2003080970A1
Application number: PCT/JP2003/003799
Authority: WO
Inventors: Yasuhiro Shitan
Original assignee: Konami Sports Life Corporation
Priority date: 2002-03-27
Filing date: 2003-03-27
Publication date: 2003-10-02
Also published as: US20050040931A1; AU2003227252A1; US7176782B2; JP2003278420A; JP3527499B2

Description

明細書電子施錠システム、施錠管理装置、施錠装置管理方法、及びプログラム技分野

本発明は、利用者の利便性と施錠装置の安全性を両立した電子施錠システム、施錠管理装置、施錠装置管理方法、及びプログラムに関する。背景技術

更衣室や駅などにおいて、利用者が不特定である貸ロッカーが普及している。貸ロッカーにおいて、利用者が鍵を紛失することがある。この場合、第 3者が鍵を拾うことになるため、貸口ッカーの安全性が損なわれる可能性がある。

これに対し、近年は電子データによって開錠する電子式の施錠装置がある。この開錠装置において、例えば利用者が電子データを格納した記録媒体を紛失しても、開錠するための電子データを変更できる。従って、施錠装置の安全性が確保できる。し力し、上述した電子式の施錠装置を貸ロッカーに適用する場合、ユーザに不便であると感じさせることなく電子データを渡す必要がある

そこで本発明は、このような問題を解決することを目的とする。発明の開示

このような目的を達成するために、本発明の第 1の形態によれば、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する電子施錠システムであって、電子データを外部から受信して格納する携帯型の記録装置を非接触で検出する記録装置検出部と、記録装置検出部が検出した記録装置に送信すべき電子データを決定する決定部と、決定部が決定した電子データを記録装置に無線で送信する送信部とを備えることを特徴とする電子施錠システムを提供する。上記電子施錠システムにおいて、決定部は、記録装置検出部が記録装置を検出したことを条件に、当該記録装置に送信すべき電子データを決定してもよい。この場 03 03799

2 合、電子施錠システムは、複数の施錠装置を管理し、更に、決定部が決定した電子データを、当該電子データで開錠する施錠装置に対応付けて格納する格納部を備えてもよい。

電子施錠システムは、複数の施錠装置を管理し、更に、複数の電子データのそれぞれを、当該電子データで開錠する施錠装置に対応付けて格納する格納部を備え、決定部は、格納部から、一の施錠装置及び当該施錠装置に対応する電子データを選択することで、送信すべき電子データを決定してもよい。この場合、格納部に格納されている電子データの少なくとも一部を、予め定められた時間ごとに変更するデータ変更部を更に備えてもよい。

更に、送信部が送信した電子データを格納する格納部と、施錠装置を開錠させるときに記録装置に格納されている電子データを受信する開錠受信部と、開錠受信部が受信した電子データが、格納部に格納されている電子データに一致することを条件に、施錠装置に開錠指令を出力して施錠装置を開錠させる指示部とを備えてもよい。また、更に、施錠装置のユーザを他のユーザから識別するユーザ識別情報を受信する設定受信部を備え、格納部は、更に、設定受信部が受信したユーザ識別情報を格納し、開錠受信部は、更に、施錠装置に開錠のために入力されたユーザ識別情報を、電子データに対応付けて受信し、指示部は、開錠受信部が受信した、ユーザ識別情報及び電子データの双方が一致することを条件に、開錠指令を出力してもよレ、。こ; ^らの場合、格納部は、更に、施錠装置で入力されたユーザ識別情報の履歴を格納してもよい。

また、前者の場合、更に、施錠装置に対してユーザーが設定したパスワードを受信する設定受信部を備え、格納部は、更に、設定受信部が受信したパスワードを格納し、開錠受信部は、更に、施錠装置に開錠のために入力されたパスワードを、電子データに対応付けて受信し、指示部は、開錠受信部が受信した、パスワード及び電子データの双方が一致することを条件に、開錠指令を出力してもよい。さらにこの場合、設定受信部は、更に、ユーザを他のユーザから識別するユーザ識別情報を受信し、格納部は、更に、設定受信部が受信したユーザ識別情報を格納してもよい。さらにこの場合、開錠受信部は、更に、施錠装置に開錠のために入力されたパスヮード及び電子データとともに、ユーザ識別情報を受信し、指示部は、開錠受信部が T JP03/03799

3 受信した、ユーザ識別情報、パスワード及び電子データのすべてが、格納部に格納されている情報に一致することを条件に、施錠装置に開錠指令を出力してもよい。記録装置検出部及び送信部は、施錠装置のユーザが施錠装置がある場所へ行く時に近づく場所に設けられてもよい。

また、送信部が電子データを送信したことを条件に、施錠装置に開錠指令を出力して施錠装置を開錠させる指示部を備えてもよい。

また、予め定められたタイミングで、施錠装置に開錠指令を出力して施錠装置を開錠させる指示部を備えまた、互いに異なる場所に設置された複数の記録装置検出部を備え、記録装置検出部の各々は、記録装置を検出したときに、当該記録装置検出部を他の記録装置検出部から識別する検出部識別情報を出力し、決定部は、検出部識別情報が、予め定められた検出部識別情報であった場合に、電子データを決定し、更に、記録装置検出部ごとに、当該記録装置検出部が検出部識別情報を出力した数を特定する情報を格納する格納部を更に備えてもよい。

この場合、記録装置検出部の各々は、互いに異なる施設の入り口に設置され、記録装置検出部は、記録装置を保持しているユーザが、当該記録装置検出部が設置されている施設の入り口を通過したことを格納部に格納させるために、、記録装置を識別する情報を検出部識別情報と共に出力し、格納部は、新たな記録装置を識別する情報が出力された場合、新たなユーザが施設に入場したと判断し、検出部識別情報に対応付けて、記録装置を識別する情報を格納するとともに、記録装置検出部が檢出部式別情報を出力した時刻をユーザの入場時刻として格納し、既に格納している記録装置を識別する情報が出力された場合、ユーザが施設から退場したと判断し、既に格納している記録装置を識別する情報に対応付けて、記録装置検出部が検出部式別情報を出力した時刻をユーザの退場時刻として格納してもよい。

また、更に、少なくとも一の記録装置検出部は、検出部識別情報と共に、記録装置を特定する記録装置識別情報を当該記録装置から受信し、格納部は、記録装置検出部ごとに、記録装置識別情報を、出力した数を特定する情報として格納してもよレ、。さらにこの場合、格納部は、既に格納してある検出部識別情報と記録装置識別 9

4 情報の組を受信したときは、記録装置識別情報を削除してもょレ、。さらにこの場合、 —の検出部識別情報に対応付いている記録装置識別情報の数を集計する集計部を備えてもよい。

また、電子施錠システムは、複数の施錠装置の使用状況を管理し、決定部は、記録装置検出部が記録装置を検出したことを条件に、未使用の施錠装置を抽出し、記録装置に割り当てる施錠装置を決定してもよい。本発明の第 2の形態は、施錠装置を開錠するための携帯型の記録装置であって、記録装置の存在を示す情報を、無線で外部に送信する送信部と、出力部が出力した情報に応じて外部から無線で送信されてきた、施錠装置を開錠するための電子データを受信する受信部と、受信した電子データを格納する電子データ格納部と、施錠装置に対して、電子データを、施锭装置を開錠するために出力する開錠部とを備えることを特徴とする記録装置を提供する。

第 2の形態において、記録装置は、さらに、記録装置をユーザの身体に装着するための装着部を備えてもよい。また、記録装置のユーザを識別するユーザ識別情報を格納する識別情報格納部を備え、送信部は、記録装置の存在を示す情報として、ユーザ識別情報を送信してもよい。本発明の第 3の形態は、電子データを入力することで開錠する施錠装置を複数管理する施錠管理装置であって、予め定められたタイミングで、施錠装置の各々に開錠指令を送信して各施锭装置を開錠させる指示部を備えることを特徴とする施錠管理装置を提供する。

さらに、施錠装置を使用するユーザの存在を示す存在情報を受信する設定受信部と、受信部が存在情報を受信したことを条件に、ユーザに割り当てる一の施錠装置を選択すると共に、一の施錠装置に対応する電子データを外部に出力する出力部とを備えてもよい。本発明の第 4の形態は、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する施锭管理装置であって、電子データを格納する格納部と、電子データを、施錠装置のユーザに通知するために出力する通知部と、ユーザが設定したパスヮードを受信する設定受信部とを備え、格納部は、更に、受信部が受信したパスワードを格納し、更に、パスワードを電子データに対応付けて受信する開錠受信部と、開錠受信部が、パスワードを電子データに対応付けて受信したことを条件に、施錠装置に開錠指令を送信して各施錠装置を開錠させる指示部を備えることを特徴とする施錠管理装置を提供する。

上記第 4の形態において、通知部は、設定受信部がパスワードを受信したことを条件に、電子データを出力してもよい。

設定受信部は、ユーザを他のユーザから識別するユーザ識別情報を受信したことを条件に、電子データを出力してもよい。

格納部は、更に、開錠装置におけるユーザ識別情報の履歴を格納してもよい。本発明の第 5の形態は、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する施錠管理装置であって、電子データを外部から受信して格納する携帯型の記録装置を検出する複数の記録装置検出部から、当該記録装置検出部を識別する検出部識別情報と共に、記録装置を検出した旨を示す情報を受信する設定受信部と、設定受信部が、予め定められた検出部識別情報と共に、情報を受信した場合に、記録装置に送信すべき電子データを決定する決定部と、決定部が決定した電子データを記録装置に格納するために外部に出力する出力部と、少なくとも一の記録装置検出部から、記録装置を識別する記録装置識別情報を、一の記録装置検出部を示す検出部識別情報と共に受信する検出受信部と、検出受信部が受信した記録装置識別情報を、記録装置検出部に対応付けて格納する格納部とを備えることを特徴とする施錠管理装置を提供する。

第 5の形態において、更に、格納部は、既に一の検出部識別情報に対応付いている電子データを受信したときは、電子データを削除してもよい。また、一の検出部識別情報に対応付レ、ている電子データの数を集計する集計部を備えてもよい。本発明の第 6の形態は、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する電子施錠システムであって、電子データを、外部から無線で受信して格納すると共に、施錠装置を開錠させるために施錠装置に出力する携帯型の記録装置と、記録装置を検出する記録装置検出部と、記録装置検出部が検出した記録装置に送信すベき電子データを決定する決定部と、決定部が決定した電子データを記録装置に無線で送信する送信部とを備えることを特徴とする電子施錠システムを提供する。本発明の第 7の形態は、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する電子施錠システムであって、施錠装置と、電子データを、外部から無線で受信して格納すると共に、施錠装置を開錠させるために施錠装置に出力する携帯型の記録装置と、記録装置を検出する記録装置検出部と、記録装置検出部が検出した記録装置に送信すべき電子データを決定する決定部と、決定部が決定した電子データを記録装置に無線で送信する送信部とを備えることを特徴とする電子施錠システムを提供する。本発明の第 8の形態は、互いに異なる電子データを入力することで開錠する複数の施錠装置を管理する方法であって、施錠装置のユーザに、外部から電子データを無線で受信して格納する携帯型の記録装置を所持させ、施錠装置へユーザが行くときに近づく場所で、記録装置が通ったことを検出した場合に、ユーザに割り当てる施錠装置をコンピュータが決定し、コンピュータ力記録装置に、決定した施錠装置を開錠するための電子データを無線で送信して格納させることを特徴とする施錠装置管理方法を提供する。

第 8の形態において、記録装置は複数あり、更に、一の場所への通路又は入り口を、電子データを格納した後の記録装置が通った場合に、記録装置を識別する記録装置識別情報を、記録装置から送信させてコンピュータが管理し、コンピュータが、送信されてきた記録装置識別情報の数を積算し、コンピュータが、管理しているのと同一の記録装置識別情報が送信された場合に、記録装置識別情報の積算数を減ずることにより、一の場所への入場者を算出してもよい。本発明の第 ₉の形態は、コンピュータに実行可能であり、電子データを入力することで開錠する施錠装置を複数管理するためのプログラムであって、コンピュータに、予め定められたタイミングで、施錠装置の各々に開锭指令を送信して各施錠装置を開錠させる指示モジュールを備えることを特徴とするプログラムを提供する。本発明の第 1 0の形態は、コンピュータにて実行可能であり、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理するためのプログラムであって、コンピュータに、電子データを読み出させ、施錠装置のユーザに通知するために出力させる機能と、施錠装置から、当該施錠装置のユーザが入力したパスワードを受信させる機能と、受信したパスワードを格納させる機能と、パスワードを電子データに対応付けて受信させる機能と、パスヮードを電子データに対応付けて受信したことを条件に、開錠指令を施錠装置に送信させて各施錠装置を開錠させる機能とを実現させることを特徴とするプログラムを提供する。本発明の第 1 1の形態は、コンピュータで実行可能であり、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理するためのプログラムであって、コンピュータに、電子データを外部から受信して格納する携帯型の記録装置を検出する複数の記録装置検出部から、当該記録装置検出部を識別する検出部識別情報と共に、記録装置を検出した旨を示す情報を受信させる機能と、予め定められた検出部識別情報と共に、情報を受信した場合に、記録装置に送信すべき電子データを決定させる機能と、決定した電子データを、記録装置に格納するために外部に出力させる機能と、少なくとも一の記録装置検出部から、記録装置を識別する記録装置識別情報を、一の記録装置検出部を示す検出部識別情報と共に受信させる機能と、受信した記録装置識別情報を、記録装置検出部に対応付けて格納する機能とを実現させることを特徴とするプログラムを提供する。

図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施形態の第 1の例である電子施錠システムの使用例を示す図である。

図 2は、第 1の例に係る電子施錠システムの構成例を示すプロック図である。図 3は、ロッカー 1 0 0の構成例を示すブロック図である。図 4は、入力装置 2 0 0の構成例を示すプロック図である。

図 5は、記録装置 4 0 0の平面概略図である。、図 6は、 I C 4 4 0の構成の一例を示すプロック図である。

図 7は、管理装置 6 0 0の構成の一例を示すブロック図である。

図 8は、設定データベース 6 6 2のデータの構成例を示すテーブルである。図 9は、第 1の例に係る電子施錠システムが、ユーザにロッカー 1 0 0及ぴ当該ロッカー 1 0 0の電子キーを割り当てるときの動作を示すフローチャートである。図 1 0は、ユーザがロッカー 1 0 0を開くときの、第 1の例に係る電子施錠システムの動作を示すフローチヤ一トである。

図 1 1は、管理装置 6 0 0のハードウェア構成を示すブロック図である。

図 1 2は、第 2の例に係るロッカー 1 0 0の構成例を示すプロック図である。図 1 3は、第 2の例に係る管理装置 6 0 0の構成を示すブロック図である。図 1 4は、ユーザがロッカー 1 0 0を開くときの、第 2の例に係る電子施錠システムの動作を示すフローチヤ一トである。

図 1 5は、第 3の例に係る電子施錠システムの使用例を示す図である。

図 1 6は、第 3の例に係る電子施錠システムの構成例を示すブロック図である。図 1 7は、検出装置 2 0 1の機能構成の例を示すブロック図である。

図 1 8は、第 3の例に係る管理装置 6 0 0の構成例を示すプロック図である。図 1 9は、検出装置データベース 6 6 4のデータ構成を示すテーブルである。図 2 0は、ユーザが施設に入場するとき又は施設から退場するときの電子施錠システムの動作を示すフローチヤ一トである。

発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を説明する。

(第 1の例）

図 1は、実施形態の第 1の例である電子施錠システムの使用例を示す。本例において、電子施錠システムは、複数のロッカー 1 0 0、入力装置 2 0 0、携帯型の記録装置 4 0 0、及び管理装置を備える。入力装置 2 0 0は、本発明に係る検出部及 9 ぴ送信部を兼ねており、ユーザがロッカーがある場所に行くときに近づく場所、例えば複数のロッカー 1 0 0により構成される、略コ字状、略 U字状又は略 L字状のロッカーブロックの略中央部に設けられる。すなわち、入力装置 2 0 0は、ユーザが往来する際に、当該ユーザが携帯する記録装置 4 0 0と無線通信可能となる位置に設けられる。記録装置 4 0 0には、ユーザを識別する情報であるユーザ I Dが予め格納される。ユーザ I Dは、記録装置 4 0 0を識別する記録装置識別情報として機能する。

ロッカー 1 0 0のユーザは、記録装置 4 0 0を保持した状態で入力装置 2 0 0に近づく。入力装置 2 0 0は、記録装置 4 0 0の接近を非接触で検知し、管理装置にその旨を出力する。管理装置は、未使用のロッカー 1 0 0のロッカー I Dを抽出し、入力装置 2 0 0に表示させる。入力装置 2 0 0は、ユーザからロッカー 1 0 0の選択及ぴパスワードを入力されると、選択されたロッカー 1 0 0のロッカー I D及びパスワードを管理装置に出力する。管理装置は、選択されたロッカー 1 0 0を開錠するための電子データすなわち電子キーを決定し、入力装置 2 0 0を介して記録装置 4 0 0に無線で出力するとともに、選択された口ッカー 1 0 0を開錠する。記録装置 4 0 0は、受信した電子キーを格納する。

また、ユーザは、一旦施錠したロッカー 1 0 0を再度開錠するときは、パスヮードを入力する。この時、記録装置 4 0 0は、非接触で電子キーを管理装置に送信する。管理装置は、電子キーとパスワードの組合せが一致することを条件に、ロッカ - 1 0 0に開錠指令を出力する。

このため、本電子施錠システムによれば、ユーザは、ロッカー 1 0 0すなわち入力装置 2 0 0に近づいて口ッカー 1 0 0を選択し、パスヮードを入力するのみで、そのロッカーを開くための電子キーを記録装置 4 0 0に格納することができる。また、口ッカーを開錠するときも、電子キーを送信するための動作を行う必要はない。図 2は、本電子施錠システムの構成例を示す。複数のロッカー 1 0 0、入力装置 2 0 0、及び管理装置 6 0 0を、 L AN (Local Area Network) 等の通信網 1 0で接続し、さらに携帯型の記録装置 4 0 0を備えた構成である。記録装置 4 0 0は、ロッカー 1 0 0と入力装置 2 0 0と非接触すなわち無線で通信する。通信網 1 0は、閉じた系であることが好ましい。

図 3は、ロッカー 1 0 0の構成例を示す。本例において、ロッカー 1 0 0は、格納部 1 1 0、口ッカー側入力部 1 2 0、口ッカー側検出部 1 4 0、及び施錠部 1 6

0を備える。

格納部 1 1 0は、当該ロッカー 1 0 0を他のロッカー 1 0 0から識別するための情報であるロッカー I Dを格納する。

口ッカー側入力部 1 2 0は、ユーザがパスヮードを入力する部分である。口ッカ一側入力部 1 2 0は、ユーザから取得したパスワードを、ロッカー側検出部 1 4 0 に出力する。

口ッカー側検出部 1 4 0は、記録装置 4 0 0に電子キーの送信指令を出力している。そして、記録装置 4 0 0が送信命令に応答して電子キーを送信してくると、電子キーを受信する。そして、ロッカー側検出部 1 4 0は、格納部 1 1 0からロッカ一 I Dを読み出す。そして、読み出したロッカー I D、受信した電子キー、及び口ッカー側入力部 1 2 0から受信したパスワードを、互いに対応付けて、通信網 1 0 を介して管理装置 6 0 0に送信する。

施錠部 1 6 0は、ロッカー 1 0 0を施錠ずる施錠装置である。施錠部 1 6 0は、通信網 1 0を介して管理装置 6 0 0から開錠指令を受信する。そして、受信した開錠指令に基づいて、ロッカー 1 0 0を開く。図 4は、入力装置 2 0 0の構成例を示す。本例において、入力装置 2 0 0は、記録装置検出部 2 2 0、選択用入力部 2 4 0及び送信部 2 6 0を備える。

記録装置検出部 2 2 0は、記録装置 4 0 0を非接触で検出する。すなわち、記録装置検出部 2 2 0は、記録装置 4 0 0にユーザ I Dの送信命令を出力している。そして、記録装置 4 0 0が送信命令に応答してユーザ I Dを送信してくると、受信したユーザ I Dを、記録装置 4 0 0を検出した旨を示す情報として、通信網 1 0を介して管理装置 6 0 0に送信する。

表示部 2 3 0は、管理装置 6 0 0から未使用のロッカーのロッカー I Dを受信すると、受信したロッカー I Dに対応するロッカーを示す情報を、ユーザに識別可能に表示する。選択用入力部 2 4 0は、ユーザが情報を入力する部分である。ユーザが入力する情報としては、表示部 2 3 0に情報表示された口ッカーから選択された口ッカーを示す情報、及びユーザによるパスワード設定が含まれる。そして、選択用入力部 2 4 0は、ユーザが選択したロッカーのロッカー I D、及ぴパスワードを通信網 1 0 を介して管理装置 6 0 0に送信する。ここで、ロッカーを示す情報を入力する部分に関しては、表示部 2 3 0と一体的に、タツチパネル形式で実現されてもよい。送信部 2 6 0は、管理装置 6 0 0から電子キーを受信すると、受信した電子キーを記録装置 4 0 0に無線で送信する。図 5は、記録装置 4 0 0の平面概略図である。記録装置 4 0 0は、当該記録装置 4 0 0をユーザの身体に装着させるための装着部 4 2 0と、データを記録したり送受信するための I C 4 4 0を備える。装着部 4 2 0は、例えばリストバンドであり、例えばマジックテープ部 4 2 2により、手足に巻き付けられる。

記録装置 4 0 0は、装着部 4 2 0を備えるため、ユーザが運動する格好をしていても、ユーザに違和感を与えることはない。また、運動時にユーザが紛失する可能个生も低くなる。図 6は、 I C 4 4 0の構成の一例を示す。本例において、 I C 4 4 0は、識別情報格納部 4 4 2 , 送受信部 4 4 4、受信部 4 4 6、電子データ格納部 4 4 8、及び開錠部 4 5 0を備える。送受信部 4 4 4は送信部の一例である。

識別情報格納部 4 4 2は、記録装置 4 0 0を識別する情報としてユーザ I Dを格納する。識別情報格納部 4 4 2は、好ましくは、外部から書込可能であり、かつ消去可能な形態とする。この場合、記録装置 4 0 0を回収して他のユーザに引き渡すことができる。

送受信部 4 4 4は、入力装置 2 0 0から、ユーザ I Dの送信指令を受信すると、識別情報格納部 4 4 2からユーザ I Dを読み出し、無線で入力装置 2 0 0に送信する。

受信部 4 4 6は、入力装置 2 0 0から電子キーを受信し、電子データ格納部 4 4 8に出力する。 ' 電子データ格納部 4 4 8は、受信部 4 4 6から受信した電子データを格納する。電子データ格納部 4 4 8は、好ましくは、外部から書込可能であり、かつ消去可能な形態とする。この場合、記録装置 4 0 0を回収して他のユーザに引き渡すことができる。

開錠部 4 5 0は、ロッカー 1 0 0から送信指令を受信すると、電子キーを電子データ格納部 4 4 8から読みだし、ロッカー 1 0 0に無線で送信する。図 7は、管理装置 6 0 0の構成の一例を示す。管理装置 6 0 0は、情報を格納する部分として、ユーザデータベース 6 1 0及ぴ設定データベース 6 6 2を備え、機能部として、設定受信部 6 2 0、決定部 6 4 0、格納部 6 6 0 , 開錠受信部 6 8 0、タイマー 7 2 2、及ぴ指示部 7 2 0を備える。なお、決定部 6 4 0は、本発明に係る通知部を兼ねる。

ユーザデータベース 6 1 0は、ユーザの各種情報を格納する。ユーザデータべ一ス 6 1 0は、少なくともユーザ I Dを、ロッカー 1 0 0の使用権限の有無に対応付けて格納する。

設定データベース 6 6 2は、口ッカー 1 0 0に関する各種情報を格納する。設定受信部 6 2 0は、入力装置 2 0 0から、ユーザ I Dを受信する。そして、当該ユーザ I Dがユーザデータベース 6 1 0において口ッカー 1 0 0の使用権限が与えられているか否かを照会する。使用権限が与えられている場合、ユーザ I Dを決定部 6 4 0に出力する。また、設定受信部 6 2 0は、入力装置 2 0 0からパスヮードをロッカー I Dに対応付けて受信すると、受信したパスヮード及ぴ口ッカー I D を決定部 6 4 0に出力する。

決定部 6 4 0は、設定受信部 6 2 0からユーザ I Dを受信すると、未使用のロッカー 1 0 0を格納部 6 6 0に照会して抽出し、抽出したロッカー 1 0 0のロッカー I Dを入力装置 2 0 0に送信する。また、決定部 6 4 0は、設定受信部 6 2 0からパスヮードをロッカー I Dに対応付けて受信すると、受信した口ッカー I Dに対応するロッカー 1 0 0を当該ユーザすなわち記録装置 4 0 0に割り当てる。そして、ランダムに電子キーを生成し、生成した電子キーを、受信したロッカー I Dにより識別されるロッカーの電子キーとして決定する。そして、決定部 6 4 0は、決定した電子キーを、入力装置 2 0 0に送信すると共に、ロッカー I D及びパスワードに対応付けて格納部 6 6 0に格納させる。

格納部 6 6 0は、ロッカー 1 0 0に関する各種情報を、設定データベース 6 6 2 に格納させる。

開錠受信部 6 8 0は、ロッカー 1 0 0から、電子キー及ぴパスワード、場合によつてはロッカー I Dを、互いに対応付けて受信する。そして、受信した情報を指示部 7 2 0に出力する。

タイマー 7 2 2は、予め定められた時間、例えば毎日 2 3 ： 3 0になると、その旨を指示部 7 2 0に出力する。

指示部 7 2 0は、受信した電子キー及ぴパスヮードの組合せが、格納部 6 6 0に格納されている組合せに一致するか確認する。ここで、ロッカー I Dを併せて受信していると、確認を早くかつ確実に行える。そして、一致する場合、該当する組合せを有するロッカー 1 0 0に対して開錠指令を出力する。また、指示部 7 2 0は、タイマー 7 2 2から予め定められた時間になった旨を受信すると、全てのロッカー 1 0 0に対し、開錠指令を出力する。これにより、ロッカー 1 0 0の内部の管理を容易に行える。図 8は、設定データベース 6 6 2が格納するデータの構成例をテープル形式で示す。本例において、設定データベース 6 6 2は、口ッカー 1 0 0毎にテーブルを有する。各テーブルは、ロッカー I D、決定部 6 4 0により決定された電子キー、設定受信部 6 2 0が受信したパスヮード、及び当該口ッカー 1 0 0を使用したユーザの履歴を格納する。ユーザの履歴としては、ユーザ I D、使用開始日時、及び使用終了日時を格納する。

設定データベース 6 6 2がユーザ履歴を格納することで、いつどのユーザが該当するロッカー 1 0 0を使用したかを後から検証できる。従って、忘れ物等が発生した場合でも、持ち主を容易に特定できる。図 9は、本電子施錠システムの動作の一例を示す。本例は、ユーザにロッカー 1 0 0及ぴ当該口ッカー 1 0 0の電子キーを割り当てるときの動作を示す。前提として、ユーザは、記録装置 400を携帯している。例えば口ッカー 100が施設における更衣室内に設置されている場合は、記録装置 400は、当該更衣室の利用受付でユーザ I Dを格納した後にユーザに渡されてもよい。また、ユーザが常時保持していてもよい。このとき、ユーザは受付に対してユーザ I Dを告知する形態とする。受付は、当該ユーザ I Dに対し、管理装置 600のユーザデータベース 610においてロッカー 100の使用権を与えると共に、記録装置 400にユーザ I Dを格納する。

まず。ユーザがロッカー 100に近づくと、入力装置 200は、記録装置 400 の接近を検出し（ステップ S 10)、記録装置 400に対してユーザ I Dを要求する (ステップ S 20)。記録装置 400は、ユーザ I Dを入力装置 200に送信する（ステツプ S 30)。入力装置 200は、受信したユーザ I Dを管理装置 600に送信する（ステップ S 40)。

管理装置 600は、受信したユーザ I Dにロッカー 100の使用権限が与えられていることをユーザデータベース 6 10に照会して確認する（ステップ S 50)。ュ一ザ I Dに使用権限が与えられているとき（ステップ S 50 ： Y e s)、管理装置 6 00は、空いているロッカー 100の口ッカー I Dを抽出し（ステップ S 60)、入力装置 200に送信する（ステップ S 70)。

入力装置 200は、受信したロッカー I Dに対応するロッカー 100を、ユーザに識別可能に表示する（ステップ S 80)。そして、ユーザからロッカー 100の選択を入力してもらう（ステップ S 90) と、選択されたロッカー 100に対応する口ッカー I Dを管理装置 600に送信する（ステップ S 100)。そして、ユーザにパスワードを入力される（ステップ S 1 10) と、パスワードを管理装置 60◦に送信する（ステップ S 1 20)。管理装置 600は、ロッカー I D及びパスワードを受信すると、電子キーを決定し（ステップ S 130)、入力装置 200に送信する（ステツプ S 140)。

入力装置 200は、受信した電子キーを記録装置 400に送信し（ステップ S 1 50)、格納させる（ステップ S 1 60)。

また、管理装置 600は、受信したロッカー I Dに対応するロッカー 100に開錠指令を出力して当該ロッカー 100を開く（ステップ S 170) とともに、ロッカー I Dに対応付けてユーザ I D、電子キー、及ぴパスワードを格納する（ステツプ S 180)。

従って、本電子施錠システムによれば、ユーザに負担をかけることなく、電子キ一を渡すことができる。また、ユーザは、自分の希望するロッカー 100を選択することができる。図 10は、本電子施錠システムの動作の他の例を示す。本例は、ユーザがロッカ一 100を開くときの動作である。

ロッカー 100は、記録装置 400の接近を検出する（ステップ S 200) と、記録装置 400に対して電子キーを要求する（ステップ S 210)。記録装置 400 は、要求に応じて電子キーをロッカー 100に送信する（ステップ S 220)。そして、ロッカー 100は、ユーザに対しパスワードの入力を要求する（ステップ S 2 30)。パスワードが入力されると、ロッカー 100は、ロッカー I D、電子キ一、及びパスヮードを互いに対応付けて管理装置 600に送信する（ステップ S 250)。管理装置 600は、設定データベース 662から当該口ッカー I Dに対応付いている電子キー及びパスワードを読み出し（ステップ S 260)、受信した電子キー及びパスヮードと一致する力確認する（ステップ S 270)。

—致する場合（ステップ S 270 ： Ye s)、管理装置 600は、当該ロッカー 1 00に対して開錠指令を送信し（ステップ S 280)、ロッカー 100を開力せる（ステツプ S 29〇）。

従って、本電子施錠システムによれば、ロッカー 100を開くにはユーザが任意に設定するパスワードと、管理装置 600が割り当てる電子キーの双方が必要であるため、安全'性は向上す？)。ここで、ユーザはパスワードを入力するのみでよいため、負荷を感じない。図 1 1は、管理装置 600のハードウ-ァ構成を示すブロック図である。管理装置 600は、 CPU700と、 ROM702と、 RAM704と、通信インターフエース 708とを備える。 CPU 700は、 ROM702及び RAM704に格納されたプログラムに基づいて動作する。通信インターフェース 708は、通信網 1 799

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0を介してロッカー 100、及び入力装置 200と通信する。格納装置の一例としてのハードディスクドライブ 710は、設定情報及ぴ CPU 700が動作するプログラムを格納する。

フレキシブルディスクドライブ 712はフレキシブルディスク 714からデータまたはプログラムを読み取り CPU 700に提供する。 CD— ROMドライブ 7 1 6は CD— ROM718からデータまたはプログラムを読み取り CPU 700に提供する。通信インターフェース 708は、ネットワーク 50に接続してデータを送受信する。

CPU 700が実行するソフトウエアは、フレキシブルディスク 714または C D— ROM71 8等の記録媒体に格納されてユーザに提供される。記録媒体に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧縮であっても良い。ソフトウエアは記録媒体からハードディスクドライブ 710にインストールされ、 RAM704に読み出されて CPU 700により実行される。

記録媒体に格納されて提供されるソフトウェア、即ちハードディスクドライブ 7 10にインストールされるソフトウェアは、機能構成として、設定受信モジュール、決定モジュール、格納モジュール、開錠受信モジュール、及び指示モジュールを備える。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、 CPU 700に行わせる処理は、それぞれ第 1の例に係る管理装置 600における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。，

(第 2の例）

本実施形態の第 2の例に係る電子施錠システムは、第 1の例と概略同じであるが、ロッカー 100及ぴ管理装置 600の構成が異なる。図 12は、第 2の例に係る口ッカー 100の構成例を示す。本例における口ッカ一 100は、施錠部 160のみを有する。図 1 3は、第 2の例に係る管理装置 600の構成を示す。本例における管理装置 600は、開錠受信部 680が入力装置 200と通信すると共に、データ変更部 6 7 0を備える。

データ変更部 6 7 0は、各ロッカー 1 0 0に対して予め電子キーを決定して割り当てておき、設定データベース 6 6 2に格納させる。そして、データ変更部 6 7 0 は、タイマー 7 2 2からの指示に従い、定期的に電子キーを変更して設定データべース 6 6 2を更新する。第 2の例に係る電子施錠システムにおける、ユーザにロッカー 1 0 0及び当該口ッカー 1 0 0の電子キーを割り当てるときの動作は、第 1の例に係る電子施錠システムと概略同じである。ただし、決定部 6 4 0は、図 9のステップ S 1 3 0において、設定受信部 6 2 0から受信したロッカー I Dに対応する電子キーを設定データベース 6 6 2において選択して読み出すことで、送信すべき電子キーを決定する。図 1 4は、第 2の例に係る電子施錠システムの動作の一例を示す。本例は、ユーザがロッカー 1 0 0を開くときの動作である。

入力装置 2 0 0は、記録装置 4 0 0の接近を検出する（ステップ S 3 0 0 ) と、記録装置 4 0 0に対して電子キーを要求する（ステップ S 3 1 0 )。記録装置 4 0 0 は、要求に応じて電子キーを入力装置 2 0 0に送信する（ステップ S 3 2 0 )。そして、入力装置 2 0 0は、ユーザに対しパスワードの入力を要求する（ステップ S 3 3 0 )。パスワードが入力されると、入力装置 2 0 0は、ロッカー I D、電子キー、及びパスヮードを互いに対応付けて管理装置 6 0 0に送信する（ステップ S 3 5 0 )。管理装置 6 0 0は、設定データベース 6 6 2から当該ロッカー I Dに対応付いている電子キー及びパスヮードを読み出し（ステップ S 3 6 0 )、受信した電子キー及ぴパスヮードと一致するか確認する（ステップ S 3 7 0 )。

一致する場合（ステップ S 3 7 0 ： Y e s ) , 管理装置 6 0 0は、当該口ッカー 1 0 0に対して開錠指令を送信し（ステップ S 3 8 0 )、ロッカー 1 0 0を開力、せる（ステツプ S 3 9 0 )。

このように、本電子施錠システムでは、ユーザは入力装置 2 0 0に対して全ての入力を行う。また、第 2の例に係る管理装置 6 0 0のハードウェア構成は、第 1の例と概略同じであるため、詳細は省略する。ただし、 C P U 7 0 0が実行するソフトウエアは、機能構成として、設定受信モジュール、決定モジュール、格納モジュール、開錠受信モジュール、指示モジュール、データ変更モジュールを備える。これらの各モジユールがコンピュータに働きかけて、 C P U 7 0 0に行わせる処理は、それぞれ第 2の例に係る管理装置 6 0 0における、対応する部材の機能及ぴ動作と同一であるから説明を省略する。

(第 3の例）

図 1 5は、実施形態の第 3の例に係る電子施錠システムの使用例を示す。

図 1 6は、本電子施錠システムの構成例を示す。

本電子施錠システムは、例えばスポーツジムに用いられる。本電子施錠システムは、第 1の例に係る電子施錠システムと概略同じであるが、管理装置 6 0 0の構成が異なると共に、検出装置 2 0 1を加えた構成である。検出装置 2 0 1は、スポーッジムの各スタジオ或いはプール等の各施設の入り口にそれぞれ設置され、入り口を通過するユーザの記録装置 4 0 0を検出する。すなわち、本電子施錠システムは、ロッカー 1 0 0の管理を行うと共に、当該施設の利用者数を管理する。図 1 7は、検出装置 2 0 1の機能構成の例を示す。本例において、検出装置 2 0 1は、記録装置検出部 2 2 0と、検出部 I D格納部 2 2 2を有する。

記録装置検出部 2 2 0の機能は、入力装置 2 0 0の記録装置検出部 2 2 0の機能と概略同じである。ただし、検出部 I D格納部 2 2 2に格納されている検出部 I D を、受信したユーザ I Dに対応付けて管理装置 6 0 0に出力する。ここで、検出部 I Dは、検出装置 2 0 1を互いに識別する情報である。図 1 8は、第 3の例に係る管理装置 6 0 0の構成例を示す。本例に係る管理装置 '6 0 0は、第 1の例に係る管理装置 6 0 0と概略同じ構成であるが、検出受信部 7 4 0を備える点、及び格納部 6 6 0の機能構成が異なる。格納部 6 6 0は、第 1の例に係る格納部 6 6 0の構成に加え、検出装置データベース 6 6 4及び集計部 6 6 6をさらに有する。

検出装置データベース 6 6 4は、検出装置 2 0 1が検出したユーザ I Dを、各検出装置 2 0 1毎に格納する。

検出受信部 7 4 0は、検出装置 2 0 1から、検出部 I D及びユーザ I Dを受信して格納部 6 6 0に出力する。

格納部 6 6 0は、検出受信部 7 4 0から検出部 I D及びユーザ I Dを受信すると、検出装置データベース 6 6 4において、当該検出部 I Dに対応して当該ユーザ I D が格納されているか否かを確認する。

ユーザ I Dが格納されていない場合、当該ユーザ I Dを検出部 I Dに対応付けて格納する。具体的には、ユーザ I Dを追加してもよいし、フラグを立ててもよい。既に格納しているユーザ I Dを再び検出した場合、このユーザが退場したと判断し、退場時刻を記録する。なお、.格納部 6 6 0は、ユーザ I Dを削除してもよいし、フラグを削除してもよい。ここでユーザ I Dを削除しない場合、検出装置データべース 6 6 4は、各施設の累積入場者数を管理することになる。

集計部 6 6 6は、検出装置データベース 6 6 4において入場時刻が記録されているが退場時刻が記録されていないユーザ I Dの数を各検出装置 2 0毎に集計してもよい。、当該検出装置 2 0 1が設置されている施設への入場者数を検出装置データべース 6 6 4に格納する。集計部 6 6 6は、上記した動作を例えば 1 0分ごとに行つてもよいし、検出装置データベース 6 6 4の更新がある毎に行ってもよい。また、格納部 6 6 0が退出したユーザのユーザ I Dを消去する場合、集計部 6 6 6は、検出装置データベース 6 6 4において各検出装置 2 0 1に対応付いているユーザ I D の数を集 ft 図 1 9は、検出装置データベース 6 6 4のデータ構成の一例を、テーブル形式で示す。本例において、検出装置データベース 6 6 4は、各検出部毎にテーブルを有する。各テーブルは、検出部 I D、場所、人数及びユーザ I Dを格納する。さらに、ユーザ I Dの検出時間を入場時間として格納する。また、既に格納しているユーザ I Dを再び検出した場合、このュ一ザが退場したと判断し、その検出時間を退場時間として格納する。従って、本例に示す管理装置 6 0 0によれば、どのユーザがどの施設をどのくらいの時間使用したかを判断することができる。図 2 0は、第 3の例に係る電子施錠システムの動作例を示す。本例は、ユーザが施設に入場するとき又は施設から退場するときの電子施錠システムの動作である。まず、検出装置 2 0 1は、記録装置 4 0 0を検出する（ステップ S 4 0 0 ) と、当該記録装置 4 0 0に対し、ユーザ I Dを要求する（ステップ S 4 1 0 )。記録装置

4 0 0は、検出装置 2 0 1にユーザ I Dを送信する（ステップ S 4 2 0 )。検出装置 2 0 1は、受信したユーザ I Dを検出部 I Dと共に管理装置 6 0 0に出力する（ステツプ S 4 3 0 )。

管理装置 6 0 0は、受信したユーザ I Dが、受信した検出部 I Dのテーブルに既に格納されている場合（ステップ S 4 4 0 : Y e s )、当該ユーザ I Dの検出時間を、当該ユーザの退場時間として当該検出部 I Dのテーブルに格納する（ステップ S 4

5 0 )。また、未格納の場合（ステップ S 4 4 0 ： N o ) , 当該ユーザ I Dを当該検出部 I Dのテーブルに格納するとともに、検出時間を当該ユーザの入場時刻として格納する（ステップ S 4 6 0 )。

そして、管理装置 6 0 0は、入場者数の集計を行う（ステップ S 4 7 0 )。

従って、本例によれば、各施設毎の入場者数を管理することができる。なお、第 3の例に係る電子施錠システムの他の動作は、第 1の例と概略同じであるため説明を省略する。

また、第 3の例に係る管理装置 6 0 0のハードウェア構成は、第 1の例と概略同じであるため、詳細は省略する。ただし、 C P U 7 0 0が実行するソフトウエアは、機能構成として、設定受信モジュール、決定モジュール、格納モジュール、開錠受信モジュール、指示モジュール、検出受信モジュールを備える。また、格納部 6 6 0は、サブモジュールとして集計モジュールを有する。これらの各モジュールがコンピュータに働きかけて、 C P U 7 0 0に行わせる処理は、それぞれ第 3の例に係る管理装置 6 0 0における、対応する部材の機能及び動作と同一であるから説明を省略する。以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。例えば、上述した各例の特徴的な構成要素を任意に組み合わせることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ること力特許請求の範囲の記載から明らかである。

例えば、ユーザにロッカーを選択させることなく、自動で割り振る構成としてもよい。この場合、図 9において S 8 0、 S 9 0及び S 1 0 0が省略され、 S 6 0において管理装置 6 0 0の決定部 6 4 0がロッカー 1 0 0を割り当てる構成となる。すなわち、ユーザは、入力装置 3 0 0においてパスワードを入力するのみで、ロッカー 1 0 0を割り当てられ、割り当てられたロッカー 1 0 0を開錠するための電子キーを得ることができる。ここで、さらにパスワード入力及び送信、すなわち S 1 1 0及び S 1 2 0を省略すると、ユーザは、ロッカー 1 0 0に近づくのみで、ロッカー 1 0 0を割り当てられ、割り当てられたロッカー 1 0 0を開錠するための電子キーを得ることができる。

また、記録装置 4 0 0は、ユーザ I Dの代わりに、当該記録装置 4 0 0の記録装置 I Dを格納し、入力装置 2 0 0に送信してもよい。この場合、入力装置 2 0 0は、記録装置 I Dを管理装置 6 0 0に出力する。管理装置 6 0 0は、ユーザ I Dと記録装置 I Dを対応付けて格納する。この場合も、上記した例と同様に動作する。また、パスヮードの設定を入力装置 2 0 0で行わせるのではなく、電子キーを記録装置 4 0 0に割り当てた後、ロッカー 1 0 0で行わせてもよい。

また、管理装置 6 0 0が、ロッカー 1 0 0の割り当て及ぴ電子キーを送信すると共に、当該ロッカー 1 0 0の使用に対する決済を行う構成としてもよい。この場合も含め、本電子施錠システムは、ロッカーに限定されない。産業上の利用可能性

以上の説明から明らかなように、本発明によれば電子式の施錠装置を貸口ッカーに適用する場合、ユーザに不便であると感じさせることなく電子データを渡すことができる。

Claims

請求の範囲

1 . 電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する電子施錠システムでめってヽ

前記電子データを外部から受信して格納する携帯型の記録装置を、非接触で検出する記録装置検出部と、

前記記録装置検出部が検出した前記記録装置に送信すべき前記電子データを決定する決定部と、

前記決定部が決定した前記電子データを前記記録装置に無線で送信する送信部とを備える電子施錠システム。

2 · 前記決定部は、前記記録装置検出部が前記記録装置を検出したことを条件に、当該記録装置に送信すベき電子データを決定する請求項 1に記載の電子施錠システム。

3 . 前記電子施錠システムは、複数の前記施錠装置を管理し、

更に、前記決定部が決定した電子データを、当該電子データで開錠する前記施錠装置に対応付けて格納する格納部を備える請求項 2に記載の電子施錠システム。

4 . 前記電子施錠システムは、複数の前記施錠装置を管理し、

更に、複数の前記電子データのそれぞれを、当該電子データで開錠する前記施錠装置に対応付けて格納する格納部を備え、

前記決定部は、前記格納部から、一の前記施錠装置及び当該施錠装置に対応する前記電子データを選択することで、送信すべき前記電子データを決定する請求項 1 に記載の電子施錠システム。

5 . 前記格納部に格納されている前記電子データの少なくとも一部を、予め定められた時間ごとに変更するデータ変更部を更に備える請求項 4に記載の電子施錠システム。

6 . 更に、前記送信部が送信した前記電子データを格納する格納部と、

前記施錠装置を開錠させるときに前記記録装置に格納されている前記電子データを受信する開錠受信部と、

前記開錠受信部が受信した前記電子データが、前記格納部に格納されている前記電子データに一致することを条件に、前記施錠装置に開錠指令を出力して前記施錠装置を開錠させる指示部と

を備える請求項 1に記載の電子施錠システム。

7 . 更に、前記施錠装置に対してユーザーが設定したパスワードを受信する設定受信部を備え、

前記格納部は、更に、前記設定受信部が受信した前記パスワードを格納し、前記開錠受信部は、更に、前記施錠装置に開錠のために入力された前記パスヮードを、前記電子データに対応付けて受信し、

前記指示部は、前記開錠受信部が受信した、前記パスワード及び前記電子データの双方が一致することを条件に、前記開錠指令を出力する請求項 6に記載の電子施

8 . 前記設定受信部は、更に、前記ユーザを他のユーザから識別するユーザ識別情報を受信し、

前記格納部は、更に、前記設定受信部が受信したユーザ識別情報を格納する請求項 7に記載の電子施錠システム。

9 . 前記開錠受信部は、更に、前記施錠装置に開錠のために入力された前記パスヮ一ド及び前記電子データとともに、前記ユーザ識別情報を受信し、

前記指示部は、前記開錠受信部が受信した、前記ユーザ識別情報、前記パスヮード及ぴ前記電子データのすべてが、前記格納部に格納されている情報に一致することを条件に、前記施錠装置に開錠指令を出力することを特徴とする請求項 8に記載の電子施錠システム。

1 0 . 更に、前記施錠装置のユーザを他のユーザから識別するユーザ識別情報を受信する設定受信部を備え、

前記格納部は、更に、前記設定受信部が受信した前記ユーザ識別情報を格納し、前記開錠受信部は、更に、前記施錠装置に開錠のために入力された前記ユーザ識別情報を、前記電子データに対応付けて受信し、

前記指示部は、前記開錠受信部が受信した、前記ユーザ識別情報及び前記電子データの双方が一致することを条件に、前記開錠指令を出力することを特徴とする請求項 6に記載の電子施錠

1 1 . 前記格納部は、更に、前記施錠装置で入力された前記ユーザ識別情報の履歴を格納する、請求項 8又は 1 0に記載の電子施錠システム。

1 2 . 前記記録装置検出部及び前記送信部は、前記施錠装置のユーザが前記施錠装置がある場所へ行く時に近づく場所に設けられることを特徴とする請求項 1に記載の電子施錠システム。

1 3 . 更に、前記送信部が前記電子データを送信したことを条件に、前記施錠装置に開錠指令を出力して前記施錠装置を開錠させる指示部を備える、請求項 1に記載の電子施錠システム。

1 4 . 更に、予め定められたタイミングで、前記施錠装置に開錠指令を出力して前記施錠装置を開錠させる指示部を備える、請求項 1に記載の電子施錠システム。

1 5 . 互いに異なる場所に設置された複数の前記記録装置検出部を備え、

前記記録装置検出部の各々は、前記記録装置を検出したときに、当該記録装置検出部を他の前記記録装置検出部から識別する検出部識別情報を出力し、

更に、前記記録装置検出部ごとに、当該記録装置検出部が前記検出部識別情報を出力した数を特定する情報を格納する格納部を更に備える、請求項 1に記載の電子施錠システム。

1 6 . 前記記録装置検出部の各々は、互いに異なる施設の入り口に設置され、前記記録装置検出部は、前記記録装置を保持している前記ユーザが、当該記録装置検出部が設置されている施設の入り口を通過したことを前記格納部に格納させるために、前記記録装置を識別する情報を前記検出部識別情報と共に出力し、前記格納部は、

新たな前記記録装置を識別する情報が出力された場合、新たな前記ユーザが前記施設に入場したと判断し、前記検出部識別情報に対応付けて、前記記録装置を識別する情報を格納するとともに、前記記録装置検出部が前記検出部式別情報を出力した時刻を前記ユーザの入場時刻として格納し、

既に格納している前記記録装置を識別する情報が出力された場合、前記ユーザが前記施設から退場したと判断し、既に格納している前記記録装置を識別する情報に対応付けて、前記記録装置検出部が前記検出部式別情報を出力した時刻を前記ユーザの退場時刻として格納する、請求項 1 5に記載の電子施錠システム。

1 7 . 更に、少なくとも一の前記記録装置検出部は、前記検出部識別情報と共に、前記記録装置を特定する記録装置識別情報を当該記録装置から受信し、

前記格納部は、前記記録装置検出部ごとに、前記記録装置識別情報を、前記.出力した数を特定する情報として格納することを特徴とする請求項 1 5に記載の電子施錠システム。

1 8 . 更に、前記格納部は、既に格納してある前記検出部識別情報と前記記録装置識別情報の組を受信したときは、前記記録装置識別情報を削除する請求項 1 7に記載の電子施錠システム。

1 9 . さらに、一の前記検出部識別情報に対応付いている前記記録装置識別情報の数を集計する集計部を備える、請求項 1 8に記載の電子施錠システム。

2 0 . 前記電子施錠システムは、複数の前記施錠装置の使用状況を管理し、前記決定部は、前記記録装置検出部が前記記録装置を検出したことを条件に、未使用の施錠装置を抽出し、前記記録装置に割り当てる前記施錠装置を決定する請求項 1に記載の電子施錠システム。

2 1 . 施錠装置を開錠するための携帯型の記録装置であって、

前記記録装置の存在を示す情報を、無線で外部に送信する送信部と、

前記出力部が出力した情報に応じて外部から無線で送信されてきた、前記施錠装置を開錠するための電子データを受信する受信部と、

前記受信した電子データを格納する電子データ格納部と、

前記施錠装置に対して、前記電子データを、前記施錠装置を開錠するために出力する開錠部と

を備える記録装置。

2 2 . さらに、前記記録装置をユーザの身体に装着させるための装着部を備える請求項 2 1に記載の記録装置。

2 3 . さらに、前記記録装置のユーザを識別するユーザ識別情報を格納する識別情報格納部を備え、

前記送信部は、前記記録装置の存在を示す情報として、前記ユーザ識別情報を送信する請求項 2 1に記載の記録装置。

2 4 . 電子データを入力することで開錠する施錠装置を複数管理する施錠管理装置予め定められたタイミングで、前記施錠装置の各々に開錠指令を送信して各前記施錠装置を開錠させる指示部

を備える施錠管理装置。

2 5 . さらに、前記施錠装置を使用するユーザの存在を示す存在情報を受信する設定受信部と、

前記受信部が存在情報を受信したことを条件に、前記ユーザに割り当てる一の前記施錠装置を選択すると共に、前記一の施錠装置に対応する電子データを外部に出力する出力部と

を備える請求項 2 4に記載の施錠管理装置。

2 6 . 電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する施錠管理装置であつて、

前記電子データを格納する格納部と、

前記電子データを、前記施錠装置のユーザに通知するために出力する通知部と、前記ユーザが設定したパスヮードを受信する設定受信部と

を備え、

前記格納部は、更に、前記受信部が受信したパスワードを格納し、

更に、

前記パスヮードを前記電子データに対応付けて受信する開錠受信部と、前記開錠受信部が、前記パスヮードを前記電子データに対応付けて受信したことを条件に、前記施錠装置に開錠指令を送信して各前記施錠装置を開錠させる指示部を備える施錠管理装置。

2 7 . 前記通知部は、前記設定受信部が前記パスワードを受信したことを条件に、前記電子データを出力する請求項 2 6に記載の施錠管理装置。

2 8 . 前記設定受信部は、前記ユーザを他のユーザから識別するユーザ識別情報を受信したことを条件に、前記電子データを出力する請求項 2 6に記載の施錠管理装置。

2 9 . 前記格納部は、更に、前記開錠装置における前記ユーザ識別情報の履歴を格納する請求項 2 8に記載の施錠管理装置。

3 0 . 電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する施錠管理装置であつて、

前記電子データを外部から受信して格納する携帯型の記録装置を検出する複数の記録装置検出部から、当該記録装置検出部を識別する検出部識別情報と共に、前記記録装置を検出した旨を示す情報を受信する設定受信部と、

前記設定受信部が、予め定められた前記検出部識別情報と共に、前記情報を受信した場合に、前記記録装置に送信すべき前記電子デタを決定する決定部と、前記決定部が決定した前記電子データを前記記録装置に格納するために外部に出力する出力部と、

少なくとも一の前記記録装置検出部から、前記記録装置を識別する記録装置識別情報を、前記一の記録装置検出部を示す前記検出部識別情報と共に受信する検出受信部と、

前記検出受信部が受信した前記記録装置識別情報を、前記記録装置検出部に対応付けて格納する格納部と

を備える施錠管理装置。

3 1 . 更に、前記格納部は、既に前記一の検出部識別情報に対応付いている前記電子データを受信したときは、前記電子データを削除する請求項 3 0に記載の施錠管

3 2 . さらに、前記一の検出部識別情報に対応付いている前記電子データの数を集計する集計部を備える請求項 3 1に記載の施錠管理装置。

3 3 . 電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する電子施錠システムであって、

前記電子データを、外部から無線で受信して格納すると共に、前記施錠装置を開錠させるために前記施錠装置に出力する携帯型の記録装置と、

前記記録装置を検出する記録装置検出部と、

前記記録装置検出部が検出した前記記録装置に送信すべき前記電子データを決定する決定部と、 ' 前記決定部が決定した前記電子データを前記記録装置に無線で送信する送信部とを備える電子施錠システム。

3 4 . 電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理する電子施錠システムであって、

前記施錠装置と、

前記記録装置を。検出する記録装置検出部と、

3 5 . 互いに異なる電子データを入力することで開錠する複数の施錠装置を管理する方法であって、

前記施錠装置のユーザに、外部から前記電子データを無線で受信して格納する携帯型の記録装置を所持させ、

前記施錠装置へ前記ユーザが行くときに近づく場所で、前記記録装置が通ったことを検出した場合に、前記ユーザに割り当てる施錠装置をコンピュータが決定し、前記コンピュータが、前記記録装置に、前記決定した施錠装置を開錠するための前記電子データを無線で送信して格納させる施錠装置管理方法。

3 6 . 前記記録装置は複数あり、

更に、一の場所への通路又は入り口を、前記電子データを格納した後の前記記録装置が通った場合に、前記記録装置を識別する記録装置識別情報を、前記記録装置力ら送信させて前記コンピュータが管理し、

前記コンピュータが、送信されてきた前記記録装置識別情報の数を積算し、前記コンピュータが、管理しているのと同一の前記記録装置識別情報が送信された場合に、前記記録装置識別情報の積算数を減ずること

により、前記一の場所への入場者を算出する請求項 3 5に記載の施錠装置管理方法。

3 7 . コンピュータに実行可能であり、電子データを入力することで開錠する施錠装置を複数管理するためのプログラムであって、

前記コンピュータに、予め定められたタイミングで、前記施錠装置の各々に開錠指令を送信して各前記施錠装置を開錠させる指示モジュールを備えるプログラム。

3 8 . コンピュータにて実行可能であり、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理するためのプログラムであって、

前記コンピュータに、

前記電子データを読み出させ、前記施錠装置のユーザに通知するために出力させる機會と、

前記施錠装置から、当該施錠装置のユーザが入力したパスワードを受信させる機能と

前記受信したパスワードを格納させる機能と、

前記パスヮードを前記電子データに対応付けて受信させる機能と、

前記パスワードを前記電子データに対応付けて受信したことを条件に、開錠指令を前記施錠装置に送信させて各前記施錠装置を開錠させる機能と

を実現させるプログラム。

3 9 . コンピュータで実行可能であり、電子データを入力することで開錠する施錠装置を管理するためのプログラムであって、

前記コンピュータに、

前記電子データを外部から受信して格納する携帯型の記録装置を検出する複数の記録装置検出部から、当該記録装置検出部を識別する検出部識別情報と共に、前記記録装置を検出した旨を示す情報を受信させる機能と、

予め定められた前記検出部識別情報と共に、前記情報を受信した場合に、前記記録装置に送信すべき前記電子データを決定させる機能と、

前記決定した前記電子データを、前記記録装置に格納するために外部に出力させる機倉と、

少なくとも一の前記記録装置検出部から、前記記録装置を識別する記録装置識別情報を、前記一の記録装置検出部を示す前記検出部識別情報と共に受信させる機能と、

前記受信した前記記録装置識別情報を、前記記録装置検出部に対応付けて格納する機能と

を実現させるプログラム。