明 細 書
A Vサーバーに蓄積された A Vデータの参照システム及ぴ方法 技術分野
本発明は、 A Vサーバーに蓄積された素材を複数台の編集端末 が参照するためのシステム及び方法に関する。 背景技術
今日、 放送局では、 素材である AV (Audio and/or Video) デ ータを、 大容量の A Vサーバーに蓄積するこ とが一般的になって いる。
A Vサーバーは、 一般に、 複数台のハー ドディスク ドライブを 用 ヽて構成した R A I D 、 Redundant Arrays of inexpensive Disks ) を有する と ともに、 S D I (Serial Digital Interface) ポー トのよ うな入出力ポー トを複数有している。
外部 (放送局内の V T Rや、 放送局と広域ネッ トワークで結ば れた取材現場のビデオカメ ラ等) から AVサーバーに送られた A Vデータは、 それぞれいずれかの入出力ポー トに入力されて、 そ の入出力ポー トで圧縮処理等を施される。 そして、 その入出力ポ ー トから R A I Dに送られて、 R A I Dに記録される。
また、 R A I Dから読み出されていずれかの入出力ポー トに送 られた AVデータは、その入出力ポー トで伸長処理等を施される。 そして、 その入出力ポー トから出力されて、 A Vサーバーから外 部 (オンエア用サーバーやパックアップ用サーバー等) に送られ る。
ところで、 放送局では、 AVサーバーに蓄積された素材をオン エア時にそのまま送出するのではなく 、 その素材を編集端末 (ノ ンリ ニア編集機) で編集し、 その編集結果 (いわゆる 「完パケ」)
を送出するのが通常である。
従来、 A Vサーバーに蓄積された素材を編集のために編集端末 で参照 (読出し) する方法と しては、 例えば、 A Vサーバーの入 出力ポー ト と編集端末とを 1対 1 に対応させて接続し、 その接続 した入出力ポー トを介して A Vサーバーから直接素材を参照する という方法を採っていた (例えば、 日本国特許庁による特開平 8 - 2 2 1 9 5 1号公報の段落番号 0 0 0 3 〜 0 0 0 6、図 3参照) しかし、 この方法には、 A Vサーバーの入出力ポー ト と編集端 末とを 1対 1 に対応させて接続するので、 A Vサーパ一に蓄積さ れてレ、る素材を同時並行的にに参照するこ とのできる編集端末の
B叙が 、 A Vサーバ一の入出カポ一 トの数によつて制約される と いう不都合があった
放送局では、 A Vサーバ一に蓄積された各種 . 多量の素材を、 複数ム口の編集端末で同時並行的に編集するこ とが少なく ない。 そ う した場合に、 素材を同時並行的に参照することのできる編集端 末のム数がこのよ う に制約されてしま う ことは 、 たいへん不便で ある。
また、 この方法には、 A Vサーノ、 内の R A I Dでは A Vデー タが複数台のハー ドディスク ドラィブに分散されて記録される関 係上、 編集端末で多量の A Vデータを参照する際やヽ tm集端末で 跳ぴ跳ぴのフ レームの A Vデータを 照する際 «>- ゝ 待ち時間が長 く なつてしま う という不都合があつた
編集作業では、 編集対象の素材と して或る程度多量の A Vデー タ (例えば或る取材現場のビデオ力メ ラカ ら広域ネッ 卜ワークで 放送局に送られて A Vサーパ一に 積された A Vデ一タ ) の全体 を編集端末で参照 (プレビユー) してから、 その A Vデータの う ち編集に必要な部分を決定することがある。 また、 編集時には、 編集端末で跳ぴ跳びのフレ —ムの A Vデータを参照する (映像を
フレーム単位で跳ばして見ながらイ ン点やアウ ト点を決定 • 修 する) こ ともある。 それらの場合に待ち時間が長く なる - とは たいへん不便である。
本発明は、上述の点に鑑み、 A Vサーバーに蓄積された 材を A Vサーパーの入出力ポー トの数に制約されずに複数台の編集 末で同時並行的に参照できるよ う にすると ともに 、 A Vサ一パ に蓄積された素材を編集端末で参照する際の待ち時間を短 <す こ とを課題と してなされたものである。 発明の 不
この 題を解決するために
出願人は、 A Vサーバ に蓄積 された A Vデータを複 ムの 端末で参照するためのシステム ¾0レヽて 、 この A Vサ パ 内の記録手段よ り も高速ァクセスが 可能であり 、 これらの 端术に接続された記録装置を備え、 各 編集端末は、 A Vサ一バ一からこの記録装置に A Vデータを転送 することを要求する第 1 の処理手段と、 この記録装置から A Vデ
1 タを参照する 2 の処 手段とを有する参照システムを提案す る
の参照シス ムでは 数台の編集端末に、 A Vサーノ ー内 の記録手段よ り も ァクセスが可能な記録装置が れてい る。
そして 、 各編 端末におレ て、 第 1 の A Vサーバ一からこの記 置に A Vデ タを転 することを第 1 の処理手段が要求し、 第 2 の処理手段がこの記 装置力: ら A Vデータを参照する
したがつて、 各編集端末で、 A Vサーバーに蓄積積された A Vデ 一タをこの記録装置から参照するこ とができる。 これによ り 、 A
Vサ—パ一の入出力ポー ト と編集端末とを 1対 1 に対応させて接 続する 合と異なり 、 A Vサーバ一に蓄積された素材を、 A Vサ
一バーの入出力ポー トの数に制約されずに複数台の編集端末で同 時並行的に参照できるよ うになる。
さ らに、 この記録装置は A Vサーバー内の記録手段よ り も高速 アクセス可能なので、 編集時に編集端末でこの記録装置から跳び 跳びのフ レームの A Vデータを参照する際の待ち時間は、 直接 A Vサーバーから跳び跳びのフレームの A Vデータを参照する場合 よ り も短く なる。
これによ り、 A Vサーバーに蓄積された素材を編集端末で参照 する際の待ち時間も短く なる。
なお、 この参照システムにおいて、 一例と して、 この A Vサー パー (第 1 の A Vサーバーとする) と同じ A Vデータを第 1 の A
Vサーバーよ り も高い圧縮率で圧縮して蓄積する第 2 の A Vサー バーをさ らに備え、 各編集端末は、 この第 2 の A Vサーバーから
A Vデータを参照する第 3 の処理手段をさ らに有し、 各編集端末 の第 1 の処理手段は、 この第 3 の処理手段によって参照した A V データの中から編集に必要な部分が決定されたこ とに基づき、 そ の決定された部分の A Vデータの第 1 の A Vサーバーからこの記 録装置への転送を要求することが好適である。
それによ り 、 編集対象の素材全体 (編集に必要な部分を決定す るための素材) は、 第 1 の A Vサーバーよ り も高圧縮率 (低解像 度) の第 2 の A Vサーバーから参照 (プレビュー) すればよいの で、 直接第 1 の A Vサーバーから参照する場合よ り も待ち時間が 短く なる。
そして、 この参照した素材全体の中から決定した編集に必要な 部分の A Vデータのみを第 1 の A Vサーバーからこの記録装置に 転送すれば足り るので、 編集対象の素材全体を第 1 の A Vサーバ 一からこの記録装置に転送する場合と異なり、 転送に要する時間 は短く て済む。
したがつてヽ 第 1 の A Vサーバーに された素材を編集端末 で参照する の待ち時間が一層短く な
、 の参照システムにおいて 、 一例と して、 この記録装置 と して、 複数のファイバーチャンネルのポ一トを有するものを用 い、 この記録 置に接続されると と もに第 1 の A Vサーバーに接 れ (. ヽ 編集端末の第 2の処理手段からの要求に基づき、 第 1 の A Vサ パーからこの記録装置に A Vデータを転送させる ゲー トゥェィ端末をさ らに備え、 各編集端末の第 2の処理手段は このゲーゥェィ端末に対して要求を送るよ う にするこ とが好適で ある。
それによ り、 ゲー トウェイ端末 · 記録装置 · 編集端末間の A V データの送受信がファイバーチャンネルによって行われるので、 ファイバーチャンネルの特性を生かしたネッ 卜ワーク接続を行う ことによ り、 第 1 の A Vサーバーに 'された A Vデ一タを、 一 層多い台数の編集端末が同時並行的に参照できるよ う になる。
また、 このよ う にゲー トウェイ端末 · id録 ¾置 · &集端末間の
A Vデータの送受信がファイバーチヤンネルによって行う場合に おいて、 一例と して、 ゲー トゥェィ端末は 、 録装置が A Vデー タを書き込むファイルに、 そのファィノレのう ち A Vデ一タを書込 み済みの部分を示す情報を記録させ 、 各編集端末の第 3の処理手 段は、 そのファイルのう ちこの情報で示された部分の A Vデータ を参照するよ う にすることが好適でめ 。
それによ り 、 記録装置がフアイルに A Vテ一タを書さ込んでい る途中に編集端末で記録装置から A Vデータを参照する場合にも そのファイルのう ちまだ A Vデータを書き込んでいない部分を参 照してしま う(読み超してしま う)事態を防止でさるよ になる。
また、 この参照システムにおいて 、 一例と して、 この記録装置 を複数台の編集端末に一台の接続し 、 さ らに、 各編集端末の第 1
の処理手段が、 A Vサーバーのこの入出力ポー トからこの記録装 置への A Vデータの転送を要求するよ う にする 二 とが好適である それによ り、 A Vサーバーが 1つの同期系入出力ポー 卜力 らこ の記録装置に A Vデータを転送する とによ 数台の編集端 末が、 A Vサーバーに蓄積された A Vデータを の記録装置から 同時並行的に参照することができる したがつて、 A Vサー ノ
1 ~ の同期系入出力ポー トの数よ り も多レ、台数の編集 ¾s末が 、 同時 行的に、 A Vサーバーに蓄積された A Vテータを参照する と
できるよ う になる。
そして、 同期系入出力ポー トから A Vデータを出力する (ネク ト ワークイ ンタフェース力 らファィル転送プ 卜コルによつて送 信するのではない) ので、 A Vサ ノ 一力 ら A Vテ一タを追いか け再生させて編集端末で読み込む とができるよ 5 になる o
また、 この参照システムにおいて 一例と して 、 この記録 置 と して、 スパース (sparse) 機能を有するものを用 A Vサー バーに蓄積された A Vデータのう ち編集対象の A V
タが編集 端末で指定されたことに基づき、 この記録装置を制御して 、 その 指定された A Vデータのデータ量と等しい量のス ノ ス領域を ¾ する空のファイルを作成させる第 1 の制御手段と、 A Vサ ' ~ ノ ■ "~
. «■
を制御して、 その指定された A V ―》~、 -、
、'―タを再生させて の記録装 置に送信させる と と もに、 この記 置に空 容量がな < なつた ことに応じて再生を一時停止させ の記録 置に再び空き領域 が生じたこ とに応じて再生を再開させる第 2 の制御手段と 、 この 記録装置を制御して、 A Vサーバ一から达信された A V ータを そのファイルに書き込ませる と と もに、 この記 に空き容量 がなく なったこ とに応じて書込みを一時停止させ、 の記録装置 に再び空き領域が生じたことに応じて書込みを再開させる第 3 の 制御手段と、 この記録装置内のそのフアイルに書き込まれた A V
データの う ち編集に必要な範囲が編集端末で決定されたこ とに基 づき、 この記録装置を制御して、 そのファイルのう ちその範囲以 外の A Vデータを書き込んだ部分をスパース領域にさせる第 4の 制御手段とをさ らに備えることが好適である。
それによ り、編集対象の A Vデータが多数種類存在する場合に、 編集端末でそれらの多数種類の A Vデータがそれぞれ指定される と、 それらの多数種類の A Vデータについて、 その A Vデータの データ量と等しい量のスパース領域を有する空のファイルがそれ ぞれ第 1 の制御手段によってこの記録装置に作成される。(この時 点では、 それらのファイルの論理サイズの総和はそれらの多数種 類の A Vデータのデータ量の総和と等しく なるが、 それらのファ ィルの物理サ ズの総和はゼロなので、 それらのファイルを全て
·> - の SD fee i内に存在させるこ とができる。)
そして、 第 2の制御手段及び第 3の制御手段によ り 、 それらの 各種類の A Vテータが、 それぞれ A Vサーバーで再生されてこの 記録装置に送信され、 この記録装置内の対応するファイルに書き 込まれ 。
レ、ずれかの種類の A Vデータがファイルに書き込まれている途 中で 、 フアイルの物理サイズの総和 (ファイルに書き込まれた A
Vテ一タのデ一タ量の総和) がこの記録装置の容量に達,したこ と によ り記録装置に空き容量がなく なる と、 第 2の制御手段及ぴ第
3の制御手段によ り、 その A Vデータの再生 · 書込みが一時停止 される。 し力 し 、 他のファイルに書き込まれた A Vデータがこの 記録装置から編集端末に読み出され、 その A Vデータのう ち編集 に必要な範囲が編集端末で決定されると、第 4の制御手段によ り、 記録装置内のそのファイルの う ちその範囲以外の A Vデータ (編 集に必要ない A Vデータ) を書き込んだ部分がスパース領域にさ れることによ り 、 そのスパース領域にされた部分の A Vデータの
データ量だけファイルの物理サイズの総和が減少するので、 記録 装置に再び空き容量が生じる。 したがって、 第 2の制御手段及び 第 3 の制御手段によ り、 一時停止されていた A Vデータの再生 · 書込みが再開される。
このよ う に、 A Vサーバーに蓄積された A Vデータのう ち編集 端末で指定された各種類の A Vデータがそれぞれスパースフアイ ルと してコピーされるので、 A Vサーバーに蓄積された A Vデー タのう ち編集対象の多数種類の A Vデータを、 少ない容量の記録 装置にコピーすることができる。
また、このコ ピーの途中で記録装置に空き容量がなく なっても、 スパースファイルのう ち編集に必要ない A Vデータを書き込んだ 部分がスパース領域にされるこ とによ り、 記録装置の空き容量が 自動的且つ速やかに増加してコピーが再開される。
したがって、 A Vサーバーに蓄積された多数種類の編集対象の A Vデータを、 少ない容量の記録装置にコピーして効率的に参照 することができるよ う になる。
また、 この参照システムにおいて、 一例と して、 この記録装置 に、 複数の入出力イ ンタフヱース と、 半導体メモリ と、 この半導 体メモリ を制御するメモリ制御手段と、 論理ァ ドレスを指定した アクセス要求がこれらの入出力ィンタフヱースに入力したこ とに 基づき、 その論理ァ ドレスをこの半導体メモリ の物理的ァ ドレス に変換し、 メモリ制御手段を介してこの半導体メモリ のその変換 した物理的ァ ドレスの領域にアクセスする処理手段とを備え、 各 編集端末と、 A Vサーバーに蓄積された A Vデータをこの記録装 置に転送させる転送手段とが、 それぞれこの記録装置の別々の入 出力イ ンタフェースに接続されており、 論理ァ ドレスを指定した アクセス要求をこの記録装置に送信するよ う にするこ とが好適で ある。
それによ り、 この記録装置に接続された転送手段, 各編集端末 からのそれぞれ論理ア ドレスを指定したアクセス要求に基づき、 この記録装置がそれらの論理ア ドレスを互いに重複しない領域の 物理的ァ ドレスに変換してデータの書き込みを行う こ とができる ので、 それらの転送手段, 各編集端末のこの記録装置へのァクセ スを制御するコンピュータを設けるこ となく 、 データの破壌を防 止するこ とができる。
したがって、 システムの大型化 · 複雑化を招く こ となく 、 各編 集端末で迅速に A Vデータを参照することができるよ う になる 次に、 本出願人は A.Vサーバーに蓄積された A Vデータを複 数台の編集端末で参照する方法において、 各編集端末が、 A Vサ 一パーから、 A Vサーバー内の記録手段よ り も高速アクセスが可 能であり編集端末に接続された記録装置に A Vデータを転送する こ とを要求する第 1 のステップと、 各編集端末が、 この記録装置 から A Vデータを参照する第 2 のステップとを有する参照方法を 提案する。
この参照方法によれば、 前述の本発明に係る参照システムにお けるのと全く 同様にして、 A Vサーバーに蓄積された素材を、 A Vサーバーの入出力ポー トの数に制約されずに複数台の編集端末 で同時並行的に参照できるよ う になると ともに、 A Vサーバーに 蓄積された素材を編集端末で参照する際の待ち時間が短く なる。 図面の簡単な説明
図 1 は、 本発明に係る参照システムの一例の全体構成を示す図 である。
図 2は、図 1 のシステムでの操作.処理の流れを示す図である。 図 3は、 図 1 のシステムで A Vサーバー 1 から S S D 4に転送 される A Vデータを示す図である。
図 4は、 本発明に係る参照システムの別の一例の全体構成を示 す図である。
図 5は、 図 4の編集端末 · ゲー ト ウェイ端末内のソフ トウェア を示す図である。
図 6は 、 図 4 の各編集端末が A Vサーバ から素材を amみ込 際の図 5のソフ ト ウエアによるシ一ケンスを示す図である o
図 7は 、 図 4 の各編集端末が編集結果を A Vサー に書き込 む際の図 5のソフ トウエアによるシーケンスを示す図でめる。
図 8は 、 図 4 のシステムでの編集 ^末 · S S D · グー 卜 ゥ イ i%n末 の接続の変更例を示す図でめ ό。
図 9は 、 図 1 または図 4の編集端末内の素材管理ソフ 卜 ゥヱァ による処理を示すフローチヤ一トである。
図 1 0は、 図 1 または図 4 の編集端末内の素材管理ソフ 卜 ゥヱ ァによる処理を示すフローチヤ一卜である 0
図 1 1 は、 図 1 または図 4 の編集端末内の素材管理ソフ 卜 ゥェ ァによる処理を示すフローチヤ一卜である 0
図 1 2は、 図 1 または図 4 の S S Dに作成されるファィルを例 示する図である。
図 1 3は、 図 1 または図 4 の S S Dに作成されたファ ルの状 態変化の例を示す図である。
図 1 4は、 図 1 または図 4の S S Dに作成されたファィルの状 態変化の別の例を示す図である。
図 1 5 は、 図 1 または図 4 の S S Dの構成例を示すブロ ック図 である。
図 1 6 は、 図 1 5 の各 C P U 8 3 ( 1 ) 〜 8 3 ( n ) が実行す る処理を示すフ口一チヤ一トである o
図 1 7は、 図 1 5 の半導体メモジ の記憶領域を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明を図面を用いて具体的に説明する。
〔本発明に係る参照システムの一例〕
図 1 は、 本発明に係る参照システムの全体構成例を示す。 この 参照システムは、 例えば放送局のニュース制作システムに適用さ れたものであり、 A Vサーバー 1 と、 A Vサーバー 2 と、 複数台 の編集端末 3 ( 3 ( 1 ) 〜 3 (N)) と、 編集端末 3 と同じ台数の S S D (ソ リ ッ ドステー トディ ス ク) 4 ( 4 ( 1 ) 〜 4 (N)) と 、 ゲー トゥエイ 端末 5 とを含んでいる。
A Vサ ― ノ 一 1 は、図示は省略する力、複数の S D I ポー トゃ、
R A I Dや、 R A I Dに記録されている素材 ( A Vァータ) をリ ス 卜ィ匕して管理する管理システムや、 イーサネ V 卜経由で通信を 行うためのネ ッ 卜ワークインタフェースや、 ゲ一 トクエイ 末 5 との間で A Vデ一タを送受信するためのインタフェ一ス (例えば
MD Rと呼ばれる専用のバス) を有している。
A Vサ ' ~ ノ ■ ~ 1 の各 S D I ポー トは、 入力した A Vデータを所 定の圧縮レー トの A Vデータ (例えば 1 4 4メガビク ト/秒) に 圧縮する符号化 を含んでいる。
A Vサ一バー 1 には、 外部 (放送局内の V τ Rや 、 放送局と広 域ネッ トワークで結ばれた取材現場のビデオ力メ ラ等 ) から A V データが供給される。 A Vサーバー 1 に供給された A Vデータは、 いずれかの S D I ポー トに入力されて、 その S D I ポー トで圧縮 処理等を施される。 そして、 その S D I ポー トから R A I Dに送 られて、 R A I Dに記録される。
AVサーバー 2 も、 図示は省略するが、 S D I ポー トや、 R A I Dや、 イーサネッ ト経由で通信を行うためのネッ トワークイン タフエースを有している。
AVサーバー 2 の S D I ポー トは、 入力した A Vデータを A V
サーバ— 1 の S D I ポ一トよ り あ咼い圧縮レー トの(低解像度の)
A Vデータ (例えば 4 〜 8メガビク ト /秒) に圧縮する符号化器 を含んでいる。
A Vサーバー 2 には 、 A Vサーノ 一 1 に供給されるのと同じ A
Vデータが供給される 。 A Vサーバ一 2に供給された A Vデータ は 、 それぞれ S D I ポ一トに入力されて、 S D I ポー トで圧縮処 理等を施される 。そして、 S D I ポ一トカ ら R A I Dに送られて、
R A I Dに記録される o
S S D 4は、 ソ リ ッ ドステー トメモリ (SDRAM ) を搭載する と と もにフ アイパーチャ ンネノレのポ一トを有するス ト レージシス テムであり、 ハ一ドディスク ドラィブょ り も高速アクセスが可能 でめ -a。
各編集端末 3 ( 1 ) ~ 3 ( N ) と S S D 4 ( 1 ) 〜4 ( N ) と は 、 ファイバーチャ ンネルで 1対 1 に接続されている。 ゲー ト ゥ ェ ィ端末 5は、 A Vサ一ノ 一 1 に接続される と と もに、 F C (フ ァィバーチャ ンネル) スィ ツチ 6 を介して各 S S D 4にフ ァイバ 一チャ ンネノレで接続されている。
また、 各編集端末 3 とゲ一 ト ウェィ端末 5 と A Vサーバー 1 と
A Vサーバー 2は、 ィーサネッ ト 7で接続されている。
編集端末 3 は 、 ヮークステーシ g ンのよ うなコ ンピュータで構 成されている。 編集端末 3 には、 A Vデータの編集用のアプリケ 一シ ヨ ンソフ トゥヱァであるェディ タがイ ンス トーノレされている このエアィタによって編集端末 3に表示される操作画面には、 次 の ( 1 ) 〜 ( 4 ) の操作画面が含まれている。
( 1 ) イーサネッ ト経由で A Vサ一バー 1 内の管理システムか ら素材リ ス トを参照して、 その素材リ ス トから編集対象の素材を 選択するための操作画 ¾。
( 2 ) 上記操作画面 ( 1 ) で選択した編集対象の素材をプレビ
ユーしてその中から編集に必要な部分を決定するための操作画面。
( 3 ) 上記操作画面 ( 2 ) で決定した部分の A Vデータを参照 して編集 (イ ン点 · アウ ト点の決定 · 修正やタイムライン上での 貼付け等) を行うための操作画面。
( 4 ) 編集済み AVデータを AVサーバー 1 に記録するための 操作画面。
また、 編集端末 3には、 このエディタの他に、 次のよ うな ( a ) 〜( c )のよ う な処理のソフ トウエアがイ ンス トールされている。
( a ) 上記操作画面 ( 1 ) で編集対象の素材が選択されたこ と に基づき、 その選択された素材全体をイーサネッ ト経由で AVサ 一パー 2から参照する処理。
( b ) 上記操作画面 ( 2 ) で編集に必要な部分が決定されたこ とに基づき、 その決定された部分の AVデータを AVサーバー 1 から対応する S S D 4に転送するこ とを、 イーサネッ ト経由でゲ 一トウエイ端末 5 に対して要求する処理。
( c ) 上記操作画面 ( 3 ) で A Vデータを参照する操作が行わ れたことに基づき、その AVデータを S S D 4から参照する処理。
( d ) 上記操作画面 ( 4 ) で編集済み AVデータを AVサーバ 一 1 に記録する操作が行われたことに基づき、 その編集済み A V データを AVサーバー 1 に記録するこ とをイーサネッ ト経由でゲ 一トウエイ端末 5 に対して要求する処理。
ゲー トウェイ端末 5 も、 ワークステーシ ョ ンのよ う なコンピュ ータで構成されている。ゲー トウェイ端末 5には、次のよ うな( e ) 及び ( f ) のよ う な処理のソフ トウェアがイ ンス トールされてい る。
( e ) 編集端末 3からの上記 ( b ) の処理による要求に基づき、 A Vサーバー 1 からゲー トウェイ端末 5 に A Vデータを送信させ、 その AVデータを S S D 4に送信して S S D 4に記録させる処理。
( f ) 編集端末 3からの上記 ( d ) の処理による要求に基づき、 s S D 4から編集済み AVデータを送信させ 、 その編集済み AV データを AVサー バ ー 1 に送信して AVサ一 ノ 一 1 に記録させる 処理。
なお 、 ゲー ト ウェイ端末 5の上記処理 ( e ) では、 S S D 4が
A Vデータを書き込むファイルのメ タデータ領域に、 そのフアイ ルのう ち AVデータを書込み済みの部分の終端を示す情報である ェン ド 'ォプ 'データ (E O D) も記録させるよ う になっている。
また 、 編集端末 3の上記処理 ( c ) では 、 S S D 4が A Vデー タを書き込んだフ ァイルの う ち、 メ タデータ領域のこ の E O Dで 示される終端以前の部分の AVデータを参照するよ う になってい る。
次に、 この参照システムにおいて、 A Vサーノ 1 に蓄田積 れ た A Vデ一タを各編集端末 3で参照する際のォぺレ タの操作や この操作に基づく処理の流れについて 明する o
図 2は操作や処理の流れを示しており 、 最初に 、 各編集端末 3 のオペレータが、 前述の操作画面 ( 1 ) 上で、 A Vサ バ一 1 の 素材リ ス 卜を参照して、 その素材リ ス 卜の中から編集対象の素材, (例えば或る取材現場のビデオ力メ ラからノム域ネ V 卜フ一クで放 iに送 :られて AVサー バ ー 1 に蓄精された A Vテ一タ ) を選択 する (ス ップ S 1 )。
する と その編集端末 3が前述の処理 ( a ) を実行するこ とに よ り、 その選択された編集対象の素材全体が、 イーサネッ ト 7経 由で A Vサ一パー 2から参照される (ステップ S 2 )。
続いて、 その編集端末 3 のオペレータが、 前述の操作画面 ( 2 ) 上で、 選択した編集対象の素材をプレビューしてその中から編集 に必要な部分を決定する (ステップ S 3 )。
すると 、 その編集端末 3が前述の処理 ( b ) を実行するこ とに
よ り 、 その決定された部分の AVデータを AVサーバー 1からそ の編集端末 3 に対応する S S D 4に転送することが、 イーサネッ ト 7経由でゲー ト ゥヱイ端末 5 に対して要求される (ステップ S 4 )。
そ して、 ゲー ト ウエイ端末 5 がこの要求に基づいて上記処理 ( e ) を実行することによ り、 その決定された部分 (編集に必要 な部分) の AVデータが、 AVサーバー 1 からゲー ト ウェイ端末 5に送信され、 S S D 4に記録される (その際、 S S D 4が AV データを書き込むファイルのメ タデータ領域には前述の E O Dも 記録される) (ステップ S 5 )。
続いて、 その編集端末 3のオペレータが、 前述の操作画面 ( 3 ) 上で 、 この編集に必用な部分の A Vテ タを例えば跳ぴ跳びのフ レ一ムを指定して参照する操作を行フ と 、 その編集端末 3が前述 の処理 ( c ) を実行するこ とによ り 、 その跳び跳びのフレームの A Vァータが S S D 4カゝら参照される (その際、 S S D 4が AV デ一タを書さ込んだファイルのう ち メ タデータ領域の E O Dで 示される終端以前の部分の AVデータが参照される)(ステップ S
6 )。
- のよ う にして、 AVサーバー 1 に蓄積された A Vァ タが各 編集端末 3で参照される。 図 3 は、 この AV y一タの 照のため に A Vサーバー 1 カゝら S S D 4に転送される A Vテ一タを 、 編集 対象の素材全体と対比させて示した図である 。 同図 Aのよ う に、 低解像度の AVサーバー 2から編集対象の素材全体が参照された
(図 2のステップ S 2 ) 後、 同図 Bのよ う にこの編集対象の素材 全体の中から編集に必用な部分が決定される (図 2のステップ S
3 )o そして、 同図 Cのよ う に、 編集対象の素材全体の ちこの編 集に必要な部分だけが A Vサーバー 1 から S S D 4に転送 れる。
各編集端末 3のオペレータが、 それぞれ前述の操作画面 ( 3 )
で A Vデータを参照して編集を行つた後、 前述の操作画面 ( 4 ) で編 ¾済み A Vデータを A Vサ一バ一 1 に記録する操作を行う と、 その編集端末 3が前述の処理 ( d ) を実行し、 それに基づいてゲ 一卜ゥエイ端末 3が前述の処理 ( f ) を実行することによ り、 そ の編集済み A Vデータが、 S S D 4からゲ一トウエイ端末 5 を介 して A Vサーバー 1 に送信され 、 A Vサーパー 1 に記録される。 こ う して A Vサーバー 1 に記録された編集済み A Vデータは、
A Vサーノ 一 1のいずれ力 の S D I ポー トから出力されて、 A V サ ―バ一 1 から外部 (オンェァ用サ —バーゃノ ックァップ用サ一 一等 ) に送られる。
以上のよ う に、 この参照システムでは A Vサ一バー 1 に蓄積 されるのと同じ A Vデータが 、 A Vサーノ 一 1 よ り も高レ、圧縮率 で A Vデータを圧縮する A Vサーバ一 2にも蓄積される また、 複 の編集端末 3 に、 A Vサーパー 1 内の R A I Dよ り も高速 ァクセスが可能な S S D 4が接続されてい Ό。
そして、 各編集端末 3が、 A Vサーバ一 2力 ら編集対象の素材 全体を参照した後、 その中かり編集に必要な部分が決定されたこ とに基づき、 その決定された部分の A Vテータを A Vサ一バー 1 から S S D 4に転送するこ とを要求し、 S S D 4からその B集に 必要な部分の A Vデータを参照す 。
したがって、 各編集端末 3で、 A Vサ一パー 1 に蓄積された A
Vテ一タを S S D 4カゝら参照するこ とがでさる。 これによ り、 A
Vサーバー 1 の S D I ポー ト と編集端末とを 1対 1 に対応させて 接続する場合と異なり、 A Vサーパー 1 に蓄積された素材を、 A
Vサーパー 1 の S D I ポー トの数に制約されずに複数台の編集 ¾5 末 3で同時並行的に参照できるよ う になつている o
また 、 編集対象の素材全体 (編集に必要な部分を決定するため の素材 ) は、 A Vサーバー 1 よ り も高圧縮率 (低解像度 ) の A V
サーバー 2から参照 (プレビュー) するので、 直接 A Vサーバー 1から参照する場合よ り も待ち時間が短く なる。
そして、 この参照した素材全体の中から決定し /こ編集に必要な 部分の A Vテータのみを A Vサ一ノ 一 1カゝら S S D 4に転送すれ ば足り るので 、 編集対象の素材全体を A Vサーノ 一 1 から S S D
4に転送する場合と異なり、 転送に要する時間は短く て済む。
さ らに、 S S D 4は A Vサ ノ 一 1 内の R A I Dよ り も高速ァ クセス可能なので、 編集時に編集 ν 末 3でこの S S D 4から跳び 跳びのフレ一ムの A Vデータを 照する際の待ち時間は 、 直接 A
Vサーバー 1から跳ぴ跳びのフレ一ムの A Vデ一タを参照する場 合よ り も短 < なる。
これによ り 、 A Vサーバ ー 1 に された素材を編集端末 3で 参照する際の待ち時間が短く なつてい
S Dはソリ ッ ドステ一卜メモリ を用いるので一般に R
A I Dと比較して高価であるがヽ s s D 4には編集に必要な部分 の A Vデータのみを記憶するための必要最小限の容量のメモリ を 用いれば足り るので、 S S Dを HXけることによるコス ト谗も昜小 限に抑えられる。
また、 ゲー トゥヱイ端末 5 · S S D 4 ' 編集端末 3間の A Vデ ータの送受信がファイバーチャンネルによって行われるので、 フ アイパーチャンネルの特性を生かしたネッ トワーク接続を行う こ とによ り、 A Vサーバー 1 に蓄積された A Vデータを、 一層多い 台数の編集端末 3が同時並行的に参照できるよ う になつている。
また、 ゲー トゥヱイ端末 5は、 S S D 4が A Vデータを書き込 むファイルのメ タデータ領域に、 そのファイルのう ち A Vデータ を書込み済みの部分の終端を示す情報であるエン ド · ォブ · デー タ (E O D ) を記録させ、 各編集端末 3は、 そのファイルのう ち、 メ タデータ領域のこの E O Dで示される終端以前の部分の A Vデ
ータを参照するので、 S S D 4がファィルに A Vテータを書き込 んでいる途中に編集端末 3で S S D 4から A Vテ一タを参照する 場合にも、 そのフアイノレの う ちまだ A Vデータを き込んでいな い部分を参照してしま う (読み してしま う) 事態を防止できる よ う になってレ、る。
また、 以上の例では、 S D I ポ一トを有する A Vサーバーに蓄 積された A Vデ一タを参照対象にしている。 しかし 、 これに限ら ず、 S D I ポ一ト以外の入出力ポ一トを有する A Vサーバーに蓄 積された A Vテ一タを本発明による参照対象にしてもよい。
また、 以上の例では、 A Vサ一ノ^ ^一 1 と編集端末 3 と の間に S
S D 4を介在させている。 しかし 、 別の例と して 、 S S D以外の 記録装置であつて A Vサーバー 1 内の R A I Dよ り も高速ァクセ ス可能な記録衣置を A Vサーバ一 1 と 集 未 3 との間に介在さ せてもよい。
また、 以上の例では、 ニュース制作システムに本発明を適用し ている。 しかし 、 これに限らずヽ A Vサーバーに蓄積された A V データを編集端末で参照する必要の或る適宜のシステム(例えば、 二ユース以外の番組の制作システムや 、 C Mの制作システムや、 映画の制作システム) にも本発明を適用してよい
〔本発明に係る参照システムの別の例〕
図 1 は、本発明に係る参照システムの全体構成の別の例を示す。 この参照システムは、 例えば放送局のニュース制作システムに適 用されたものであり、 2台の編集端末 4 1 と、 ソ リ ッ ドステー ト ディスク ( S S D ) 4 2 と、 ゲー ト ウェイ端末 4 3 と、 A Vサー パー 4 4 とを含んでいる。
S S D 4 2 は、 ソ リ ッ ドステー ト メ モ リ ( SDRAM ) を搭載す る と と もにフ ァイバーチャ ンネ /レのポー トを 4つ有するス ト レー ジシステムであり、 ハー ドディスク ドライブよ り も高速アクセス
が可能である。
A Vサーバー 4 4内では、 図示は省略するが、 S D I入出力ポ 一卜 と . R A I D と、 A Vサーバー全体を制御するコン 卜 ローラ とが、 バスを介して接続されている。
各編集端末 4 1 と S S D 4 2 とは、 ファイバーチャンネルで接 されている。 ゲ一ト クエイ端末 4 3は、 AVサーバ 4 4内の ン ト ローラ及ぴ S D I入出力ポー トに接続される と と もに、 フ ァィパ一チャンネルで S S D 4 2に接続されている。
また 、 各編集端末 4 1 とゲー ト ウェィ端末 4 3 とは 、 ィーサネ ッ 卜 4 5で接続されてレ、る。 賴集端末 4 1, ゲー ト ゥ工ィ端末 4
3は、 それぞれヮ一クステーシヨ ンのよ う なコンビュ タで構成 されている 0
図 5は、 編集端末 4 1 , ゲー ト ウェイ端末 4 3にイ ンス トール されてレ、る シフ 卜 ゥェァを示す。 編集端末 4 1 には 、 m集用のァ プリ ケ一シ 3 ンソフ 卜 クエアであるエディ タ 1 1 の他にヽ A Vサ 一パー 4 4の S D I入出力ポー トカゝら S S D 4 2 の A Vデータ の転送をィ一サネッ 卜経由でゲー ト ウェイ端末 4 3 に対して要求 する処理のソフ 卜 ゥェァである I F C 1 2 と 、 s S D 4 2 1し sc. された A Vテ一タを編集端末 4 1 に読み込む (そのために S S D
4 2のシステムソフ 卜 クエアである S S D— F C 2 1 との間でや り 取り を行つて S S D 4 2を制御する) 処理のソフ 卜 ゥェァであ る F S D 1 3 とがィ ンス トールされている。
グー 卜 ゥェィ端末 4 3 には、 編集端末 4 1 内の I F C 1 2力 ら の要求に基づいて A Vサ一バー 4 4から AVテ一タを送信させ、
A Vデータをファィバ一チヤンネノレでの伝送用にフォ一マッ ト変 換する ソフ 卜 クェ了であるゲー ト ウェイ 3 2 と、 ゲ一ト ゥヱイ 3
2によつてフォ一マ V 卜変換された AVデータを S S D 4 2に記 録させる (そのために S S D 4 2のシステムソフ 卜 ゥェァである
S S D— F C 2 1 との間でやり取り を行って S S D 4 2を制御す る) 処理の ソ フ トウヱァである F D L 3 1 とがイ ンス トールされ ている。
図 6 は、 各編集端末 4 1が A Vサーバー 4 4から素材 (AVデ ータ) を読み込む際の、 図 5のエディタ 1 1 , I F C 1 2 , F S D 1 3 , ゲー トウェイ 3 2, F D L 3 1 による処理のシーケンス を示す。
エディタ 1 1 による操作画面上で、 AVサーバー 4 4に蓄積さ れている或るファイルを S S D 4 2へ転送させる操作が行われる と、 編集端末 4 1 内のエディ タ 1 1 が、 同じ編集端末 4 1 内の I F C 1 2 に、 S S D 4 2への転送要求を送る。
I F C 1 2は、 この転送要求を受ける と、イーサネッ ト 4 5 (図
4 ) 経由で、 ゲー 卜クエイ端末 4 3内のゲー トゥ イ 3 2に、 S
S D 4 2へのそのフ ァィルのロー ド要求を送る。
ゲー ト ウェィ 3 2は 、 この口— ド要求に基づき 、 A Vサ —パ一
4 4内のコ ン 卜 π一ラに対し、 そのフアイノレ名を指定して 、 ゲー 卜ゥ ィ端末 4 3 と接続されている S D I入出力ポー 卜からその ファィル内の A Vテ一タを出力させるこ とを要求する o また、 ゲ 一卜ゥエイ端末 4 3 内の F D L 3 1 を介して、 その A V了ータを 記録するためのファィルを S S D 4 2に作成させ Ό c そして、 口 一ド要求を送つた編集端末 4 1 內の I F C 1 2に 、 Π一ド、が開始 された旨及び S S D 4 2に作成されたフ ァイル名をィ一サネッ ト
4 5経由で通知する o
In:レヽて、 ゲ一ト クェィ 3 2は、 A Vサーバー 4 4の S D I入出 力ポー トからゲー 卜 クェィ端末 4 3 に A Vデータが送られる と、 その A Vデータを 、 フアイパーチヤンネルでの伝送用にフォーマ ク ト変換した後、 F D L 3 1 を介して S S D 4 2に送信して、 s
S D 4 2内の作成されたフアイノレに書き込ませる o よた 、 F D L
3 1 を介して、 そのファィルのメ タデータ記録用の領域に、 その
>·
フアイルのつち A Vテ一タが記録された部分の終端を示す情報で あるェン ド、 • ォブ • テ一タ ( E O D ) を記録させる。
続いて、 ゲ一トゥエイ 3 2 は、 A Vサーバー 4 4からの八 デ ータを全て S S D 4 2 内のそのファイルに書き込ませる と、 F D
L 3 1 を介して、 そのファィルのメ タデータ記録用の領域に書込 み終了ビッ 卜を記録させる ο そして、 F D L 3 1 を介して S S D
4 2 にそのファィルを閉じさせ、 A Vサーバー内のコン ト ローラ に対しても フ ァィルを閉じさせる。
編集 ν 末 4 1 内の I F C 1 2 は、 ゲー ト ウェイ端末 4 3 内のゲ 一ト ウエイ 3 2から u一ド、が開始された旨及び S S D 4 2 に作成 されたファィル名が通知される と、 編集端末 4 1 内のエディ タ 1
1 に、 S S D 4 2 の転送要求を受けた旨 (' Ο Κ ') 及び S S D
4 2 に作成されたファィル名を通知する。
編集端末 4 1 内のェディ タ 1 1 力 S I F C 1 2 から こ の通知を受 けた後 、 ェティ タ 1 1 による操作画面上で、 S S D 4 2 に転送さ せた A Vデ一タを 集端末 4 1 に読み込む操作が行われる と、 ェ デイ タ 1 1 が 、 同 レ編集 ¾末 4 1 内の F S D 1 3 を介し、 S S D
4 2 に対して、 I F C 1 2から通知されたフ ァイル名を指定する。
S S D 4 2 は、 こ のフ ァイル名の指定に対し、 編集端末 4 1 内 の F S D 1 3 を介して、 そのファイルのハン ドル値 (システム内 でそのファイルに固有な値) をエディ タ 1 1 に返す。
エディ タ 1 1 は、 ハン ドル値が返される と、 F S D 1 3 を介し て、 そのファイル内のメ タデータを S S D 4 2から随時読み込み つつ、 そのフアイノレの う ちそのメ タデータ中の E O Dで示される 終端よ り も前の部分の AVデータを S S D 4 2から編集端末 4 1 に読み込む。 また、 そのメ タデータ中に書込み終了ビッ トが含ま れている と、 そのファイルに全ての AVデータが書き込まれたこ
とを知る とができる。
図 7は 、 編集端末での編集結果 (編集済み AVデータ) を A V サ一ノ^― 4 4に書き込む際の、図 5 のエディタ 1 1 , I F C 1 2,
F S D 1 3 , ゲ一 トウヱイ 3 2, F D L 3 1 による処理のシーケ ンスを示す o
図 6 のシーケンスで編集端末 4 1 に読み込まれた A Vデータが ェティ タ 1 1 による操作画面上で編集された後、 編集済みの A V 了 一タを A Vサ一バー 4 4に書き込ませる操作がこの操作画面上 で行われる と、 編集端末 4 1 内のエディ タ 1 1 が、 同じ編集端末
4 1 内の F S D 1 3 を介して、 その編集済み A Vデータを記録す るためのファィルを S S D 4 2内に作成させる。
S S D 4 2は 、 編集端末 4 1 内の F S D 1 3 を介して、 作成し たフ ァィルのノヽン ドル値(システム内でそのフ ァイルに固有な値) をェディタ 1 1 に返す。
ェディ タ 1 1 は、 ハン ドル値が返されると、 F S D 1 3 を介し て 、 S S D 4 2に対し、 その作成したフ ァイルへの編集済み A V 了 一タの書込みを開始させる。 そして、 同じ編集端末 4 1 内の I
F C 1 2 に 、 s S D 4 2内のそのフ アイノレの A Vデータの A Vサ
―パ一 4 4への転 要求を送る。
I F C 1 2は 、 この転送要求を受ける と、イーサネッ ト 4 5 (図
4 ) 経由で 、 ゲ一 トウヱイ端末 4 3内のゲー トウェイ 3 2に、 S
S D 4 2が作成したフ ァイルの A Vサーバー 4 4への保存要求を 送る o
ゲ一 ト クエイ端末 4 3内のゲー ト ウエイ 3 2は、 この保存要求 に基づき 、 A Vサーバー 4 4内のコ ン トローラに対し、 その編集 済み A Vテ一タを記録するためのフ ァイルを作成させる。 また、 ゲ一 卜 ゥェィ端末 4 3内の F D L 3 1 を介し、 S S D 4 2に対し て 、 編集済み A Vデータを記録するために作成したフ ァイルを指
定する。 そして、 保存要求を送った編集端末 4 1 内の I F C 1 2 に、 保存が開始された旨及び A Vサーバー 4 4に作成されたファ ィル名をイーサネッ ト 4 5経由で通知する。
編集端末 4 1 内の I F C 1 2は、 ゲー トウェイ端末 4 3内のゲ 一 トウヱイ 3 2から保存が開始された旨及ぴ AVサーバー 4 4に 作成されたファイル名が通知される と、 編集端末 4 1 内のエディ タ 1 1 に、 AVサーバーへの保存要求を受けた旨 (' Ο Κ') 及ぴ AVサーバー 4 4に作成されたファイル名を通知する。
編集端末 4 1 内のエディタ 1 1 は、 F S D 1 3 を介して、 S S D 4 2 に対し、 編集済みの AVデータをファイルに書き込ませつ つ、 そのファイルのメ タデータ記録用の領域に、 そのファイルの う ち A Vデータが記録された部分の終端を示す情報であるェン ド ' ォブ ' データ ( E O D) を記録させる。 そして、 編集済みの AVデータを全て書き込ませる と、 そのファイルのメ タデータ記 録用の領域に、 全ての AVデータを書き込んだこ とを示す書込み 終了ビッ トを記録する。(前述の編集済み AVデータの書込み開始 時からこの書込み終了ビッ トの記録時までが、 S S D 4 2のファ ィルに実際にデータが書き込まれている期間である。)
ゲー ト ウェイ端末 4 3 内のゲー ト ウェイ 3 2は、 編集端末 4 1 内の I F C 1 2に保存が開始された旨及び AVサーバー 4 4に作 成されたファイル名を通知した後、 F D L 3 1 を介して、 S S D 4 2に作成されたファイルのメ タデータを S S D 4 2から随時読 み込みつつ、 そのファイルのう ちメ タデータ中の E O Dで示され る終端よ り も前の部分の AVデータを S S D 4 2から読み込む。 そして、 読み込んだ AVデータを、 S D I での伝送用にフォーマ ッ ト変換した後、 AVサーバー 4 4の S D I入出力ポー トに入力 させて、 AVサーバー 4 4の作成されたファイルに書き込ませる。 そして、 ゲー トウェイ 3 2は、 S S D 4 2に作成されたフアイ
ルのメ タデータ と して書込み終了ビッ ト ¾" み込むと、 そのファ ィルのメ タデータ領域に転送済みビッ トを記録する。 そして、 A
Vサーバー 4 4のコン トローラに対して、 作成したファィルを閉 じさせる。 また、 F D L 3 1 を介して、 S S D 4 2にあフアイノレ を閉じさせる。
編集端末 4 1 内のエディタ 1 1 は 、 S S D 4 2に作成されたフ アイルのメ タデータ記録用の領域に書込み終了ビッ トを記録した 後、 そのフ ァイルのメタデータ領域から転送済みビッ 卜を tmみ込 むと、 F S D 1 3 を介して、 S S D 4 2にフ ァイルを閉じさせる。
S S D 4 2は、 ファイルを閉じる と 、 F S D 1 3 を介して 、 ファ ィルを閉じた旨 ( ' O K ' ) をエディタ 1 1 に通知する o
次に、 このニュース制作システムにおいて、 AVサ一パ — 4 4 に蓄積された素材を各編集端末 4 1 で編集する様子につレ、て説明 する。
各編集端末 4 1 のオペレータが、 エディ タ 1 1 による操作画面 上で、 それぞれ AVサーバー 4 4に蓄積されているファィル (例 えば或る取材現場のビデオ力メ ラから広域ネッ トヮークで放送局 に送られて AVサーバーに蓄積された AVデータ) を S S D 4 2 へ転送させる操作を行う と、その編集端末 4 1 内のエディタ 1 1, I F C 1 2及ぴゲー トウェイ端末 4 3 内のゲー ト ゥヱイ 3 2, F D L 3 1 によ り、 そのファイル内の AVデータが、 AVサーバー 4 4の共通の S D I入出力ポー トから出力されて S S D 4 2 に転 送 · 記録される (図 6 )。
続いて、 それらのオペレータが、 エディタ 1 1 による操作画面 上で、 それぞれ S S D 4 2に転送させた AVデータを編集端末 4 1 に読み込む操作を行う と、その編集端末 4 1 内のエディタ 1 1 , I F C 1 2 , F S D 1 3 によ り、 S S D 4 2 に転送 ' 記録された AVデータがその編集端末 4 1 に読み込まれる (図 6 )。
それらのオペレータが、 エディタ 1 1 による操作画面上で、 そ れぞれこの読み込んだ A Vデータを編集する操作 (カツ ト編集や タイ ムライ ン上での貼付け等) を行った後編集済み A Vデータを A Vサーバー 4 4に書き込ませる操作を行う と、 その編集端末 4 1 内のエディタ 1 1 , I F C 1 2 , F S D 1 3及ぴゲー ト ウェイ 端末 4 3内のゲー ト ウェイ 3 2 , F D L 3 1 によ り、 編集済み A
Vデ タが 、 その編集 4 1 から S S D 4 2に転送 • 記録され た後 、 S S D 4 2から A Vサ ―バ一 4 4 の共通の S D I入出力ポ 一トに入力して A Vサ一 Λ一 4 4に書き込まれる (図 7
のよ う に 、 この二ュ ·■ ~ス制作システムでは 、 A Vサ一パー 4
4内の R A I Dよ り も高速ァクセスが可能な S S D 4 2に接続さ れた 2台の編集端末 4 1 の各々 が 、 それぞれェテ ィタ 1 1及ぴ I
F C 1 2で A Vサーノ 一 4 4の共通の S D I入出カポ一卜力 ^ら S
S D 4 2への A Vデ一タの転送を要求した後 、 S S D 4 2 胃じ^ された A Vテ ―タをェディタ 1 1及び F S D 1 3 み込むこ と によ り 、 A Vサ一バ一 4 4からその編集端末 4 1 に A Vデータが 読み込まれる。
したがつて、 A Vサーバー 4 4が 1つの S D I入出力ポー トか ら S S D 4 2に A Vデータを転送するこ とによ り 、 S S D 4 2 を 介して 2台の編集端末 4 1 が同時並行的に A Vサ パ一 4 4力 ら
A Vテ一タ み込むことができる。 これによ り 、 A Vサーバー
4 4 の S D I入出力ポー ト の数よ り も多い台数 ( 1つの S D I入 出力ポ一 トめたり 2台) の編集端末が同時並行的に A Vサーバー
4 4から A Vデータを読み込む (すなわち A Vテ一タに蓄積され た A Vテ一タを参照する) ことができるよ う になつている。
また 、 例えば T C P / I Pプロ トコルのネク 卜 V一クインタフ ェ一スを有する A Vサーバーにおいて、 そのネク 卜 V一クインタ フェ一スからフアイル転送プロ トコル ( F T P ) によつて A Vデ
一タを転送させる とレヽ ぅ方法をとつた場合には、 ファィノレ力、完成 した後でなければそのフアイノレ内の A Vデータを再生できないと いう ファィル転送プロ トコルの性質上 、 外部から A Vサ一パーに
A V 一タを蓄積しながら同時にその A Vデ一タを A Vサーバー から再生させて(追いかけ再生して)転送させる - とができない。
二ュ ―ス番組では、 A Vサーバーに蓄積される素材を 、 オンェ ァ予定時刻までの限られた時間内に - 編集する とが要求される場 合が少なく ない。そう した場合に追いかけ再生ができないことは、 たいへん不便である。
れに対し、 S D I入出力ポ - トから AVデータを出力する(ネ ッ ワークイ ンタ フェースから フアイノレ転送プロ ト コルによって 送信するのではない) ので、 A Vサーバー 4 4から AVデータを 追いかけ再生させて編集端末 4 1で読み込むこ とができるよ う に なつている。
また、 S S D 4 2は AVサーパー 4 4内の R A I Dよ り も高速 ァクセス可能なので、 編集端末 2 (エディ タ 1 1及び F S D 1 3 ) が S S D 4 2から跳ぴ跳びのフレームの AVデータを読み込む際 の待ち時間は、 A Vサーバー 4 4から跳び跳びのフ レームの A V 了一タを読み込む際の待ち時間よ り も短く なつている。
また、 ゲー トウエイ端末 4 3 (ゲー トウェイ 3 2 ) は、 S S D
4 2が AVデータを記録するフアイルのメ タデータ領域に、 その ファィルのう ち AVデータを記録済みの部分を示す情報であるェ ン • ォブ · データ ( E O D ) を記録させ、 各編集端末 4 1 (ェ τィ タ 1 1 ) は、 こ の E O Dに基づいてそのフ アイノレの う ち AV ァ一タを記録済みの部分から A Vデータを読み込むよ う になって いるので、 S S D 4 2がフアイルに A Vデータを記録している途 中に編集端末 4 1 が S S D 4 2からその AVデータを読み込む場 合にも、 そのフ ァ イルのう ちまだ A Vデータが記録されていない
部分を編集端末 4 1 が読み超してしま う という よ うな事態を防止 するこ ともでさるよ う になっている。
最後に、 図 8 はヽ * ~のニュース制作システムにおける 、 編集端 末 4 1 • S S D 4 2 · ゲ一トウエイ端末 4 3間の接続の変更例を 示す。
このう ち、 図 8 Aの例では、 S S D 4 2が有する 4つのフアイ パーチヤンネルのポー 卜を全て使用して 、 S S D 4 2に 3台の編 果端末 4 1 を接 してレ、る。 この例では 、 A Vサーノ ― 4 4 の 1 つの S D I入出力ポー 卜にっき 3台の編集端末 4 1 が同時並行的 に A Vサーバ一 4 4から A Vデータを読み込むこ とができる。
図 8 Bの例では 、 複数台の編集端末 4 1 · S S D 4 2を 1対 1 に T Ji、させて接 すると と もに、 各 s S D 4 2をゲ一トウェイ端 末 4 3にカスケ一ド状に接 iiicし いる。 この例では 、 A Vサーバ
— 4 4の 1つの S D I入出力ポー トにつきこれら複数 の編集端 末 4 1が同時並行的に A Vサーバー 4 4から A Vデ一タ SJCみ込 むことができる
図 8 Cの例では 、 複数台の編集端末 4 1 · S S D 4 2を 1対 1 に対応させて接続すると と もに、 各 S S D 4 2を F C (フ ァイバ 一チヤンネル ) スィ ッチ 4 6を介してゲ一トウエイ i¾S末 4 3に接
の例であ 、 A Vサーバー 4 4 の 1 つの S D I 入出 力ポー トにつ - さ れら複数台の編集端末 4 1が同時並行的に A V サーバ - 4 4から A V τータを読み込むこ とができ
このよ う に · - の二ュ一ス制作システムでは、 ゲ一トウェイ端 末 4 3 • S S D 4 2 · 編集端末 4 1 間の A Vデータの送受信がフ アイパ一チヤンネルによつて行われるので、 図 8の各例のよ う に フ アイパーチャ ンネルの特性を生かしたネ ッ ト ヮーク接続を行う こ とによ り、 A Vサーバ一 4 4の 1つの S D I入出カポー トにつ さよ り一層多い台数の編集端末 4 1 が同時並行的に A Vサーバー
4 4から AVデータを読み込むこ とができるよ う になる
なお 、 以上の例では、 S D I ポー トを有する AVサ一ノ 一を、 本発明による AVデータの読込み対象にしている。 しかし 、 これ に限らず、 S D I 以外の同期系入出力ポー トを有する A Vサーバ 一を、 本発明による AVデータの読込み対象にしてもよい
また 、 以上の例では、 ニュース制作システムに本発明を適用し ている 。 しかし、 これに限らず、 A Vサーバーから編集端末に A
Vデータを読み込む必要の或る適宜のシステム (例えば 、 ニュ 1 ~ ス以外の番組の制作システムや、 C Mの制作システムや 、 映画の 制作システム) にも本発明を適用してよい。
〔スパース機能を有する S S Dを用いる例〕
次に 、 以上の各例のシステムで用いるのに適した S S D (及び それに対応した編集端末の処理) のさ らに具体的な一例について 説明す
この例では、 S S D (図 1 のシステムでは S S D 4 ( 1 ) 〜 4
(N)、 図 4のシステムでは S S D 4 2 ) と して、 記録媒体と して
6 4ギガバイ ト の容量のソ リ ッ ドステー ト メ モ リ ( SDRAM ) を 搭載する と と もに、 N T F S 5 フ ァ イルシステム ( Windows X Pや Windows 2000 (Γ Windows] は登録商標) にサポー トされ ているフ ァイルシステム) に相当するフ ァイルシステムを搭載し たス ト レージシステムを用いる。
N T F S 5 フ アイルシステムではスパース (sparse) 機能を使 用可能であり 、 S S Dに搭載したフ ァイルシステムも このスパー ス機能を使用可能なものである。 こ の機能によって作成したスパ ースファイルは、 ファイル全体のう ち実際に使用しているブロ ッ ク (実データが存在している部分) の容量のみを消費する。
また、 こ の例では、 編集端末 (図 1 のシステムでは編集端末 3 ( 1 ) 〜 3 (N)、 図 4のシステムでは編集端末 4 1 ) に、 図 9〜
図 1 1 に示すよ う な素材管理ソフ ト ウェアをイ ンス トールする。 この う ち図 9 の処理は、 編集端末で編集対象の A Vデータが指 定されたこ とや、 編集端末での編集中にタイムライ ン上で AVデ ータがアクセス されたこ とに基づき、 ファイバーチャンネル経由 で S S Dを制御する処理である。
こ の処理は、 編集端末で新たに編集対象の A Vデータが指定さ れる毎にスター ト し、 最初に、 S S Dに、 空のフ ァイルを作成さ せる と と もに、 指定された編集対象の A Vデータのデータ量と等 しい量のスパース領域をそのファイルに作成させる (ステップ S 1 )。
続いて、 S S Dに現在空き容量が存在するか否かを判断する(ス テツプ S 2 )。 ノーであればステップ S 2 を繰り返し、 イエスにな る と、 A Vサーバー (図 1 のシステムでは A Vサーバー 1 、 図 4 のシステムでは AVサーバー 4 4 ) からゲー ト ウェイ端末 (図 1 のシステムではゲー ト ウェイ端末 5 、 図 4 のシステムではゲー ト ウェイ端末 4 3 ) 経由で送信されるその指定された編集対象の A Vデータを、 S S D内のこのファイルに先頭から書き込ませる(ス テツプ S 3 )。
続いて、 S S Dに空き容量がなく なつたか否かの判断 (ステツ プ S 4 ) と、 タイムライ ン上で S S D内のこのファイルのスパー ス領域するフ レーム ( A Vデータをまだ S S Dに書き込んでいな いフ レーム) がアクセスされたか否かの判断(ステップ S 5 ) と、 S S D内のこのファイルの末尾まで AVデータの書込みを完了 し たか否かの判断 (ステップ S 6 ) と を、 いずれかのステップでィ エスになるまで繰り返す。
ステップ S 4でイエスになる と、 S S D内のこのフアイ /レへの A Vデータの書込みを一時停止させる (ステップ S 7 )。 そして、 S S Dに再び空き容量が生じたか否かの判断 (ステップ S 8 ) を
イエスになるまで繰り返し、 イエスになる と、 S S D内のこのフ アイルへの A Vデータの書込みを再開させて (ステップ S 9 )、 ス テツプ S 4 に戻る。
ステップ S 5 でイエスになる と、 S S D内のこのフアイノレへの AVデータの書込み位置を、 タイムライ ン上でアクセス されたフ レームするスパース領域の部分に変更させる (ステ ップ S 1 0 )。 そしてステップ S 4 に戻る。 また、 ステップ S 6 でイエスになる と、 処理を終了する。
図 1 0 の処理は、 編集端末で編集対象の AVデータが指定され たこ とや、 編集端末での編集中にタイムライ ン上で A Vデータが アクセス されたこ とに基づき、 AVサーバーを制御する処理 (図 1や図 4 のシステムでは A Vサーバーの制御は制御ゲー ト ウェイ 端末を介して行われる) である。
こ の処理は、 図 9 の処理と同じく 、 編集端末で新たに編集対象 の A Vデータが指定される毎にスター ト し、 最初に、 S S Dに現 在空き容量が存在するか否かを判断する (ステップ S 1 1 )。 ノー であればステップ S 1 1 を繰り返し、 イエスになる と、 ゲー ト ゥ ヱイ端末を介し、 AVサーバーに、 その指定された編集対象の A Vデータを R A I Dから再生させて S S Dに送信させる (ステツ プ S 1 2 )。
続いて、 s S Dに き容量がなく なつたか否かの判断 (ステッ プ S 1 3 ) と 、 タィムライ ン上でまだ A Vサーバーから A Vデー タを再生してレ、ないフレーム (すなわち 、 図 9 の処理によ り その 編集対象の A Vァ一タを書き込んでいる S S D内のフ アイノレのス パース領域するフ レ一ム) がアクセスされたか否かの判断 (ステ ップ S 1 4 ) とヽ その編集対象の A Vデータの末尾まで再生を完 了したか否かの判断 (ステツプ S 1 5 ) と を、 いずれかのステツ プでイエスになるまで繰り返す。
ステップ S 1 3でイエスになる と、 AVサーバーでの AVデー タの再生を一時停止させる (ステップ S 1 6 )。 そして、 S S Dに 再び空き容量が生じたか否かの判断 (ステップ S 1 7 ) をイエス になるまで繰り返し、 イエスになる と、 AVサーバーでの AVデ ータの再生を再開させて (ステップ S 1 8 )、 ステップ S 1 3 に戻 る。
ステップ S 1 4でイエスになる と、 A Vサーバーに、 タイムラ イ ン上でアクセス されたフ レーム以降の AVデータを再生させる (ステップ S 1 9 )。 そ してステップ S 1 3 に戻る。 また、 ステツ 。 プ S 1 5でイエスになる と、 処理を終了する。
図 1 1 の処理は、 編集端末での編集中にタイムライ ン上で編集 対象の A Vデータの う ち編集に必要な範囲が I N点及び O U T点 によって決定されたこ とや、 編集が終了したこ と によ り編集端末 で編集結果を A Vサーバーに登録する操作が行われたこ とに基づ き、 フ ァイバーチャ ンネル経由で S S Dを制御した り AVサーバ 一を制御する処理である。
この処理では、 既に編集端末で指定された 1または複数種類の 編集対象の AVデータの う ちのいずれかの AVデータについて、 タイムライ ン上で編集に必要な範囲が I N点及び O U T点によつ て決定されたか否かの判断 (ステップ S 2 1 ) と、 編集端末で編 集結果を A Vサーバーに登録する操作が行われたか否かの判断 (ステップ S 2 2 ) とを、 いずれかのステップでイエスになるま で繰り返す。
ステップ S 2 1 でイエスになる と、 S S Dを制御して、 その A Vデータを書き込んだファイルの う ち、 その I N点から O U T点 までの範囲以外の AVデータ (編集に必要ない AVデータ) を書 き込んだ部分をスパース領域にさせる (ステップ S 2 3 )。 そして ステップ S 2 1 に戻る。
ステップ S 2 2でイエスになると、 その編集結果を、 AVサー パーに送信して記憶させる (ステップ S 2 4 )。 そして、 S S Dを 制御して、その A Vデータを書き込んだファイルを消去させる(ス テツプ S 2 5 )。 そしてステップ S 2 1 に^る。
次に、 このよ う な S S Dを用いたシステムにおいて、 AVサー バーに蓄積された AVデータを編集端末で編集する様子について 説明する。
編集端末を操作するオペレータは、 AVサーバーに蓄積された 多数の種類の AVデータ (例えば多数の取材現場から送られて A Vサーバーに蓄積された AVデータ) を順次編集しょ う とする場 合、 まず、 編集端末で、 表示される AVデータのリ ス トの一覧の 中から、 それらの多数の種類の AVデータを全て編集対象の AV データと して指定する。
すると、 編集端末内の素材管理ソフ トウェアの図 9の処理のス テツプ S 1 によ り、 それらの多数種類の AVデータについて、 そ の AVデータのデータ量と等しい量のスパース領域を有する空の ファイルがそれぞれ S S Dに作成される。
図 1 2は、 一例と して、 1 0種類の ¥データ 1 0 1〜 1 1 0 が編集対象と して指定されたこ とによ り、 各 AVデータ 1 0 1 〜 1 1 0についてそれぞれファイル 1 0 1〜 1 1 0力 S S S Dに作成 された状態を示している。
この時点では、 ファイル 1 0 1〜 1 1 0の論理サイズの総和は AVデータ 1 0 1 〜 1 1 0のデータ量の総和と等しく なる (例え ば各 A Vデータ 1 0 1 〜 1 1 0のデータ量がそれぞれ 2 0ギガバ ィ トであれば論理サイズの総和は 2 0 0ギガバイ トになる) が、 ファイル 1 0 1〜 1 1 0の物理サイズの総和はゼロなので、 ファ ィル 1 0 1〜 1 1 0 を全て S S D内に存在させることができる。 続いて、 編集端末で指定されたそれらの多数の種類の AVデー
タが、 素材管理ソフ ト ウヱァの図 1 0の処理のステップ S 1 1〜 S 1 2及ぴ図 9の処理のステップ S 2〜S 3 によ り 、 順次 AVサ 一パーで再生されてグー ト ウエイ端末経由で S S Dに送信され、 S S D内の対応するファイルに書き込まれる。
図 1 3は、 図 9 の処理のステップ S 1 によって S S Dに作成さ れたファイルの う ちのいずれか 1つのファイルに着目 して、 その フ ァイルの作成以降の状態変化の一例を示す図である。
同図において、状態 Aが、 フ ァイルが作成された時点の状態 (フ アイル全体がスパース領域になっている状態)である。状態 Bが、 図 1 0の処理のステップ S 1 1〜S 1 2及ぴ図 9の処理のステツ プ S 2〜S 3 によって AVデータが書き込まれている状態である。 編集端末のオペレータが、 この状態 Bになった時点以降、 タイ ムライ ン上で、 S S D内のこのフ ァイルに AVデータ を書込み済 みのフ レームにアクセスする と、 そのフ レーム以降の AVデータ が S S Dから編集端末に読み出される。 したがって、 オペレータ は、 そのフ レームから A Vデータを参照して、 編集を開始するこ とができる。
状態 Cは、 S S D内のこのファイルの末尾まで AVデータの書 込みが完了した (すなわち或る編集対象の AVデータが全て AV サーバーから S S Dにコ ピーされた) 状態を示す。 編集端末のォ ペレータは、 この状態 Cになる と、 編集対象の A Vデータを最後 のフ レームまで参照する こ と ができ る。
そして、 オペレータが、 タイムライ ン上で編集に必要な範囲を I N点及び O U T点によって決定する と、 素材管理ソ フ ト ウェア の図 1 1 の処理のステップ S 2 1, S 2 3 によ り 、 図 1 3 に状態 D と して示すよ う に、 S S D内のこのフ ァ イルの う ち、 決定され た I N点から O U T点までの範囲以外の A Vデータ (編集に必要 ない A Vデータ) を書き込んだ部分がスパース領域にされる。
これによ り 、 S S Dの空き容量が、 このス ノ 一ス領域分だけ自 動的且つ速やかに増加する。
その後 、 オペレータが、 タイムラィ ン上で貼付けを行う こ と に つて編集を終え、 編集結果を登録する操作を行う と、 素材管理 ソフ 卜 クエアの図 1 1 の処理のステップ S 2 2, S 2 4〜 S 2 5 によ り ヽ 編集結果が A Vサーバ一に登録される と と もに、 図 1 3 に状態 E と して示すよ う に、 S S D内のこのファィルが消去され るので 、 S S Dの空き容量がさ らに増加する。
状態 Bにおいて、 S S D内のこのフアイルの物理サイズ (この ファィルに書き込まれた A Vデ一タのデータ量) と、 S S D内の 先に A Vデータの書 αΔみ ¾: 了したフアイルの物理サイズ (それ らのファィルに書き込まれた A Vデ一タのデータ量) との総和が
S S Dの容量に達する と、 素材管理ソフ ト ウエアの図 1 0 の処理 のステクプ S 1 3, S 1 6及び図 9 の処理のステップ S 4, S 7 によ り ヽ S S D内のこのフアイルへの A Vデータの書き込みがー 時停止される。
しかし 、 この先に書込みを完了したフアイ /レの A Vデータにつ いてオペレータがタイムライ ン上で編集に必要な範囲を I N点及 び O U T点によって決定する と、 この先に書込みを完了したファ ィルの う ち決定された I N点から O U T点までの範囲以外の A V データを書き込んだ部分がスパース領域にされる (図 1 1 の処理 のステップ S 2 1 , S 2 3 ) こ とによ り 、 S S Dの空き容量がこ のスパース領域分だけ自動的且つ速やかに増加する。
したがって、 図 1 0 の処理のステップ S 1 6 , 図 9 の処理のス テツプ S 7から速やかに図 1 0 の処理のステップ S 1 7〜S 1 8 図 9 の処理のステップ S 8〜S 9 に進んで、 S S D内のこのファ ィルへの A Vデータの書き込みが再開される。
図 1 4 は、 図 9 の処理のステップ S 1 によって S S Dに作成さ
れたファィルのう ちのいずれか 1 つのフアイルに着巨 して、 その フアイルの作成以降の状態変化の別の一例を示す図である
同図におレ、て、 状態 A , B , E , Fは 、 それぞれ図 1 3の例の 状態 A , B D, Eに相当する状態である。
図 1 4 の状態 Bにおいて、 S S D内のフアイノレに先頭フ レーム からフ レ―ム F 1 まで A Vデータが さ込まれた後 編 端末の 才ぺレータが、 フ レーム F 1 力、らフ レーム F 2 の手前のフ レーム までの部分の A Vデータは編集に不要なこ とがわかっているので、 タイ ムライ ン上でフ レーム F 2 ( S S D内のフ ァ イルに AVデー タがまだ書き込まれていないフ レーム) にアクセスする と、 図 1 0の処理のステップ S 1 4及ぴ S 1 9, 図 9 の処理のステップ S 5及び S 1 0によ り 、 フ レーム F 1 からフ レーム F 2の直前のフ レームまでの部分を跳ばしてフ レーム F 2以降の AVデータが A Vサーバーから再生され、 s S D内のファイルへの AVデータの 書込み位置がフ レーム F 2するスパース領域の部分に変更される。
図 1 4 の状態 Cは、 このよ う に S S D内のファイルへの AVデ ータ の書込み位置が変更された状態を示す。 これによ り 、 フ レー ム F 2以降の AVデータが優先して S S Dから編集端末に読み出 されるので、 オペレータは、 速やかにフ レーム F 2以降の AVデ ータを参照して編集を行う こ とができる。
図 1 4 の状態 Dは、 このよ う に書込み位置が変更された後、 S S D内のこのフ ァイルの末尾まで AVデータの書込みが完了 した 状態を示す。
以上のよ う に、 この S S Dを用いれば、 AVサーバーに蓄積さ れた AVデータの う ち編集端末で指定された各種類の AVデータ がそれぞれスパースファイルと してコ ピーされるので、 A Vサー バーに蓄積された AVデータの う ち編集対象の多数種類の A Vデ ータを、 少ない容量の S S Dにコ ピーするこ とができ る。
また、 こ のコピーの途中で S S Dに空き容量がな < なつても、 スパ—ス フアイルのう ち編集に必要ない A Vデータを き込んだ 部分がスパース領域にされる とによ り 、 S S Dの空さ容量が自 動的且つ速やかに増加してコピ一が再開されな。
これによ り、 A Vサーバーに蓄積された多数種類の編集対象の
A Vデータを、 少ない容量の S S Dにコピ ~し 編 m末で効率 的に編集することができる。
さ らに、 図 1 4に状態 C と して例示したよ うに、 輸集端末のォ ぺレータが、 編集対象の A Vデータ (例えば或る取材現場のビデ ォカメ ラから広域ネッ トワークで放送局に送られて A Vサ に蓄積された A Vデータ) のう ちの特定の部分の A V丁 タが編 集に必要であるこ とが予めわかっている場合に、 S S D内のファ ィノレのスパース領域のう ちその A Vァータが書き込まれる部分を
·- ァクセスする操作を行う と、 編集対象の A Vデータの ちその必 要な部分の A Vデータが優先して S S Dにコピーされる
したがって、 編集に必要な部分を速やかに S S Dに ピーして
S S Dから編集端末に読み出すことができるので、 ―層効率的に 編集を行う こ とができる。
なお、 この例では、 タイムライン上で S S D内のファィルに A
Vデータがまだ書き込まれていないフ レームにァクセスする と、 そのフレーム以降の A Vデータが優先して S S D内のフアイルに 末尾まで書き込まれるよ う にしている (図 1 0の処理のステップ
S 1 4及び 3 1 9, 図 9の処理のステツプ S 5及ぴ S 1 0, 図 1
4の状態 C D )。 しかし、 別の例と して、 タイムラィン上で S S
D内のファイルに A Vデータがまだ書き込まれていなレ、 2つのフ レーム (開始フ レーム及び終了フ レーム) にァクセスする こ と に よ り、 その開始フ レームから終了フレームまでの A Vデ タが優 先して S S D内のファイルに書き込まれるよ う にして よい。
また、 この例では、 編集端末そのものに素材管理ソフ トウェア をイ ンス トールしている。 しかし、 別の例と して、 編集端末とは 別のコンピュータに素材管理ソフ ト ウエアをインス トールし、 編 集端末の操作に基づいて編集端末からそのコンピュータに図 9 〜 図 1 1 の処理を要求するよ う にしてもよい。
それによ り、 A Vサーバーから S S Dに AVデータをコピーす るための処理は全てその別のコンピュータのほうで行われるので、 編集端末の負荷が軽減されるよ う になる。
〔アクセス制御機能を有する S S Dを用いる例〕
次に、 図 4の例のよ う に 1台の S Dに複数台の編集端末を接続 するシステムで用いるのに適した S S D (及びそれに対応した編 集端末の処理) のさ らに具体的な別の例について説明する。
図 1 5 は、 そう した S S Dの構成例を示すブロ ック図である。 この S S D 8 1 には、 n個 ( 4個以上) のファイバーチャンネル の入出力イ ンタフェース 8 2 ( 1 ) 〜 8 2 ( n ) が設けられてい る。 したがって、 この S S D 8 1 は、 n台のコンピュータ 8 0 ( 1 ) 〜 8 0 ( n ) を、 それぞれ入出力イ ンタフェース 8 2 ( 1 ) 〜 8 2 ( n ) に接続させるこ とが可能になっている。
また、 S S D 8 1 には、 各入出力インタフェース 8 2 ( 1 ) 〜 8 2 ( n ) に 1対 1 に対応した C P U 8 3 ( 1 ) 〜 8 3 ( n ) と、 半導体メモリ制御用の C P U 8 4 と、 半導体メモリ 8 5 (例えば 数十ギガバイ トの容量の S D R AM) とが設けられている。
各 C P U 8 3 ( 1 ) 〜 8 3 ( n ) (以下単に C P U 8 3 と表記す る) は、 図 1 6 に示すよ うな処理を実行する。 この処理では、 最 初に、 対応する入出力イ ンタフェース 8 2 ( 1 ) 〜 8 2 ( n ) (以 下単に入出力イ ンタフェース 8 2 と表記する) に、 データサイズ に応じた論理ア ドレス (例えば、 データサイズが p メガバイ トで あればァ ドレス 0〜 p ) を指定したファイルの保存要求が入力し
たか否かの判断 (ステップ S I ) と、 入出力イ ンタフェース 8 2 にフ ァイルの読出し要求が入力したか否かの判断(ステップ S 2 ) と、 入出力イ ンタフェース 8 2 にフ ァイルの削除要求が入力 した か否かの判断 (ステップ S 3 ) と を、 いずれかのステップでイエ スになるまで繰り返す。
ステップ S 1 でイエスになる と、 半導体メモリ 8 5 の制御用 C P Uである C P U 8 4 にそのデータサイズを通知し、 そのデータ サイズに応じた半導体メ モ リ 8 5 の空き領域の検索を C P U 8 4 に要求する (ステップ S 4 )。
C P U 8 4 は、 この要求がある と、 半導体メ モ リ 8 5 の未使用 の記憶領域の中から、そのデータサイズに応じた領域を検索する。 例えば、 図 1 7 に示すよ う に、 半導体メモリ 8 5 の記憶領域の う ち、 ア ドレス 0〜 x, ア ドレス ( x + 1 ) 〜 ( x + y ) の領域に それぞれフ ァイルのデータが記憶されており 、 ア ドレス ( x + y + 1 ) 以降の領域が未使用であれば、 このア ドレス ( x + y + 1 ) 以降の領域の中から、 データサイズに応じた領域を検索するこ と になる。
続いて、 C P U 8 4 がそのデータサイズに応じた空き領域をみ つけたか否かを判断する (ステ ップ S 5 )。 イエスであれば、 入出 力イ ンタフェース 8 2 を介して、 その保存要求の送信元のコ ンビ ユ ータ (例えば C P U 8 3 ( 1 ) にと つては、 入出力ィ ンタフエ ース 8 2 ( 1 ) に接続されたコ ンピュータであり 、 図 1 5 の例で はコ ンピュータ 8 0 ( 1 )) に、 保存要求をしたフ ァイルのデータ の送信を要求する (ステ ップ S 6 )。
続いて、 入出力イ ンタフヱース 8 2 を介して受信したこ のファ ィルのデータを C P U 8 4 に送る と と もに、 ステップ S 5 でみつ かった半導体メモリ 8 5 の空き領域へのこのデータの書込みを C P U 8 4に要求する (ステ ップ S 7 )。
続いて、 半導体メ モ リ 8 5 のこ の空き領域のア ドレスを、 こ の ファイルと対応させて記憶する (ステップ S 8 )。 そ して、 入出力 イ ンタ フェース 8 2 を介して、 保存要求の送信元のコ ンピュータ に、 保存が完了したこ と を通知し (ステップ S 9 )、 ステップ S 1 に戻る。
ステップ S 5でノーであった場合 (空き領域がみっからなかつ た場合) は、 ファイル保存要求の送信元のコ ンピュータに、 デー タの書き込みができないこ と を通知し (ステップ S 1 0 )、 ステツ プ S 1 に戻る。
ステップ S 2でイエスになる と、 読出し要求のあったファイル に対応する半導体メ モ リ 8 5 のア ド レス (そのフ ァイルの保存時 にステップ S 8 で記憶したア ドレス) を指定して、 半導体メモリ 8 5 のそのア ドレスの領域からのデータの読出しを C P U 8 4 に 要求する (ステ ップ S 1 1 )。
そして、 C P U 8 4 によって半導体メモリ 8 5 から読み出され たデータを、 入出力イ ンタ フェース 8 2 を介して、 その読出し要 求の送信元のコンピュータに送信し (ステップ S 1 2 )、 ステップ S 1 に戻る。
スァシプ S 3 でィェスになる と、 削除要求のあったフ ァイルに 対応する半導体メモ リ 8 5 のァ ドレス (そのファイルの保存時に ステップ S 8で記憶したァ ドレス) を指定して、 半導体メモ リ 8
5 のそのァ ド、レスの領域のデータの消去を C P U 8 4 に要求する
(ステップ S 1 3 )。
そして 、 テ一タが消去される と、 入出力イ ンタフェース 8 2 を 介してゝ その削除要求の送信元のコンピュータに、 削除が完了 し たこ とを通知し (ステップ S 1 4 )、 ステ ップ S 1 に戻る。
の S S D 8 1 では 、 半導体メ モ リ 8 5 の物理的ァ ドレス を直 接指定したァクセス要求ではなく 、 論理ァ ドレスを指定したァク
セス要求が複数の入出力イ ンタフェース 8 2 ( 1 ) 〜 8 2 ( n ) の う ちのいずれかに入力される と、 C P U 8 3 ( 1 ) 〜 8 3 ( n ) のう ちその入出力イ ンタフェースに対応して設けられた C P Uに よ り 、 その論理ァ ドレスが半導体メモリ 8 5の物理的ア ドレスに 変換され、 C P U 8 4 を介して半導体メモリ 8 5のこの変換した 物理的ァ ドレスの領域にアクセスされる。
したがって、 入出力インタフェース 8 2 ( 1 ) 〜 8 2 ( n ) に、 図 1 5 に例示したよ う にそれぞれ別々のコンピュータ 8 0 ( 1 ) 〜 8 0 ( n ) を接続し、 各コンピュータ 8 0 ( 1 ) 〜 8 0 ( n ) からそれぞれ論理ァ ドレスを指定したアクセス要求を行わせるこ とによ り、 それらの論理ア ドレスを半導体メモリ 8 5の互いに重 複しない領域の物理的ア ドレスに変換してデータの書き込みを行 う こ とができるので、 データの破壌を防止するこ とができる。 このよ う に、 この S S D 8 1 は、 複数台のコンピュータを接続 しても、 それらのコンピュータの S S D 8 1へのアクセスを制御 するコンピュータを設けることなく 、 データの破壌を防止するこ とができる。
続いて、 図 4のシステムの S S D 4 2 と してこの S S D 8 1 を 用いる (各編集端末 4 1, ゲー ト ゥヱイ端末 4 3 を S S D 8 1 の 別々の入出力インタフェース 8 2に接続する) 場合に、 編集端末 やゲー トウェイ端末に実行させる処理について説明する。
まず、 いずれかの編集端末からゲー トウェイ端末に、 編集しよ う とする AVデータファイルの S S D 8 1への転送要求がイーサ ネッ ト (図 4のイーサネッ ト 4 5 ) 経由で送られると、 ゲー トゥ エイ端末は、 AVサーバー (図 4の AVサーバー 4 4 ) から、 そ のファイルの AVデータをゲー I、ウェイ端末に送信させる。 そし て、 その AVデータのデータサイズに応じた論理ア ドレス (例え ば、 データサイズが p メガバイ トであればア ドレス 0〜! 3 ) を指
定したファイルの保存要求を、 ゲー トウエイ端末が接続されてい る S S D 8 1 の入出力イ ンタフェース 8 2に送る。
S S D 8 1 では、 この保存要求に基づき、 その入出力イ ンタフ エース 8 2に対応して設けられた C P U 8 3 によ り、 図 1 6 の処 理のステップ S l, S 4〜 S 5が実行される。 そして、 そのデー タサイズに応じた空き領域があれば、 ゲー トウェイ端末に、 保存 要求をしたファイルのデータの送信が要求される(ステップ S 5, S 6 )。
ゲー ト ウェイ端末は、 この要求に基づき、 A Vサーバーから送 られた AVデータを、 3 30 8 1 の入出カィ ンタフヱース 8 2に 送る。 S S D 8 1 では、 その入出力インタフェース 8 2に対応す る C P U 8 3 によ り 、 その AVデータが半導体メモリ 8 5 に書き 込まれ、保存が完了したこ とがゲー トウェイ端末に通知される(図 1 6のステップ S 7〜S 9 )。 これによ り、 オペレータが指示した A Vデータファイルが、 A Vサーバーから S S D 8 1 に転送され る。
続いて、 その編集端末で、 3 30 8 1 内の ¥データを読み出 す操作が行われる と、 その編集端末が、 そのファイルの読出し要 求を、 その編集端末が接続されている S S D 8 1 の入出力イ ンタ フェース 2に送る。
S S D 8 1では、 この読出し要求に基づき、 その入出力インタ フェース 8 2に対応して設けられた C P U 8 3 によ り 、 図 1 6 の 処理のステップ S 2 , S 1 1〜 S 1 2が実行される。これによ り 、 S S D 8 1からその編集端末に A Vデータが送られるので、 その 編集端末でその AVデータを参照して編集することができる。
その後、 その編集端末で、 編集済みの A Vデータを S S D 8 1 に書き込む操作が行われる と、 その編集端末は、 その編集済み A Vデータのデータサイズに応じた論理ア ドレスを指定したフアイ
ルの保存要求を、 S S D 8 1 の入出力インタフェース 8 2に送る。 S S D 8 1 では、 こ の保存要求に基づき、 その入出力ィンタフ エース 8 2 に対応して設けられた C P U 8 3 によ り、 図 1 6 の処 理のステ ップ S l, S 4〜S 5 が実行される。 そ して、 そのデー タサイズに応じた空き領域があれば、 その編集端末に、 保存要求 をしたファイルのデータの送信が要求される (ステップ S 5, S 6 )。
その編集端末は、 この要求に基づき、 編集済み A Vデータを S S D 8 1 の入出力イ ンタ フェース 8 2に送る。 S S D 8 1では、 その入出力イ ンタ フェース 8 2に対応して設けられ'た C P U 3 に よ り、その編集済み A Vデータが半導体メモリ 8 5 に書き込まれ、 保存が完了したこ とがその編集端末に通知される (図 1 6 のステ ップ S 7〜 S 9 )。 これによ り、 編集済み AVデータが S S D 8 1 に書き込まれる。
このよ う に、 S S D 8 1 に接続されたゲー ト ゥヱイ端末, 各編 集端末からのそれぞれ論理ア ドレスを指定したアクセス要求に基 づき、 S S D 8 1 がそれらの論理ア ドレスを半導体メモリ 8 5の 互いに重複しない領域の物理的ア ドレスに変換してデータの書き 込みを行う こ とによ り、 ゲー トウェイ端末, 各編集端末の S S D 8 1へのアクセスを制御するコ ンピュータを設けるこ となく 、 デ 一タの破壌を防止するこ とができる。
これによ り、 システムの大型化 · 複雑化を招く ことなく、 各編 集端末で迅速に A Vデータを参照して編集を行う こ とができる。
さ らに、 ゲー トウェイ端末, 各編集端末から S S D 8 1 の各入 出力イ ンタ フェース 8 2に入力されるアクセス要求に基づく処理 がそれぞれ別々の C P U 8 3で同時並行的に行われるので、 ゲー トウヱイ端末, 各編集端末からのア ク セス要求に基づく S S D 8 1 でのデータ の読み書きが一層短時間で行われ、 その結果一層迅
速に編集を行う こ とができる